寒いですね。今朝、車の温度計は-5度。降りしきる雪の中、出勤。 雪道での歩き方のコツ、運転のコツなどを。
雪の種類を見定める。
雪が降るのがなぜ困るのか。
- 単に寒いのが辛い
- 公共交通機関が止まったり遅れたりする
- 視界がさえぎられる
- 歩きにくい・運転しにくい
- 雪で靴や服や車が濡れる、地域によっては家が壊れる
などがあります。
大物(寒いのキライ、公共交通、豪雪地帯の屋根の雪おろし)は置いといて、それ以外。 自分の身の回りで気を付けるしかない部分。について、整理しておくべきなのは
雪が種類がある。
サラサラした雪。
べったり重い雪。
中間の雪。
(雪かきはラッセルタイプがおすすめです。雪を押して雪かきできる。)
【Astage(アステージ) 雪かき用 ラッセル パイプ柄 オレンジ】
サラサラした雪
厳寒の時期に降る。分厚いコートを着ても寒さはしみとおる。雪はしっかり凍っているので、風に舞う。または音もなくつもる。服に付いた雪は振り払えば落ちる。積もった雪は見た目よりも軽く、降りたてであれば、誰も歩いていないのであればアスピリンスノーがさらさらまとわりつき、足元は結局体温で濡れてしまうが、わりと滑らない。車の轍がないのであれば、タイヤ高を超える積雪量であれば論外ですが、わりとスムーズに走れます。雪かきもしやすい。
半面、踏み固められてしまうとスケートリンク並みにカチンコチンのアイスバーンになってしまう。 降っている最中のお出かけや運転は、少なくても雪に足やハンドルを取られることはまずない。
ただし、サラサラ雪が降った次の日からはアイスバーン。歩行者は滑らないように。車は轍にハンドルを取られないように、スリップしないように、要注意。
べったり重い雪
雨並みのスピードで空から降りてくる雪。気温は高め。降り始めは地面でとけてしまうため、路面はぬかるみ、泥交じり。見た目の色は汚く、車の汚れはこの雪が一番タチが悪い。傘をさして歩けば積もった雪で傘がずっしり重くなり、服に雪がつくそばからじんわり濡れていく。運が悪いと通り過ぎる車のビシャー!!!の泥ハネを浴びてしまう。雨の時と大差ない雪とみてもよろしいかと。
このタイプの雪は積雪量が増えれば、雪はかき氷状態となり、雪だと思って足を進めるとズボっとはまり雪の下水たまり状態で靴がびしょびしょ。また雪かきするほどの量は降らないイメージ。雪かき用シャベル、シャベルで雪を路肩なり道路(車に轢いて溶かしてもらう♪)に寄せれば済む。
そして次の日の朝、かき氷に足跡状態で道が凍り、最もダイナミックな、歩きにくい形!?で歩道が凍結するのがこのタイプ。ジャリジャリ踏みしめながら凸凹に注意して歩かねばなりません。車道は轍には雪は残らないか、残っても薄ぅ~いアイスバーン状態なので、通行量の多い道路であれば、まあ、安心。
3種類の雪の中ではわたし的には楽勝だったりする。
中間の雪
「〇年に1回の大雪」はこのタイプ。雪がどっしりと重い。わりと温かめ。雪かきしようにもシャベルが雪の塊に突き刺さらず、悪戦苦闘する。それでもせっせと雪かきを進めると、重くてカサがあるため、運ぶのもひと苦労。しまいには…雪の置き場所がなくて困り果てる。
降り続く雪。雪が粘って、降っている最中から足を取られる、ハンドルを取られる。積雪量に比例して苦痛!?は増す。
次の朝の歩道は、ベタベタ雪の凍結よりは歩きやすい。いちおう、雪、踏みしめた跡はほどよく凸凹がある。
(ダンプタイプは大雪の備えに。腕も腰も疲れ方が違う。個人のお宅ならこのサイズで十分。)
【グリーンパル ママさんダンプ(小) 】
と降る雪ごとに積雪量、歩きにくさ度、視界のさえぎられ度、寒さ度、体の濡れ度、足元の汚れ度度、雪かきのしやすさ度、が違う。
そして、住む地域によっては雪に加えて風がある。雪は上から降ってきて下までまっすぐ落ちるのか。吹き荒れるのか。
「すわ、雪」の事態となったら、まず窓の外の雪をよく観察する。外に出てみる。天気予報、お天気お姉さんのコメントに耳を傾け、身近な人に降り具合、風の有無、どこか濡れたかなどをリサーチし、情報を得て帰宅または出発前に心構えを固めるのです。
降りやみ、凍った雪道は滑る!
そして重要なのは今後への影響。
「今日降った雪は明日も残るか。凍るか。しばらく残るか。すぐ溶けるか。」
極端な話、雪が降っているときは、足元はわりと安全。雪が地面に届いたあと、雪のままか、水に変わるか、氷に変わるか。 残った雪が明日以降に繰り越す、が一番気がかり。溶けずに残っている雪は、今降っている雪より何倍何百倍もやっかいです。溶け切らず、また次の雪が降る…の繰り返しで、苦痛度は倍倍ゲームのように増えていく。
寒すぎると雪が雪のまま固まるのでいいんですよ。最悪なのが降った雪が日中寒くてとけず、踏みしめられた後に再び夜と夜中に凍り、朝を迎えて再凍結するパターン。
日を重ね、少しでも日中に気温が上がり、雪がとけてくれれば道路の雪は減る。しかし上がり具合が小さいまま、夜の再凍結を繰り返すと、泥色のもろに氷状態で、氷面つるつる、コレ。滑る。道路が半透明に凍っていたら注意。
そして薄く雪が積もっていたりするとカモフラージュされていて気づかないことも多い。危ない。カバーの雪すらないと車は盛大にスリップする。
(小さいサイズは小回りがきく。車に積むのにも最適)
【コンパル カルスコ 635 】
とけ方が半端だと表面かき氷状態で路面は削られ、そのまま凍る。朝、アイスバーン上を車が通り、氷が削られてこれまたシャーベット状になる。氷面+シャーベットで1ケタ国道ですらハンドルを取られてしまう。
運が悪いといつまでも氷は溶けず、行政が雪かきしてくれる道はまだいいけど、日あたりの悪い細い道、町内会が機能せず!?雪が降ったら消防車・救急車が通れる程度には雪かき、の不文律がなく、また、歩道に積もった雪は車道に投入するのが正義の町内会も存在したりして。
梅の花がほころびてもまだ残る元雪、今どぶねずみ色の氷の固まり。
(カチンコチンのアイスバーンを叩き割るにはこれしかない!)
【朱鷺 アルミ角スコップ (角スコ)】
春の訪れをひたすら祈り、耐え忍ぶしかないのですが、
自衛策としては
雪道の歩き方のコツ・注意、滑らない方法
- すべりにくい靴を選ぶ。底に滑り止めのある靴。スパイク付きの靴もある。着脱できるバンドで着脱できるスパイク靴底もある。手持ちの靴の中でもブーツなど靴底のしっかりしたものを履くこと。
- しっかり足元を見る。路面も場所ごとにコンディションが異なる。思わぬ場所に転びやすいポイント、滑りやすいポイントがあるので注意しながら歩く。多少姿勢は悪くなってしまいますが、この場合、目をつぶりましょう。
- ポケットハンド厳禁、歩きスマホ厳禁。
- 荷物は少なめに。両手のあくリュックやショルダーバックがおすすめ。
- 歩き方にも一工夫を。小股で歩く。腰を落としてそろそろと。人目を気にしないならペンギン歩き。ただしペンギンほど体を横に揺らす必要はない。軽く膝を曲げ、やや前傾の歩き方で有事のすってんころりん、転倒を防ぎましょう。
- 歩く時は一足ごとに足の指を含めた足裏全体で地面をつかむイメージで。
- ベシャベシャ雪は泥ハネにも注意 ふくらはぎに泥を跳ね上げている人を時々見かけます。上記の歩き方(ゆっくり歩く、かかとの低い靴で足裏全体を着地させて歩く)で対策を。
- 時間に余裕をもって出かける。
- 人が歩いた跡のあるところ、お店の前の店員さんが雪かきしてくださったところ。狭い道で通行量が少ないなら車が来ないことを確かめた上で車の轍の跡を選んで歩く。
- 使う道順を、近道か、ではなく「楽に歩けそうか」「危なくないか」で見直してみる。
- 雪がない=滑らないではない。例えば駅の入り口、タイルのコンコースなんか、濡れていて滑りやすい。電車・バスの中の乗客が持ち込んだ雪の名残りで濡れている。注意!
(子ども用から大人用のサイズ豊富、色も7色あります)
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雪道運転のコツ・注意、走り方
ノーマルタイヤ、スタッドレスタイヤ、FF車、FR車、4WD車共通。ただし雪道をノーマルタイヤで走るのは道路交通法71条6号に基づき、沖縄県を除く各都道府県の公安委員会の規則により罰金罰則です。事故になっては元も子もありません。
- スタッドレスタイヤまたはチェーン装着。雪国(スキー場とか)で、たぶんスタッドレスタイヤを使う習慣のないナンバーの車が立ち往生しているのを時々見かけます。たぶん大丈夫だろう、の見切り発車は、いけませんよ~。
- 究極の滑らない運転とは?ゆっくり発進、ブレーキはじわじわの上にもじわじわと踏む。ゆっくり止まる。ゆっくり曲がる、ゆっくり車線変更。出発してから目的地に到着するまで、決して完全停止したくない。の意気込みを持ちましょう。もちろん、車の流れに乗ったスピードは大事ですけど、たとえ自分の後ろにずらーっと車が詰まったとしても、アナタの車を傷つけるよりはマシでしょ!?と開き直る。法定速度40キロくらいのトコでも、怖くて20キロくらいしか出せない時、あるものな~。
- 車間距離は長いに越したことはない。
- 坂道の信号は坂の手前で止まる。坂の途中でなんか、怖くて止まれません。信号がなくても、前が詰まっているなら坂の下で止まります。
- 下り坂はひたすらエンジンブレーキ。様子を見ながらそろそろとセコンドに、ロウにギアチェンジ。
(雪国では車一台に搭載必須)
【キャプテンスタッグ 除雪 雪かき スノーブラシ】
- 路肩注意。地吹雪状態だったり、夜や薄暗い時の運転だと見通しが悪い。通行ゾーンはさすがに雪は少ないが、路肩にはけっこう雪、あるな…。雪の下には何が隠れているかがわからない。事故で崩落していても、雪で隠れちゃうんですよ。で、カーブを見誤り、路肩にはまって横転。のニュース、ありますね。気をつけましょう。
- 橋とか、危ない。道の雪はたいしたことなくても、橋は下も冷たい空気だから、路面の氷、とけにくい。凍りやすい。白いか、黒いか、ねずみ色か。(全部凍結しているリスクありますね;;)目をこらし、注意しいしい、橋を渡りましょう。
- 路面のコンディションを見極める。完全凍結か。アイスバーン+シャリシャリ氷か。轍の跡が深すぎで走行に差し支えないか。シャリシャリ氷は主に氷?それとも水?地吹雪で地面に雪が吸い付いてない?
- ルートに注意。できるだけ除雪のゆきとどいた道を通りましょう。
- 車に積んでおく雪用装備は、スノーブラシはマスト。行った先の立ち往生に備え、スコップがあればなお安心。軍手・雑巾・タオル・ビニール袋、長靴も積んでおいて損はない。
- 後部トランクに30キロの米袋とかブロック何個とか搭載する人もいる。スリップ防止。スキー場で「車に乗っていきませんか」と声をかけられ、すわ、ナンパ!?と身構えたら、…重しに使われた友人もいました。
- 出かけないのが一番です。用事は後伸ばしにできませんか?宅配使えませんか?
(マメにまけば雪かきいらず。雪かきした後まいておくと雪が積もりにくくなる)
【昭和貿易 凍結防止剤 アイスキラー 8kg 袋 】
どうか、お気をつけてお出かけください。