ヌブラ渓谷の宿泊レポ。インドはラダック地方の奥も奥。行く前に検索かけたって英語ですら情報なんかろくろくない…。
結果は!? 良いところでした。インド的天国ではないかとみまごうばかりの自然いっぱいの場所にたたずみ、おもてなしもアットホーム。
概要
名称
Lharimo North Cottage
住所
Nubra River, village, Tegar, 194101
電話番号
+91 94198 74558
そもそもGoogleマップに住所を入れてもホテルが登録されていない。
トリップアドバイザーには少し情報があります。
LHARIMO (NORTH) COTTAGES - Cottage Reviews (Teggur, India)
ヌブラ渓谷のホテルの中ではAクラスになります。
Hunderの砂丘でラクダ乗りを楽しんだあとのチェックイン。車を飛ばしに飛ばし、1時間くらいかかっている。
途中、集落はいくつかあり、観光客が楽し気に歩くDiskitあたりを通り抜け、シャヨク川を渡ってヌブラ川に向かう。(ヌブラ川はシャヨク川に合流)
道はあることはあるんですけど、原野の真ん中を突っ切ったりする。湧き水というには多すぎる水で道路は浸食され、道路は凹み、土や土砂が露出し、時には小川を、時には泥のぬかるみの中を進まなければならない。
レーから1日、ドライブしてきたのですが、日暮れ時、最後の最後のアドベンチャーロード!
ドライバーさまは手慣れたもの。ビビりつつも、安心していられました。
外観・中庭
やる気ないのでは、と勘繰りたくなるロードサイドの案内板。ドライバーさまとガイドさまと私と3人で目をこらし、必死に探した。
(ただしインドのラダックではこの手のホテルの看板はスタンダードの一つなので気にするほどのことではない)
エントランスはもろ森の中で、楽園の予感。
大きな大きな木が切り倒された跡がある。
木々の合い間から見える山肌の美しさ。見ごたえありすぎです!
フロントは特になく、オーナーさんと車の前で立ち話をして部屋の鍵をもらう方式です。
入っていくと
広い中庭。
コテージに向かう道脇には
丹精された野菜畑。
畑の先にコテージ(日本でいう長屋棟割)が両側に立つ。
中庭の温室に入ってみました。
宿泊客に見せるためのものではないかな。
半地下の温室、冬の方が大活躍しそう。
別棟のスペシャルルームもある。
VIPルームなのかなあ。
コテージの前には
花が咲き乱れ、風に揺れる。
お部屋
シンプルもシンプル。
日本でいう8~10畳の部屋にベッド。
壁は薄く、隣の家族連れの方の話し声なんか、はっきり聞こえる。
もちろんエアコンはありません。涼しいのでそもそもいらない。
ベッドの向かいにあるソファ。
部屋の奥には荷物置きとフック(青いのはゴミ箱)
向かって右の扉を開けると
洗面所です。
きれいですよね。
ただしお湯が使えるのは20時まで。アメニティ、なし。
大自然いっぱいの場所なのですから、タオルかけに除虫剤が吊るしてあるのはまあ、ご愛敬というところでしょう。(部屋に入ったらまず除虫剤の香りがした)
ウエルカムドリンクはルームサービス。
コーヒーは無論、ラダックではスタンダードの「インスタントコーヒー+白湯」。
飲み物を持ってきてくださった方はインド系のお顔。リゾートバイトっぽい、ほっそーい、学校出たてくらいの若い男の子。Wi-Fiの設定をお願いしました。
Wi-Fiは…不安定です。切れ切れでも入る時間帯があるだけでありがたいと思わなければなりません。
部屋の鍵は南京錠式。ガイドさまいわく、インドの普通のお宅でも南京錠はポピュラーだとのこと。
クセをつかむのに骨が折れる。外鍵にしか使えない。
がドアにはもちろんラッチ完備。シンプル・アナログながら安心です。
食事
別棟の食堂で頂戴します。
白壁と淡グレーの石壁、青みがかった小豆色の窓枠や手すり。
レーの町中でみてきたラダック建築とはひと味ちがう。
(さらに一見して宿泊者用のロッジと比べて段違いの頑強そうなつくり)
(ホテルの入口からみた食堂)
長期滞在するなら、ヴェールのかかったベランダあたりでゆっくりできそう。
食堂はキレイ・新しい・清潔。
いろんな意味で、全然インドっぽくない。
宿泊客の数も少ないので、食事はブッフェではなく、厨房から運ばれてくる。
サラダ。薄輪切りがインドのスタンダード。ニンジンはさすがに固い。生野菜に飢えていた私はキュウリとトマトを全部いただきました。
野菜のスープ。
手前にあるのが「山羊肉のカレー」。場所柄、ジビエ料理があるんですね。
ノンベジの私はもちろん嬉々としてオーダー。
そして「カレー」と言いながら、全然辛くない。デミグラスソースとしか思えないルー。ルーの味が濃く、山羊肉の風味をそのまま味わうとはいきませんでしたけど、煮込んであるのでかみごたえがありながらほどほどに柔らかい。煮込む時間が長いのか山羊肉だからなのか、筋は感じた。
インドでは定番の豆カレーやチーズカレー、アチャールも出た。
ことごとく、全然辛くない。脂っこさもあっさりめで食べやすかった。チベッタン料理が食べたかった私の満足度は高い。
一方、ガイドさまは「チャパティがないと生きていけない」タイプ。旅行中、熱くインド愛を語り続けたナショナリスト!? なんですが…。
高山病の名残もあってなのか、席上、次第に不機嫌になる…。食べ物って怖い…。
ここにいる人、日本語なんて誰も知らないんだし「明日はきっと普通の北インド料理が食べられますよ。」とフォローに努める。
お料理を持ってきてくれるのは地元ラダッキーの顔つきの若い男性で、サーブがぎこちなくも素人っぽく、初々しい。
次の日は朝7時30分出発。ホテルの定める朝食時間には早すぎる。
ガイドさまが交渉してくださいまして、7時スタートで軽めの朝食をスペシャルオーダー。
卓上には地場ハチミツとアンズジャム。
オードブルがわりに出たスイカとマンゴー。
オムレツに
チャパティ。
壮大なヌブラ渓谷の自然を満喫
朝は早起きして誰もいないナブラ川の方に出て行く。
聞こえるのは鳥の声だけ。
絵になりすぎる空間に
私ひとりなんです~。
前にインドに来た時に、インド国立博物館に行きまして
薄物のヴェールをまとい、宝石を頭に花に首に腕に腰にきらめかせるインドのお姫様があるいは月明りの下、あるいは霧の中、神秘的な森の中や泉のほとりにいる絵などウットリ眺めていた身としましては。
平山郁夫のシルクロードの絵や、シルクロードの旅番組なんかぼーっと見入っていた身としましては。
アーチストのイマジネーションの奥底にあったのは、こんな景色だったのかなあ。
今自分の立っているここに、確かにあった。
日本に帰ってきて、思い出すたび、夢のよう。
(ホテルには観光客用の休憩スペースがあり)
(山と森を見て1日過ごせる)
(ホテルの前には300年前の仏典がおさめられたほこらがあり)
(掲示板はシルクロード交易時代の栄耀栄華を今に、訪れる人々に伝えています)
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