ラダック旅行の2日めはレーの郊外観光。
到着当日はひたすらホテルでゴロゴロ、2日めも現地の旅行会社の方の「(高山病対策には)ゆるめの日程がよろしいと思いますよ」とのアドバイスを受け(外国人観光客は(料金を払って)特別許可をもらわないと一部エリアには立ち入れないために事前に依頼)、ドライバーさんをお願いしてサクっと回って午後の早い時間にはホテルに戻りました。
シャンティ・ストゥーパ(Shanti Stupa)
1991年に日本のお坊さま(中村行明師)が開かれたお寺。
言っちゃ悪いけど新しすぎるんだな~。と内心思ったものの、日本人向けではない、インドの方が行くオーソドックスな日程でお願いします。とお任せしたのは私。
絶景ポイントなんですよね。場所がいい。レーの町を見下ろせて、周囲の山々を見渡せる。レーの空港に降り立った時、岩肌むき出しの山々に驚愕し、思わずカメラを向けたくなるんですけど、撮影禁止。軍人さんからチェックが入る。
空港からホテルに直行しちゃってるから、いざ、レーの町を一望に拝見させていただきましょう!
チケット売り場は簡素なインド仕様で
中村行明師の名が記されています。
むきだしの山肌はラダックならでは。飛行機から初めてこの目で見たときには感激してしまった。
お堂があったので
入ってみます。
こじんまりしていて、明るい。日本の薄暗いお堂の仏さまを見慣れた身には、極楽浄土のきらびやかさはことのほかまぶしい。
レーって、つくづくオアシス。
真ん中が砂丘になっているエリアは
空港ではもっと近くから見えた。
月世界のような草一つない荒々しい自然はラダックならでは。
白亜のストゥーパに着きました。
華麗なファザードと安寧を感じさせる壁画の数々。
ねずみ色一色の山に突如として立つ。
人も少なくゆっくり回れました。
再び絶景を楽しませていただきます。
万年雪をいただく山々も遠くに見える。
はるかなる山々を登っていく。驚いたのはオートバイの大群。旅行会社が人を集めて団体で回る。日本だとよく高速とかでハーレーおじさんとかの7・8人のグループを見かけますけどインドはラダックのそれは10人前後のグループが多く、参加者が若い! 団体の数が多い! 日本人にとってはラダックはまだまだ遠い、チベット文化の伝統を伝えるエリアだけど、インドの方にとっては絶景と一緒にアウトドア・アクティビティを楽しむ場所。
フォール・オブ・フェイム(HALL OF FAME)
戦争博物館です。ラダック観光の中で一番時間がかかった。ラダックのみるべきエリアはほぼアウトドアの絶景、ココだけがぎっしり展示物が並んでいて量が多い。
ラダックを旅してとかく目につくのは、駐屯地の多さ。1日車でまわっただけでも、1つ2つ集落を過ぎる合い間にも必ず駐屯地がある。
軍用車がひっきりなしに通る。車中の軍人さんはみな精悍な顔つき。
国土を守るために、こんなところまで(失礼)やってきている。当然苦難の歴史がある。昔の武器や軍装品のかずかず、軍功のあった方々の栄誉を称えるプレート、国を守るためのあまたの戦いの歴史、ラダックの歴史と文化などもりだくさん。
展示の傍らに立つ監視スタッフはみな軍人さん。写真は撮ってもいいのかもしれないけど、命がけで戦ってきた方々の労苦を思えば、と威圧されてしまう。
特に困難な闘いにあっては、ジオラマを前に軍人さんが、あたかも北朝鮮のニュースキャスターのような語り調子で、スティックでジオラマの戦闘ポイントをさしながら熱く熱く語るのです。説明の最後には「インド万歳! 」「インドに栄光あれ! 」系統ではないかとの観衆全員全力唱和が始まる。万雷の拍手で説明はお開きになる。
夏は日が照り付け、冬は風すら凍る険しい山の中で祖国を守るために戦い、または散っていった人たちが確かにいた。
言葉はわからなくても胸打たれ、厳粛な気持ちで博物館を出ようとすると、兵隊さんから「見て行ってください」と毅然・厳然と誘導があり、かんかん照りの外に出て
辺境の地で散っていった
英霊をたたえるモニュメントと
墓標のならぶエリアに出る。
今、ここにいる人もいない人も、皆さまを知っています。覚えています。忘れません。
スピトゥク修道院(Guardians in Spituk monastery)
シーク教のお寺。内部撮影禁止。入口で靴を預け、靴下を脱いで裸足になり、オレンジ色の三角布で頭を巻いてお参りさせていただくのです。
シーク教の教祖の グル・ナーナク - Wikipedia さまがラダックを訪れ、悪魔を退治したとされる。悪魔が姿かたちを変えたとされる巨石が発見され、インド軍がこのお寺を作った。ターバンがわりのオレンジの布を渡してくれたのも軍人さん。建立1970年。
巨石はお堂の中ほど、半地下のスペースに鎮座されており、神妙に拝んでまいりました。
そして、シーク教のお寺にお参りすると、
無料で食べ物、飲み物がいただけるのです。チャイなど飲ませていただきました。
コロナで帰国できなくなった若い日本人観光客はシーク教のお寺の喜捨の食事で生き延びたんですよ~、とガイドさまに教えてもらいました。
マグネティック・ヒル(Magnetic Hill)
トンデモスポットですよ。まったく。
ここ、マグネチック・ヒルに車をとめると、土地の磁力で車が動く! しかし私たちの車は、じーっと見ていたって動く気配なんて全然ない。もちろん居並ぶほかの車だって同じ。
どおりで日本のラダック旅行案内では見かけなかったはずだわ。
ドライバーさんはニカっと笑って遠くの、黒っぽい肌の山を指さし
「あの上を飛行機が飛ぶと軌道が引っ張られると聞いた。」
結局違うじゃないか!
気分月世界の風景に酔いしれ
砂漠仕様のモーターカーのアトラクションもある。
もうちょっと日差しが弱ければ乗ってもよかったんですけど、乾いた空と照り付ける夏の太陽は強烈すぎて。日本人のヘタレさ加減を思い知る。
遠くから眺めていた山肌は近づくとまたひと味違う。
インドのラダック旅行のサイトなど見ると、必ずマグネチックヒル、出ている。
インドの方にとっては行くべき・見るべきポイントのようです。
サンガン・ポイント(Sangam)
インダス川とザンスカール川の合流地点。
大自然の大パノラマにただただため息。
レーから車で半日で往復できる距離にあるのが強み。
パンゴン湖にしても、ザンスカールにしても、ヌブラ渓谷にしても、何しろ遠い。1日がかり2日がかりで出かけて行かなければならないけど、サンガンポイントは近いし、道も良い(←実感がこもっている。ヌブラ・パンゴンは日本の国道地方道農道に慣れた身には斬新すぎた)。
ガイドブックに載っていたサンガンの写真は、水は青々としていたのですが、残念ながら私が行ったときはご覧のとおり。それでも赤みがかったザンスカール川と黄土色のガンジス川の色の違いがはっきりわかる。
山の色・土の色・自然が作った造形美と、それでも通す道路に人の意志の力が込められている。
駐車場まで降りていく。川の流れはとうとうと。かなり早い。波があまり立たないので遠くから見るのと印象はがらりと変わる。
アクティビティとしてはボートも出ているし、車にボートをつんで来ている人もいた。
川べりのレストハウスは大盛況。
露店もいくつも出ていて、ラダック風のカラフル・大振りのアクセサリーとか地元名産のあんずジャムなんかが並んでいる。
カフェもあった。
中は薄暗くてお客ですしづめ。
野菜入りマギーを頂戴しました。
マギーはインスタント麺。インドの方にとっては大変にポピュラーなソウルフード。
味付けはインド風、マサラ風ではあるけどあまり強くない・辛くない。具は千差万別なんでも来い。
麺は日本人に言わせれば、ゆですぎ・柔らかすぎ。野菜のもともとの色がはっきり残る火の通ったお料理は、旅行中ここだけだった。
ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット 増補改訂版 (地球の歩き方 GEMSTONE)
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