ひとみにカルチャーショックを。

旅行・グルメ・美容をメインに綴る女性向けの趣味ブログ

ラダック地方(インド)で気がついたこととこれから旅行される方へのアドバイス

インドのラダック地方を旅してきました。

発展目覚ましい大国インドの誇る雄大すぎる大自然とかつて秘境と呼ばれた海抜3,000mを超える山岳地帯。歴史ある見どころスポットにも事欠かず、インド国内でもリゾート地として大人気のエリアです。実際に行ってみて気づいたことやこれからラダック地方に行く人、行きたい人へのアドバイス。

 

 

ハードなエリアであることは否定できない

ラダック地方は高山地帯。レーの町は富士山並みの高度にある。

ガイドブックにしつこくしつっこく言及があるのは、高山病。

個人差があり、発病するか否かは、行ってみなければわからない。

私の場合、飛行機移動到着当日はひたすらホテルでゴロゴロ。次の日の観光は軽く。4日めくらいからまあ、本調子。旅行のあいだじゅう努めて水分補給(ミネラルウォーターを1日1〜2リットルは消費)。

甲斐あってかもともと雑草育ちで頑健すぎるのか私の高山病は

「なんとなく頭痛い」「どことなく元気が出ない」「なんかぐったりする(が決めた日程はこなせる)」「お寺やお城の階段の登り下りのゼーハーが激しい」「いまひとつ不機嫌そうに見られる」レベルですんだ。

熱が出たりもっと重篤な事態になっては旅行どころではナイ。いざとなればレーの町には酸素ステーションもある。ホテルの方も心得たもの、フォローもしていただけることでしょう。それでも、やっとのことでたどり着いたインドの秘境。時間を無駄に使うのはもったいない。下調べと旅の準備はどうか万全を期してください!

 

 

ラダックが涼しいなんてウソじゃないのか

さらに最大関門の高山病を乗り切った私を待ち受けていたのは、強烈すぎる日光(=紫外線)と乾燥。(注:時期7月)

しのぎやすいのは朝8時まで、夕方は16時以降。以外の日中は衣服ごしにすら、車中からであろうとも、さんさんカンカンに照りつけるお天道さまの光が誇張でもなんでもなく、熱いを通り越して痛い!!! ひたすら乾燥と紫外線から己を守るため、もはやコロナより直射日光よけにマスクとサングラスは手放せず、合間をみてはリップクリームやヘアオイル、オールインワンジェルで肌髪唇に水分油分を補給してもしてもパサッパサ…。

地元の女性のブルカやヴェール姿は見た目よりも過酷すぎる生活環境から自分の身を守るためと知りました。

 

ちなみに「ラダック涼しい」はウソではない。デリーなんて40度近くあるんですから(おまけに東京並みに湿気ムンムン)30度のラダックは、涼しいはずなんです。

はずなんですけど…。

 

インドの避暑地だからといって軽井沢や上高地をイメージして行くのは、間違いです!(キッパリ!)

 

 

エリア内の観光地は大盛況だけど日本人はほぼ皆無

ニューデリーからラダック観光の拠点、レーまでの飛行機で同乗したうち、私が日本人と目星をつけたのはたった1人。

以後行きつくお店や主要観光地で出会った日本人(日本語を交わした)は、2人。

安全・楽しい海外旅行をしたい私、今まで行った先で日本人観光客に事欠いたこと、なかったのですが…。

デリー在住のガイドさんによれば「日本のお客さん、ぜんぜん来ない」。いわんやラダックにおいておや…。

一方、日本と同じくインドでもリベンジ消費・リベンジ旅行は大盛り上がり、今年のラダックはコロナ前より混んでいる。との地元の人のお話。道行く人の外国人(欧米系・アジア系)…1割もいなかったな。皆無ではないんですけどね。

 

 

インドっぽくあるといえばある ないといえばない


インドって広い。面積は日本の9倍。

私たちがインドと聞いてまず頭にパッと浮かぶタージマハール・ガンジス川・ガンジー、だけがインドじゃない。

ラダック地方はインドの北、ヒマラヤ山脈カラコルム山脈の間にある。

古来から交通の要衝として栄え、文化的にはチベット圏。

夏は涼しいが(私見:暑かったけど)冬は厳寒。マイナス10度以下になる。

男の子が生まれるとお坊さんにしてしまい、兄弟で1人の妻を共有し(注:今は禁止)みだりに口を増やさない過酷な歴史を持つ。

現地の人はモンゴロイド系で、アーリア系の、貧弱なイマジネーションしか持たない日本人の抱く“インド系”との差は一目瞭然。

小さいんですよね。男性も小柄な人が多い。

それで連日標高3,500m越え(つまり太陽に近い)の雨などほとんど降らない乾燥地帯の強烈すぎる日差しを浴び続けるのですから、お年を召せば召すほど「褐色を通り越して柿渋色の肌」「日にあたりすぎて痩躯で肌は干し柿みたい」になってくる。

子どもの肌の色やツヤは、日本の子とたいして変わらないんですよ…。

 

そして車窓から垣間見たり、バザールの路面で野菜やフルーツを売っている人はモンゴロイド系でも

ホテルやちょっと大きいお店だと、ホテルマンも店員さんも、普通に”インド系“。

お食事も、せっかくなのでラダック料理を食べたいのですが、メニューは漏れなくインド料理付き。

「本場中国では文化大革命で破壊されてしまったチベット文化が中国よりも本来の形ののまま残っている」のがガイドブック上のラダックのウリですが、一観光客の見た限りではインド風、も色濃い。

のもインド人観光客に人気の理由なのかも。インドの方の食事って厳格だし、旅行に行って戒律上食べられないものだらけでは出かけられない。

 

ラダックの産業は観光しかない。

またも厳しい現実。

さらに冬は観光客が激減する・寒すぎるので

地元の人でもツテと余裕があるならデリーとかゴアとかに行っちゃう。

夏だけラダックに来ているリゾートバイト、ラダックで稼ぐために乗り込んでくる北インドの方がめっきり多いのがラダック レーの町。

 

 

飛行機1時間半陸路3日 そんなエリアがなぜに大人気の観光地に?


答えは「軍事」なんですねえ。

パキスタンや中国との国境が迫っているが故に、たとえ鳥すら通わぬ草すら生えぬ山々であっても、道路は通す。有事に向けて準備は着々。

 

ご時世はひとまず落ち着き、観光客が来てくれれば来てくれるほどお金は落ちるし黙っていたって道路情報は日々更新されてメンテナンスにも目は行き届く。

ドライバーさんは必死・決死の形相でも後部座席の我々は絶景に次ぐ絶景にただ呆然。

テレビや本で見た、シルクロードや西遊記の世界、そのまんま! 

「なぜに山が湖がこんな色」と思ってみていた写真と同じ色をしている! 加工なしだった! の感動と衝撃。 自分の中の常識がまるっきりくつがえされ続ける。

 

私がラダック行きを決めたのは、平凡に映画「きっと、うまくいく」のラストシーンのロケ地、パンゴン湖をこの目で見たかったから。

 

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日本のツアー会社だと周辺のチベット風の仏教寺院めぐりをしながら絶景を楽しむ日程のものが目につく。

 

私はインド人ガイドさまにパンゴン湖だけは行きたいと伝え、残りは一任・丸投げ。結果、「地球の歩き方 インド」に乗っていたラダックの古刹一群はほぼ抜かれてしまった。お寺めぐりはインド人受けしないらしい…。

 

デリーやアグラやバラナシなどで浴びた現地の方のガン見の視線なし。ごみも少ない。(皆無とは言わない。インドの宝なのにもったいない! 惜しい! )

基本田舎も田舎なので治安の不安も感じなかった(とはいえ自分の身は自分で守る! 変な時間に変な場所に行ったりしちゃダメですよ!!! )。

絶景・秘境系のエリアでありながら、観光地の地位が確立しているから観光インフラがしっかりしている。

レーの町を歩けばお土産屋さん・レストラン・カフェが軒を連ね、インド・ラダック料理どころか世界中の料理が食べられる。

ちなみにラダック料理、辛くない。

どストレートのインド料理みたいに油が強くない。

贅沢を言えばもう少し塩コショウダシの味を効かせられないかとかすかに感じる、淡泊なものが多かった。

 

外国の首都や大都市の空港に降りて、周辺観光、もじゅうぶんに楽しいんですけど、一歩奥。ディープなエリアに踏み出す、入り込む。の醍醐味を存分に味わえた旅になりました。



 

 

地球の歩き方 インド 2020~2021

 

 

 

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