先日母に「最近顔が黄色いようだが、肝臓がんではないのか」と言われてしまった。
肝臓がん…。思い当たるフシ、大ありです。
ファンデーションの色が合わないのです\(^O^)/
我ながら黄色い。普段のベースメークは
- コットンパック(水分補給は超重要!)
- 手作り化粧水
- ポイントサイトのポイント目当てで買った炭酸化粧水か美容液(よく読んでいないため自信がない)
- 真冬なので乾燥対策にと温泉旅行のお土産にもらった「馬油クリーム」(馬油は人肌の成分に近い)
- の上からドラックストアで購入した「普通の肌色用」のBBクリーム
で済ませていた。…普通の肌色のはずなのに、なぜにここまで顔色が変なんだろう。と悩んでいたのです。
しかし肝臓がんと言われてしまうのは本意ではありません。楽天やアマゾンで買った方が安いのはわかっているけど。差額はカウンセリング料と諦め、見る目のある人にお肌を客観的に見ていただき、合う色を選んでいただくべきでしょう。
神ファンデ、RMKのカウンターへ
で、デパートに出かけ、選んだカウンターは「RMK」。
ベースメークにおいて、ドメスティックコスメブランドの中ではダントツのクオリティでプロのメイクアップアーチストも太鼓判を押す大人気のファンデーション。(伸びの良さで選ぶなら双璧はコーセーとも言われている)常々憧れていたのですが、使う機会がなかった。
カウンターで物欲しげにテスターを手にとっていると、BAさんから声がかかる。
待ってましたとばかりに。かくかくしかじか、肝臓がんと疑われた黄色過ぎる顔色を健康的に変えてください。とお願いしたところ
「仕上がりはさっぱりですか。しっとりですか。そしてファンデーションのカバー力は薄めとしっかりめ、どちらがお好みでしょう。」
と聞かれたので
「年齢肌ですからしっとり。仕上がりは、ナチュラル系でお願いします。(しっかりカバーのメイクは時間と技術が必要なので手は出さない)」
私の肌色を見て、「肌のキメは揃ってらっしゃいますね」と褒めてもらい、
選んでくださったのは
RMK ジェルクリーミィファンデーション カラー:104
ファンデーションと1口にいっても、4種類もあるのです。
- リクイドファンデーションSPF14PA++(ナチュラル)
(ポンプ式) - UVリクイドファンデーションSPF50PA+++(ナチュラル・UV)
(ボトル式) - クリーミィファンデーションNSPF28PA++(うるおい)
(フタにスパチュラ付き) - ジェルクリーミィファンデーションSPF24PA++(カバー)
(プッシュアップ式)
私の場合、薄付き希望であることから リキッドファンデーション+パウダーファンデーションのダブル使いはいらない。ので単品。
そして クリーミィファンデーションはハリツヤ重視、ジェルクリーミィは保湿重視で後者の方がエアリー感あり。との読みなのでありましょう。
「自然な仕上がりをお求めであれば、首の色に(ファンデを)合わせられた方がよろしいでしょう」との解説つきでカラーは104。
ではそちらをお願いします。と申し上げると 「つけていかれます?」とのタッチアップのお申し出。昔、これが怖くて。1コ買うつもりが、次から次へとおすすめコスメが出てくるんだもの。しかし年の功。今なら自信があります。
「予定があるので10分くらいでお願いします。」とはっきり最初に言って、片隅のメイクコーナーに座らせてもらう。
軽くメイクを落とし、「お肌の黄色みを消して透明感を出すには、パープル系の下地がおすすめです。」と
RMK ベーシック コントロールカラー カラー:2 パープル
米粒大の下地を手の甲にプッシュし、ささささ、と顔に下地を伸ばす。
「クマを消します。コンシーラー使いましょう。」あれ、私の顔にクマ、あったんですね。よく見ていませんでした(笑)
RMK スーパーベーシック リクイドコンシーラー N
カラー:02ナチュラルな肌色の方に
コンシーラーは筆ペン式で、ペンのお尻をカチカチ回すと、ペンの根元からじわーっとコンシーラーの液が出てくるタイプ。筆ペンの穂先でちょんちょんとクマに色をのせ、「カバー力ありますから、これでクマが隠れます。まぶたにも使ってアイメークのベースにしてもよろしいかと。」BAさんは指でまぶたと目の下にコンシーラーを伸ばし、
続いて手の甲に神ファンデをとり、私の肌にファンデーションを伸ばしていく。…色、ちょっと濃いかなあ。でも、コスメカウンターって、光が明るいから、戻ってみないとわからないトコがあります。ま、選んでくださったんだから、この色でいいのでしょう。
心なしか、ドラッグストアのBBクリームより粒子細かく、肌に乗っている気がしないでもない。
熊野筆(直径2㎝)と見たフェイスブラシでお粉をはたき、
RMK トランスルーセント フェイスパウダー
カラー:02 ナチュラルな肌色の方に
「チークって使われてます?お顔に赤みがあると明るく、健康そうに見えます。」…そうですよね。1色のファンデを顔全体にただ塗っただけでは顔色均一、不自然なんですよね。わかっています。しかし。
「自分で塗るとどうしても濃くなっちゃって仕上がりが不自然になってしまうのです。なので、使っていません。」と言うと
それでは、とチークパレットが出てきて、
RMK カラーパフォーマンスチークス
カラー:01 トランスルーセントピンク
再び直径1㎝くらいの熊野筆上質チークブラシが出てくる。
「ブラシにチークを少し取り(これが私には難しんだが;;)頬の一番高いところから上に、そして顔の外側に流すんです。」と魔法のように手が動き、あら不思議、ほっぺがほんのり、ピンクになりました。
仕上げに口紅をつけていただき、
RMK イレジスティブル グローリップス
メイク終了。
そしてメイクの終わった私の前には
- ファンデーション
- 下地
- コンシーラー
- お粉(フィニッシングパウダー)
- チーク
- 口紅
- 熊野筆大小各1本
が残されるのです。
全部買ってしまっては予算大幅オーバーもいいところ。しかし自分のファンデーションの色選びが失敗したからこそ教えを乞いに来た身の上。ただ、品物は、たくさん出してもらうと選ぶ余地と楽しみが出る。
プロの店員さんの目を通し、自分では気づかず、眼中になかった、しかし今自分に合うかもしれないものが選ばれて目の前に並んでいる。これがリアル店舗でのお買い物の醍醐味。店員さんだって、まさか全部売れるなんて思ってない。
1つは買え。それが大人の女のたしなみだ。とは尊敬する女性の一人、FOXEYの創業者、前田義子さんのお言葉。
今回は肝臓がんの顔色から救っていただいたのですから、そして若い女の子じゃあるまいし、全然買わないってのも、授業料・謝礼分くらいは上乗せして何か買おう。
そしてクマ隠しがとても気に入りました。ので「ファンデーションとコンシーラーお願いします。」と決め、お会計を済ませ、下地のサンプルもRMKのロゴ入りの紙袋に入れていただき、お買い物袋は紐を伸ばして手にかけていただき、あまつさえ見送ってもらっちゃって、気持ちよく、お買い物、終了。
1週間使ってみてのレビュー・感想
- 色 正直、カウンターで選んでもらった色は、「…濃くないか」でした。
購入後、朝、ファンデーション塗り立てだと、…やっぱり濃いんですよ。しかし時間がたち、馴染んでくるとナチュラルに落ち着く。
今までだとつい美白を追い求め、明るい色を選んでしまっていた。仕上がりは望み通り、白くなる。が顔が浮く。時間がたつと底光りする感じでじわっと顔のやや白さが続く。でした。
どちらを選ぶか、ですね。肌の質感や使い使い心地、満足度は申し分なし。
- ツキが良い!量はくれぐれも少なめにとBAさんに念を押された。これが大正解。
保湿を求めるあまり、美白を求めるあまり、オイルなりBBクリームなり、量の使いすぎが色むら、色濃い目の仕上がりとなっていたことに、わざわざデパートまで出かけ、店頭でメイクしてもらって初めて気がついた。今回のお買い物の最大の収穫と言っても過言ではありません。
化粧水なら、極端な話、いくら使いすぎてもいい。美容液もしかり。
しかし、メイク前の下地やファンデを使いすぎ、自分で自分の首を絞める結果になっていたことに今さらながら気がついた。 - アイシャドウのツキが良い!100均で買ったブラウン4色のアイシャドウ(時間なくて;;←言い訳;;)、ま、100円だし、こんなもんよね、と使っていたアイシャドウ、コンシーラー塗ったら仕上がりが劇変!
ピッタリ密着し、目周りの色出しが使用前と全然違う!色のグランデーションも艶やかかつ滑らかで。コスパ良すぎ!
ベースメークのキモって、下地なんですよねえ。思い知らされた瞬間でした。 - サンプルでもらった下地はもうすぐなくなってしまうので、使い切ったあと仕上がりがどう変わるかを観察せねば。
- コンシーラーは大正解!リピりたい!クリームタイプだと均一に薄くつけるのが難しく、全くの液状だとこれまたピンポイントに少量つけるのにむずかしいことからの筆ペンタイプ。が私には合っていた。別メーカーのコンシーラーも情報収集してみよう。
BAさんが私の肌を一瞥し、選んでもらった色。前より1段濃い色だったのは、正直ショックだったなあ。肌色、くすんでるんだ。ダメだ。こんなんじゃ!とあわてて立てた対策4つ。
- ビタミンCのサプリ(内側から美白)
- クレイ洗顔(クレイは粒子が細かく、毛穴汚れを吸着してくれる大地の贈り物、天然素材)
- ピーリング(お肌の新陳代謝のサイクルを少しでも短縮しなければ)
- 夜のメイク落としをサボらない(論外ですね。でも、疲れるとどうしても…。帰宅したらゴハンの支度よりも先にメイクを落とそう!)
目指せ、地肌の底上げ。トーンアップ!
まとめ
- お肌のコンディションはその時々によって変わる。
- メイクは下地が変わると仕上がりが変わる。
- 適量を守って使用しないと熱意はあっても残念な仕上がり。
- 店員さんのお時間をいただく以上、時と場合によってはお買い上げは大人のたしなみ。
でした!
【追記】11月終わり、使い切りました!
購入は1月の終わり。使い切りは11月の終わり。真夏も「なまじっか夏用ファンデ買うより安心のRMK」と使い続けた。ただし、週末は下地だけで済ませたり、旅行中は別のファンデ塗ったりしていたので、厳密には毎日使っていない。週4・5回の使用で10カ月持った計算。月500円たらすでRMK。コスパ良し!