毎月1回、歯医者さんで歯石とってもらっている。そしてその都度、成績表ならぬ歯の歯周ポケットの一覧表を渡される。頑張っても頑張っても、成果出ない…。でも、トシのせいじゃないんですって。歯みがきが足りないとご神託を頂戴している。
歯周ポケットを否応なく意識させられてきた人生
私は歯が弱く「80歳で20本の歯を残そう」、もうザセツしています。ブリッジ・インプラント・ミラクルデンチャー・さし歯でつないでいる。
虫歯になるたびにこまめに歯医者さんに通う。右を直せば次は左。銀歯を差し替え、根の治療、と通えば通うほど順調に歯は削れて少なくなっていく。インプラントを入れたあたりからさすがにマズいと思い立ち、オーラルケアに本気になってくる。
(結果出てないんだから言い訳にはなっちゃうけど、真面目に歯は磨いてたつもりだったんですけど…)
虫歯予防に効く、との触れ込みのタイ製リステリンなんか個人輸入して使っていた。それでもダメだった。
歯並びも悪く、下の歯と噛み合わせのあたらない乳歯も1本残ってまして、10年くらい前にぐらつきはじめ、自然に抜けてしまいました。
虫歯にならなくても歯はなくなる。を初めて身をもって思い知り、歯周病予防に方針転換。毎月歯石クリーニングのため歯医者さんに通い出す。
すると毎月、歯周ポケットの深さの一覧表を渡される。
私なりにがんばっているはずなのですが。イエローゾーン・レッドソーンの歯はある。
最深歯周ポケット5㎜が3本
歯周病対策グッズを駆使した甲斐はないことはなく、手持ちの数少ない歯の大多数の歯周ポケットは2~4㎜に収まっている。
要チェックが入っている歯は3本。
- 左下奥歯
- 右下奥歯
- 右上のブリッジのかかっている歯
しかも全部、歯の表側だそうです。
正直なものですねえ。電動歯ブラシで日々歯垢をかき落としているつもりなのですが、
磨きにくく・電動歯ブラシの届きにくいスポットがピンポイントで成績がよろしくない。
いずれも歯周ポケット5㎜。
「歯周ポケット5㎜は中期歯周病であり、腫れ・出血・口臭・歯のぐらつきや浮きが見られることもある」
なんて話もあるみたいですが、私の場合は自覚症状としては皆無。(たまに歯間ブラシの突き刺しに失敗すると歯間ブラシに血の色がつく程度)
毎月面倒をみてくださる歯科衛生士さんは「抜くとか、そういうレベルじゃぜんぜんないですから~」とポジティブに言ってくださる。
とはいうものの、毎月の歯の健康の成績表を見せつけられるたびに。
歯周ポケット1~2㎜が健康、3~4㎜が初期歯周病、5~6㎜が中期歯周病…であるならば、歯周ポケット5㎜を、なんとか4㎜に収縮させ、中期→初期としたいものだ。と高い志を掲げているのですが、成果はなかなか出ない。
歯周ポケット収縮のために心掛けていること
三角歯ブラシの導入
定期健診の時に、改善の見られない5㎜ポケット用として歯科衛生士さんにすすめられ、即買い。
歯の磨き残しこそが歯周病の唯一無二の原因。「加齢」は違う。甘えだそうです。完璧に磨けていれば、今の業病に苦しめられることはなかった。
歯を1本単位でしっかり磨くためには、1本磨き用の歯ブラシが必要です。
「今まで届いているのか届いていないのかはっきりしなかった」がゆえに中期歯周病になってしまったのだから、と成績の悪い歯と歯茎の間の部分を鏡を見ながらブラッシング。
…見た目は歯垢など少しもついているようには見えないのですが。30秒磨けば完璧なのか、60秒磨くべきなのかが自分では判断できません。
歯垢染色液
買うべきだろうか。次の歯石取りの時に歯医者さんの受付の人に聞いてみよう。(単品買いだと送料がかさむ。)
デントヘルスシリーズの買い増し
歯医者さんから「あなたは歯周病です」と告知を受けた時は大ショックを受けた。歯にはひと一倍気を使ってきたつもりだったのに。
宣告を受けた歯医者さんの前に通っていた別の歯医者さんの窓口ですすめられた「歯科医院専用」のハミガキとフッ素ジェルとタイ製リステリンを使い続けてきたのに!
自分なりの努力は実を結ばなかった。無駄だった。絶望感と挫折感。
お上品なのじゃダメだわ。もう見栄や恥にとらわれてる場合じゃない、と歯茎が締まる、とのふれこみのデントヘルスシリーズに切り替えた。
私にとっては”依存性のあるハミガキ”になる。旅先に持っていくのを忘れ、ホテル備え付けのそれを使い終わった途端、口の中の不愉快なネバネバ感に耐えられず、近所の薬局に買いに走ってしまった。
中期歯周病の歯があるにもかかわらず、歯肉の腫れや口臭のチェックが入ったことがない。のはデントヘルスシリーズのおかげかもしれない。ありがとうございます。
ハミガキ、高いんですよね~。1本、店頭だと1,600~1,700円しちゃう。必ずまとめ買い・付与ポイントの高い日を狙ってポチる。
デンタルリンスで「口の中のネバネバが剝がれてきた感」が出るまで口に含み、歯みがき。歯間ブラシを使い、歯間ジェルを塗り、最後にアブナイ歯の部分にデントヘルスのジェルを指と歯ブラシで塗ってきたのです。
が5㎜の壁を破るためには。もう1品増やすべきではないか。1本磨き用の歯ブラシも買ったことだし。と
「塗るタイプ」のデントヘルスの塗り薬」に加え、「ブラッシングタイプ」のデントヘルスもラインナップに加えてしまった。
三角歯ブラシで丹念に歯と歯ぐきの間に塗ってるんですが…。
歯周病の本格的治療としては毎月の歯石とりとは別に、歯茎の内部に器具か何かを入れて殺菌・除菌する治療法があるらしい。が、まだ歯科衛生士さんから「やりましょう」と言われてはいない…。(私の通っている歯医者さんでは「歯石取り」は「定期健診」であり、歯医者さんはお見えにならない)
定期健診もずーっと続けている。急に良くなることも、急に悪くなったこともありません。大きな病気をするとか、生活が大きく変わるとか、体力と環境が節目を迎える時期に、ガクっと落ちてくるのではないか。と見ています。
極端な話、寝たきりになって歯みがきは介助の人の世話にでもなったら一発で終わりだ。「何がなんでもデントヘルス」「歯間ジェルと塗り薬の三重使い」なんて、無理だろうしなあ。
年々年を取り、何かと衰えていくというのに、平行して歯周ポケットを1㎜減らすなどと大望を自分の中に掲げてしまった。1日2日1週間1か月で達成できそうもない。心細さが先に立ち、良さそうなグッズがあるとつい買い込んでしまう。
歯石取りの日の朝は、普段の3倍くらいの歯間ジェルと塗り薬を使い、診療台にのぼり、口を開け、歯科衛生士さんからのチェックを受ける瞬間は毎月毎月、「良い成績を取りたい」「歯周病が進んでいたらどうしよう」と心臓バクバク、血圧多分急上昇…。
でも、この関門をくぐり抜けなければ、歯石は取ってもらえない。もう後がない。がけっぷちなんです。私の歯…。
↓ (全世界に使うべきだと叫びたい歯間ジェル。名品中の名品。デントヘルスじゃないけど)