初めてのイギリス旅行、9泊11日のうちロンドン観光はのべ4日半。わりと長く滞在した方だと思います。行った・回った観光名所と感想です。
初日は、右も左もわからない町に来ているのですから、まず土地勘つけねば、とツアーに参加しました。
(ツアーの集合場所、ビクトリア駅1番ホーム前)
参加したツアーは
ロンドンの市内移動は地下鉄が定番(バスは難易度が上がる)。すると地下に潜っての移動が主になってしまい、途中、町の景色が見れない。このツアーは観光バスで有名どころを回る途中で「そこに見えるのが〇〇です」とか、回るまでもない小さなスポットを紹介してもらえて、とっても良かったです。
回ったのは
ロンドン塔
外観だけ。中には入りません。入場口にはかなり長い列ができていた。入るなら前売券、買っておけば時間を節約できる。
ロンドン塔はテムズ川のほとりにあり、併せて
タワーブリッジ
ザ・シャード
旧英国軍艦HMSベルファスト号
の写真を撮ることができます。
衛兵交代式
衛兵交代式は毎日ではなく、週3・4日。「みゅう」の半日ツアーは衛兵交代式のある日にしか催行しない。
近くで、フルで、はじめから終わりまで衛兵交代式を見たいなら、ツアーになんか参加している場合ではありません。朝一番にバッキンガム宮殿に行って場所取り必須! ものすごい人!
バッキンガム宮殿前に着いたのは交代式の始まる15分くらい前。ガイドさまに写真撮影できる場所を教えてもらい、すっ飛んで行き、連写した写真。
肝心の衛兵さんは画像を見て、あとで切り出せばいいのです。
行っちゃった。儀式は延々と続いている気配ですが、人だかりで見えない。
雰囲気味わえただけでいいや。なにしろ、バッキンガム宮殿。
ウエストミンスター寺院
広大な広場の真ん中でなく、道路沿いにあったりする。西側正面から。
見学用の入口は別(北口)にある。ツアーでご一緒だったご夫婦は1時間くらい並んで、入って見学できたそうです。
自分が昔書いたブログ記事の実物を見て、感無量でした。
国会議事堂
午前中のツアーは、ウエストミンスター寺院と国会議事堂の場所を案内されて終了・解散です。
バロック様式がイギリスらしい。写真で見たのよりだいぶ古色蒼然としている。
惜しむらくはビッグベンが修理中で見られなかった。(赤の足場がかかっているトコ)
なお、ロンドンアイが遠くにちらっと見える。
奥の建物も、素敵だなあ。
ここから徒歩です。
首相官邸前
人だかりがしていたので地図で確認したら首相官邸前だった。古い建物ばかり見てきたせいか、現役のVIP公邸の白さが目に新鮮。
トラファルガー広場
さすがに広いです。
ネルソン提督の像
敵国フランスを睥睨するネルソン提督は高い位置にあり、小さく、足元を守るライオンの巨大さとともに世界を征服したイギリスの風格と気概を今も世界に見せつけている。
警察官、騎馬なんですね。
アドミラルティ・アーチ
アドミラルティって、海軍のこと。もと海軍本部の建物。1912年完成。グレードⅠ。
ピカデリー広場
情緒などまるでないのですが、これが現実なのだから仕方がない。
萩尾望都の「ポーの一族」の「ピカデリー8時」のピカデリーはここ。マンガを読んで〇〇年後、自分が現実のご当地に立つ日が来ようとは。(ついでに言えば、「トラファルガー」は青池保子)
「エロスの像」のエロスの顔が見たかったので回り込んでみました。(クレーンも一緒に写っちゃった~)
リージェント・ストリート
イギリスを代表するショッピングストリート。ゆるやかなアーチを描く道路と、両脇に並び連なる白亜の堂々たる品格高い石造りの建物群はまさにロンドンの華。
オックスフォード・ストリート
オックスフォード・ストリートもリージェント・ストリートに並ぶロンドンの巨大ショッピングストリート。
大英博物館
おなじく[みゅう]さんの3時間の見どころ解説を聞きながら回れるツアーがあったので、参加しました。(夏期限定のツアー。季節によって美術館博物館めぐりのメニューは変わる)
ロゼッタストーンもパルテノンの彫刻も、探し当てて行くまでがひと苦労。大英博物館、半端なく広いし、無駄のないルートで必見! のお宝を漏れなくこの目で見ることができました。
午前中もせっせと歩いたし、大英博物館内も3時間、歩きっぱなし、立ちっぱなし。
正直、かなり疲れました。
初日はここで終了。
2日めは
ケンジントン宮殿に行って
ダイアナ妃のファッション展を見てから
ノッティングヒルまで歩いていく。
聖メアリー・アボッツ教会
たまたま見つけた教会。入場無料で、通りすがりの観光客も入れる。
そしてロンドンの高級住宅街、サウスケンジントンにふさわしく
- 1000年以上の歴史を持ち
- 歴代の王族が寄付に名を連ね
- ピーターラビットで有名なビアトリクス・ポターが結婚式をあげ
- 万有引力のアイザック・ニュートンが檀家さん(キリスト教の場合は教区民と呼ぶ)
- ロンドンで最も高い尖塔を持つ教会
と由緒がたくさんある。
教会、1つくらい見て帰りたいな~、あんまり大きいトコじゃなくていいから。って思ってたので、好都合でした。田舎(コッツウォルズと湖水地方)回って、いくつか教会にも入りましたが、みんな中は基本、似たような造り。
イギリスでは戦死者に赤のリースを捧げます。「鎮魂之塔」(というのでしょう)の前で。
プリント・ルーム(旧コロネ・シネマ)
1999年のジュリア・ロバーツ主演の映画、「ノッティングヒルの恋人」に出てきた映画館。
ノッティングヒルはロンドン西部のハイソなエリア。華やかで開放感があって。
ホールベローマーケット
毎週土曜日にノッティングヒルで開かれるフリーマーケット。
フリーマーケットは駅からかなり歩く。そしてノッティングヒルの地下鉄の駅から大群衆がぞろぞろ歩いていくので、わかりやすい。
写真で見て憧れていたパステルカラーの街並みと立ち並ぶアンティークを見て回るのは、楽しい。
ただし例えば「アンティークのアフタヌーンティー用の3段のスタンドが欲しい」とか、目的がおありでしたら、人が出る前に、マーケットの開店したてを狙った方がよろしいかと。混みます。かなりハンパなく。
大道芸なんかもやってた。
地下鉄に乗り、
自然史博物館
恐竜の骨とか展示してある。子どもとか、喜びそう。
の前を通りすぎて
ヴィクトリア&アルバート博物館
装飾やデザイン専門の博物館です。日本語の案内がほぼない。大英並みとはいかない。予習はしてあったので
エリアマップとにらめっこしながら黙々と回る。
夜はレストランでお食事。
(地下鉄駅構内のディスプレイ)
3日目は
チャリング・クロス街
昔、この本を読んで憧れていたので、どんな所なのか、行ってみたかった。古き良き時代を伝える重厚な、リージェントやオックスフォードとは一味異なる街並み。
コヴェント・ガーデン
ココも映画でみて、行ってみたいと思っていた場所です。
映画では劇場だったけど、今はショッピングモール。朝行ったので人影はなし。
なお、ロンドン市内にはいたるところに画像のような地図付きの案内板がある。裏に回ると裏から見た、方向が逆の地図になっており、徒歩での目安時間もわかる。グーグルマップをスマホで見ると画面が小さくて見にくく、スマホをぐるぐるまわしながらだんだん目が回ってくる私のような人間には、大変に助かりました。
ナショナル・ギャラリー
ダ・ビンチとフェルメールとゴッホ、せっかくだから見て帰りたい!
オーディオガイド片手に、所要時間は3時間。オーディオガイドはあっても日本語案内はなし。大英だけが別格だった。
買い物くらいして帰ろうかなとピカデリーのキャス・キッドソンの旗艦店に行き
大通りを隔てて向かいにあったのが
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ
巨大なアーチをくぐっていくと、ロンドン大火の頃、ロンドンに立ち並んでいたのであろう小さな木造のおうちが広い中庭に展示してありました。
白亜の石造りの建物をバックにしてみるとコントラストが際立つ。
ホテルリッツ
通りかかったので、「ここが有名なホテルリッツか~」と外観だけ。ロンドンで名実ともにNo.1の超高級ホテル。1906年創業。わりあい新しいんですね~。もちろんオーナーは次々変わっているけど。
午後は再び大英博物館に行き、前回のツアーで回りきれなかった展示を制覇してきました。
4日め。
ウォーレス・コレクション
公爵さまの美術コレクション。
ヨーロッパ絵画を主に収集されていらっしゃり、壁には所せましと絵がかかっている。の日本人の目にはデコラティブにも映る展示室。
ティールームは一転してシンプル&モダン。
シャーロック・ホームズ博物館
説明無用ですね。ベイカーストリート221B。
世界中から聖地をこの目で、の人、集まってました!
シャーロック・ホームズの銅像
ベイカー・ストリート駅前に銅像が立っています。
アビーロード
ここが。あの。ビートルズが歩いた!
地下鉄のセント・ジョンズ・ウッド駅には小さいビートルズショップがありました。
アビーロードスタジオ
中には入れないので、鉄格子ごしに、外観だけ。
リトルベニス
ここ、良かったな~。日本人の姿を見かけなかった数少ないエリアの一つ。ロンドンの運河のターミナルで、川の幅に合わせた色とりどりのナローボート。遊覧船に三々五々、人々が集う。
古き良きロンドン、の風情が色濃く感じられたエリアでした。
メリルボーン・ストリート
通りは狭いが、時代の先端を行くブティックが軒を連ねる。観光客でごった返すほかのショッピングストリートよりはだいぶ落ち着いて品物を見て回れる。
セルフリッジズ
故ダイアナ妃もお忍びで訪れ、ショッピングを楽しんでいたという。ざっと見て回ったのですが、とがりすぎる最先端のファッションやドレスは、サイズは合わないし、着ていく場所がない。目の保養目の保養。
ルイ・ヴィトンのコーナーのデコレーション。
ハロッズにも行きました。大きいし、混んでる。やっとの思いでショッピングバッグ売っているコーナーまで行ったのですが、コレってのがないんだなあ。
日本に帰れば、倍の値段だし、そもそも入手できるお店が限られる。のはわかっていたのですが。
中国人、多い。パワーに押され、結局何も買わずに帰ってきた。
最後の夜なのでピカデリーに出て
フォートナム&メイソン
王室御用達の名に恥じぬ豪華な内装。お土産を買い求める観光客でレジは引きも切らず。この店内の広さですから、品揃えはもちろん圧倒的。
次にいつ来られるのかわからないロンドンをまぶたに焼き付けます。
「オペラ座の怪人」観劇
プラチナチケット、半年先まで満席、とか聞いていましたが、[みゅう]さんであっけなく希望日にチケット、取れました。
設定が豪華だから舞台も装置や衣装、見ごたえがある。大人数のクライマックスの1曲「マスカレード」では目にも綾な衣装をまとった出演者全員が歌い踊り、響き渡るコーラス!
感動してしまった。帰国してからもせっせとYou Tube で動画を見ている。
最終日は、市内観光は午前中のみ。
名残にヴィクトリア&アルバート博物館とウォーレスコレクションをもう1回。
まとめ
反省点としてははじめのころの日程で体力使い果たした感、あります。
行きたいところはもっともっとあったのですが。
ソーホー、もうちょっと丁寧に見て回りたかったな。
グリニッジもキューガーデンも行けなかった。
とまだまだ漂泊の念、さめやらず。