ひとみにカルチャーショックを。

旅行・グルメ・美容をメインに綴る女性向けの趣味ブログ

住みたい場所は日本だととりあえず1(+3)カ所 海外もいくつもあるなあ

landoflonging

今週のお題「住みたい場所」

 

 

最初に夢もへちまもない話

オットの亡き父母は千葉は館山産。 ご幼少のみぎり、 夏休みになると親戚の家に遊びに行って楽しく暮らした思い出の地。

気候はたまさかの台風を除けば温暖で海もほど近い、 冬なお花が咲き乱れる。 魚も野菜も地場産でフレッシュ。

墓参りに館山を訪れ、タクシーに乗ると、オットは必ず「老後に移住してくる人、いますか。」

と運転手さんに質問する。

運転手さんの答えはいつも同じです。

やめた方がいいです。リタイヤされて、田舎暮らしに憧れて移住してくる人、ちょくちょくいます。

最初のうちはいいんです。でも長続きしない。夫婦の一方が病気になんかなっちゃうと目もあてられない。いなくなりますね。」

「( 1人暮らしのお年寄りに)配車を頼まれても、変な時間帯に1,000円くらいの運賃で呼ばれたのでは割に合わない。断っちゃいました。」

などと聞かされ、

現実に今いる場所を引き払って移住するのであれば

  • コンビニやスーバーがほどほどの距離にあり
  • 大病した時に備えて医療体制がしっかりしていること

が最優先事項にならざるを得ない。

 

人生終焉の地には細かく条件をつけなければいけませんが、

健康であり、見たい・行きたい場所を見つけて自分で動き回る体力があるなら暮らしてみたい場所はいくつもある。

 

 

”住みたい場所”につけるべき条件

私は田舎生まれ田舎育ちなので

大自然に囲まれた自給自足生活、のライフスタイルにはあまり惹かれない。

(山の中や川や田んぼや畑のそばには虫も出れば動物もいる。建物のメンテに気を遣い、地震雷洪水大雨をモロに受ける。
そして人のいない地域ほど人間関係は濃厚なので、いったんこじれたら文字どおり生き地獄になってしまう。)

さらに、豪雪地帯にお住まいの方から見ればちゃんちゃらおかしいレベルではあるものの、オンシースンの降雪には多少なりとも苦しめられ続けた人生だったので、どちらかというと温暖なエリアに憧れています。

ただしあまりに暑すぎ、一日中・一年中さんさんと太陽が照りつける、たとえばモナコのモンテカルロみたいな場所は考えただけでめまいがしそう。体力消耗しそうだし日焼けしそうだし、ちょっと行くくらいならいいけど、住む気にはなれない。

 

も一ついえば、 大都会にもあんまり住みたいとは思わないなあ。 若いときは憧れてたんですけどね。

東京駅から皇居周辺なんか、 はとバスで通りかかって、 何十組ものカップルが結婚の記念写真を撮影している現場を目撃したことがある。

そしてコロナ前だったので、おびただしい外国人観光客。

多分、 東京まわって浅草寺や明治神宮にべイエリアを遊覧船で回って、 箱根に行って、奈良と京都回って帰るんだろうなあ。

限りのある日程なんだろうけど 「東京」 「箱根」 「奈良京都」 だけが日本か。

違いますよね。

海外旅行行っても、

いわゆる 「行きやすい、 有名工リアを出て1つはずす・ 2つはずす」 あたりにその土地その土地の独自のカラーがあった。 まざまざ迫ってきた。

「行きたい」場所じゃなくて「住みたい」場所なら、名前の通った場所から少し離れて人が住んていて暮らしている地域がいいなあ。田舎育ちの私には密すぎる生活空間は気が進まない。

さらにいかに暮らすインフラ、遊ぶインフラが整っていようとも最低限のきれいな空気、まともな水は譲りたくないとなると 超のつく大都会は、ナシなんです。

 

 

国内で未亡人になったら住みたいのは湘南藤沢あたり

息子が湘南の大学に進学し、強権発動し、年2回延べ7回(1回はコロナで泣く泣く断念)各1週間、藤沢(の息子のアパート)に滞在した。

魅了されましたよ! 湘南地方!

まず温かい!

そしてウキウキと藤沢駅周辺のデパートや辻堂のショッピングセンターや海沿いなんかそぞろ歩くと

  1. 新幹線で東京駅を降りたって見回す雑踏
  2. 東海道線で横浜駅に降り立って見渡す雑踏
  3. 辻堂や茅ヶ崎や鎌倉あたりを歩いている人

1と2は正直似かよっている。

ディープな3のエリアに行くと一気に、大げさに言えば

「人種が違う」くらいに道行く人の顔つき体つき服装や立ち居振る舞いが違う!

まず色が一段地黒になる。

そしてアラサー・アラフィフ・アラカンレベルの男女とも

サーフィンなりランニングなりで鍛えているっぽいメンテの行き届いたボディーで、さりげなくも品のよさげな方が多い。

ファッションは藤沢駅前のデパートの婦人服コーナーに行って驚愕。目抜きの売り場にコットンのチュニックにスリムラインのレギンス、微妙パステルカラーのリネンのストール、つば広の帽子・・・・・・と、街着でなくリゾート仕様。

男性もタウンカジュアルではなくリゾートカジュアル・スポーッカジュアル。そして「決まっている人の比率」が高い!

女性のメイクも、当然ナチュラル仕様でやや地黒の地肌のツヤとテリについ目がいく。

見た目だけでも、エリアとしての特徴や好み・嗜好がはっきりわかる!

 

町のスーパーには地場野菜が充実しているし
(初めて圏央道の海老名ICから藤沢に入った時はあまりに田舎で「えっえっ…。神奈川って都会じゃないんだ…」が正直な感想。田畑多め。
さらに神奈川は都会のインフラ整備を優先し郊外にまで手が回らない模様で道が狭くて古い。
葉山や逗子などで「道路崩落」なんてニュースを見るとさもありなんと納得してしまう)

江ノ島産や静岡産の魚、御殿場の牧場産の畜乳製品。ほかの品揃えも凝ってて種類も多い。

コンビニ多いし生活必需品はなんでも揃い、食べ物屋さんもステキなカフェも「湘南」との私的脳内バイアスがかかり、なんでもハイセンスに見えてしまう。

江ノ島茅ヶ崎小田原と海側、箱根や三多摩と山側へと自然のあるエリアへのアクセスが容易でありながら

新宿・横浜に電車1本で行けるから

「良い環境の郊外に住み、かっ最先端の町にいつでも好きなだけアクセスできる」をニ本立てを両立。

「ほどほど田舎であり、都会とは違うカラーがはっきりあってほどほどのステイタスで満足度高そう」

余裕のあるお土地柄…。

 

オットを看取って未亡人になったら藤沢の介護施設に入りたい。

うららかな湘南の風を浴びながら、介護師さんに車いすなんか押していただきたいものです。

息子が就職で藤沢を離れてしまったのがつくく惜しい。

 

 

鎌倉湘南カフェ散歩

 

 

海外に旅するよりも暮らしてみたい

海外での空気や街並みを時間に追われずじっくりと満喫し、美術館や博物館で古今東西のご当地お宝をゆっくり・のんびり、飛ばし・省略なしで極めてみたい。

リタイヤ後、東京・大販・京都あたりで長期滞在のトレーニングをし、続いて海外進出…。

 

希望・こだわるポイントは国内と基本同じだけれど、加えて

  • 治安が良く、戦争や紛争や殺人や強盗にあわないところ
  • 日本と同レベルを求めてはいけないのはじゅうじゅう承知の上だけれど日本人が耐えられ、体を壊さない程度のレベルの衛生水準であるところ
  • 程よく打てば響く国民性の期待できるところ
  • そして食べ物がロに合うところ

でないと、ある意味ひ弱な純日本民族の私は長期滞在は無理だろう。

ニ重三重の意味で安全安心を最優先にするならば

やつばり、行く国の首都・大都市周辺になってしまいそう。

 

ふらっと行ってリーズナプルな食べ物がおいしいなら香港や台湾なんだけど、最近、キナ臭いしなあ。

中国も見張られいるみたいでコワい…。

トルコとかイランとか、世界に冠たるイスラム建築のモスクなんか極めてみたいんだけど、ケバブ以外の食べ物をあまり知らない…(ケバブ大好物だけど)。

言葉に不自由な身だし、安全安心無難を最優先するなら、やっぱりフランススペインイタリアアメリカあたりのの美術館や博物館に通えるエリアになっちゃうのかなあ。

 

セルビアはEUに加盟していないのでバターやハムやはちみつなどの古来からの製法の、EUだと規制にひっかかる食肉や肉加工品や乳製品が流通していて絶品たという。特に豚肉。住んでみたい。

文化が交錯するエリアだから、キナ臭いのはわかってるんだけど…。

 

ブルガリアのヨーグルトも、年配の方に言わせるとEU傘下に入ってからダメになったんだそうです。

 

ベルギーの食は決して外れず、本場のベルギーチョコレートを極め、ついでに私の「死ぬまでに実現したいこと100」のトップ100に必ず入る、北方ルネサンスの巨匠ヤン・ファン・エイクの「ヘントの祭壇画」ほかのヨーロッパにある工イクの真筆を全部見て回りたい。(ベルギーだけでは足りないのでオランダやベルリンにも遠征しなければいけないらしい。)

 

旅行じゃあ、限られた時間の中に無理くり日程を詰め込むので目まくるしすぎるし、疲れてしまって憧れのブツを目の当たりにしても感動が散漫になってしまうのが惜しい。惜しすぎる。

余裕のある旅、 の延長で、 住むように憧れの場所を長くいられたら幸せだろうなあ。真逆の生活・真逆の旅しかしていない…。

 

 

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