ひとみにカルチャーショックを。

旅行・グルメ・美容をメインに綴る女性向けの趣味ブログ

リピ2回め 京都御三家の老舗旅館の大晦日と元旦(2020-21)の朝食2回夕食1回

京都の老舗旅館の御三家のひとつ、炭屋旅館のお食事です。

大晦日の朝食と夕食、元旦の朝。

sumiya

 

炭屋ステイは3年ぶり2回めで、前回の記録は

www.hitomi-shock.com

 

(お部屋や館内、アメニティなどはこちら)

www.hitomi-shock.com

 

 

京都の碁盤の目の中心部にありながら、昔も今も変わらぬ佇まいがうれしくて、何度となく訪れるお客様も多くおいでになります。数奇屋造りの客室には、炉が切られ、いつでも茶室になる様に造られています。また、すべての客室が季節の掛物・花で飾られ、風趣豊かな坪庭がほっと落ち着き、いつもの忙しい日常をふと忘れさせてくれます。

 

新鮮な京野菜の数々。例えば加茂茄子・聖護院大根・近江蕪・長岡の筍をはじめ、丹波地山の松茸・しめじ・生椎茸・嵯峨豆腐・生湯葉・生麩等を使い、また瀬戸内海や日本海の生鮮魚介類をふんだんに使い、熱い料理は熱いうちに、冷たい料理は冷たいままにお客様のお部屋まで一品一品お運び致します。よく日本料理は耐える楽しみと見る楽しみがあると言われますが、更に落ち着いた座敷でゆっくりと味わう事が出来るのも炭屋の魅力の一つです。

   (一休.comレストランの紹介ページより引用)

 

これから並べていきますが、先に言っちゃうと比べてみるとけっこう、お料理、ダブってますね。大晦日・元旦と日程も同じだし。

ま、お味は保証つき。得難い経験をリピらせていただけるのはありがたい限り。

部屋食ではなく(希望はできる模様)時間がくると中居さんが呼びに来てくれる。

前回は2階、今回は1階。

2階のダイニングルームは和風モダンで、アイボリーが基調になっていて、1階よりは明るい。

1階は純和室で、部屋数20のお宿なので決して大きくはないため、大した距離ではないものの旅館内の廊下を歩く。

前回は宿泊した部屋からお食事部屋まではせいぜい1~20歩どまりでしたが、今回は廊下を歩きながら、創業1912年(大正元年)の京の町屋の建物や中庭を見せていただけたので、リピしてよかった! と感慨もひとしおです。

 

なお、1階・2階とも、お食事はテーブルとイスでいただきます。

 

sumiya

京都タワー

sumiya

炭屋旅館外観

 

 

お食事をいただいたお部屋

sumiya

朝食は7時半と8時から選べる。

正直言って陽当りは良くない。ほの暗く、築100年の貫禄。もちろん、お部屋は温めてある。

 

sumiya

床の間。すっきりしてるといいますか。ごちゃごちゃモノを置かず、由緒正しいのであろう掛軸と、置物と、京都伝統のお正月飾りの掛蓬莱と結び柳。

 

sumiya

松飾りもありまして、京都のお正月飾り3点フルセット。

 

sumiya

掛軸は滝と平安貴族。

 

sumiya

お部屋からは中庭を見せていただける。

 

sumiya

廊下に沿った中庭もあります。

 

大晦日朝食

sumiya

sumiya.味噌汁
青菜のお浸し
大豆の煮もの
がんもどきの煮もの
なめたけ
しらす
焼き酒
茶わん蒸し
海苔
オレンジジュース

 

 

sumiya

香の物は大皿。薬味のネギと鰹節とショウガは

 

sumiya

 別鍋で温まっている、若女将さんが取り分けてくださった湯豆腐に使います。

 

sumiya

(全員でじーっと京美人を声一つ立てず注視していたので「緊張してしまいます」と言われてしまった)

 

sumiya

よそっていただいたご飯はほんのちょっとなので、せっせとおかわり。(待てないので自分でよそう)。

米粒ピカピカ! そして粒が小さい!

 

sumiya

シメは水菓子。フルーツです。

 

 

大晦日夕食

sumiya

松葉蟹のジュレに湯葉を添えたもの。

 

日本酒は炭屋オリジナルで

sumiya

sumiya

フルーティでほんのり甘くも飲みやすく、ウチの男性陣絶賛。もう1本お願いしてしまった。

 

sumiya

椀ものは ぐじとごぼうもちのみぞれ仕立て。

ぐじは甘鯛のことで、京大阪若狭でとれたものをぐじ、という。一塩したものを使っているとのこと。

 

sumiya

おつくり。

ひらめ・まぐろ・若狭ぐじ。

ちり酢(ポン酢しょうゆ)と土佐醤油をつけていただきます。

わさびの脇にあるのは水前寺海苔を寒天で固めたもの。

っていうか。お野菜の飾り切りの可憐さについつい目が行ってしまう。

 

sumiya

おしのぎ。

富山は氷見の寒ブリのお寿司。

 

sumiya

薬味の使い方と見せ方に目がいっちゃう。

 

sumiya

にしんそば。

sumiya

 にしんは甘く柔らかく、クセなく上品に煮あがっておりました。

 

sumiya

幽庵焼き。

sumiya

橙(だいだい)を敷いてのどぐろを焼く。松葉に刺してあるのは銀杏とちょろぎ。

 

sumiya

甘鯛のカマ。お顔のお肉が一番おいしいんですって。すだちを添えて。

 

sumiya

百合根饅頭。

 

sumiya

牛カツ。

 

sumiya

ゆずコショウが添えてある。

 

sumiya

野蒜の筑紫巻きと貝柱の酢味噌和え。

 

sumiya

お茶漬け。香の物を添えて。

sumiya

 

sumiya

大根めし。

 

sumiya

 フルーツ。

 

 

元旦朝食

sumiya

黒・金・赤とテーブルセッティングも元旦らしくゴージャスです。

 

sumiya

昆布茶(昆布結びと梅干)

sumiya

松の枝と金箔とちょろぎをあしらった竹筒の中に入った黒豆。

田作り。

数の子。鰹節をあしらって。

 

そしてクライマックス、

着物姿の京美人(しつこくこのフレーズばっかりですみません;;)の中居さんがしずしずと水引きをつけたお屠蘇セットを両手に捧げ、一家の長!? たるオットにお屠蘇を注いでくださるのです。

続いて我々もお屠蘇をいただきます。

 

sumiya

お重箱のフタを開けるとカラフルに愛らしいおせち料理。

 

 

sumiya

 

sumiya

 干支(丑年)の焼き印のはいったお饅頭(ほんのりあったかい! )が運ばれてきて、次にお抹茶をいただきました。

 

 

感想

炭屋旅館では食事のみのコースもある。コース料理の単価は18,000~23,000円。(宿公式HPより 税抜・予約は2名から)大層おいしゅうございました! 東日本在住ですけど、全然、ものすごく口にあいました! 格式のある、伝統を今に活かした京料理をコースでいただけるのですから、妥当なお値段だと思います。

 

前の宿泊のときより、中居さんの料理の説明があっさりしていた気がする。(1回目のレポの方が中身が濃いです;)

いただいた説明は、いちおうメモってはいるんですけどね。

紙に書いたメニューはなかった。

 

 

器は全部清水焼。

前のお食事の時の写真も全部撮ってきた。見覚えのある器が次々出てくる。3年くらいじゃ変わらないですよね。

 

和室は続きの間になっていて、廊下は寒いけど、お客が食事をするスペースの手前にお部屋があるので、中居さんが次々とお料理を運びこんできても、寒さは特に感じなかったし、いただいたお料理の温かさは問題なし。

 

旬のお魚をたくさん(ぐじ・まぐろ・ひらめ・のどぐろ・にしんなど)いただきました。十分すぎるほど、満腹になります。とはいえ、もたれるとか次の日に後を引くとかはなく、朝食には響かない。

 

味が濃い・薄いというより、ピタリ絶妙のポイントでうま味と調味料の匙加減で決める感覚。そしてコース料理なので、皿を重ねていくうちに京料理・懐石料理とは実ははんなりに見えて重厚なのではないかと思わせる。

 

いくつかの料理に添えられていた飾り切り松葉に刺してあしらう薬味や野菜海苔を寒天て固めてキューブにカット…。小さいんですよ! 実物。 板前さんの包丁さばきや手技の繊細さに感激してしまった。見せ方・盛り付けに野蛮・素朴な土地からやってきた我々は、ひたすら見とれてしまいます。

 

3年ぶり2回めのお食事はダブりも多い。とぼやくくらいなら。

2泊したんだから、2回とも炭屋のお料理をいただくべきかしら。

でもせっかくはるばる京都に出かけていくんだから、よそのお料理も食べたい。

すると3泊してうち2回、炭屋のお料理をお願いすれば、さらなる別のお料理を頂けるのかしら。…資金がいるな…。迷うところです。

 

 

元旦の京都を堪能したいのはやまやまなんですが、年寄りに孫の顔(今年はコロナ下なのでマスクで玄関先だけになっちゃうけど)見せなければならず

sumiya

京都駅に戻ってきました。

sumiya

sumiya

 

 

sumiya

 帰りの新幹線から見えた一面の雪景色。

 

 

 【炭屋旅館の レストラン予約は】  

こちらから

一休.comレストラン

ぐるなび

食べログ

ホットペッパーグルメ

Yahoo!ロコ

 

 

 【京都観光の宿泊予約は】  

こちらから

→ 一休.com     

→ じゃらんnet   

→ Yahoo!トラベル

→ 楽天トラベル