神戸の北野ホテルは、「世界一の朝食」で鳴り響く、国内屈指の有名ホテルのひとつ。
東日本住みの私には、関西の華やかカラーはひときわまぶしい。長いこと憧れていたホテルに、ついにお泊りできました!
神戸北野ホテル 概要
住所
〒650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通3丁目3−3番20号
電話番号
078-271-3711
アクセス
三宮駅又は新神戸駅下車、徒歩15分 トアロード沿い
大阪国際空港(伊丹空港)から空港バスで約40分・関西国際空港から約65分
公式ホームページ
神戸北野ホテルに泊まった動機
前に神戸に行ったのは独身時代。古き良き伝統・格式を味わえる。というので、オリエンタルホテルに泊まった。
伝統は感じられるんですが、いかんせん設備が古かった。(今は知りません)
…歴史があればいいってもんじゃないんだなあ。サービスは一流でも、最新設備の新しいホテルの方が良かったかも、なんて不遜にも思ったりした。
神戸行きを決め、名声の鳴り響く神戸北野ホテルにも一度は泊まってみたい。関西の異人さんの暮らしたハイセンスな街・神戸の料理自慢の洋風オーベルジュで神戸牛(タクシーの運転手さんのお話によれば『神戸牛』は正確には存在せず、但馬牛の最上級を神戸牛と銘打ってお客さんに出すんだそうです)、さらに名だたる『世界一の朝食』をいただきたい。
都会のホテル宿泊は素泊まりまたは朝食つきのプランにして、街中でご当地ならではのお食事をさせていただくのが定番なれど。
神戸北野ホテルなら。ホテル内でのお食事一択。旅の空、外に出ていく時間をゆったりステイにあてられるのもポイント高し。
神戸北野ホテル 外観
赤レンガのおつくりです。部屋数は30なので、決して大きくはない。
トアロード沿いで、呼んだタクシーは道路にとまる。(VIP宿泊だとバックして階段まで車を入れてくれるのかもしれないけど、私たちが呼んだタクシーがとまったのは道路端)
写真は、外観を全部おさめようと思うと、トアロードを横切るしかなく、どうしても電線が入ってしまいます。
淡いピンクの台に白のロゴ。女性好みです。どこまでも。
なお、トアロード向かいに、ホテルの公式ショップがあり、チェックイン時に割引券を渡された(割引額は購入金額に応じて)。
レストラン公式のスイーツ・グラノーラ・ジャム詰め合わせなどを購入できる。神戸ならではのカラフルでデコラティブな小物類も置いてありました。
ホテル内
チェックインからお部屋まで
ホテルに入るとまずスタンド式の非接触検温器で体温測定。手指消毒。
チェックインをすませ
鍵を受け取る。コロナ下ゆえ、ホテル従業員さんのお部屋までの誘導はなし。
カギはクラシックでかわいい。見た目はいいけど、いまどきのカード式のカギを見慣れた人の目には賛否両論ありそう。錠前式だけどオートロックなので、お部屋を出る時、自分でカギを使う必要はなし。
なお、神戸北野ホテルは1995年の阪神淡路大震災の被災により、いったん休館。2000年6月にリニューアルオープンしているので、今のホテルは築20年。
玄関脇のロビーは赤が基調。夜は暖炉に火が入ります。アクリル板の仕切りがあるので安全。コンシェルジュデスクが2つ。時節柄無人で1つにはクマのぬいぐるみ。
エレベーターもあったのですが
お部屋は2階だったので、階段を使う。
廊下を抜けてお部屋に入ります。
中庭部分がレストランになっており、廊下から窓をのぞき込むと、ライトアップされたダイニングに集う神戸の紳士淑女がお食事やお茶を楽しんでいらっしゃる。
神戸北野ホテル 客室・アメニティ
隣の部屋に息子が泊まった。このお部屋はピンクが基調。隣のお部屋はグリーンが基調でした。
高い窓とえんじ色のカーテン、優雅なドレープ、豪華なタッセルが目を引く。
クローゼット内に毛布、スリッパ、ランドリー袋、シューシャインクロス、くつべら、除菌・消臭スプレー。
壁側には
向かって右のチェストには
パジャマはコットンワッフル。わりと薄手。ホテル向かいのスーベニールショップで購入可能。
テレビ台の下が
水2本は無料。ほかの飲み物は有料。
奥に銀色の湯沸かしポット。
コーヒーはネスカフェのドルチェグストで、カセットはカフェオレとストレートコーヒー。使い方の説明つき。ティーバッグは緑茶とカモミールティー。
洗面所とアメニティ
とてもすてきです。
小分けのコスメはポーラ(クレンジング・洗顔フォーム・化粧水・乳液)
クラランスのソープ。バスソルト。
ドライヤーは引き出しに入っている。
バスルームもお姫様気分全開で
手前はバスマット。入浴する時はバスマットは敷いて、バスタオルをかけておける。
バスタブにはバブルジェット付き。
あらかじめ時間を設定しておいて、自動的にお湯はとまる。6分にセットされていました。アメニティのバスソルトを開封してバスタブに入れ、注水開始! 完了後、行ってみると、少しお湯の量が足りないかも。湯舟に入ってからもう一度お湯を出してちょうどいい湯量に調整。続いてジェットバスをスイッチオン!
ボディソープ・シャンプー・コンディショナーはミキモトコスメティック。
注意としては、トイレのドアはなし。
壁紙が大振りの花模様で、非日常の気分が盛り上がったりして。
ホテル内はどこもかしこもインスタ映えしそう
1階のロビーやレストランやダイニングはいわずもがななんですけど、2階の休憩スペースもすごかったです。
本格派・格調高い。
いちおう、ロンドンに行ったことある。老舗ホテルにも泊まったことある。
(どちらも本場イギリスのアンティークインテリアをご覧ください)
国内でも、神戸で。体験できちゃいます~。
トイレもエレガントでしたよ。
感想
- ホスピタリティは文句のつけようなし。満点。
- 宿泊料金も、一泊二食つき、有名シェフ監修のお料理がいただけると思えば、妥当なお値段だと思う。ただし部屋数が少ないので、予約は早め・早めをおすすめします。
- ネット予約だと、おひとりさまの設定がない。電話すれば、閑散期であれば受けてくれるのかな。
- 部屋だとスマホの充電につかえる電源が限られ、ミニテーブルにガッチリネジ止めされた3~5口しかなかった。注意。
- Wi-Fiの速さは申し分なし。iPhoneで撮影した100枚単位の写真は、滞在中に速やかにiCloudに格納されました。ついでにはてなフォトライフへのアップロードも併せて完了。一流ホテルじゃなきゃ、こうはいきません!
- はずかしながら私、忘れ物をしてしまいました。ヘアアイロン。チェックアウトの翌日に気づいてさっそく電話。「着払いになりますが、ご記入いただいた住所にお送りしてよろしいですか? 」と頼もしい返事。自宅に帰り着いた日の午後にピッタリ荷物は到着。
自分のソコツさを棚に上げて、ホント恐縮なんですが、昔むかし、京都のグランヴィアホテルに泊まって忘れ物した時は(着替えを忘れた;;;)、元払いで送ってくれたんだけどなあ…。これって、もしかしてご時世!?
肝心の!? 『世界一の朝食』は次、レポします。