舅の納骨のため館山に行き、1泊したホテルの宿泊レポートです。首都圏から距離も近く、自然がいっぱいでお値段リーズナブルでクラス感あり。1月中旬の滞在で、混みすぎず、快適に過ごせました。家族連れ・お子様連れには特におすすめ。
アクセス
住所としては館山市ではなく、隣の南房総町になる。
館山湾を囲む大房岬に立つホテル。旧名は富浦ロイヤルホテル。
車で行くなら駐車場は広大。
送迎バスあり。(JR富浦駅・高速バス房総なのはな号道の駅富浦バス停留所経由)
私たちは館山駅からタクシーを使いました。10~15分。3,000円くらい。
岬の山あいにポツンと建つ広大なホテルなので、 夕暮れ時、温泉街をそぞろ歩いたり、おみやげ屋さんめぐりしたり、はできない。
ホテル内に売店はあるので、不自由は感じないものの、 ちょっとついでに歩いてコンビニに寄る、は不可能。
ま、せっかく、家族そろって水入らず、大自然と大海原の満喫できる場所に骨休めにきたんですから、 ゆっくりしましょう。
チェックイン
我々の宿泊理由は「納骨」。
15時に墓地に集合するため、14時すぎにホテルに到着。
部屋に入れないものの着替えだけはさせてもらえた。
(チャペルなども付属しており、結婚式も行えるリゾートホテルなので
男性用・女性用とも、宿泊客以外が着替えたり身支度を整えられるスペースがある)
着替えが終わり、荷物だけでも預けて、墓地に向かうか…
とフロントに行くと
「お部屋の準備ができましたのでご案内できます。」と案内していただき、
14時30分くらいにはお部屋に入れていただけました。
スティックコーヒー
スティック紅茶
スティック緑茶
が置いてある。欲しい飲み物を欲しい分だけ持ち帰りましょう!
3時前のフロント前のロビーは、学校が始まってからの土曜日でもあることから
小学校入学前の赤ちゃんや小さい子ども連れのお父さんお母さんの2世代、おじいちゃんおばあちゃんを加えての3世代の宿泊客で程よく混み始めてました。
子ども連れ・家族連れを意識したホテルづくり
ミキハウス子育て総研「ウェルカムベビーのお宿」認定のお宿。
ホテル内売店は、
前に来た時には自衛隊グッズ(館山には航空基地があり、海沿いなので船もあり、空軍グッズ・海軍グッズが並んでいた)のコーナーがあって、オットは楽しみにしていたらしい。
しかし見当たらず、ショップの人に聞いてみたところ
「自衛隊のコーナーをなくし、お子様の遊べるスペースを新たに作ります。」
と言われてしまった。
朝食のブッフェ会場にはベビーフードのびん詰めが山積みで置いてあった。
月齢ごとの離乳食、ベビーバスやバスマット、おむつポット、おもちゃやウォーターサーバーなどが用意されており
ついつい気兼ねしてしまいがちな赤ちゃんや子供連れ大歓迎!
リゾートホテルとしての快適さ・クラス感を保ちながら
小さい子どもが楽しめる工夫がこらされており、
ホテルのキャッチコピーは
「赤ちゃんのお泊りデビューにおすすめ! 」「お子様のお泊りデビューにおすすめ! 」です。
逆に言えば、カップル向けではない。
「ホテル&リゾーツ 南房総」に泊まるのであれば、子どもはもれなく付いてくると思うべき。
落ち着かないと感じるか、微笑ましくで可愛いと感じるかは、人によりますね。
客室
お部屋の入り口を室内から。
ツインのお部屋ですが、1人で使わせていただきます。
ベッド。
アメニティーは浴衣に帯、バスタオルとフェイタオル、ボディスポンジ、丹前。
私は1人で泊らせていただくけど、ソファを動かしたりエクストラベッドを持ち込めば3~4人は泊まれそう。
クローゼットには枕と布団の予備、消臭スプレー。
金庫、シューケアグッズ、スリッパ。
洗面所。
トイレ。
フェイス&ハンドフォーム、ボディウォッシュ、シャンプー、コンディショナー
歯磨きセット、ヘアブラシ、ひげそり、ヘアーゴム、コットン
ポットと茶器。
冷蔵庫。
ベッド向かいの机。
鏡をたためば机として広く使える。
引き出し。
現在のホテルの名称は「ホテル&リゾーツ 南房総」。
今の名前になったのは2018年で、前は「南房総富浦ロイヤルホテル」。
ホテルの建設年は1990年なので、築30年たっている。
年数がたったホテルの常として
ロビー・フロント・レストランはリニューアル済みであるものの、
一般の客室、
それも私たちのように
豪華なお部屋を望まない、泊まれるだけでいい、ビジネスホテル仕様のお部屋で十分、の宿泊客のお部屋は
30年たってるよなあ、感はありましたね。
- 水栓の形が旧式タイプ
- お風呂のお湯を汲もうとしたら水栓の蛇口ハンドルの下から水(またはお湯)が漏れる
- 布製のソファが人の手で触っていそうな箇所の色が違う
- 建付けの家具の薄い色のものは経年の変色がはっきり見てとれる。
見た目だけであり、 機能としてはなんら問題はないんですけどね。
それと、オーシャンビューの部屋でありながら、窓が開けられない。
泊まったのは5階で、小さな子ども連れだったりすると、開けられるのは危険なのかもしれない。のはわかるものの。
せいぜい5センチくらいしか窓があけられない。
(頑張って窓のすき間かた手を伸ばして撮ったオーシャンビューの写真)
夏は冷房・冬は暖房とエアコンの温度調節はできるけど、 お部屋では海からの空気を感じられない。 …のが御不満でしたら、1階からホテル内プールに出る。夏はとやかく言われそうですが、冬なら人っ子ひとりいません。大房岬の遊歩道の案内板も立っているので、 家族でゆっくり、岬を散歩するのがおすすめ。
(1階の屋外でのオーシャンビュー)
朝食
朝7時から。
ブッフェ形式であり、和洋中ひととおり揃い、
食べる量も加減できる。
強いて言えば、南房総の地方色はあまり感じられず、郷土料理や地元ならではの食材は影が薄い。
オーシャンビューのレストランがメイン会場で、奥の宴会場用の窓のないお部屋も朝食席として準備・解放されている。2~300人は収容できそう。
日曜日の朝8時くらいに会場に行ったところ、待ちなしでオーシャンビューのテーブルに座れた。宿泊客は6~8割くらいの入り。窓のない宴会場側は5~6割くらい。
あんまりお客さんが少ないと、スタッフの方に見張られているみたいで落ち着かないのですが、
オフシーズンの週末の朝食レストラン会場は混みすぎず空きすぎず。
小さい子どもは5割くらいのテーブルに1~3人。激混みの繁忙期の殺伐とした!? 雰囲気はなく、みんな可愛く、おりこうさんの子ばかりでした。
子どもが小さいころ、夏休みに泊った時は混みすぎて大変だった。今回は雲泥の差。
その他
- 大浴場はあるが温泉宿ではない。わかし湯。
- タクシーを呼ぶなら早めに。時間指定をおすすめ。
日曜日の朝9時ごろ、もう1度お墓に行き、お線香をあげてから帰ろう。とチェックアウト時、フロントの方にタクシーをお願いしたのです。
(玄関前にはタクシーの待機はなし)
しかし、なかなかタクシーが来ない。15~20分くらいは待たされた。
館山も南房総も小さな町で、はっきり言えば田舎。
タクシーの数はもともとあまり多くない。
予約が集中してしまうと、待ち時間が増えてしまう。
前の晩に時間を指定して予約しておけば良かった。と後悔しました。 - 食事は建前は室内で飲食禁止
部屋に置かれているホテルの案内冊子には
「お食事はレストランをご利用ください。」と書いてあった。
つまりルームサービスはない。
お部屋の冷蔵庫は空っぽ。
歩いて行ける距離にレストランなどはなく
ホテル内の売店は千葉・館山・南房総の名産・特産品がほとんど。
もちろん
夜食用のアイスやお菓子は売ってるし、
ビールなどのアルコール類は自動販売機がある。
結論:
夕食はレストランを利用しないのであれば
(最盛期のハイシーズンはかなり待たされることを覚悟)
車かタクシーで外に食べに行くか
チェックイン時に持ち込み必須。
おすすめは
www.hitomi-shock.com
寿し甚(房総のお魚は絶品! )
- 混み具合
1月の土曜日、3人3室1泊で予約。予約は宿泊5~6日前。
館山といえば海。夏ならともかく、オフシーズンだし、ガラガラなんだろうなあ、と思って行った。
果たして案内されたのはシングルルームではなく、ツインのオーシャンビューのお部屋。
リゾートホテルですが、シングルルームも設定はあるのですが…。(HPで確認)
便宜をはかってもらえたようで、とてもうれしい。