創業100年のお店のお寿司。白浜屋本店に行ってきました。(千葉・ 館山)

オットの両親が房州館山の出なのです。オットは御幼少のみぎり!?夏休みを館山で幾度も過ごしたのだとか。お墓詣りを兼ね、ちょくちょく行ってます。館山に着くと、いつも真っ先に向かうのはオット一押しの店「白浜屋本店」。お寿司屋さん。

白浜屋本店 館山

 

 

白浜屋本店へのアクセス

  • 営業時間 11時~15時 17時~21時
  • 定 休 日 毎週水曜日
  • 駐車場  お店で聞くと案内してくださいます。

JR館山駅の西口に降りて

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少し歩くと(駅から400mあまり)ほどなくお店の全貌は見えてくる。

白浜屋本店 館山

どっしりした重厚なおつくりですね~。築50年だそうです。

 

 

白浜屋本店の外観と店内

外観

お店を正面から見たところ。

白浜屋本店 館山

…看板がもう読めないのですが。見上げなきゃ見えないから、いいのかしら。

 

白浜屋本店 館山

立て看板にも年季が入っています。

 

看板の脇の丸太を模した擬木つくり。実は普通にコンクリートでできている。

白浜屋本店 館山

例えば、公園の木に見える杭なんかも擬木です。しかし、白浜屋さんのそれは、高級感が違う。

白浜屋本店 館山

「この店を作ったときの一番下っ端の職人さんは、今東京で活躍していて、お金持ちの依頼しか受け付けないみたいですよ~」

 

白浜屋本店 館山

と、お寿司食べ終わってお店眺めていたら、ご主人自ら出てきてくださり、教えてくださいました。

 

店内

のれんをくぐると老舗の貫禄。

白浜屋本店 館山

 

当然、上がり框も擬木つくりです。

白浜屋本店 館山

50年の月日を経ているというのに、すり減りとか劣化とは無縁で、どっしり、ピッカピカ。建築当初の技と住む人の丹精がしのばれます。「大きな荷物は玄関に置いていただいてよろしいですよ。」と言ってくださり、お言葉に甘えさせていただきました。

 

タイル張りの洗面台。まだ日本にあったのか、とため息もの。水栓なんかもいいお味。トイレの扉も板張り。

白浜屋本店 館山

 

エントランスから見上げた階段。2階までは行かなかった。

白浜屋本店 館山

 

1階には個室があり、お客さんがいなかった。帰り際、女将さんが「見てって!」と戸を開けてくださいまして

白浜屋本店 館山

古き良き時代に思いをはせ、ウットリしてしまいます。

白浜屋本店 館山

白浜屋本店 館山

前にお邪魔した時には、ここで食事したんですよ~。

で、メインのカウンターと客席は

白浜屋本店 館山

色紙がたくさん飾ってあって

日本テレビの「秘密の県民ショー」の名物連続ドラマ「辞令は突然に…」の京一郎さんとはるみさん、2回、おこしになってるんですね~。

 

カウンターは磨き上げられ

白浜屋本店 館山

見上げる天井もライトも昔風。

白浜屋本店 館山

本日のメニューがホワイトボードに。

白浜屋本店 館山

白浜屋本店 館山

レトロな和風満載です。

白浜屋本店 館山

 

白浜屋本店のお寿司と南房総の郷土料理

白浜屋さんは大正8年創業。1919年ですから、今年はちょうど創業100年!開店当時、鉄道が東京から館山まで開通し、そして館山は温暖で風光明媚。新しいスポット!と富裕層!?が押し寄せ、リゾート地としておおいに賑わった。

さらに海の幸は新鮮で豊富。お寿司が発達したのは江戸時代、都会の屋台の食べ物だ。も本当なんですが、田舎の港の手近な食事でもあった、も本当で、館山のお寿司は、そんじょそこらのお寿司と!?少し違う。あとでお見せしますね。

 

開店したてでお客さんはまだ誰もいなかったのでカウンターに案内され、さりげなく置いてあったのは

 

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白浜屋本店 館山

「有吉ゼミ」で坂上忍さんも来店!海鮮丼を召し上がられ、一言「うまい!」

 

老舗で歴史があり、地域に根差した館山でしか食べられない食材を使った高級料理店ですもの。有名人の方々が白浜屋本店を目指すのもうなずける。

オットは小さいころから、館山の親戚が集まるとき、きまって白浜屋さんの出前のお寿司を食べさせてもらい、自然に名店の味を知ったのだそうな。海のそばにふるさと(オットの場合は心のふるさと)がある人って、うらやましいな。

 

突き出しはたらことしめじの煮つけで

白浜屋本店 館山

続いて出てきたのは

金目のさんが焼きとゆでソラマメ。(お寿司とは別に頼んだ)

白浜屋本店 館山

南房総の郷土料理には

  • なめろう 青魚(サンマ・アジ・イワシなど)をみそといっしょに細かくたたいたもの。あまりにウマいので皿までなめてしまいそうなことから「なめろう」と名前がついた。
  • さんが焼き 山の家で焼いて食べたから「山家焼き」。なめろうに火を通したもの。
  • 水なます ごはんの上になめろうを乗せ、みそを溶いた氷水をかけた冷やし汁。

3つとも館山あたりが発祥地なのです。魚は豊富な土地ならではの名物料理。

なめろう、食べたかったのですが本日のメニューになかったのでさんが焼きをオーダー。水なますはまだ食べたことがない。いつか、きっと、頂戴したい!

金目のさんが焼きなんて、ぜいたくだなあ。ショウガが程よくきいて良いお味。おいしくいただきました。

そら豆も房州、名物なんです!まだ外皮は柔らかいから食べられますよ。とのこと。ほくほくした舌ざわりとふんわりそら豆の香り。旬をいただきました!

 

さて、いよいよお寿司が出てまいります。

 

 

白浜屋本店 館山

気がつかれました?

白浜屋本店 館山

お寿司、大きいでしょう。ネタが盛り上がっている。

ネタの1つ1つが、大振りで分厚い!そしてシャリが大きい!

「房州鮨」「田舎すし」と呼ばれています。館山は漁師町なので肉体労働するとお腹がすく。しっかり食べなければいけないので大ぶりのお寿司のスタイルがスタンダード。

普通に何も言わないで頼むと、シャリが大きい田舎鮨スタイルのお寿司。で、ゴハン少しでいいんですけど、と付け加えると

白浜屋本店 館山

シャリ少なめの見慣れたビジュアルのお寿司が出てくる。房州鮨と江戸前鮨のお皿の余白の違いにご注目を。

ワサビはぜんぜん辛くない。香りはごくほんのり。かえって甘味さえ感じられたような。

お醤油も、ただのお醤油じゃなくて、みりんと昆布だしと鰹節を加えた仕立てで、しょっぱくない。

シャリも甘さ控えめ、酢も控えめ、かつお米に粘りがありもっちり。

で、口にいれると、どのネタにも歯ごたえがあるんですよ。

館山はお寿司の町で、白浜屋本店さんの他にも有名店はあって、行ってみたことあるんですが、そこは、どのネタも噛みごたえが柔らかかった。しかし白浜屋本店さんのは弾力があるんですね~。寝かせるのではないかとオットは申しております。

 

お寿司と一緒に

白浜屋本店 館山

昆布〆
サワラ・カンパチ・クロムツ・ヒラマサ・キンメ・クロダイ・アワビ・アジ

と本日の握りのネタの名前のご主人直筆のメモとともにお寿司が供せられるのです。

マグロとエビとイクラとウニの入った鮨桶を見慣れた身に白身・青魚・貝がメインのどこまでも通好み。もちろんご主人が選び抜いたお魚揃い。おいしい~。どこまでも郷土色・地域の伝統にのっとった海のそばの町のお寿司で、ステレオタイプの鮨桶に馴染んだ目にはユニーク。そしてネタにもシャリにもお醤油にもサイドメニューにもそれぞれ特色がある。すごいな~。

と内陸育ちの私は、生まれてこのかた食べたことなかった地域色豊かなお寿司に感動したのでありました。

 

 

気になるお値段は

白浜屋本店 館山

ランクは松・竹・梅で、梅はランチメニューで

  • 松   税込2,268円(税抜2,100円)
  • 竹   税込1,944円(税抜1,800円)
  • ランチ 税込1,512円(税抜き1,400円) 

といたってリーズナブル。そして松・竹・ランチの違いは、ネタの違いではなくお寿司の貫の数の違い。田舎ずし、大きいですから。

値段は20年前からずーっと据え置いたままでやっています。温暖化の影響か、魚も昔と比べて獲れなくなっちゃってね~。房総の〇〇・〇〇・〇〇(と海や港の名前が出てくるのだが多すぎて覚えきれない)、同じ魚でもみんな味が違うんですよ~。とご主人のお話なども聞かせていただいて。

 

ごちそうさまでした!

また、必ず行きます!

 

 

 

 

 

 

 

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