宿泊したのはウィック・ヒル・ホテル。宿泊レポートです。
アクセスと概要
Hotels in Gloucestershire | Cotswolds Hotels | Wyck Hill House Hotel
住所は
Gloucestershire, Stow-on-the-Wold GL54 1HY, England
部屋は50室。
ご覧の通り、まわりには何もありません。
夕食はレストランを予約するのが無難でしょう。私は、量はパスタ1皿くらいでいいや、と夕食の予約なしでホテルに行き、レストランのメニューに1皿料理がなくてガクゼンとしてしまった。
売店もない。
かわりにコッツウォルズの丘をのぞむ高台の17世紀の貴族のカントリーマナーハウス(当然はちみつ色のコッツウォルズストーンズでできている)に宿泊できて、贅沢な空間で時間をすごすことができる。
イギリス国内向けには、結婚式場として使えます。とアピールしているし、ホテル内にエステがある。田舎の貴族のお城でお姫様気分でフェイシャルマッサージをどうぞ。ボディマッサージをどうぞ。エレベーターではエステ帰りであろうバスローブ姿のイギリス美人を見かけました。
そしておいそれと出かけていける場所ではないため、4つ星ホテルでありながらリーズナブル。底値なら日本円で1万円以下、ハイシーズンでも2万円台くらいで宿泊できてしまう。
部屋
最初に言っておきますが、お館は17世紀なんですが、宿泊料金から察するに、私の泊まったお部屋は増築された新館です。貴族のお住まいの部屋に泊まりたいなら予約の時に希望するべき。ここはスタンダードシングル。のはずなんですが。
ベッドは、ダブル。
田舎のホテルなので空間の使い方はぜいたくだ。
デスクと鏡。良いお部屋ですよね~。エレガントで清潔感があって。
1泊なので、ベッドの奥のスペースにスーツケースを開いて置いた。なのにまだまだ空間が余っているわ~。
それと、空気が、ロンドンとぜんぜん違いますね。すがすがしい。
バスタブ・トイレ・洗面所
広いです。水回りの部屋。たっぷり4畳半はあった。バスタブは大きく深く、水圧も合格点。
洗面台の前の黒いタイルの色づかい。モノは置けるし。
トイレの水も合格点。普通に流れた。
アメニティ
トワイニングのティーセットにミネラルウォーター、カップ、コップが各2、湯沸かしポット。
クッキーがあった。嬉しい。早速食べてしまいます。美味しかった。
コスメのアメニティは、写真に撮り忘れてしまったのですが、上の洗面台の写真に小さく映っています。ホテル内のエステで使用しているブランドのミニチュアサイズのソープ・ボディジェル・シャンプー・リンスのセットでした。
貴族のお屋敷拝見(外観・室内・庭)
道路沿いに看板が立っています。
広大な前庭を過ぎるとお屋敷が見えてくる。
正面の向かって右脇。
正面左脇。コッツウォルズストーンの組み方と、鉄格子の模様も、凝っている。
ホテルの入口です。
中に入り
屋内のアーチをくぐってホテル内へ。
玄関脇の暖炉と
右手奥のスペース。中までは行かなかったのですが、服が置いてありますね。
中には入り、右の大きな机がフロントです。黒いスーツを着た女性にバウチャーを見せてチェックイン。
フロント前のロビーはゴールドが基調のインテリア。
階段をのぼって行くと
シャンデリアに目が奪われ
2階のお部屋は、スペシャルな空間なのでしょう。花柄のソファーがかわいいな~。
で、私は、お屋敷の通路を通って
新館の自分の部屋へと向かいます。
芝生の庭に降りてみると
なだらかなコッツウォルズの田園風景。
庭から見たホテルの全景。
サンルームの方にまわり込んでいって
撮った写真。壁が白の部分がおそらくは建て増し。そして増築部分・入口側の2階が私の部屋でした。
再び中に入り
バーラウンジがある。
手前のソファのカラーはゴールド。
ここにも暖炉が。家じゅうの全部の部屋に暖炉があるんじゃないのか~。
窓際のソファーはシングルでカラーはレッド。
バーカウンター。私が行ったときには女性が1人。
18時まではアフタヌーンティータイムで、ホテル内のレストランではなく、このお部屋でアフタヌーンティーをいただけるのです。
あいにくの雨模様。さすがにこの日はお客さんの姿はない。晴れた日にはお庭拝見しながらアフタヌーンティーが頂戴できそう。
お庭を望める部屋はもう1つあって、ここでもアフタヌーンティーがいただけます。本棚には古い本がたくさん。
この部屋にも暖炉。家具はみんな重厚です。本物をよーく見て、見る目を養おう。
そしてかかっている絵、この絵もそうだし他の部屋で見た風景画とかも、ロンドンで見てきた絵とタッチががらりと変わるのが素人にも一目瞭然。
とっても日当たりが良い。博物館の展示で、貴族のお部屋のインテリアを見たり、格式あるホテルのティールームで過ごしたことくらいはあるけど。
今日は誰もいないお部屋のアンティークのソファに腰かけて、じっくりと昔のイギリス貴族の気分を味わえそう。
食事
夕食
まず夜。レストランはコース料理しかなくて、量も多そうだし避けたい気持ちが先に立つ。14時から18時までがアフタヌーンティータイムなのて、17時半くらいにバーカウンターのあるお部屋に行って、部屋持ち帰りでアフタヌーンティーセットをオーダー。3段スタンドのアフタヌーンティー、イギリスに来てまだ未トライだった。スタンドがないのが惜しいと言えば惜しいが、お皿で。
ホテルの方が部屋まで運んでくれました。
部屋が散らかってたんでドアの前に置いてもらって、中までは自分で運んだのですが、重いのなんのって!お盆もカトラリーも本格派だから重いんだろうなあ。
カロリー的にはアフタヌーンティーセットで夕食、でじゅうぶんです。
ケーキはしっかり甘いまさにイギリスの王道の味。ほどほどに小さく、助かります。(大きすぎると持て余す)スコーンは焼きたて。
パリっと糊のきいたナプキンをひろげてアフタヌーンティーを夜にいただきます。
ミキトラベルさんのコッツウォルズ1泊2日のツアーで行きました。日本人のご夫婦1組と御一緒させていただき、私よりも賢明なお二人は夕食を予約。レストランのコース料理は量もさほど多すぎず、美味だったとのことでした。
朝食
朝食はレストランで。お料理と
ジュース。ブッフェスタイルなのかな~、と欲しいものを適宜取り分けてテーブルについたら、ボ-イさんがオーダーを聞きに来た。
パン(「ホワイト?ブラウン?ミックス?」と聞かれる)とバターと紅茶はボーイさんがもってきてくれて、ミューズリーやサラミやチーズは自分で持ってきた分。
さらに卵料理とベーコンとソーセージのイングリッシュ・ブレイクファスト。
1.5人前になってしまった…。全部、いただいて帰ります!
雨の朝になってしまったものの朝のサンルームは明るく
隣のお部屋。
更に隣のお部屋。ここがかつて住んでいた貴族の方々のダイニングルームかしら。
なるほど。ここで結婚式、アリですね!
感想
- 一番参ってしまったのは、チェックインして、部屋の鍵を渡されたものの、ボーイさんがお部屋まで連れてってくれない!自力で行かなければならない!
さらにロビーをざっと見渡して、館内案内図がない!
部屋は10号室だったのですが、1階かな~、と重いスーツケースを転がして、探せど探せど見つからず…。イギリスって、「グランドフロア(G)」が1階で、10・100・1000番台が2階、20・200・2000番台が2階…を知らず、大苦戦。建て増しを繰り返している古い建物なので、よけいにわかりにくい。
せめてはじめに連れて行ってもらえれば。わかりやすい案内図があればいいのに。 - 田舎のホテルなので都会よりは良くも悪くもおっとりしている。ホテル内で迷子になり、迷い込んだスペースではホテルの人がまだ部屋の掃除をしており、「10号室、どこですか? 」と頼み込んでも、私の英語がまずいせいもあってか、はなはだぶっきらぼう。
チェックイインの時間は過ぎているのに、一緒に行ったご夫婦のお部屋はまだお掃除が終わっていないとのことで、かなり長くロビーで待っていらっしゃいました。…もしかしてイギリスも人手不足なのかしら。 - ミキトラベルさんのコッツウォルズ1泊2日のスタンダードプランのホテルです。ボートン・オン・ザ・ウォーターで下ろされ、14時すぎに地元のタクシーが迎えに来てくれる。次の日は11時過ぎに再び地元のタクシーが迎えに来て、12時過ぎにボートン・オン・ザ・ウォーターに到着。昼食と町の散策で2時間を過ごし、再びミキトラベルさんのツアーに合流する。
つまり
ホテルに着いてからの午後、次の日、チェックアウトしてから迎えが来るまでの時間(2時間くらい)かなりの余裕があります。売店もないから、ひたすらお館を満喫するしかなく、正直手持ち無沙汰。せっかくコッツウォルズまで行くのだから、英語のできる方なら、車を頼んで観光地めぐり…にはちょっと、時間が足りない(のでは)とても微妙な時間設定です。
私はご一緒させていただいたご夫婦と旅の話などで盛り上がってしまい、結構楽しかったんですけど。
とはいえ、ツアーは正直写真を撮るのに忙しい。マナーハウス宿泊で、しっかり・存分にコッツウォルズを満喫させていただきました! 大満足!