４月から所属が変わり、新しい仕事、新しい同僚。
１人はうつによる病休に入って３ヶ月め。もう１人は「モチベーションが保てない」の一言で休みが続く。
またですか～。（耐性ついてます、私）
うつ病１人め
５０代前半男性独身。
４月は私も初めての仕事、無我夢中。正直他の人のことまで観察する余裕などなかった。
ゴールデンウィークが終わったあたりで、やれやれと肩の荷が下りた気分。
で、気づけば隣の席の同僚の机の上・ごみ箱の上などに、高さ１０～３０㎝くらいの書類の山が３層・４層・５層…。世界遺産・桂林のような希観が続く。
ご本人、大繁忙期のころは気の張りもあってか、わりと出勤できていたし、残業もしていた。ただ、進捗があまりに遅い。
毎日毎日「〇〇どうなった」「〇〇はまだか」と四方八方突き上げをくらう。
右肩上がりに休みが増える。今日休みますと朝電話が入ると上司が桂林を崩しにかかる。狙い撃ちするかのようにクレームの電話が立て続けに鳴り響く。
出てくると上司から不在の間に露呈した案件の非を責め立てられ！？ 片付かないままにまた休む…とのリフレインが繰り返された。
有休休暇を使い切ったあたりで「そろそろどうだ」との声かけがあり、めでたく病休突入。
仕事は残された我々が手分けして担当。あっという間に懸案事項も全部片付いてしまった。今は安泰そのものです。
うつ病その１の方のパーソナリティ
べースは真面目で緻密な方なんだと思う。
仕事の量や質も、年齢・経験・給料に見合っており、やってできないはずはないと上司は言う。
仕上がりこそ遅い（遅すぎる）ものの、成果物には特に大きな問題は見当たらない。
仕事に優先順位をつけ、降りかかる仕事の数々のタイムリミットを見極め
緩急つけて手をつけ・仕上げてほしい。
やらないのかできないのか。 能力なのか性格なのか。
上司が追及していくと、旗色が悪くなってくると
「わかリました! 従います！ 」とか部屋中に聞こえる大声で言って泣き出すんですよ…。で、怒られた・言われた仕事は相変わらず進まない…。
同僚の我々がムカつくことは
- 仕事が進まないから、感情はどうあれ肩代わりせざるをえず、業務は増える。一方休んでいる本人は福利厚生に守られ、給料はビタ一文減らない（若い子は「休んでるのに私より給料多いんですよ！ 」と猛烈抗議）。
- 突然の休みで担当外なのに答えなけれはならなかったリ、とばっちリをくってクレームを聞かされたり、謝らせられるハメになる。
- 肝心の自分の業務にすら、遅すぎる事務処理の影響がじわじわと及び、支障をきたしている。
- 当人は不意打ちの休みを繰り返し、残業や休日出動で遅れを取り戻そうとする気配は一切ない。
- とにかく態度が偉そう。ポカ休みの次の日も挨拶なし。我々への謝罪や感謝は一切なし。（注：忌引とかで長期間休み、復帰すると箱菓子などをふるまう文化が我が職場にはある。当然身銭を切る気配なし）恐縮なし。悪びれる様子もなく平然としていて、話しぶりもまともに仕事をしていないにもかかわらずあからさまに上から目線。
うつ病だ、とは課長との１対１の面談の時に教えてもらった。
うつ病とは気持ちが落ち込み、意欲や体力が減退していき、食べる気力も眠る力さえも奪ってしまう病気だと思っていた。
が、御当人、顔も髪も脂ぎっているしお腹まわりもメタボだし。１５時のおやつもエナジーバーなどが定番でしっかり食べている。態度は大きく上司へのできない理由の口答えにも力がある。
上から目線で虚勢を張るのもうつ病のうちなんだ…。
本人が「ストレスが辛い」と申し立て、病院で診断書をもらえば、「病を憎んで人を憎むな」に置き換わってしまう。
今まで遭遇してきたうつの方は、総じて弱弱しい。触れなば散らん風情。
私にとっては、新たなうつ病のパターンです。
また、課長の話によれば、心の病気をわずらってから結構長いらしい。去年も長期間休んだとのこと。
つまり、病気になっても症状は一進一退。改善に向かう兆候はない。
本人はクビは嫌。給料が減るのは困る。
ゆえにお医者さんは本人の意向のままに「休むべきです」「復帰できます」の診断書を出し、課長はお医者さんの意見を鵜呑みにして復帰させたが勤務態度は復帰前と全然変わっていない。
我々の切なる願いとしては
きっちり仕事をこなせるよう、完全に病気を治して復帰してほしい
のみなんですけど…。
時代の流れで、我が職場にも「うつ病復帰ガイドライン」なんてのまであるんですよ。読みました。配慮やフォローのカタチが次々積み上げられる。
若い同僚には「自分ももしかしたら、あの人みたいに働けなくなるかもしれないんだから」との視点も提供するのですけど。
なかなかもって、難しいです…。
うつ病２人め
４０代女性。独身。
３ヶ月後の雇い止めを通告された途端、「午後休みます」 といなくなり、次の日からは「出て行くモチベーションがありません。」と出てこなくなってしまった。
雇用は１年契約。毎年更新が必要。昔は有無を言わせず３年で終わりにしていた。今はもう少し伸びたのだろうか。
前いた部署は、１年どころではない。もっと細切れ。期限が来ると他の部署に出し、顔を覚えるヒマもなく目まぐるしかったものですが。
今いる部署には別の仁義があるらしく、「週３日勤務で勤続１０年」なんて人もいる。
雇用契約は１年なのだし、前もって予告したのだから、建前としては問題なしのはずなんですけど…。
同じ時期にもう１人、雇ってるんですよ。その人は継続。天秤にかけられ、落とされた。週３日・週４日・週５日、漏れなく期限付契約の人がいるのに、「来年から来なくていいです」と言い渡されたのは１人だけ。
辛い気持ちはじゅうじゅうわかるんですけど。
それでも、真面目にきちんと勤め上げ、雇用期間満了の後、上の人が紹介した職場に笑顔で移るケースだってたくさん見てきた。
今ここで休んだんじゃ、雇止めの判断が正しかったことを自分で証明することになっちゃうじゃない…。
のはわかっているんでしようけど。心と体がついてこなかった。
今年で勤続３年目。去年は隣の係にいてトラブルになり、メンタルを壊して（うつ病で診断書が出た）２カ月くらい休み、今いる私の係に復帰した。
勤務態度は真面目だし、頭の回転も速く責任感だってある。新入りの私としましては、「優秀な若い人がいてくれてラッキー♪ 」とか思ってたんですけどねえ。
普通の人！？ と違う点としましては
- もの言いがきつくとがっていて、おだやかな口調のはずなのに威圧感がある。私たちのミスも即座にはっきり口にする。うつ病その１の人への責め立て方も厳しかった。
- 見た目にどことなく違和感がある。メイクはしてるが流行とは無縁。まだ４０代なのに白髪染めしていて髪質ゴワゴワ、分け目から境目がはっきり見える。スーツなんて全然体に合っていない。
首もとに大きないぼやほくろが固まって１０コくらいあるんですけど、気にならないのかな…。私、小さいの１つ見つけただけで血相変えて皮膚科にすっ飛んでいったんだけど…。 - 元々太りぎみで、夏ごろ急に２～３周りまた太った（ただし上腹・下腹、腰の脇を中心に見た目が変わり、デスクワークゆえ男の人は「毎日見てるし、気づかなかった」そうです）
くらいしか思いつかない…。
ストレスが限界に達すると、プツンと切れてしまう。これもうつ病なのか…。
適応障害・うつ病とひと口にいいますが、こうバリエーションが違い過ぎるのでは、お手上げです。
２名減できたる新年度まで乗り切らなければならない。新しい人を迎えて怒涛の年度はじめだ。覚悟しておこう。
なお、私のジャッジは元々男の人には厳しく、女の子には甘い。
そして、いわゆる「非正規」の人にはどうしても「弱い立場の人なんだから」の意識が先に来ます。
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