真冬のデイリー防寒コートに息子の中学校の制服のダッフルを着て早8年。袖口も擦り切れてきた。
見た目もかなりみすぼらしくなってしまい、今年は新しいの、買うぞ!
狙っているのはワークマンのコートなんですが…。
「秋冬新作」をこまめにチェック中。
ワークマンのコートに狙いを定めた理由
あったかさ・防寒性。
作業用ウェアのワークマンはデイリーにも使える。と聞きこんできたのはウチの男性陣。
息子はワークマンの裏アルミのブルゾンをGetした。
感想は、と聞くと「あったかい。」とのこと。
それならと、私も近所のワークマンに出かけて行き、
目についたのはふわふわモコモコの鹿の子地模様のフリースのカーディガン。
裏アルミはベスト状に、身頃にだけ入っている。
袖にはアルミ、入っていないんだ、厳寒期の室内着か、でも1,900円ならアリよね。と購入したのです。
息子の申しますとおり。半端なくあったかい。
室内は無論、無敵。お出かけの時も普通に寒い晩、ちょっとだけ歩くくらいならバンバン平気。
極めつけはオホーツクの流氷見たさに2月に北海道に行き、用心して厚着していったところ、裏アルミカーディーガン+ベンチコートでは暑くて暑くてたまらず、脱いで手に持ったカーディガンをいつの間にか取り落とし、拾ってくださった方が私を呼び止めるために必死で追いかけてくださった…とのオチまでついている。
DCブランドのカシミアカーディガンだって、ここまで暖かくなかった。
さらにカシミアものとなれば、お手入れにも気を使うのです。
クリーニング代はワンランク上で取られるし、柔らかいからハンガーにかけてもたたんでも型崩れとシワが気になる。
高級素材が好きなのは人だけではない。虫が真っ先に狙うのもカシミア。下手すると防虫剤の香りをまとわなければいけない。
なのにワークマン服のメンテナンスのイージーなこと!
気楽なこと!
真冬の通勤着アウターに、ワークマンにこそ私の求める機能はあるのでは。と思いつめたくなっている。
ワークマンの問題点
いちおう私、バブル世代です。
手持ちの一張羅のコートは6ケタです。
3,000円だの4,000円だののコートをオフィスに着ていくのは、正直躊躇してしまうトコある。
ファッション記事では必ず「年を取れば取るほど上質な服を選ぶべきです」との指南・洗脳を受け続けてきている。
素材感って、あからさまに、見れば見るほど値段と相関関係にある。
いくら汚しても、うっかり破いても惜しくない服、がもともとのワークマンのスタンスなんですから、見た目のゴワゴワ感、薄地でいけばペナッペナのヘタり感は
デパートやブティックの照明とは一線を画すワークマンの自然光+蛍光灯のもと、火を見るよりも明らか。
厚さ・柔らかさ・テリ。実物を見て、触ってみるとユニクロでもGAPでも味わえなかった感慨が湧いてくる。
さらに、縫製にも難ありなんですよね。
息子の裏アルミブルゾンは、買って半年くらいで、そで下の脇の下から肘のあたりまで、一気に縫い目がほどけてしまった。
普通に街着にしてただけなのに。一気に糸が外れたことになる。縫い目も粗い。
縫ってさしあげました。
いちおう重衣料です。たいして負荷のかかるパーツとも思えないのに。思いもよらない世界を見せてくださるワークマン。奥深い…。
欲しいデイリーコートの条件
無難な色・無難なデザイン
薄い色だと汚れが目立ってしまう。派手なデザインは着ていく場所を選ぶ。
ほどほどロング丈
冬じゅう着るメインのコートにしたいので着ていける範囲(職場スーパードラックストアジム)、初冬厳冬晩冬いずれにも通用する最大公約数となるとロング丈。くるぶし丈となると雪の泥で汚れる・車のドアにはさむ。あり得るし…。
温度変化は、襟元やコートの前を開けるか・開けないかで調節する。
モコモコのデザインはもともと嫌い
ダウンコートのキルティングで抑えるデザインははじめから嫌い。それでなくてもぜい肉の気になるお年頃です。ぴったりめのコートを「お似合いです」なんて店員さんに言ってもらって買って、服って着ているうちに生地が次第に柔らかくなる。体の線に沿い、コートは用事のある先に着ていくことに用途があり、インナーの服の厚みはTPOにあわせて変わる。コトと次第によっては「歩くボンレスハム」になってしまう。
できるだけビックシルエット、ストレートなIラインのものがいいんだけどな…。
今のファッションのシルエットの流れは、まさに私が望む方向に進んでいてくれてうれしい。できるだけ長く続きますように。
タイトなシルエットって、着ているのも疲れるんですよ。おしゃれのためには多少の痛い苦しいは当たり前。は受け入れて今まで生きてきたんですけどね…。
今までは裏ボアまたはキルティングで厚みを増やすタイプの防寒コートを選んできた。というかそれしか選択肢、ないんだもの。
裏アルミ仕様はにはマジ感動してしまった。
アルミ仕様のストレートラインの無難なコート、出ないかな。
比較検討すべきはスポーツ・アウトドアブランド+α
最優先したい防寒仕様でいくと、作業衣ブランドのほか、スポーツブランドやアウトドアブランド、または普通にブティックや通販も候補にあがってくる。
価格でいけばワークマンの圧勝。
スポーツ・アウトドア志向のブランドの服はこれまた用途が違うのだからいまいち私の服にはあわせにくい。
ファッションブランドだと、今までだと厳寒仕様は「ダウンパンパンで着るとまん丸」「生地がぶ厚すぎて絨毯をまとっているかのような重厚感」のものが大半だった。今年はどうなるんだろう。
サッカーコーチが冬に背広にあわせて着るような、品のあるベンチコートが理想なんですが…。
かといって「ココが気に食わない」「ここがこうでないと」と過度に自分のこだわりに拘泥すると、「買うものがなくて手持ちの服がどれもこれもくたびれてくる」「トレンドとは無縁で、説得力があればまだ許せるが空気も読めないと後ろ指さされないかしらとビクビクする軟弱な自我が透けて見えやしないかとつい卑屈になってしまう」。
流行は、やっぱり、多少は取り入れるべきだよなあ。私程度なら、。
ワークマンは今までのアパレルとは勝手違って面食らうこと多し
ボヤボヤしているとすぐ品切れ
ワークマンのコートに心を奪われるようになったのは、去年の冬の終わりの方。買ってもいいかなあ、と公式オンラインショップを見に行くのですが、とにかく「品切れ」が多い。
「オンラインで注文し、お近くの実店舗に来てくだされば送料無料」だそうです。
新作を念入りにチェックしておかないと遅れを取りそうな予感
安定の定番品や小物だとまた違うのかもしれませんが、防寒着のような季節ものになると
「新作発表までしばらくお待ちください」
新作は「〇月に店舗発売の予定です」
現品も「一部店舗のみの予定です」
とやる気があるのかないのかがよくわからない。
お店の人に話しかけるのに勇気が必要
現場仕事をされている方が急にモノが欲しい時に立ち寄れるための店のつくりのワークマン。
よって店番をしている人は、今まで私が服を買ってきたお店と比べて(本来比べるべきではないんですが)ありえないほどの普段着仕様。店内をなまじ小ぎれいにしていては、泥だらけの地下足袋で店内に入ってくる人に見えざる威圧感を与えてしまう。
今までの顧客に寄り添う体制の店内・接客で、おずおずと店内に入る私のような新参者としては肩身が狭く、話しかけにくい…。
どれも、今まで服を買ってきて遭遇したことのないシーンばかりです。
安い、と機能性は今回は最優先なんだけど、だからといってシルエットと着心地はある程度は譲れないしなあ…。
固いところで私の冬のコート新調戦略は
ワークマンの新作を欠かさずチェックし、ビビッと来たら即買い。
しかし時期が遅すぎると着るものがない。
12月の前半までには、新しいコートを決めよう!
ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか/a>