掃除機が壊れてしまいました。新しいのを購入しなければいけません。(寿命20年以上、我ながら長持ちした)
ルンバはあるのです。しかしルンバは
- 階段は掃除できないし
- ルンバの直径より狭いところのお掃除はできない。
- さらに気を入れて掃除したいとき
- 食器を割ってしまった時
などのためにロボット式以外の掃除機は買わなければならない。購入の条件と昨今の掃除機の機能を洗い出し、整理してみます。
コードレスの掃除機は購入しない
今はコードレスの掃除機が花盛りなんですね。
確かに、お掃除の時間って、
- 掃除機をかけるスペースを確保する
- 掃除機をかける
の繰り返しで、掃除機が回る時間は掃除にかかる時間よりは大幅に少ないのだし
コードがないのであれば従来の重い掃除機本体を引っ張っていったり、取り回しの途中で本体が邪魔になったりひっくり返ったりする。床に這うコンセントが邪魔。
だけどコードレスならストレスフル。
稼働時間を長く取り、超強力パワーであっという間にお掃除してくれるなら。
まさに コードレス掃除機はさながら魔法の杖のよう。
しかし、ウチの掃除って、週末だけなんですよね。
ルンバも金曜の夜または土曜日の朝一番に充電して使っている。
非ロボット掃除機は、使う時もあれば使わない時もある。
それと、充電が出来ていない時に使わなければならない事態もあり、24時間、使うか使わないかわからない掃除機を始終充電させておいたのでは場所も電気代もばかにならない。緊急時にバッテリーが足りず、結局使えなかったのでは困る。
毎日必ず絶対掃除機を使うきれい好きな奥様とか、職場・事業所で手軽に使える掃除機をお探しなのであれば申し分ないのでしょうが。
今回はコードレスの掃除機は候補からはずす。
国産か外国製品か
具体的に言うのであればダイソンかそうでないかですね。
ミキサーが壊れた時には、割高なのを承知で、アメリカ製のバイタミックスを購入した。
ダイソンはイギリスのメーカー。
掃除機と言えば、ダイソンといえば、「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」とのTVCMでのナレーションとともに、黒船のように日本に上陸し、強気のお高い値段設定、爆音も轟音とも言える騒音レベルの音量と引き替えに、ほこりが取れる!吸える!と大評判・大人気となり、すっかりお掃除界のハイエンドモデルとして定着した。
お値段も、最新機種なら6万円~くらいは見込まなければならないけど、型落ちなら半額くらいでも見つけられるし、噂に違わぬ音なのか、ごみが吸えるのか、試してみたい。
一方、信頼・安心の日本製。
ダイソンと言えばサイクロン型の掃除機、1990年代にダイソン社が初めて世に出した。しかしもう20年以上たっている。日本のメーカーからだって、サイクロン型の掃除機は出てる。名前がついていない、知名度が低いというだけで、ダイソンの掃除機よりよくホコリが吸え、かつ部屋の空気がクリーンで想定内の音量レベルである…掃除機だってあるのかもしれない。
そして外車と同じ。購入価格は国産も外国産も同じ。維持費用は手間も併せて2倍!車検2倍!部品2倍!修理2倍!
勝手知ったる国内産、お買い物をするなら地元で。
- 家電メーカーなら東芝・パナソニック・シャープ・日立・三菱
- 玄人好みのマキタ(電動工具メーカー)
- ジェネリック家電(確立した古い技術を綿密な市場調査の上格安かつ高品質のラインナップ)のアイリスオーヤマ、ツインバード
と、目移りしてしまうほどにたくさんの選択肢の中から、好みの掃除機を選ぶことができます。
サイクロン式か紙パック式か
正確にいえばほかに「カプセル式」「水フィルター式」「ファン式」とかがあるけれど、掃除機の二大勢力はサイクロンか紙パック式。
サイクロン式はたまったごみを直接捨てる。
紙パック式は紙パックごと捨てる。
紙パックを通って掃除機本体から噴出される空気は匂うし、紙パックのなかにごみがたまっていくにつれ、吸引力は落ちていくよう、宿命づけられている。
そしてめんどくさいんですが、正確に言えばサイクロン=紙パックレス、ではないんですね。サイクロン式ではなく、かつ紙パックがいらず、直接ごみを捨てられる掃除機だってある。
サイクロン式はどうしても価格が高くなるし、本体が重くなる。
軽いから、安いから、紙パック式じゃないからと選んだのが、結果、サイクロン式でなかったり、
「サイクロン式」なのに(サイクロン=竜巻。掃除機の中で竜巻をおこしてごみと空気を分離する)なぜかフィルターがついていたりする。
ま、快適に使えればなに式だっていいんだし、どーしてもサイクロンにこだわるなら、万難を乗り越え、ダイソンの掃除機にすればいいだけの話ですが。
掃除機のヘッドの形
フルセットで購入すれば、すき間ノズルや布団用のヘッド付きにはなりますが、まずは使用頻度の高いメインブラシ。
- ノーマルヘッド
純粋に吸い込み口(ヘッド)のみ。吸い込み口の上下に歯ブラシみたいなブラシがついている。 - タービンブラシ(タービンヘッド)
ヘッドに内蔵ブラシがついていて吸い込みの空気の力でブラシを回し、床についたごみをかきだす。 - パワーブラシ・パワーヘッド・モーターヘッド
ヘッドに内蔵ブラシがついていて吸い込みの空気の力に加えてブラシ用のモーターもあり、掃除機にスイッチが入るとモーターじかけのブラシが強力回転することで、タービン式よりもさらに強力に床のごみをかきだす。 - 自走式ヘッド
パワーヘッドのさらに進化系でヘッドが動く!大げさに言えばヘッドが走る!
と大きく分ければ4種類。
ノーマルヘッドはハンディークリーナーとかならともかく、今どきのメイン機としては問題外。
タービン式とパワーヘッドは悩みどころ。ブラシにモーターがついているパワーヘッドが最強に決まっている。しかしオプションが加わることによってヘッドは重くなる。取り回しに力がいる。
さらに自走式、すなわち「勝手に走る」なんですから、下手すると散歩する犬に引きずられるように、掃除機のヘッドのパワーで体が取られてしまうことにもなりかねず。
さらに方向転換にも力とコツが必要。
そしてパワーヘッド・自走式ヘッドはモーター内蔵とくれば、ヘッド故障やメンテナンスのリスクはあがる。
しかしフローリングや畳のお部屋程度ならタービンブラシで間に合うけど、カーペットとなると、正直モーターヘッド以上じゃないと。
さらに、吸い込み口には髪の毛とか、輪ゴムとか、卵パックを切った時のプラスチックの切れはじなどがからみつく。
その都度掃除しなければならない。吸い込み口の掃除にひと工夫ある掃除機、ないかな~。
ダイソンの
「ソフトローラークリーナーヘッド」
などは、歯ブラシの毛みたいなブラシをらせん状に埋め込むのではなく、柔らかなフェルト地をヘッドに採用することでからみつきを軽減。
高性能フィルター
- HEPAフィルター
(空気中からゴミ・塵埃などを取り除き、清浄空気にする目的で使用するエアフィルターの一種) - ULPAフィルター
(HEPAフィルタと同じでより基準が厳しい)
つまりフィルターの目を細かくし、部屋に清潔な空気を送り出すしくみ。
家族にアレルギー持ちや花粉症キャリアがいるのであれば、外せない機能かも。
紙パック式に限らず、サイクロン式でも高性能フィルター搭載の機種あり。
まとめ
- たまったごみの捨て方と、ヘッドの性能とお手入れ・メンテナンスは最小の手間で最大限の性能を引出し、出来るだけ修理やメンテナンスなしで末永く家電を使いたい身にとっては、真っ先にチェックしなければならないポイントの一つ。
- 「軽量です」とうたっている掃除機は本体を軽くするため、モーターを小さくしたり集塵容量が少なかったり。「音が静かです」とうたっている機種は吸込能力を落としている。つまり他の機能を犠牲にせざるを得ない。
- 値段と性能は正比例するのでお値頃感、お買い得感がほしいのなら、型落ち・セール品になるのかな。でも、新しいの見ていると、欲しくなっちゃうんですよね。
- 掃除機で床に傷がついた、などの書き込み、口コミも見かけるが、掃除機のヘッドというよりは、ヘッドの間に大きめのごみが挟まってしまい、吸い込まれず、ヘッドを動きとともに床をひっかく形となり、フローリングに傷がついてしまうケースが多い。
- さらにお掃除に熱中したり、狭い家のなかでの掃除機の取り回しに悪戦苦闘し、ヘッドのプラスチック部分、本体の車輪部分、ホースなどを建具や階段でぶつけてしまい、結果傷がついてしまうパターンも多い。
通販で購入するならショッピングポイントの多くつく日を狙い撃ち!
近所の家電量販店にもちょっと行ってみて、話を聞いてみようっと。