2011年にルンバ537SODCを購入し、10年目に突入。今でもバリバリ現役です。買ってよかった。
感じたメリットや耐久性、消耗品の購入頻度、一緒に購入したオプション品の今など、購入を検討されている方へのアドバイスです。
ルンバを購入するメリット
スイッチオンすればお掃除が始まる。お料理をしながら、洗濯をしながら掃除が進むことのありがたさ!
また、必要な操作は充電してスイッチを押すだけなので、他の掃除機だのほうきを使うより楽。
購入前は、オットに床を指さされ「ココ、掃除しとけ」と命令されていた(私は耐え忍ぶタイプ♪)ルンバ導入後は、このセリフはでてこない。
さらに、10年間、通販一本やりで、消耗品(ブラシやフィルター)の補充に苦労したことが1回もない。
ブラシが回らなくなった、バッテリーが弱ってきた。気が付いてからおもむろに楽天なりヤフーショッピングをのぞけば、必ず在庫があり、ポチればほどなく自宅に届き、交換できる。
長く使い続けることができる。
本体の故障はなし。
ルンバの我が家での使用状況
週末がお掃除の日なので、
金曜日の夜の充電コードをつなぐ。
土曜日の朝、フル充電になったところでフローリング部分をお掃除。バッテリーがなくなるまでルンバに動いてもらう。(1時間~1時間半程度)
再びフル充電し(所要4~5時間)、畳部分に同じくバッテリー切れまでルンバをかける(ウチは畳部分がフローリングより1段上がっているため、いっぺんにルンバはかけられない)(バッテリーは使い切ってから充電が長持ちのコツ)
おおむね、このペースで10年間。
ルンバの性能(お掃除の仕上がりレベル)
細かいことを気にし始めたらきりがないけどまあまあ75~80点のレベルできれいになる。
ルンバは円形。なので部屋の隅のほこりまではブラシは届かない。
また、床にこびりついた汚れは、頑固だと取れない。自分で掃除機をかけている時は気がついても、ルンバが部屋の中を走り回っている間、始終ついているわけにもいかない。
なのでリビングはセーフ、ダイニングとキッチンは要注意。
なんとなくほこりが取りきれていない時。ブラシを清掃し、たまったごみを捨てれば格段・てきめんに取れるようになる。
ルンバは自分で「お掃除が済んだか・まだか」を察知して動く。1回通ってごみが取り切れていないなら2回・3回と部屋の中を回り続け、「そろそろキレイになった」を判断したら、自分で止まる。汚れがたまっているのであれば稼働時間が長くなるだけの話。
ブラシのメンテナンスさえやっておけば、仕上がりはほぼ均等。
また、終了後、部屋はそこそこきれいになったように見えても、また開始ボタンを押すと、結構まだ動いたりする。
ルンバの消耗品の購入ペースと経験談
購入当時、付属品とのフルセットで8~9万円はしたはずです。
しかし、購入して終わりではなく、定期的に消耗品を購入しなければなりません。
ブラシ
購入してからしばらくすると、ゆがみが出てくる。
使い終わってからその都度ブラシを清掃するべきなのでしょうが、こちらも時短・省力・手抜きをしたいからルンバを使っている。やらなきゃならないのはアタマで分かっていても、ついそのままになる。
ブラシの目詰まりが極みに達したり、床に落ちていた大きめのごみが吸いきれずにブラシにからまった場合、取り除いて、ワイヤーガードを再装着してもワイヤーガードのフタが「カチ」っといわない。コレ、ブラシが使えなくなるサイン。交換しなければいけない。
半年は持つけど1年は持たない。さらにメインブラシ・フレキシブルブラシ2本のうち1本だけダメになると、まだ使える1本を使い続けるか一緒に捨てるか、迷ってしまう。
ルンバのブラシは純正品を使うべきか、使わざるべきか
公式サイトでの販売価格は
メインブラシ・フレキシブルブラシ・エッジクリーニングブラシとも、税込み2,200円。
つまりフルで一挙に交換してしまうと、6,600円かかる。高い。
楽天だのヤフーショッピングだと、1本1,000円しない非純正ブラシがゾロゾロ出てくる。
頼んでみたこと、あります。
結論からいけば、「ブラシをこまめに取り替えたい」タイプの人には向くかもしれないが、私は買わない。
- まず、ポチり、届き、装着してみて、バッタなもんだから、使用前からブラシの規格が合っておらず、はまらないことがあった。
クレーム入れて返品・交換するのが面倒で諦めてしまい、安物買いの銭失いを地で行ってしまった。
- 値段が落ちれば、明らかに・目に見えて耐久性が落ちる。
メインブラシが純正品が半年なら、非純正は3か月、下手すれば1か月もしないでオシャカになってしまった。
非純正のエッジクリーニングブラシは、羽部分のすり減りようが純正品のそれと明らかに違う。
ただし、ブラシは床のごみを拾っている以上、衛生的には交換ペースは速い方がいいに決まっている。
- 2,200円のブラシを半年使い、安定とコスパを狙うか
- 1,000円のブラシを毎月取り換えて清潔さを保つか
のどちらを選ぶかはその人の価値観によって変わってくる。
ブラシ(メイン・フレキシブル)が壊れると、ルンバは動かない。
即、取り換えるしかない。年に1回はある。その都度5~6,000円、ランニングコストは絶対にかかる。
バッテリー
充電して、放電して…を繰り返せば、稼働時間は短くなってくる。
自分が何分までなら耐えられるかになってくる。
ウチはフローリングの3部屋をいっぺんにルンバをかけ、完了まで1時間くらい。
使い続けるうちに、たいして時間がたっていないのに完了ボタンが鳴ったり、さっぱり掃除が終わった結果が見えないままに終了ボタンが鳴る。など、稼働が安定しなくなってくる。
30分くらいで終了ボタンがなると、さすがに心もとくなり、交換。
10年の間に2回交換した。
説明書など、とうの昔になくしてしまっていますが
「ルンバ バッテリー 交換」などと検索をかければ、やり方はいくらでも出てくるので、安心です。
バッテリーの価格は11,000円。
フィルター
推奨は3~4ヶ月に1回ですが、言うことを聞いていては出費かかさむ。
交換したってすぐにちりぼこりはついてしまうし、交換をさぼったからといって異音異臭はないし、ごみのとれ具合はしつこいですがブラシのコンディションが8~9割。
「いつ交換したのか思い出せない」タイミングで交換する。3年に2回くらいでしょうか。
10年たったルンバはどこが傷むのか
吸込口のゴム部分
床のほこりや汚れはエッジクリーニングブラシでかき出し、ごみ格納部分に吸い込まれる。開閉式になっており、外界とは上唇と下唇みたいな感じで、ゴム式。
折を見てここを開け、ごみを取り出して捨てる。
10年もたてば、ゴムは劣化し、ごみ捨ての時にゴムパッキンにごみがこびりつく量も増えた。
ただし、劣化したとは言え、「掃除しながらごみを落とさない」程度の強度はまだある。
部品・消耗品としては売っていないので、ダメになったら本体ごと買い替えるしかない。
ワイヤーガードのジョイント部分
ブラシに汚れが貯まるとブザーが鳴る。カバーを開ける時にも無理な力が入る…を繰り返すと、根元の部分と手前の部分、どちらもジョイント部分が弱くなってくる。
ブラシがきちんとあるべき位置に入っていないと、フタができない。逆にいえば、ブラシをきれいにして、セットしてもカバーがしまらないのであれば、ブラシの寿命が尽きた時になる。
ジョイント部分のプラスチックが割れたりしたら。これまた部品販売はない。メーカーに頼めば修理してくれるのかもしれないけど、10年使っているんだし。
壊れたら買い替えるしかないと思います。
車輪のゴム
コレも使い終わるごとにその都度お手入れしていれば避けられたはず。
家のごみに、何年か前に、チューインガム系のものがあったらしい。片輪にこびりついたまま時間がたち、タイヤのミゾ部分に入りこみ、ミゾが埋まり、くっついたゴミが取れない。折を見てカッターでそぎ落としたりしている。
ルンバを購入するデメリットまたは注意点
ウチの場合になりますが。
ルンバを買ったからこそ増える掃除の手間
ルンバをスタートさせる前に、床にあるものを高いところにあげなければならない。
ウチの場合だと、ゴミ箱、扇風機・温風ヒーターのたぐい、ダイニングワゴン、キッチンマットなど。本当は椅子もあげるべきなんですが、力がつづかない。
椅子はテーブルから引き、ルンバ本体が自由に動き回りやすい空間を作らなければならない。
で。ルンバのお掃除が終わったら、全部元通りに戻さなければなりません。
けっこう手間がかかります。
買った当初についてきたオプション品はほぼ使っていない
クッションラバー
ルンバの進行方向全面に貼るシール。家具にぶつかった時の衝撃を吸収し、傷がつくのを防ぐ。
貼ったんですが、はがれてしまいました。
タイマー機能
家に誰もいない時間を見計らって床をおそうじしてくれる。
ただし、稼働をはじめても、エラーがあると(床の電気コードがからまったり)そこでストップしてしまう。帰宅すると、志半ばで異常停止したルンバが横たわっている…。
つまり上で書いた下準備を習慣にしないと、タイマーによるルンバの無人お掃除は不可能。
…だったら、自分の目の届く時間帯にルンバを使い、助けを呼ぶ声!? が聞こえたらその都度救出に向かう方が楽です。
バーチャルウォール
ルンバを行かせたくないところに、結界!? を貼れるセンサーがある。
ただし、センサーなどなくても、玄関のたたきの段差など、ルンバの進めないエリアにいくと、ルンバは自動的に運転を停止し、エラーメッセージが流れる。同じくその都度救出すればよい。
または行かせたくないエリアにスーパーの買い物かごにモノを入れて重しがわりにしたのを置けば、ルンバは進めない。
使わなくても掃除はできるのだから。とお蔵入り。
バーチャルウォールそのものも、2・3度使ってみたけど、うまく作動せず、結界を破られてしまったこともある。だったらはじめから使わないのが一番楽。
リモコン・ホームベース
iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ用リモナビ(リモコン) 82201
ルンバ ホームベース 日本専用 (ACアダプター 一体型)500・600・700・800・900シリーズ Integrated Home Base
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同じく、目の届かない時間にルンバを使って途中で挫折、としないためには、
ルンバをスイッチオンしてからエラーメッセージの聞こえる場所に待機し、家事などを平行して進めるのが私のスタイルであるため、使わなくなりました。
まとめ
ルンバは普通の吸引式掃除機よりも定期的に交換必須の部品が多く、ランニングコストは見込んでおくべき。
もはや手持ちのルンバは生産中止。部品が市場に出回らなくなるか、本体にリカバリー不能のダメージが出たら、買い替えます。
他のメーカーと比較はするけど、本体うんぬんより、あとから絶対必要になってくる部品調達のしやすさを、私は重要視したい。
今のお掃除ロボットは機能てんこもりみたいだけど、私は、余計な機能をできるだけ省いた、ベーシックタイプを希望。