インドといえば、日本の一般人の認識は「タージ・マハル、ガンジス川、ガンジー」。
限られた日程のなか、最初の2つだけは絶対見て帰る!(ガンジーの銅像はインディラ・ガンジー国際空港からデリー市内に向かう道路で見た)
ツアーを決めた理由から開始から終了までの一部始終と注意点。
タージ・マハルとガンジス川2泊3日ツアー参加を決めた理由
インド滞在はデリー空港発着。観光に使えるのは4日間。飛行機は最終日の20時20分発。
インド観光・インド旅行の情報収集に努め、気になったのは「交通機関の遅延」。
高速道路の渋滞、列車は平気で5時間も6時間も遅れる、飛行機も時間通り飛ぶ保証はどこにもない。
つまり。
帰国日に「観光→移動、空港へ」の日程を組んでしまうと、飛行機に乗り遅れるリスクがある。遠いエリアであればあるほど、危ない。
最終日だけは遠出をやめて
デリー市内でおとなしくしているべきでしょう。
すると実質使えるのは3日間。
インド観光の王道・鉄板は、「ゴールデントライアングル」と呼ばれるアグラ+ジャイプール+デリーの旅程。
2泊3日あれば回れる。
インドは日本の8倍以上の広さ。観光スポットがいちいち遠く離れている。移動距離&時間が大きい。
外国人観光客向けのガンジス川のスポット、バラナシをゴールデントライアングルに加えるためにはプラス1日、3泊4日みるべき。
…ジャイプール…。「地球の歩き方 インド」を見て初めて知った。
もともとインド旅行を決めた動機は「タージ・マハルとガンジス川が見たい! 」でした。
ポイント絞ろう。ジャイプールはまたの機会に。
3日間でカオスなインドを初インドの女がテキパキ安全に旅行するには、ツアーに参加するしかない!
安全安心はお金で買える!
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インドの2大ハイライト!アグラ+バラナシ 2泊3日ツアー*ガンジス川での朝日鑑賞付<日本語ガイド/宿泊&食事付/デリー発/空港送迎可>
4つ星ホテルを選びました。
旅行前
申し込み時にはパスポートの番号と
迎えの場所(空港orホテル)、送りの場所(空港orホテル)を明らかにしておく。
なお、タージ・マハルは金曜日が休み。
また「宿泊予定のホテル名・ガイド名・ガイドの連絡先をツアー参加日の5日前までにお知らせします! 」
との触れ込みでしたが、届かず、催促して、返事が来たのは出発2日前でした。
旅行1日め
8時にホテルのロビーで待ち合わせ。
ドキドキしながら7時30分にホテルのロビーにスタンバイ。
フロントに電話が入り、流暢な日本語のインド人ガイドさまから
「おはようございます。今そちらに向かってます。渋滞で、8時20分~30分くらいに到着する予定です。」
と連絡が。
おとなしく待ち続け、ガイドさまとドライバーさまと合流できました。
申し込んだツアーは「混載ツアーです」と明記されていたものの
参加者は私1人!
やった! 貸し切り!
車でタージ・マハルへ向かいます。
照り付ける太陽を防ぐためか、車の窓にはネットが張られており、車窓からの写真が撮れないのが惜しい。
(あとで取り外しがきくのに気づき、夕方くらいには頼んではずしてもらった)
ニューデリー駅前なんて、ここが首都の駅前なのか?人、多すぎね!? 建物や道路、汚すぎね? ああ、怖くてのんびり・ぽんやり歩く気になれない。ガイドさまと一緒で良かった。
デリーを出るまでは車は混雑しているものの、郊外に出るにしたがって空いてくる。
「左にフマユーン廟が見えます」と教えてもらえた。
インド料理の辛さは日本人に限らず、苦手な人が多い。
私の参加したツアーは基本、辛さを抜いた料理が提供される。
「私は辛いもの、イケます。辛さ度、選べますか。」と聞くと、なし。
0か100か、です。
さすがに本場のインド料理の辛さは、ガツンとくる・ズシンとこたえる辛さでした。
3~4時間かかるので、途中、ドライブインでトイレ休憩。
インドで初めて、地元の人たちと一緒。
トイレは、まあまあきれいでした。
日本の古い観光施設の屋外トイレくらいのイメージ。トイレットペーパーは持参。
(でも入口にはトイレットペーパーをくばり、チップをもらっている人もいた)
タージ・マハル
12時ごろ到着。
「タージ・マハールは荷物の持ち込み制限があります。貴重品とスマホ・カメラ以外は車に置いていってください」と注意を受ける。
駐車場で私とガイドさまは降りてチケット売り場まで歩く。ドライバーさまは待機。
チケットセンターでガイドさまが入場券を買ってきてくれるのを待ち、いよいよ憧れのタージ・マハル入場!
昼食
14時頃。車で外国人観光客向けのお店に連れて行っていただく。
店内はテーブルとイス。テーブルクロス・ナプキン・ナイフ・フォークも揃い、
正統派インド料理を手ではなく、ナイフとフォークでいただきます。
アグラ城
知名度ではタージ・マハルに及ぶべくもなく、タージ・マハルとのセット観光の位置づけからは逃れられないものの、見て回るエリアの広さ・バリエーションはタージ・マハルの3倍くらい。
手荷物制限はタージ・マハルに同じ。
外観は砦っぽくいかついのですが、中はインドのオリエンタル・エキゾチックなおつくりです。
着てみたくないことはないけど。
着る時と脱ぐ時、お店に寄らなければいけないのがおっくうなので断った。
でも、タージマハールもアグラ城も、サリーを着た女性はたくさんいたので、記念に、いいかもしれません。
(ただしホテル内ショップの店員さんも押しが強く、グイグイ買い物をプッシュしてくるという点では大差なかった)
■タージ・マハルを眺めながら夕日鑑賞&紅茶タイム
■アーユルヴェーダ
の案内もなかった。
ただしアーユルヴェーダのお誘い!? は、ホテルマン(ウーマンというべきか)からはあった。
…疲れで眠ってしまいそう。施術時間いっぱい、記憶が飛ぶ怖れ濃厚なので、お断りしました。
ホテル(アグラ)
16時半ごろ到着。
夕食は20時から。朝食6時30分から。どちらもブッフェ式。インド料理が苦手・飽きた人でも洋食メニューを選べる。
2日め(アグラーバラナシ 列車移動)
自分でチェックアウト。8時45分にガイドさまが迎えにきてくれる。
ドライバーさまに鉄道駅まで送っていただき
10時20分発の列車に乗ってバラナシまでの鉄道の旅。
2等車、エアコン付き、寝台2段の車両でした。
何もやることありません。
車窓の景色を眺めるだけです。
(飛行機で一気に移動してしまうと景色を見逃してしまう。往復列車だと時間のロスが大きいことから私は片道列車の車窓観光・片道飛行機のツアーを選んだ)
お昼ごはんは途中の停車駅でお弁当屋さんが持ってきてくれる。14時過ぎ。
チャイ売りの人が回ってくるので頼んで飲んだ。
(みんなガイドさんがやってくれる)
到着予定時刻は19時台だったのですが
遅れに遅れ、バラナシ近くの駅に着いたのは、なんと24時近く!
当然ですが、間に合えば案内するとのことだった日没後にガンジス川で行われる祈りの儀式 ”アルティー” など間に合わない。
迎えのドライバーさまも、ずっと待っていてくださいました。
ホテル(バラナシ)
0時半ごろ到着。
夕食は「サンドイッチならできる」とのことだったのでお願いし、食べたか食べないかのうちに眠ってしまう。
3日め
ガンジス川の朝日鑑賞
ガイドさまは列車の中で日の出の時間をチェックしていた。
日の出の時刻30分前にホテルを出発。集合は6時。
車をおり
ガンジス川の船着き場まで歩いていき、
ボートに乗って、日の出鑑賞!
感動的でしたよ~。
なお、ボートのチャーター料金200ルピーをお支払いします。
8時前にはホテルに戻り、朝食(ブッフェ式)を食べて少しゆっくりしてから、チェックアウト。
10時40分にホテルを出発し
バラナシ大学構内のヴィシュワナート寺院
ドゥルガー寺院
外観のみでした。
昼食
13時過ぎ。バラナシのレストランで。
おすすめのマンゴーラッシーは250ルピーで、別料金。
向かい合わせでガイドさまとお食事。片手で鮮やかにチャパティをちぎり、カレーを包んでつかみとり、口に運ぶ仕草は、日本人の私から見れば達人の技で
つい見とれてしまう。
向かって左を見てほしい。インドのサラダ。塩とコショウをふりかけて食べます。
デザートに、アイスクリームが出ました。
サルナート
その後仏教の聖地の1つ、お釈迦様がはじめて説法を行われたサルナートへ。
隣の考古学博物館にも立ち寄りました。外観のみ。
バラナシ-デリー間移動(飛行機)
車でバラナシ空港まで送っていただき、空港着は17時ごろ。バラナシからデリーまでは飛行機で移動。
ツアー終了
20時半ごろデリー空港到着。1日めのドライバーさまが迎えに来てくれる。車に乗り、宿泊ホテルの前まで送っていただいて、21時半ごろ、ツアー終了。
感想その他
- ツアーの最初から最後までガイドさま同行。列車は上下寝台、飛行機は隣の席。
ガイドさまは私をホテルに連れて行き、チェックイン後、自分のホテルへ移動(注:4つ星ホテルの場合)。朝、決めた時間にホテルのロビーで待ち合わせ。
観光地では日本語で説明があります。 - ガイドさまには1000ルピー、ドライバーさまには600ルピー、チップを渡すようにと旅行会社から指導!? がある。
2日めと3日めはデリーのドライバーさまとバラナシのドライバーさま、2名にお世話になったので
支払額は
1日め ガイドさま
1,000ルピードライバーさま
600ルピー2日め ガイドさま
1,000ルピードライバーさま
600ルピー×23日め ガイドさま
1,000ルピードライバーさま
600ルピー×2 - インド人は時間にルーズというイメージがあるそうですが、
私についてくださったガイドさま・ドライバーさまは、時間厳守。
ツアーの始まりこそ到着は遅れましたが、
以後 〇時集合、と決めれば必ず時間前には集合場所についている。
夜中の1時に私をホテルまで送り届け、自分のホテルに入り、 6時前にフロントでピシッと待っていてくださった。ただただ感謝。 - ドライバーさまは超絶技巧。言っちゃ悪いけど、都市計画や道路整備とは無縁の、人牛自転車リヤカーリキシャ一緒くたのインドの道を、クラクションで威嚇!? してどかせまくり、華麗にすり抜けていく。車には別に傷もついてないし…。
ちなみに、インドではスズキの車、ものすごく多い! 続いてトヨタ、次がTATA。バイクはホンダでしたね。 - 鉄道と飛行機を使いましたが、
鉄道は出発1時間前、飛行機は出発2時間前には駅・空港に入る。
待ち時間は物珍しく、楽しいけど、長い。 - 私が行った時期(2月中旬)はタージ・マハルもアグラ城もサルナートもさほど混んでおらず日程には余裕があった。
他に行きたいところや、車から降りてここで写真を撮りたい! など事細かにオーダーを出しても答えてくださったかも。
そして何よりありがたかったのは
観光以外のことに一切気を使わなくてすむ。
デリー到着当日、私、旅行詐欺にあってまして、実言うと翌日のツアー出発時はかなり意気消沈していたのです。
インドって怖いなあって…。
迎えに来て下さり、行く場所・行くホテル・行くレストラン・飛行機や列車の乗り降り・ドライバーさんとの合流の連絡・行く先々でのチップのタイミングと額、ぜんぶガイドさんに任せて安心していられる。
自力で観光地を回るのであれば
インドの場合、
- 聞いて嘘を教えていないか
- ぼったくらないか
- だまされないか
をまず疑ってかからなければいけない。
いけないなんて言うつもりはない。異なる常識を持った方々なのです。
世界一周途中のバックパッカーさんみたいに場数を踏み、度胸を日々鍛えているならともかく
私の場合、たった4日間しかいられないんだもの。
旅行のスキルを磨くのであれば、初心者にとって、インドは難易度が高すぎる。
お任せしちゃって正解でした。
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