母なるガンジス川の最寄空港がバラナシ空港。インドのLCC便に搭乗して、デリーまで900キロあまり。飛行時間は1時間40分。
空港到着・バラナシ空港内の様子・離陸まで
現地発着のプライベートツアーで搭乗。ガイドさまと2人連れです。運賃はツアー費用に含まれている。ラウンジもご縁なし。
16時くらいに空港着。インドの空港には、地名ではなく、政治家の名前がついています。正確にはラール・バハードゥル・シャーストリー空港。
日中のインドの空港を見るのは初めて。(デリーの空港に着いたのは夜だった。)ドライバーさまとお別れし、空港内へ。
パスポートと搭乗券を見せないと中には入れてもらえない。
空港内に入り、まず預入荷物の赤外線検査。
ガイドさまの荷物はリュック1つだけど、私は化粧水とか歯磨き粉が荷物にあり、預けざるを得ない。
うっかりバッテリーを入れたままにしてしまい、不合格。バッテリーを抜いて、合格。
カウンターで搭乗券を発券してもらい、荷物を預ける。(重さは14kgまでなら無料)
予定としては
搭乗開始が17時55分
離陸18時25分、着陸20時5分。
搭乗前の機内持込品荷物と保安検査は
インドでは、列が男女別。
女性はいちいちカーテンの中で保安検査を受けるので、けっこう時間がかかる。
ただし男性は数が多いので、私の検査が終わってもガイドさまはまだ保安検査までたどり着いていなかった。
検査にパスしたら、搭乗を待つだけ。
ガイドさまにとってはおなじみの空港でも、私にとってはおそらく最初で最後。「写真を撮ってきていいですか」と一言断って、行ける所はくまなく回る。
2階の発着ロビー。
空港としてはコンパクト。
路線は
国際線 | カトマンズ(ネパール) シャルージャ(アラブ首長国連邦) バンコク(タイ) |
国内線 | デリー カジュラーホー ラクナウ ムンバイ ゴア ティルヴァナンタプラム コルカタ バンガロール ハイデラバード アフマダーバード |
ショッピングモールもない。
待合スペースの壁に沿ってお店が並んでいる。
店構えは多少狭いものの、
- インドの方のための欧米のブランドショップ、
- インドに来た外国人観光客のためのお土産屋さんや絹織物・毛織物・綿製品などの専門店
がある。
レストランやカフェスタンドもあり。
搭乗・機内の様子・着陸まで
搭乗開始時間になり、地階のゲートがオープン。
LCCなので、飛行機までは空港の中を歩いていく。
実を言いますと、私、LCCに乗るの、生まれて初めて。
空港を歩くのも初めて、飛行機をこんなに近くに、ガラスごしでなく、近くに見るのも初めて。
「飛行機は指定席だし、急がなくてもいいから…」と、
空港待合室ではひたすらスマホしていたガイドさまは、さかんに写真を撮っている。(旅慣れた人でも撮影したくなる景色らしい)
インドの夕方の空気の中、タラップを登り、飛行機に乗り込む。
座席。
フツーのビニールシート。
2時間くらいしか乗っていないんだし、じゅうぶんです。
モニターはなく、ビニールがはがれていたりする。
テーブルはありますが、大柄な男性がPCとかを置いて作業したりするには、ちょっと厳しいかもしれない。
乗客はおそらく80人前後。(私たちの席が1番後ろで、席番号が20。座席は2-2。)
乗客も少ないし、搭乗はあっという間に終わってしまう。
LCCだからなのか違うのかまではわからないけど、全員搭乗完了なのに、そのまま40分くらい待たされ続け、やっと離陸。
舞い上がる飛行機の窓から、見えなくなるまで、バラナシの夜景を見ていました~。
もう2度と、来ることはないんだろうなあって。
機内は満席。中の空気は、人いきれであったかい。
客層は、子どもはいなかった。男性8~9割。インド国内のビジネス客っぽい服装の人が半分。残りはインド内外からやってきた観光客っぽく、カジュアルな服装。人種はインド系・白色・黄色。アフリカ系の人は見かけなかった。
飛行時間は2時間たらずなので、わりとあっという間です。
ベルト着用のサインが消えると、白シャツに黒パンツのCAさん(2人、20~30代の女性、1人はテキパキ、1人は新人っぽくおっとり)が客のオーダーを取りにまわる。
食べ物飲み物は有料。「何か飲みますか」とガイドさまが聞いてくださり、ご当地もののマサラティー。ミルクティーに香辛料を加えた飲み物で、香りづけの強さや種類はお店によって千差万別。飲みやすい、マイルドな香りでした。100ルピー。ガイドさんはコーヒーで、同じく100ルピー。
LCCは飲み物代で利益を取るのだとばかり思っていたのに、良心的。
機内にはショッピングカタログも置いてあり、購入できる。
超高級品とかは置いていない。価格は、日本のものとそうかわらない。
着陸準備に入る前に、CAさんがゴミ袋を持って巡回してくる。飲み終わった紙コップその他を入れて、
シートベルトを確認し、着陸に備えます。
デリー空港到着
「着陸したら、空港ビルまで、歩きですか? シャトルバスですか? 」とガイドさまに質問。
答えは「歩きの時もあるしバスの時もある。」
夜風の中タラップを降り(初体験なのでなんか気持ちいい)
派手で新しい、インドの町ナカではなかなかお目にかかれないピカピカのシャトルバスが待っている。バスに乗り込んだの、20時半くらい。
乗客はざっと80人なので、1台では入りきらず、2台めのバスはすぐ後ろに待機しており、乗客もスキルが高く、スムーズな乗車・すぐに空港ビルへバスは出発。
私たちが荷物受取所に到着する頃には引き渡しはもう始まっていて、すぐに荷物を受け取れました。
感想
いわゆる「インドっぽさ」が全然なく、スマートで、洗練されていて、快適で。
町ナカのわい雑な観光地やストリートとは一味もふた味も違う。もう1つのインド。
なお、私は、ツアーに申し込む時、1回、日程変更しているんですよ。
( 申し込んだツアーは ↓ こちら )
タージ・マハル観光の日程に定休日の金曜日をあてて予約を入れた。直後、肝心のタージ・マハルに行けないのでは元も子もないことに気づき、2~3日後、日程をずらした。
フライトのチケット発券後にスケジュールを変更した場合は、変更手数料としておひとり様USD53のお支払いが必要となります。
どうせインドなんだし(失礼)、予約後すぐに列車や飛行機の手配をするはずはない。ある程度数をまとめ、席を確保するのだろう、とタカをくくっていたのですが、残念ながらキャンセル料はかかってしまいました。
(言っちゃ悪いが、LCCのチケット発券以外の手続きはレスポンスがいちいちニブかった。5日前までに知らせると明記してあるホテル名とガイドさまの名前は、催促に催促を繰り返し、返事が届いたのは2日前。平準化してほしかった)
インド旅行の口コミ掲示板などを見ていると
「(代理店では)列車のキップがとれなかったようで、飛行機に振り替えていただきました。」
との書き込みもあり、長距離移動の人気の路線は、列車より飛行機の方が取りやすい場合もある。
そして、列車の旅は
このとおり。
飛行機の旅は
このとおり。
空港までの足代は列車よりも上乗せにはなってしまうものの。
運賃は列車と飛行機、大差ない。
(列車の座席クラスは1等・2等・3等とあり、3等なら激安で運賃は大幅ダウン。
ただし現地インド人の方々のすし詰め乗車と見なければならず、旅の貴重な体験だと思うか、気が休まる暇もないと取るのかは旅人の価値観次第)
私の場合
アグラ(タージ・マハルのあるところ)からバラナシ(ガンジス川のあるところ)まで、
遅延があって、鉄道の乗車時間は14時間。駅に着いたの、24時ごろ。
真夜中の駅構内を通り、駅前で迎えの車に拾ってもらい、ホテルに向かわなければならなかった。
おんな一人旅。ガイドさんがいてくださったからこそ安心できましたが、
普通は絶対に避けたいシチュエーションです。
飛行機だと、
たとえ遅延があったとしても、空港内であれば、チケットを持った人しか中に入れないから身の危険を感じずに済む分、安全安心からいけば、軍配が上がります。
ただ、空港を一歩出たら、不慣れな旅人など、気を付けていないとあっという間にカモにされてしまう。
【体験談】インドで旅行詐欺にあい、100ドル+200ルピー×2? 払ってしまった。
次にインドにまた行くとしたら。
効率よく飛行機、情緒の列車
一長一短、ありますね。
今回のフライトは快適そのものでした。おすすめできます。