ガンジス川観光のために利用した、バラナシの4つ星ホテルの宿泊レポートです。おすすめできます。快適そのもの。
概要
住所
C21/4, Subhkamna Complex, A-3, Maldahiya Rd, Lohamandi, Varanasi, Uttar Pradesh 221002
電話番号
+91 542 239 5911
公式HP
外観・ロビー
ホテルの名前は「川岸」だけど。バラナシの町中にあります。
車寄せ。入り口。
フロント。天井までの吹き抜けです。
ロビー階のエレベーター。
室内
濃ブラウンとベージュを基調にしたインテリア。
ベッド向かいのデスクは段差が。一番低いテーブルにはスーツケースを置けます。
続いてドリンクコーナーがあり
湯沸かしポット・コーヒー・紅茶・砂糖・パウダークリーム・ミネラルウォーターが2本、グラス・コップ、スナック。
スナックは有料なので手は出しません。
それにしても、インドのホテルの備え付けのカップもコップも、大きいんだな、これが…。私はいつもはマグカップなので、助かります。
クローゼット。ハンガーの位置が高すぎる!
前に泊まったホテルでも同じ傾向はあったが、このホテルは極めつけ。背伸びしたって、全然ハンガーまで手が届かない! 踏み台持ってこいというのか! インド人はいったいどうやってこのテのクローゼットを使っているのだろう。不思議だ。
冷蔵庫の中身。
洗面所
ブレた写真になってしまいましたが、鏡が映っていたのがこれしかなかった。
洗面台。
タオル。金具もピカピカ。壁紙も高級感あり。
シャワーはオーバーヘッドで
バスタブはなしのお部屋でした。
お湯の出も水の出も、良好。
トイレ。
食事
バラナシ着の列車は遅れに遅れ、チェックインは日付も変わった夜中の1時前。
夕食は「サンドイッチがカレーならできる」とのことで、
サンドイッチと、翌朝飲むつもりでコーヒーもオーダー。
ルームサービスでお部屋に届いたのは30分後。
朝食はブッフェスタイル
フルーツや芽の出た豆類、ラッシー
洋食系のメニュー
インド食も取り揃え
少しずつ、まんべんなくいただきます。
インドの卵の黄身は白いのです。全卵のオムレツがこの色。
レストランのインテリアも重厚。
感想その他気づいたこと
- ロビーもレストランも小ぶり。コンパクトな4つ星ホテル。
- ガンジス川の船着場までは、早朝だと車で20分くらい。川沿いの喧騒からは離れたエリアにある。
- 宿泊は金曜-土曜。団体客は見かけなかった。駐車場が宿泊客の目に見える場所にないので、観光バスが止まっているかどうかがわからない。見かけた宿泊客は、みんなインド人の個人客で、立派なサリーをお召しになった貫禄のあるマダムがロビーのソファに座っていた。
- ホテル内の売店が見つけられなかった。あったのかもしれないが、少なくても地階フロント・ロビー、2階レストランから見える位置にはなく、ちょっとした小物とか、見たかったのに。少し残念。
- 列車が遅れに遅れ、ホテルへのチェックインは夜中の1時近く。
フロントの方は1人。待っていてくださいました。夜分、恐れ入ります。
ツアーガイド同行の旅のありがたみが身に染みる。
私は、ベルトラ経由で今回のガイド付きツアーに申し込みました。
条件・お約束として
インド旅行の間、生ものは付け合わせの野菜以外、提供しない、という1項目がありまして。
ガイドさまがチェック・インの時にフロントの方に注意を伝えて下さったのか
予約の時にホテル側に念押ししておいてくださり、たとえ夜中の0時45分過ぎであろうとも厨房に注意事項が行き届いていたのかまではわからなかったものの、
カリッと火の通ったトマトとタマネギのホットサンドイッチを真夜中にいただきながら、感謝・感謝。
(ただし真夜中にスペシャルオーダーの食事を頂いておきながら言えた義理ではないとは思うものの、パンの焼き目にはしっかり油が乗っており、ヘビーであったことには変わりはない) - 水の出もお湯の出も良かったし、お部屋はきれいでシーツはパリっと白いしタオルもほどほどにふわふわ。ゴハンもおいしい。
2月のバラナシは、朝夕は冷えるものの日中は長袖では暑い。
ホテルの滞在時間は
夜中の0時45分ごろ~朝6時
朝8時ごろ~10時40分
チェックアウト間際にはエアコンを入れたら、けっこう冷えてきた。
ホテルの廊下には余計に人が歩いておらず(当たり前かもしれないが、デリーの3つ星ホテルで一見して従業員と見分けのつかないホテルマンがホテル内をうろうろしており、目が合うたびにビクビクしていた)
遅い朝食だったので朝のブッフェ会場には客は私しかおらず、
レストランのスタッフは手持無沙汰気味で時折雑談していたくらいしかアラが見つからない。
他のスタッフの対応も、フレンデリーでありながら距離を置いた接客で、いちおう日・欧・米の1~4つ星を渡り歩いてきた!? 私の世界標準の目には必要十分、申し分ないホテルでした。
ただ、インドあるあるで、
前のアグラのホテルと同じなのですが、ホテル内とホテルの外の世界がまるっきり違う。
郊外にある5つ星ホテルであれば、敷地は広大、お庭も広く、ホテルの門をくぐればマハラジャの世界。
町場のホテルであっても、ショッピング街だったり、文教街であったり、官庁街にあったりする。
このホテルの斜め前にあるのは「自動車部品店」だった。それも1軒や2軒ではない。
大通りの角を曲がり、幅のせまい、くねくね曲がる道を土ぼこりをたてて車は行き、ほこりっぽい道にほこりっぽい自動車部品のお店が3~4軒。部品は店の前にうずたかく置かれている。ホテルの何軒かおいての隣には取り壊されて壁だけが残る廃墟。
人もホテルの中と外では、身なりから顔つきから、全然違う。自動車部品なので当然着古し・ヨレヨレ感多めだし、日差しの照り付けるお国柄(ガイドさま曰く、「北インド人は顔が白い。南インド人は顔が黒い。」)、真っ黒だしシワにも迫力があり、私みたいな外国人観光客はどうでもいいはずなのにガン見してくる…。
バラナシの屋台には、さとうきびのジュース、ってのがあったんですよ。
さとうきびがリヤカーに山積みされていて、
注文を受けると、目の前でさとうきびの茎をジューサーで絞って飲ませてくれる。
飲んでみたかったのですが、勇気出ないものなあ。
ガイドさまは
「大阪のお客さんって、面白いよね。インド人に似てる! 」
とおっしゃってました。
つまりインド人の考えるインド人とは、
おそらくは気さくで陽気。ハイテンションで表情豊か。おしゃべりで情が濃い。何にでも首を突っ込んできて興味津々、親切で、悪気はないけど野次馬半分、時に無遠慮・無神経に取られかねない態度のデカさ。ちゃらんぽらんさも併せ持つ…ってトコでいいのかな。
今までの人生で関西弁を生で聞いたのは両手で足りるであろう。
日ごろ、自己主張を通す場などあまりない生活している私。
懐の深い国なんだろうなあ、とガラス越しの町の景色を眺めていました。