9泊11日でスペイン旅行から帰ってきました。気づいたことや初訪問スペイン一観光客が気づいたことなど。
ゴハンがメチャウマ!
何を食べてもおいしい!
東にチュロスにホットチョコレート浸すのが名物だと聞けば飛んでいく。
西に豆煮込みがフードコートで食べられると聞けば食べに行く。
南のふらっと入ったチェーンっぽいお店のシーフードパエリアもイカスミのパエリアも絶品。
北に小皿料理(タパスと呼ばれている)もピンチョス(ななめ切りしたバゲットにタパスを乗せて串で刺す)も、
イベリコ豚の焼きもの、魚のフライ、ユダヤ人街のアイスクリーム、世界中から観光客が押し寄せるホテルのレストラン。ホテルの朝のブッフェ料理はどこに行っても気をきかせてスペインの郷土料理があり出てくる料理出てくる料理、みんな美味しい!
今までの海外旅行では、後半ともなると
「食事が口に合わない、量が多すぎ脂強すぎで胃がもたれる。やはり私は日本でしか生きていけない人間なのかもしれない」
と訳の分からない諦観がわき上がってくるのですが、スペインに限っては、出てくる食事出てくる食事、一流レストランから屋台の一皿料理まで、みなアタリ!
クリーンヒット! ヒットの確率99%! でした。
カフェでパエリアを食べていると、隣の席の方が「日本の方ですか? 」と話しかけてくださり、「オランダからスペインに来たんですよ」とのことだったので
「オランダ、ゴハン、美味しいですか? 」とすかさず聞くと、口ごもるんだな、これが…。
あんまりオランダに行く気がしなくなってしまった。
けっこう寒い
9月の中~下旬の旅でした。
マドリードは、寒かった。大きな台風が接近したあたりに旅程が重なってしまい、お天気はあいにくの雨模様。
そしてマドリードは標高が高く、日中温度は上がっても、朝夕は冷え込むのです。
私は基本暑がりよりの体質だし、観光名所めぐりに歩き出せば体は温かくなってくるので半袖で通せましたが。
そして晴れると日光は容赦なく照りつけ暑いので、
曇天・小雨ポツポツくらいが過ごしやすいし、かえって楽かもしれません。
マドリードとバルセロナは、日本と暑さはたいして変わらず。または日本より涼しい。日本の猛暑は湿気が強烈すぎる。
スペインの南の方、アルハンブラ宮殿のあるあたりはかんかん照りだし、日なたは暑い。
総じていち早く日陰に入れば、湿気がないから体は楽。
そして朝夕は、やっぱり冷え込みます。
入国審査はないも同然
マドリード空港からスペインに入国しました。
入管で聞かれたことは
「あなたは何をしに(スペインに)来たんですか?」(と多分聞かれているとアタリをつける) だけ。
「サイトシーイング」 と一言、カタカナまるまる読み上げの単語を発したら、パスポートにポンとハンコを押して、通してくれました。
…こんなにあっさりでいいんでしょうか…。不安になってくる。
マドリード空港では空港内の地下鉄に乗って1駅行かないと荷物が受け取れない。
同じ飛行機の日本人乗客のあとをつけるようにして!? たどりつき、荷物を受け取り、出ようとすると、荷物をチェックするブースが、ない…。
後ろぐらいブツなど入っていませんが、
ノーチェックではよろしくないのでは
との不安を胸に抱きつつ、到着レーンに出ることができました。
なお、空港で拾ったタクシーの運転手さんは、わかりやすいようにホテルの名前を書いた紙を渡したのに、しっかり間違え、500mくらい手前の別のホテルの前で車をとめた。フロントでバウチャーを見せると「私たちのホテルではありません」と言われてしまった。
…スペイン人、いい加減すぎないか。
正直、思いました。
コンビニ事情
9月のスペインは、19時半くらいから暗くなり始め、20時半くらいに夜になる。
日本でいうコンビニチェーンは見つけられませんでしたが、大都市も小さな町も、デパートやスーパーは21時半くらいまで開いているので、観光と夕食を終え、ホテルへの帰り道の道すがらミネラルウォーターを1本買う、程度であれば不自由は感じない。
バルセロナでは、私は中心街のホテルに泊まりました。コンビニ、ありました! 「24時間営業」の看板が出ていて、ちょうど日本のセ○ン○レ○ンやロ○ソ○のようにいたる所に店舗がある。
ただしいわゆる日本でいう「コンビニ弁当」を買って帰ってホテルで食べよう、と思って探すと、モノがない。
- 電子レンジに入れてチン、式のオカズはあるけど、ホテルの部屋には電子レンジはない
- カップラーメンを食べようにもホテルの部屋にはフォークはない
- パンは1袋が多すぎる
サンドイッチくらいしか買って帰って食べられる系のものはなかった。
おとなしくハンバーガーかピザにしておけば、テイクアウトもできたかも。
でも、せっかくスペインに来たんだしな…。
イケメンが多い
好みもありますけどね。
一方、美人が少ない気がする。行きの飛行機はイベリア航空でした。緊急時の行動を説明するモニターに映るCAさんは、「大女」ってかんじで、タテも大きめ、横も若干大きめと、顔は彫りが深くで綺麗なはずなんだけど、日本人の私の目にはダイナミックすぎにうつる。
町を歩くと、お尻と太ももに風船に水を入れたかのようにパンパンに肉がつく体型の女の人が多い。
アイスクリーム売りの女の子はタンクトップの胸の谷間がすごい。
スペインの男性は、パッツンパッツンの胸やお尻や太ももにそそられる体質なのかもしれない。
トシを取った女性は、 シワシワ・カサカサになっても現役感タップリで濃ぉ~いメイクと大胆ファッションの迫力マダムと、
脱力感タップリのおばさん・おばあさんに大別される。
男性は、ラテン系で肌が浅黒く細面、目鼻立ちくっきり彫り深い、胸板厚く、背はあまり高くないのですが「味のある」系のイケメン比率がとても高い!
そしてスペインのイケメンは、20代、30代、40代、50代…と年を重ねても、劣化が少ない! それぞれ年代なりの「味のある」かもしだし度が大変に好印象。
一番人気は日本人観光客、最低最悪は、さて、どのお国?
バルセロナのツアーのガイドさまは日本滞在15年の生粋のスペイン人、日本語ペラペラ。 集合時間の待ちの間によもやま話に花がさく。
「スペインには四季を通じて世界じゅうから観光客がやってくる。
一番人気のツアー客は日本人。優しい・丁寧・時間を守る。
一番評判悪いの、どこだかわかる? 」
中国ですかあ、とか言ってみると、
「違う、アジアじゃない。」
…
「イスラエルのユダヤ人。うるさい、汚い、文句を言う。」
とはいえ中国人は気は強い
私がカタルーニャ音楽堂の2階の真ん中の一番前の席に座って、麗しの建築物の装飾物を眺めながら、連日の観光で痛い足を休めていると、 中国人の女の子に声をかけられた。
英語だかスペイン語だかわかりませんが
「私たちはココで写真を撮りたいから、あなた、どいてくれませんか。」
との内容だったらしい。
20代前半くらいの女の子の3~4人組、 お互いにインスタ映えする写真を撮りっこするために、 「よけてくれませんか」とはっきり口に出して、要求するんですねえ。中国の方って。
もちろん、笑顔だし、カワイイ女の子だし、身なりも綺麗で好感度高く、物腰も柔らかかった。
でも、私なら、前の人がいなくなるまで、辛抱強く待つだろうなあ。
本場のスペイン料理は時にしょっぱかったりすっぱかったりする
99%アタリのスペイン料理だけど
アンダルシアのレストランで出た正真正銘の本場のガスパッチョは 日本のレシピで自分で作るガスパッチョよりも より薄く(サラサラしている)、より酸味が効いている。おいしいけど。
パエリアに沿えるレモンなんかも、1皿にまるごと1コの勢いでついてくる。
いわゆる日本の「甘辛」系統の味付けが存在せず 素材・油・スパイス・うまみで勝負。
メインの一皿は、時々ものすごく塩気が強い。
パンやアルコールをあわせ、ちびちび食べるのでしょう。 暑いお国柄なんだし、塩分補給しなきゃね。
スペイン語は「オラ! 」と「グラシアス! 」だけで乗り切れた
- タクシーでは 行先を書いた紙を手渡し
「ディス プレイス プリーズ」 - ホテルでは バウチャー・パスポート・クレジットカードを出して
「チェックイン・プリーズ」 - 観光地では バウチャーかクレジットカードを出して
「チケットプリーズ」 - レストランはメニューを指さし
「ディスワン、ディスワン…」 - お勘定はクレジットカードを出して
「チェックプリーズ」
だけで全部、乗り切りました!
日本のアニメのパワーはすごい
マドリードのスペイン人の日本語ガイドさんは、アニメで日本に興味を持ち、果てには仕事を辞めて日本に行ってしまった。
バルセロナの高級レストランのイケメンのギャルソンは日本のアニメを見て大きくなったのだそうで「NARUTO」を連発していた。
目抜きどおりに、日本のアニメグッズのショップがある。
スペインは大国・優雅でおおらかなお国ぶり
スペインの国土はざっと日本の1.3倍。広いんですよ。 そして17の自治州がある。
カタルーニャ人とアンダルシア人とカスティーリャ人とバスク人は違うんだそうです。
15~16世紀はスペイン帝国の全盛期。莫大な富の遺構が、今なお人々を引きつけてやまない。
豪壮であり、典雅・優雅。
装飾や彫刻なんかも、クネクネしたところ、シャイな日本人には「媚び売ってんじゃないか」と思わせるトコが少なく、すっきりしていながら、エモーショナルなんですね。
格高い感、満載でした。