バルセロナの麗しの姫君。アールデコの時代の華麗なビーズ仕立てのドレスの貴婦人を思わせる。爛熟と退廃・典雅・優雅。羽根を広げた孔雀のひそやかな気配。
ガウディの先輩でもあり、恩師でもあったスペイン・バルセロナのモデルニスモ建築のもう1人の巨人、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの作品です。
外観
くすんだピンクを基調に、淡いグリーン・黄土色・白でまとめられた外観。入口は大通りと垂直の位置にあり、街中の音楽堂なので建物が密集しており、入口前も普通に道路なので、遠くから全容を見ることができない。
その点、威風堂々とはいかない。
入口前のパネル。スペインのタイル模様の装飾は、青や強い黄色のコントラストをはっきりさせたものが多かった気がする。カタルーニャ音楽葬はメロウカラー。パステルカラー。
バルコニーを見上げて。
バルコニーの柱の装飾も、全部模様が違う。
カタルーニャ音楽堂は道路の角にあるので、2本の道路が交差する位置には彫刻。
私が行った日、バルセロナは雨でした。音楽堂を出るときにはやんでいた。
いよいよ中へ。
館内
絢爛豪華な世界が広がっています。
天井はばらの花で幾何学模様。
シャンデリアと輝く格子柄の淡いブルーをアクセントにした階段へと。
ガイドツアーもある。残念ながら日本語ツアーはなし。
なお、ミュージアムショップもなかった。
定礎のプレート。
階段を上っていきます。
控室かな、2階の、表からも見えた何本もある装飾の柱をバルコニーに置くガラスばりのサンルーム。 濃茶を基調にしたインテリアは重厚。
向かって右が部屋の入口で同じくガラス。
窓のステンドクラスもお花模様。
さらに3階へ。
このスポットが、カタルーニャ大聖堂の目玉の必見スポット。
天井の、万華鏡を思わせるステンドグラスと、舞台を取り巻く装飾が一望できます。
女神様のお顔が二重にステンドグラスになっていて、真ん中の金色までのグランデーションが見事。
1階席から見上げても、女神様のお顔ははっきりわかる。
3階席の装飾も見事で、リング状の、やや傾いたデザインがポイントのシャンデリア
柱からアーチに続き、
アーチとアーチの間には、孔雀の羽根の装飾。
窓のステンドグラスの模様はお花とリボン。女子好みです。
私が行った時には、パイブオルガンの自動演奏の音が聞こえてきて、荘厳な雰囲気でした。観光客も、バルセロナの華、美の極致の音楽ホールに感きわまれり!
階段を下りて行って(向かって左がさっき入ったサンルーム)
1階席に降りてみます。座席前の柵、柱、ステンドグラス、
2階から孔雀模様の天井をまた見上げてみる。濃ピンク・淡ピンクのバラ模様、2階では気が付かなかったなあ…。
ステージには、楽器を演奏する女神様がいらっしゃいまして
ステージ前の最前列から天井を見上げたら、を見上げたところ。
カタルーニャ音楽堂の予約
3か月前からチケット購入が可能。
窓口では当日券の販売もあるけど、現役の音楽ホールなので、公演の予定が入っている時は見学不可。満員の時には入れてもらえないので、予約していくべき。
そしてコンサートホールなのだから、ステージのある日の鑑賞チケットを確保して夜入るのもテ。
一方「(音楽堂があまりにきれいだったので)昼間にもどうしても行ってみたかった」との口コミもありました。
日中ならカタルーニャ語・スペイン語・英語・フランス語・イタリア語・中国語のツアー(所要時間1時間程度)に参加すれば、言葉はわからないながらも一般観光客が行かない、集合場所の付属のカフェやバルコニーや小ホールにも入れる。
ただし。
私は、日本から英語ガイドつきのツアーを予約申込みして行ったのです。
バウチャーを入場チケット売り場で見せて交換する方式でした。
だが、ガイドツアー申込のはずが、渡されたチケットには「セルフツアー」としっかり書いてある。
英語のガイド聞いてもわからないから、別にいいか…と特別申し立てはしませんでした。
私が日本語で予約した「ベルトラ」さんはガイドツアーしか取扱いがないので思い違いではない。
窓口の方も間違えることもある。注意喚起しておきます。
またガイドツアーの時間になると、ガイドなしのセルフツアーの人は出されてしまう。スペイン語やカタルーニャ語がしゃべれれば交渉はできたのかもしれませんが、非力な私は、係の人のゼスチャーにおとなしく従い、ホールを出ました。
所要時間は、同じく1時間程度。
感想
モンタネーはガウディと並び立つバルセロナのモデルニズモの建築家。
大学の先生でもあったし、政治家でもあった。偉い方なのです。
この建物は音楽堂。病院、お城、美術館、修道院など、公共の建物の作品が多い。
ガウディは「…天才って、凡人とやっぱり、違うんだなあ…。」と恐れ入りながら、ユニークなシュロの葉っぱをもとにしたモチーフ、巻貝をヒントにした渦まく天井や階段など、見るもの見るものに一瞬たじろぎながら「一生一度、一期一会」と唱えながら鑑賞してきたのですが、モンタネーの建物は、すなおに
「きれいだな~」
って思える。ウットリできる。
バルセロナではガウディ建築が世界的な知名度を持ち、混んでいるのいないのって。内心げんなりしながらも、私もおのぼりさんの一人なんだから、と超メジャーなスポットを回ってきた。
「ガウディ」の名前が外れるカタルーニャ音楽堂は、まるで世界が変わったかのように空いていました。優雅な気分で見学できましたよ~。
また、いわゆる、バルセロナ市内めぐりツアーには含まれていないので、ガウディ以外のバルセロナの建築物も見て帰りたいのであればイチオシのスポット。興味のある方は自由行動の時間を使ってでも、行ってみる価値はある。街中にあり、アクセスも良いので、さっと行ってさっと帰ってこられる。そして、外観だけ見て帰ってくるのは、カタルーニャ音楽堂の場合、絶対にバツ。
中に入らなければ一番の見どころの大ホールのステンドグラスが未見になってしまう!
私は英語もスペイン語も話せない女おひとりさまの旅。バルセロナ観光初日は、郊外のみどころを一発攻略できて、日本語での案内のある市内観光ツアーに参加。カタルーニャ音楽堂は、どうしても見ておきたくて2日め、会場と同時に入場。
昨日ご一緒させていただいたツアー客の方と思いかけない再会を果たしてしまった。考えることはみな同じだわ。
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