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プラド美術館で絶対みるべきおすすめ40の絵画とみどころを紹介する!

スペインはマドリードのプラド美術館は、歴代国王が絵に傾倒深く、かつスペインが世界の覇者であった時代の国威をバックに、超一流の所蔵品が目白押し! ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤ、ルネサンスの巨匠、フランドルの至宝、地元スペインの画家の作品など。みどころ40点を紹介していきます。 

Las Meninas Diego Velázquez

 

十字架降架(The Descent from the Cross 1435頃)

The Descent from the Cross Rogier van der Weyden

ロヒール・ファン・デル・ウェイデン(Rogier van der Weyden 1399~1400-1464)

ウェイデンはフランドル(現オランダ・ベルギー・フランスにまたがる地域)の巨匠。文献・記録に乏しく、その生涯については不明な点は多いものの、この絵の格の高さ、スケールの大きさと鮮やかさ。ひと目みただけで「別格!」の閃光がきらめく。緊迫した場面の劇的なこと。一人一人の表情の素晴らしさ。600年の年を経ているなんて、全然、信じられない。瞬間の新鮮さは今なお、光り輝いている。

 

 

ラス・メニーナス(Las Meninas 1656)

Las Meninas Diego Velázquez

ディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez 1599-1660)

プラド美術館に足を運ぶ人は100人中100人が「『ラス・メニーナス』見て帰ろう」と思っているに違いない。あまりにも有名で。幼い王女の愛らしさ。華麗な寓意と暗喩の数々が限りなく複雑な響きをかもしだし、かつミステリアスである。

 

 

王太子バルタサール・カルロス騎馬像(Equestrian Portrait of Prince Balthasar Charles 1635頃)

Equestrian Portrait of Prince Balthasar Charles-Diego Velázquez

ディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez 1599-1660)

この絵は先ごろ日本で開催されたプラド美術館展の展示品の目玉の1つで、幼い王太子の可愛らしくも選ばれし者の威厳を兼ね備えた雄姿に、思わずははーっとひれ伏してしまいそう。かつて「日が沈まぬ帝国」と謳われた大スペイン帝国の全盛の輝きを小さな子どもという一つひねった題材で見せつける。伝わってきますね。余すところなく。

 

 

マルガリータ王女(Margarita Teresa in a Pink Dress 1665頃)

Margarita Teresa in a Pink Dress Diego Velázquez

ディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez 1599-1660)
ファン・バウティスタ・マルティネス・デル・マーソ(Juan Bautista Martinez del Mazo 1612-1667)

『ラス・メニーナス』の愛くるしい少女は15歳で神聖ローマ帝国のレオポルド1世に嫁ぐ。しかし昔、人の命はもろく、はかなかった。幼い少女は腺が細く、結婚生活は幸せだったものの、流産を繰り返し、子は夭折し、たった一人成人した娘の子も皆早死にしてしまう。嫁ぎ先のウィーンでは反スペインの感情は抜けず、6人目の子どもを出産した後、マルガリータ王女はわずか21才でこの世を去った。王女の可憐さと、伝わるエピソードの傷ましさが迫ってくる。

 

 

ブレダの開城(La rendición de Breda, Las lanzas 1634-1635)

La rendición de Breda, Las lanzas Diego Velázquez

ディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez 1599-1660)

ベラスケスはフェリペ4世(Felipe IV 1605-1665)付きの画家で、こう言っては失礼ながら、今やベラスケスあってのスペインであり、スペイン大帝国の栄耀栄華はベラスケスのスーパーウルトラ剛腕高速球のような画業・偉業によって名高いと言い切ってしまっても過言でないところがとにかくすごい。王室の方々の肖像画だけでなく、戦争画・戦勝画も描いています。スペイン軍の大勝利を描き、赤いサッシュを締めた名将アンブロジオ・スピノラ(Ambrosio Spinola 1569-1630)は生まれはイタリア、スペインの傭兵となり、輝かしい戦績をおさめ、部下からの信望も厚かったものの、晩年は不遇だった。ベラスケスの不朽の名画に描かれたことは、大いなる一筋の光。

 

 

バッカスの勝利(The Triumph of Bacchus 1628–29)

The Triumph of Bacchus Diego Velázquez

ディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez 1599-1660)

ベラスケスは宮廷画家となり、貴族としても、王の寵臣としても順風満帆の人生で、実は本業の絵以外にも超高級官僚として大成功している。描かれているベラスケスの肖像画は、みな気難しく、絵に同じくおいそれと近づけない雲の上の人の雰囲気が漂う。『バッカスの勝利』はピーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens 1577-1640)との交流の後に描かれており、ルーベンスの絵の影響を見ることができる。

 

 

羊飼いの礼拝(The Adoration of the Shepherds 1612-1614)

The Adoration of the Shepherds El Greco

エル・グレコ(El Greco 1541-1614)

エル・グレコはギリシアの生まれ、イタリアで修行し、名声はスペインで花開いた。『羊飼いの礼拝』は晩年の代表作であり、生涯の傑作の一つ。羊飼いたちは大天使から、救世主が生まれたことを聞き、ベツレヘムを目指し、厩に眠るうまれたばかりの嬰児、イエスを礼拝する。キリスト教の中では古今東西、傑作の数多いメジャーな画題。

 

 

胸に手を置く騎士の肖像(The Nobleman with his Hand on his Chest 1580頃)

The Nobleman with his Hand on his Chest El Greco

エル・グレコ(El Greco 1541-1614)

スペイン国王フェリペ5世(Felipe V 1683-1746)のコレクションであり、プラド美術館開館当時から長く展示されている。巷ではよく知られている巨大・縦長・ドラマティックで情熱的、な絵の多い私たちのグレコの作品群のイメージの中ではちょっと毛色が変わっていて、絵もモノトーンに近い。細面でアゴの細い顔、口ひげ・あごひげ、画面下に描かれている剣と思わせぶりな右手のポーズ、襟元と袖口の白いレース。私たちがスペインの騎士に対していだく、象徴的なイメージ。モデルは諸説あるものの、決定打がなく、不詳。

 

 

聖三位一体(The Holy Trinity 1577–1579)

The Holy Trinity El Greco

エル・グレコ(El Greco 1541-1614)

エル・グレコのスペイン到着第1作。ルネサンスから1歩踏み出し、バロックに移行していくアートの時代の新たな表現は、スペインの人たちにとっては目新しく、ダイナミックさはことさら新鮮であったはず。ミケランジェロの「ピエタ」を彷彿とさせる磔からおろされたキリストを抱く神。天使たちの嘆きの表情やポーズは、エモーショナル。

 

 

聖霊降臨(The Pentecost 1596-1600)

The Pentecost El Greco

エル・グレコ(El Greco 1541-1614)

「聖霊降臨」とは。イエス・キリストがはりつけにされ、復活を遂げた後、聖母マリアと使徒たちのの集まる家に轟音が走り、各々の頭上には炎がともり、使徒たちはイエスの弟子としての力が与えられた、とのキリスト教の中ではとてもメジャーで劇的な場面。グレコの画風ともピッタリとマッチ。見る者の心に突き刺さる迫力が世界の巨匠の、実力なんですね。

 

 

受胎告知 (Anunciacion 1597-1600)

Anunciacion El Greco

エル・グレコ(El Greco 1541-1614)

日本にもエル・グレコの『受胎告知』がある。倉敷の大原美術館蔵。大天使ガブリエルの衣は黄色。エル・グレコにはたくさんの『受胎告知』の絵が残されており、プラド美術館の『受胎告知』は天上では天使たちが音楽を奏で、緑の衣のガブリエルとおののく処女マリア、画面中央の閃光と光の中に飛ぶ鳥。

 

 

裸のマハ(The Naked Maja 1797-1800)

The Naked Maja Francisco de Goya

着衣のマハ(The Clothed Maja 1797-1803)

The Clothed Maja Francisco de Goya

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya 1746-1828)

説明無用。超有名。何はなくても見て帰らなくては! 小学校か中学校か忘れてしまいましたが、図工か芸術の時間に、「同じポーズをとった女性の裸の絵と服を着ている絵。服を着ている方が色っぽく見えます。隠すことでより女性の美しさを表現できるのです。」と習った。実物をこの目で確かめねば!

 

 

カルロス4世の家族(Charles IV of Spain and His Family 1800-1801)

Charles IV of Spain and His Family Francisco de Goya

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya 1746-1828)

ゴヤはカルロス4世(Carlos IV 1748-1819)の治世の王室画家でありペラスケスと並び立つスペイン絵画の巨頭。御代の実権は実は王妃が握っていた。政情不安の折り、夫妻は亡命先で生涯を終えた。王妃は寵臣と一緒になって王太子に冷たくあたり、夫婦・親子の仲は決して平穏ではなかった…と。スペイン王家のエピソードは微に入り細に入り伝わる。ゴヤは王家の衰退を描きたかったのだ、との説もあるけど、そんなバカな。苦労してやっとつかんだ王室画家の座。深読みしすぎじゃないでしょうか。

 

 

マドリード、1808年5月3日(The Third of May 1808 1814)

The Third of May 1808 Francisco de Goya

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya 1746-1828)

フランス革命後、ナポレオン・ボナパルトがフランスを制し、勢いに呑まれたスペイン王はナポレオンの兄に国王の座を譲り渡してしまった。フランスの占領下を潔しとしない市民が蜂起したのが1808年5月2日。翌3日未明、フランス軍により、マドリードのプリンシペ・ピオの丘で女性や子供を含む43名の反乱者は銃殺刑となった。5月3日は、スペインの人たちにとって、日本人の8月15日、3月11日、8月6日に匹敵する重さを持つ日付。

 

 

我が子を食らうサトゥルヌス(Crono Devouring His Sonfjcni 1819-1823)

Crono Devouring His Sonfjcni-Francisco de Goya

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya 1746-1828)

サトゥルヌスはギリシャ神話の神様で、自分にたてつくことになる、との予言を聞き、生まれた我が子を次々と飲み込んでいく。末っ子のゼウスは難を逃れ、一計を案じて兄と姉を取り戻し、父を葬り去った。以来ゼウスは神々の王の座に君臨した。ゴヤは晩年「黒い絵」と呼ばれる作品群を自宅の壁に描いた。『我が子を食らうサトゥルヌス』は中でも一番有名な絵です。

 

 

受胎告知(Annunciation 1426頃)

Annunciation Fra' Angelico

フラ・アンジェリコ(Fra' Angelico 1390~1395-1455)

フラ・アンジェリコはルネサンスの画家。修道士の傍ら絵を描いているので、残っている作品も宗教画ばかり。それもみんな清らかですがすがしく、可憐でありながら端正である。鈴木春信みたい。おそれおののく少女マリアのあどけないたたずまいや身のこなし、ひざまづく天使ガブリエル。非常に状態が良く、枠も完全な形で残っている。イタリアの修道院からスペイン貴族が譲り受け、スペインの修道院を経てプラド美術館にやってきた。

 

 

快楽の園(The Garden of Earthly Delights 1503-1504)

The Garden of Earthly Delights Hieronymus Bosch

ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch 1450頃-1516)

ボスはオランダの画家。『快楽の園』はボスの紛れもない代表作であり、大作であり、絶対に見逃しちゃダメ! 500年前のシュールレアリスム。華麗な色彩でびっしり描き込まれたありとあらゆる寓意を見ているだけでも酔いしれてしまいそうだわ。

 

 

死の勝利(The Triumph of Death 1562)

The Triumph of Death Pieter Bruegel

ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel 1525-1530頃-1569)

ブリューゲルはオランダの画家。貴族の肖像画や聖書の絵ではなく、平民・庶民・農民を描いた。この絵は、人間の生のはかなさを伝えている。この絵もディテールが綿密に描きこまれているので、当時の風俗の資料としても貴重。

 

 

カール5世騎馬像(Equestrian Portrait of Charles V 1548)

Equestrian Portrait of Charles V Tiziano Vecellio

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio 1488~1490頃-1576)

ティツィアーノはイタリアルネサンスの巨匠。カール5世(Karl V 1500-1558)は神聖ローマ帝国の皇帝で、この絵は戦勝記念に描かれた。1872年にプラド美術館が買収。描かれている甲冑も、マドリードの王宮に保管されている。

 

 

ヴィーナスとオルガン奏者とキューピッド(Venus with organist and Cupid 1555頃)

Venus with organist and Cupid Tiziano Vecellio

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio 1488~1490頃-1576)

ティツィアーノのビーナスといえばイタリア・フィレンツェはウフィツィ美術館の「ウルビーノのヴィーナス」(Venus of Urbino 1538)が代表作。プラド美術館所蔵のこの絵にはオルガンを奏でながらヴィーナスの裸体に目をやる男。背景には抱き合う男女や牡鹿・牝鹿・孔雀など。

 

 

ヤコブの夢(Jacob’s Dream 1639)

Jacob’s Dream José de Ribera

ホセ・デ・リベーラ(José de Ribera 1591-1652)

リベーラの代表作はルーブル美術館にある『えび足の少年』(The club-foot 1642)。スペインの画家ですが、当時スペインの領土であったナポリに活躍し、領主の庇護も厚かった。

 

 

砂漠のマグダラのマリア(Penitent Magdalene 1640~41頃)

Penitent Magdalene José de Ribera

ホセ・デ・リベーラ(José de Ribera 1591-1652)

プラド美術館の絵に美人は数多くあれど、なまめかしさではダントツ一位はこの絵だわ。マグダラのマリアは聖母マリアの純潔との対比が際立ち、他の絵や彫刻でもあだっぽさと激しさがある。キリストと出会い、改心し、キリストの死後、砂漠で不食不眠の修行を積んだ時の姿が描かれています。

 

 

無原罪の御宿り(Immaculate of El Escorial 1678)

Immaculate of El Escorial Bartolomé Esteban Murillo

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(Bartolomé Esteban Murillo 1617-1682)

「無原罪の御宿り」とは?「ルルドの泉」のお話に出てくる。こんこんと泉の湧き出る地で、無垢な少女は聖母さまの姿を確かに見た。「お名前をお聞かせ願えますか?」と少女がたずねると「私は『無原罪の御宿り(マリアさまの別名)』です」と答える。無学な少女が知るはずもない名前を口にしたことで、奇跡が真実であることが裏付けられた。マリアさまの美少女ぶりと青い衣と、雲海を飛び交う天使たち。

 

 

善き羊飼い(The Good Shepherd 1660頃)

The Good Shepherd Bartolomé Esteban Murillo

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(Bartolomé Esteban Murillo 1617-1682)

ムリーリョはスペイン絵画の黄金時代を飾る有名画家の一人。「善き羊飼い」とはキリストさまのこと。迷える子羊を救ってくださるから。この絵のキリストさまはふっくらほっぺの愛くるしい子ども。ムリーリョの作品には聖母さまや子どもが多く、心なごむ絵がたくさん残されています。

 

 

アダムとイヴ(Adam and Eve 1507)

Adam and Eve Albrecht Dürer

アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer 1471-1528)

デューラーはルネサンス期のドイツの画家。エデンの園は漆黒の闇。闇の中から浮かびあがる2人。手にした禁断の果実のリンゴと枝。この絵はデューラーの代表作の一つで、有名です。

 

 

自画像(Self-portrait 1498)

Self-portrait Albrecht Dürer

アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer 1471-1528)

かっこいい…。ちょっと「ボヘミアン・ラプソディー」のブライアン・メイみたいじゃないですか。細面のカーリーヘア。この時デューラーは27歳。既に名声は確立し、イタリアへの遊学から故郷ニュルンベルグに戻り、自身の工房を切り回していた時期です。

 

 

枢機卿の肖像(Portrait of a Cardinal 1510-1511)

Portrait of a Cardinal Raffaello Santi

ラファエロ・サンティ(Raffaello Santi 1483-1520)

イタリア・ルネサンスの巨匠ラファエロ。聖母子像とか、壮大な礼拝堂の壁画だとかが代表作として世界各地の美術館に所蔵されていますが、プラドのラファエロは若きイケメンの権力者のバストショット。オレンジの衣の鮮やかさと枢機卿の堂々たるたたずまいに目を奪われる。ラファエロの守備範囲の広さを改めて再確認!

 

 

弟子の足を洗うキリスト(Christ Washing the Disciples' Feet 1548-1549)

Christ Washing the Disciples' Feet Tintoretto

ティントレット(Tintoretto 1518-1594)

2メートル×5メートルごえの大きな絵なのでブログ画像に全体を載せると小さくなってしまうのが惜しい。 「最後の晩餐」の前の重要な場面が「キリストの洗足」であり、洗足は当時奴隷の仕事だった。キリストの行為は、無私の愛と奉仕の心をあらわしている。ティントレットはイタリアのルネサンス期の画家。ドラマティックで描かれている人物が縦長。

 

 

アルテミシア(Artemisia 1634)

Artemisia Rembrandt van Rijn

レンブラント・ファン・レイン(Rembrandt van Rijn 1606-1669)

レンブラントはオランダの画家。「アルテミシア」を描いた絵とも「ソフォニスバ」を描いた絵とも諸説あり。アルテミシアは夫の遺灰を飲み干し、夫の後を追う貞女。ソフォニスバは捕虜となることを潔しよしとせず毒を仰いで死を選ぶこれまた貞女。モデルは恋女房のサスキア。2人が結婚した、新婚の年の絵です。

 

 

三美神(The Three Graces 1635頃)

The Three Graces Peter Paul Rubens

ピーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens 1577-1640)

ボッティチェリの「春」の女神さまと同じ。ギリシア・ローマ神話に登場する美と優雅を象徴する三人の女神。豊満な肉体表現と上気した肌の美しさ。この絵は終生ルーベンスのかたわらにあり、死後、オークションにかけられ、スペイン国王フェリペ4世が落札。

 

 

ダビデとゴリアテ(David and Goliath 1600)

David and Goliath Caravaggio

カラヴァッジョ (Caravaggio 1571–1610)

強烈な光と影の表現とドラマティックな画面構成。カラヴァッジョの絵だ。わかりやすい。首を落とされた大男とかたわらの小柄な少年とくれば『ダビデとゴリアテ』。わかりやすい。

 

 

エンディミオン・ポーター卿とヴァン・ダイク(Sirs Endymion Porter and Anthony van Dyck 1635頃)

Sirs Endymion Porter and Anthony van Dyck Anthony van Dyck

アンソニー・ヴァン・ダイク(Anthony van Dyck 1599-1641)

アンソニー・ヴァン・ダイクはフランドル出身。イタリアで修行を積み、イギリスに渡って、英国王室お抱えの画家となり、名声を博した。イギリスにヴァン・ダイクあり、スペインにベラスケスあり。優雅で洗練された画風。向かって右がヴァン・ダイクその人。優男&イケメン!

 

 

アダムの創造と原罪(Creation Adam and the Original Sin 12c中頃) 

Creation Adam and the Original Sin unknown painters

作者不詳(unknown painters)

スペインのセゴヴィア、マデルエロのベラ・クルス礼拝堂の中世のフレスコ画。 知られるようになったのは20世紀に入ってから。と同時にスペインの重要文化財に指定され、1950年にプラド美術館に移された。 スペイン版高松塚古墳の壁画、ですね。

 

 

象と城(Elephant and Castle 12c始め)

Elephant and Castle unknown painters

作者不詳(unknown painters)

スペイン北部のソリアのベラルンガ(どちらも地名)のサン・バウディリオ礼拝堂には「モザラビ芸術(イベリア半島のキリスト教芸術)のシスティナ礼拝堂」と呼ばれたフレスコ画があった。20世紀、貴重な文化遺産は海外に流出・散逸してしまった。現在はアメリカ・メトロポリタン美術館の所有でありながら、プラド美術館に無期限で保管されているうちの1枚。

 

 

キリストの磔刑(The Crucifixion 1509-1519頃)

The Crucifixion Flandes, Juan de

ファン・デ・フランデス(Juan de Flandes 1496-1519)

フランデスはフランドルの画家で全盛期の活躍の場はスペイン。スペインの前身、カスティーリャの女王、イサベル1世(Isabel I 1451-1504)お抱えの画家となった。この絵は元はバレンシア大聖堂の祭壇画。フランデスの絵はルーブル美術館やワシントンのナショナル・ギャラリーにも作品が所蔵されている。

 

 

マルシリオ・カッソティと彼の花嫁ファウスティーナ(Marsilio Cassotti and His Bride Faustina 1523)

Marsilio Cassotti and His Bride Faustina Lorenzo Lotto

ロレンツォ・ロット(Lorenzo Lotto 1480-1556・7)

ロレンツォ・ロットはルネサンス期のイタリアの画家。 この絵はイタリアで16世紀に描かれ、17世紀にスペインにやってきた。 新郎新婦の表情がとってもステキ。特に花嫁! 育ちの良い娘さんの純真無垢な愛らしさ! オレンジに輝くドレスと髪飾りや宝石とともに見とれ、新郎に甘えるかのような仕草がまたほほえましい。背後のキューピッドは、相思相愛の夫婦の絆の象徴です。

 

 

聖母の死(Death of the Virgin 1462)

Death of the Virgin Andrea Mantegna

アンドレア・マンテーニャ(Andrea Mantegna 1430-1506)<

マンテーニャはイタリアのルネサンス期の画家。厳格な画風で知られ、代表作『死せるキリスト』(The lamentation over the dead Christ 1470-1474)は十字架からおろされたキリストさまのどす黒く変わった肌の色と、ドラマティックな構図で有名。

 

 

聖カタリナ(Saint Catherine 1505~10)

Saint Catherine Fernando Yáñez de la Almedina

フェルナンド・ヤニェス・デ・ラ・アルメディーナ(Fernando Yáñez de la Almedina 1475-1540)

とってもステキ。わたし的には、「裸のマハ」や「着衣のマハ」より、断然こっちが好みだわ。 聖カタリナは実在するエピソードに乏しく、伝説の存在。見目麗しく才知に長け、天界で聖母マリアが息子イエス・キリストの嫁にと望んだという。棄教を迫られるが応じず、斬首刑となった。殉教者。聖人。 そして、「モナ・リザ」に似ていますね。スペインのルネサンス時代に描かれており、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響がありあり。でも私、「モナ・リザ」よりアルメディーナの『聖カタリナ』の方が断然好み!

 

 

フェリペ2世(Portrait of Philipp II 1573)

Portrait of Philipp II Sofonisba Anguissola

ソフォニスバ・アングイッソラ(Sofonisba Anguissola 1535–1625)

「太陽の沈まない国」とうたわれたスペイン大帝国の黄金時代に君臨した王様がフェリペ2世(Felipe II 1527-1598)。威厳と精悍さに満ちあふれたお顔。描いたソフォニスバ・アングイッソラはイタリアの女流画家。ベラスケスがフェリペ4世。アングイッソラがフェリペ2世で、2代前。ミケランジェロに学び、スペインに招かれ王室画家となり、王様やお妃さまの肖像を描き、王様の取り持ちで結婚、多大な年金を下賜たまわり、若い芸術家のパトロンとなって幸福のうちに生涯を閉じました。

 

 

 

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