私はマイルがほしいため、支払いはどんな少額であろうとクレジットカード一択です。
ところが!息子は「使い過ぎちゃう」とかゴタクを並べ、未だクレジットカードを所有していないのです!
いったい、日本の教育は何をやっているのでしょう。マネーリテラシー欠落もいいところです。たとえいくつになろうとも、子の過ち・間違いを正すのは親の役目です。説得の材料を並べてみます。
クレジットカードのメリット
現金を扱う手間が減る。
お財布の中のお金が少なくなってきたら、銀行に行ってお金をおろしてこなければなりません。この「預金引出し」がクセモノ。
時間・引き出す場所によっては 取扱手数料 を取られてしまいます。
自分のお金をおろすのに、なぜお金を払わなくちゃいけないの!?と おしゃもじでも振り回して銀行に抗議したくなっちゃいますが、銀行さんにしてみれば
「あなたのお金を24時間360日体制で安全な場所でお預かりしています。営業時間内ならともかく、口座のある支店ならともかく、預金を引き出されるのれあれば、手数料を頂戴します。」
のお達しには逆らえない。
私は決して手数料のかかるATMは利用しません。死んでも、飢えても!?ATM使用料無料の時間だけ、ATMに並ぶ。
ああ、それなのに、「チコちゃん」風に言わせていただけば
銀行やカード会社からポイントは頂きたいけれど、己が手数料を払い、人さまのポイントの原資とされるのは絶対に避けたいのです。
手元に必要な現金を常に用意しておくことは、案外手間がかかるものなのです。五万円引き出した。使っちゃった。また銀行行かなきゃ。の繰り返し。現金を大量に持ち歩くのは危ないし、不要です。
ATMを利用する回数を最低限に減らすには。現金を使う機会を限りなく減らすのです。
クレジットカードを持てば、現金取扱手数料を払うリスクは確実に減る。
代引き、銀行振込より支払いが楽で費用がいらない。
息子に「代引きの荷物が来るからお金、払っておいて」と言われた時には、心底驚きました。この世で代引きの支払い方法を選ぶ人がいるとは、真面目に、知りませんでした。
第一、代引手数料がかかるじゃありませんか!
通販でモノを買う時には品代以外の費用(振込料・送料・代引手数料)は絶対に払わない買い物に努めてきました。(〇千円以上送料無料、なら必ず条件を満たすまでモノを買う。消耗品なら数を増やす、条件クリアでき、かつ納得できる別アイテムが見つかるまで決して諦めない)業者さんは決して損をしない値付けでモノを売っているはずです。買う側だって決して余計な経費はかけられません。
同じく、銀行振込もコンビニ振込も好きではありません。まずネット銀行なり実店舗の店頭まで行かなくてはならない。この時点で既に面倒。さらに払込手数料まで支払わなければならないかもしれない。振込手数料を払いたくない一心で、お給料の一部払込にネット銀行を指定したのは私です。(楽天銀行。給与・賞与・公的年金の払込口座に指定すると翌月3回まで他行への振込が無料。)
クレジットカードが使えない通販は極力利用しないのですが、どうしても欲しいモノを回覧板で回ってきた通販でたまたま見つけた。クレジットカードが使えず、やむなくコンビニ支払いにしたら、届いた品物はイマイチでおまけに振込用紙をなくして再発行しなければならなかった。
クレジットカードが使えないところで、「ココは通販業者としてふさわしくないのではないか(←私見です<(_ _)>)」と気づくべきだった。
ちなみに欲しかったのは「排水管クリーナー」。
先端にブラシがついて、長いワイヤー(1mくらい)のタイプ。排水管の奥の方まで突っ込んで汚れをかき出したかったですが、本体のワイヤーが弱いと、奥まで先端のブラシを入れるのがひと苦労で、挙句の果てには引っ張っても抜けてこない!青息吐息でやっとのことで引き出した。業者さんの使うハイスペワイヤーを買い直すべきか迷っている。ハイスペワイヤー配水管ブラシはけっこう良い値段がしそうだなあ…。
ネット銀行も、御時世でセキュリティが厳しくなり、手間ばっかり増える。ワンタイムパスワードを入れろ、トークンの番号を打ち込め…。もちろん、大事なお金ですから。誰かに引き出されたりしたら一大事です。やりますけど。
クレジットカードで支払えば、手数料や振込料を払うことなく、注文・発注と同時にカード番号とセキュリティ・コードをコピペすれば手続きは完了し、お支払いはクレジットカード会社に丸投げおまかせできる。
お金を使った記録が残る(家計簿代わりになる)。
限りある自分のお金をいかに無駄なく有効に使うか。節約は大事。余計なお金は使いたくない。無駄遣いは厳に慎まねばなりません。心の余裕と楽しく生きてくために自分には絶対に必要な使い道のお金もありますけど。
カギはいくつもありますが、基本中の基本として「自分の使ったお金を把握する」がある。
現状を知らなければ無駄遣いの有無などわかるはずはなく改善策は立てられない。
なので節約は自分が何にお金を使ったかを把握することから始まると言っても過言ではない。
口で言うのは簡単。実行するのは実は難しい。何しろ毎日のことですから。アプリもたくさんありますね。
利用明細書がある。お金を使った日、使った場所、使った額、明細書を見れば整理されてわかりやすい。
カード会社がきれいに毎月作ってくれる。自分で何もすることがない。
現金なんか使ってた日には、レシート読み込んだり、忘れないようにメモしたり、毎日の手間となると大変。
細かい、億劫なことはできる限り人にお願いし、データの分析と状況の把握、今後の改善点の思索と実行のためになすべきこと、に時間を割きましょう。
現金がなくても欲しいタイミングで買い物ができる。
無駄遣いはいけませんが、緊急に、どうしても使わなければいけないお金もある。
前もってわかっていれば銀行から引き出す、田舎の親に無心して帳尻を合わせる、で間に合えば苦労をしない。
- 欲しくてたまらなかったオタグッズを見つけた時(注:息子はオタク)
- 悪い友達に誘われてぼったくりなんとやらに連れ込まれてしまった時
- 遊びに行ってついつい出費がかさみ、食うにも事欠く事態に陥ってしまったとき
あわててATMを探し回ったり、
「お金が足りないんです」とお店の人に断ったり、諦めたり、出直したり、凄まれたり
後日お金を耳を揃えて持って行っても欲しいものは売り切れていた。
の悔しい思いを味わわなくて済む。
リスク管理、大はやりです。鍵は多い方が安心だ。何にでも万全を期すため、万が一の事態に備えるため、二重三重の防御策を講じる。
使う使わないはさて置いといて、お財布にクレジットカード1枚、入れておいても損はないと母は強く強く思うのですが。
(私のお財布の中に常時クレジットカードは3枚。メインがJALカード(JCB)、最寄りのコンビニがローソンなのでポイント付けるためのJMBローソンPontaカードVisa、時々JCBが効かないお店があるので、絶対年会費10,800円のモトが取れますとdocomoのお姉さんに力説されて作ったdカードGOLD(Master)。JCB・VISA・Masterと3拍子揃っており、使いたい時にクレジットカードが使えなかったことはない。コンビニも最近はクレジットカード払いの時は自分でカードを機械にかざせるお店も増えた。大事なカードをひと様の手に渡す必要がなく、自分で手続きできるのはありがたいものの、かざす向き、挿入する方向などはその都度店員さんにレクチャーしてもらっている)
後払いができる。
クレジットカードが月末締め、引き落としが翌月10日であるならば、月はじめの1日にクレジットカードを使えば、自分のお財布(口座)からお金が出ていくのは翌月10日。間の40日間、自分のお財布は傷まないのに、買った品物は自分のもの。しかも銀行の口座に入れておけば、利息がいただけるじゃあありませんか!自分の懐をいためずに! そもそも、銀行の口座にお金入れておくことくらい簡単で、安全なお金を稼げる手段など、存在しないのですから。
無条件に後払いさせてくれる。こんなことでいいのだろうか。とクレジットカードを出すたびに自問自答していたのですが、人は慣れていく生き物。「お支払いを待ってくださりありがとうございます。」のフレーズが頭の中を去来することも、次第に少なくなっていく。代わりといってはナンですが、キッチリ耳を揃えて、引落日にお待ちしてますから!
支払方法が選べる(1回払い・2回払い・〇回払い・ボーナス払い・リボ払い)。
利息を加えてお支払いしなければいけないのは〇回払い ・リボ払い。私は絶対に利用しませんが(遠い昔、銀行の通帳に1万円残高が足りず、自動的にカードローンの扱いになり、利息はともかく、手数料に2,500円取られたことがある。当時の私にとって2,500円は大金であり、ものすごいショックを受けた。以後トラウマとなり、お金を使う・払うためにお金を使うことを避けて人生を歩んできた)、必要に迫られ、どうしても使わなければならないのならば。先々お支払いできるアテはある。分割払いにして頂ける。手数料や利息を払ってお金を借りられるのは、大変に便利である。
クレジットカードは、カードを作る時に「毎月いくらまでならクレジットカードを使っていいか(利用限度額)」「毎月いくらくらいならお金を借りてもいいか(キャッシング枠)」の審査は済んでいる。あってはならないことですが、お金が足りないのであれば、即座に限度内なら必要額を用立てていただける。心強い。
1回払い、金額10,000円以上なら2回払い、ボーナス払いなら利息はかからない。少しでも長く自分の口座に現金を置いておいた方が利息がつくのだから、全額ボーナス払いにすべきかも。2回払いはお店で使えるトコと使えないとこがあるので、お会計が1万円以上のときにはいちおう「2回払い、お願いできますか? 」と聞いてみるだけ聞いてみる。
海外で外貨を使う時、海外でキャッシングする。(リボ払い、○回払いとは別の、純粋にお金を借りることを「キャッシング」と言う。)為替レートは国内の銀行や街角の外貨交換ショップよりはるかにお得、返済期間までの利息をお支払いし、差し引いてもまだお得。絶対利息は払わない!の価値観が損を産んでしまう、のケースが実際にある。
割引サービス・優待・特典がつく。
持っているカードごとに内容は異なる。カードごとに内容は異なり、グレードが上がれば上がるほどラグジュアリー感が漂う。
割引価格でお買い物ができる。
お買い物を漏れなく10.5%引き にする方法があります。
クレジットカードの決済で100円で1ポイントつくとする。
クレジットカードのポイントを貯め、航空会社の特典航空券を取る。80,000ポイント=80,000マイルでヨーロッパ行きのファーストクラスに乗れる。120万として1マイル10.5円。
つまり、お金の使い道が何であろうとすべて、決して値引きをしないブランド品も超レアな品物も。支払いにクレジットカードを使いさえすれば、確実に得をする! 割引になる! 10.5%は極端な例ですが、1%くらいのポイントがつくとして、人の一生1億円使うとして、100万円! クレジットカードさえ使えば、100万円が自分のものになるというのに、馬鹿馬鹿しくて、私は現金払いなどする気になれません。
ダイレクトにキャッシュバックされるクレジットカードもあるけれど(VIASO(ビアソ)カード)、普通は会社ごとにポイント還元。たまったポイントで、提携会社の通販の購入費用にあてたりできる。
ちびちびクレジットカードを使っていると、ポイントなんかたいしてたまらないけど、何か所かで貯めたポイントを交換して集約して、ファーストクラス航空券のような大物を手にすることも可能なのです。
有効期限があるポイントも多いので、期限すれすれまで待って一気に交換すれば交換先でポイントの寿命!? も延ばせる。
公共料金の引き落としにクレジットカードを使う場合、銀行振込なら無料の取扱手数料がかかる場合がある。公共料金支払いはポイント付与にならないクレジットカードもある。
関連施設等の優待がある。
系列ホテル、レストラン、ファミリーレストラン、家電量販店、ショッピングモール、スーパー、コンビニ、ガソリンスタンド、カラオケボックス、ミュージックショップ、ECサイト、レンタカー、引っ越し料金、理容院、美容院、映画館や舞台やライヴチケット、アミューズメントパークや美術館や博物館や水族館、スパや温泉の入場料、ゴルフ場、スキー場、スケートリンク、携帯料金 など。
クレジットカードを持っているだけで安くモノが買えるシーンがある。クレジットカードを使うとポイントがつくけど、ポイントとはまた別だて。つまり二重どり。
ショッピング保険がある。
カードを使って購入した品物が壊れてしまったとき、壊してしまった時に補填してもらえる。
もともとの品物が不良品だったりした場合には、買ったお店なりメーカーに相談すれば返品交換には応じてもらえそう。配送中の破損事故なら配送業者側の保険が使える。
クレジットカードのショッピング保険は一歩踏み込み、うっかり壊してしまった、トコまでカバーしてくれる。現金払いにはあり得ない!! 大きい!! すごい!! 適用外はあるし(機械系の故障食料品、、金券、骨董、動植物など)、おそらくは保険請求の時間と手間に見合う高価なお買い物が対象になるのでしょう。
国内旅行・海外旅行保険がある。
国内旅行と海外旅行では対象が異なる。
海外旅行保険は
- 無条件で、カードを持っているだけで一定額を補償してくれるカード
- 航空料金やツアー料金をカード支払することを条件に一定額を補償してくれる
- 海外旅行保険のつかないカード
に分かれ、補償のつくカードを複数持ちし、当座間に合う補償額があるなら、出かける時にわざわざ旅行保険に入らなくて済む。
なお、旅行中に飛行機が遅れて乗り継ぎがうまくいかなかった場合の保険とか、乗り継ぎ中にスーツケースが迷子になっちゃった、紛失してしまった、の時にのための保険などが自動付帯のカードもある。
国内旅行保険は
カードで旅行費用を支払う条件で
- 公共交通機関を使った場合の事故
- 宿泊先のホテルなどでの事故
- 飛行機が遅れたり欠航になったときにかかった費用
を補償してくれる。
保険目当てに年会費無料のクレジットカードを作る、アリだと思います。
ただしいつまでもカードを使わないままでいると使用停止になってしまうかもしれない。
少額でいいので、埋もれさせず、定期的にクレジットカードを使うクセをつける。
イベントに招待してもらえたりする。
工場見学とかマネーセミナーとか文化的な催しものとか。自分のツボにはまったものがあれば、この上ないお得感。自分では検索しきれない、別ジャンルの思わず行ってみたくなるようなイベントの告知が次々と舞い込んだりする。
高級なカードであればあるほど特別待遇。
まだまだ先のことかもしれないけど、大人になれば見えてくるかもしれない未来についても知ってだけおいて。世の中には1万、3万、5万、10万の年会費のクレジットカードを持って自分の生活を豊かにできるサービスを受け取っている方々もたくさんいらっしゃいます。
自分自身の信用を積み重ねてランクアップできる。
現金払一筋で、真面目に硬い生き方を貫くストイックさはさながら星野源のようです(←意味不明)。
自分が信じた道を歩んでいただいて一向に差し支えないのですが、ことクレジットカードについてだけはアナタの生き方はいただけないわ。早ければ早いほど良い。女は子どもが欲しいなら30代半ばまでに腹をくくるべき。生き物として、どうしようもないl厳粛な現実。それと全く同じことが、クレジットカードでも言える。
時の流れとともに人々はアラサー、アラフォー、アラフィフ、アラカンとなる。初めてのクレジットカード発券があまりにも遅いと、清く正しく美しく生きてきたはずなのに「この人、今までの(クレジットカードカード業界での)人生空白だ」と見なされてしまい、発券前の審査に不利に働く。あまつさえ審査で落とされてしまうことさえある。
空白期間はまっとうに消費活動していたんだし、刑務所入ってるわけじゃないし病気もしていないし。と審査の理不尽さにいくら憤っても。クレジットカード会社の方にはクレジットカード会社側の審査基準があるわけで、現在の年収や家族構成、すまいの状況などとともに、過去の与信のヒストリーは大事な1ジャンル。何もないのはかえって怪しい。それが頭脳明晰な方々の築き上げた知見。第一、現金払では第三者的に、長期間において、証明できない でしょ? レシート全部取っておいたとしても、対外的には通らない。
そもそもクレジットカードでなければならないシーンが現実に存在する。
海外でホテル泊まったりすると、クレジットカードを出せと言われたりします。
なぜに? 宿泊料金は何ヵ月も前にお支払済みのはず。海外ホテルの風習!? 慣行!? として「デポジット」があり、1ドルとか1.5ユーロとかの証拠金を差し出さなければならない。クレジットカードで。もちろんチェックアウトの時にゼロ精算ならお金は戻ってくるし、支払いがあるなら充当していただけるのですけどね。デポジット、現金を預けることももちろんOKだけど、それなりにまとまった額が必要。
クレジットカードの方が簡単だし、第一今は普通、みんながクレジットカードデポジットなんだから、見知らぬ異国の地であれば、浮かない行動が無難でしょう。
同じ理由で海外での車のレンタルなども、そもそもクレジットカードがないと予約ができない。
国内のアプリサービスとかだって、クレジットカード登録しなければ先に進めないシチュエーション、大いにあり得る。クレジットカード会社に入会申込みしたって、現物のカードが届くまでに一定の日数がかかる。だったら今! 申し込むだけでも! 発券だけでも! 私はアナタのためを思って!! え? ウザいって!?
クレジットカードを持つ上でのリスク・注意点
クレジットカードを持つ上でのリスクや注意点についても説明しておきましょう。
不正利用補償
ニュースなどでそちこち見かける「使った覚えもないのにクレジットカードの請求が来た! 」の文字。残念ながらいつ明日は我が身となってもおかしくない。
ただし自分のカードを他人が使ったのであれば、申し立てて引き落としを止めてもらうことができる。
自衛策としては、
現金払いでも同じこと言えるけど まず危なそうな課金はしない!! 危なそうなサイトで不用意に自分のクレジットカードを使わない!! (聞いてる!? )
次にカードを使う都度、明細はちゃんと取っておく。毎月の使用明細が届いたら必ずチェック!!
身に覚えのない請求があったら、まずは自分を疑い、日付と内容をしっかり見て、確かに不正使用なのかを確定する(使ったお店の都合かなにかで、本来送るべきデータをカード会社に送るのが遅れれば、請求も遅れる。2~3ヶ月遅れて請求が来たりすると忘れやすい)。
次に「個人情報流出」などのニュースを見つけたらチェックする。「○月○日から○日の間にどこそこでカードを使った」「このアプリにクレジットカード情報を送った」と漏洩情報が自分に当てはまらないかを確認する。
身に覚えがあるなら
まず情報を流出させた帳本人!?
の会社のHPには、必ず情報流出の経過報告と今後の対応の告知があるはず。そして被害にあったお客さまには誠心誠意損害を補填させていただきますとのお詫びの言葉があるはずです。
より一層、自分の控えとカード会社から届く利用明細の照らし合わせに目を光らせる。被害にあったら申し立てて一顧客の実情を訴え、損害額を取り戻しましょう。
一番いいのは不正利用されているクレジットカードのカード番号を変えて、再発行してもらう。カードの再発行には本来手数料がかかってくるけれど、 大きく報道され、顧客情報流出○○万人、などという大規模なものだと、事情を説明して再発行手数料をチャラにしてもらった実例もある。
とにかく一刻も早い気づきと一刻も早い行動を!一定期間を過ぎると戻ってくるお金も戻ってこない!!! 遅れすぎると、自分が使ったんじゃない請求や、最悪利息まで払わなきゃならないハメになる!!!
補償期間を過ぎた申し出
カードの裏面に署名がない。
暗証番号が生年月日や電話番号、住所など、類推しやすい番号である。
暗証番号とともに情報流出
提出した書類や申し立てた内容に不備や虚偽や漏れがある
カード紛失時の補償
万が一、クレジットカードをなくしてしまったら!? 落としてしまったら!?
まず、常々申し聞かせていますが、
「最後にどこでどう使ったか」を思い出すこと。最後に使ったシチュエーションを脳裏によみがえらせ、自分の行動を再現し、置き忘れたとおぼしき場所を徹底的に探す。
いくら探しても見つからないなら、自分だけで解決しないなら、なくした、落としたを疑わざるを得ない。
- 「カードをなくしました」と連絡すれば、以後の利用が出たとしても、不正利用としてシャットアウトされ、自分が使っていない買い物の支払いは必要ない。
- なお、警察に「紛失届」「盗難届」を出す。
- 警察に届けを出したことはカード会社に報告する。
なくしたカードがひょっこり出てきて、カード会社に連絡したとしても前のカード番号はもう無効。復活できない。
新しい番号のカードが送られてくるまでには一~二週間かかる。
新しい番号の新しいカードが届いたら引き落としの変更手続きをお忘れなく。
悲惨な実例はたいがいリボ払い
クレジッドカード地獄、支払不能、借金で首がまわらない状態は、リボ払いの実例が多い。
- 月々のお支払いだけ自分の収入の範囲内にしておく。
- 払いきれないお金は翌月に支払う。
- すると、払いきれなかった分、支払いを待っていただいた分のお金には、しっかり利息がかかる。払わなければいけない。
- 支払いを待ってもらっているお金が次第に積みあがり、ついには未払金より利息額が大きくなってしまう。
コワイ。
リボ払い、初心者は下手に手を出さないのが安心。
作りたくない理由にフォーカスしてみる(デメリット)。
ついつい使い過ぎて借金が返せなくなってしまうのがコワイ。
人さまに迷惑をかけたくない気持ちは良くわかる。おカネがないのにお金が使える。モノが買える。便利ですよねえ。
来月の引き落とし日までにお金を入れておけばいいんだから、と買ってしまう。
そして引き落とし日までの間についつい不時の出費がかさみ、引き落とし不能になってしまう。
繰り返され、借りたお金は返さなければ、とついつい簡単にお金を貸してくれるところにすがる。
借りたお金には利息をつけて返さなければならない。返せない期間が長引けば利息がかさみ、
借金が雪だるま式にふくれあがり、ついにはかのQUEENの「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞のように
「ママァ~~! ボクの人生はもう終わっちゃったよ…」になってしまいそうでコワい、という訳ですね。
認めます。目の前にない現金。目の前にある誘惑。ついつい負けてしまう弱い自分がいる。
ダイエットと同じ。食べちゃいけないのに目の前の誘惑に負けてしまう。
食べてしまったあとの自尾嫌悪感。半端ないもの。
目の前にあるお金、今月入ってくる予定のお金、銀行に入れておかなきゃならないお金。日ごろから目配りは欠かせず、
クレジットカードを作ったら銀行に入れておかなきゃならないお金の分類が一項目増えてしまい、
あるいは自分には管理できないのではと怯えてしまう。
なら、クレジットカードを作って、持ち歩かない、というのはいかがでしょうか。
どうしても使いたい、と決めた日だけ、クレジットカードを使わなければいけない日だけお財布に入れて出かける。
通販に使うのであれば、自分のカード番号は覚えない。
必要な時はそのつど引き出しの奥からクレジットカードを出して画面入力する。
自分で稼いだお金は、1円たりともムダに使ってはいけないのだから、
買い物のその都度その都度、じっくり悩んで慎重に検討を加え、納得して使う。
現金払のこだわりが
「使うお金が自分の手持ちの現金の範囲をこえる誘惑に負けてしまいそう」
「使いすぎないためにフィードバックの仕組みが必要」
からくるのであれば、ひと工夫して、クレジットカードにも使うハードルを設けておいてはいかがでしょう。
年会費がかかる。
年会費無料のクレジットカード、たくさんあります。
楽天カード、オリコカード、ヤフーカード、Lifeカード、エポスカード、VIASO(ビアソ)カード、レックスカード、JCB CARD R、ファミマTカード、ACマスターカード、セゾンカードインターナショナルなど。
あとは、初年度会費無料、つまりお試し期間は無料で、2年目以降は会費のかかるカードもあるし、「条件つき年会費無料」で年○回以上使えば、とか、リボ払いの申し込みなど、所定の条件を満たせば以後の年会費が無料になるカードも数多くある。
アメリカンエキスプレスのカードなどは、ローマ兵のデザインで、「なんか高級そう、入れてくれなそう」 とか身構えてしまうけれど、実際は多少使い続ければ年会費無料になるクレジットカードもあったりする。デートの時に見栄張って出すクレジットカードも、セレブの代名詞のようなイメージのあるアメリカンエクスプレスのローマ兵が無料でアナタの味方になってくれるかも。
クレジットカード審査に通る自信がない。
クレジットカードには
- お店系(イオン、セゾン、楽天、ファミマなど)
- 銀行系(三井住友、三菱東京UFJなど)
- 信販系(JCB、オリコ、セゾンなど)
の3種類がある。このうち、一番審査が厳しいのは銀行系。一番審査がユルいのはお店系。お店系は、とにかく間口を広くしておいて、顧客を取り込み、キャンペーンやらセールやらで囲い込みを狙う。悪質な引き落とし不能が続いたり、あまりにも長期間使用がないと突然使用禁止になる。
自信がないのであればまず狙うべきはお店系。
それでも自信がないのであればスマホの分割払い をお願いする。キレイにお支払を続けていくうちにアナタのクレジットヒストリーは積み上げられていく。クレジットカードをを作る時の審査に有利な材料を自分でつかみとれるのです。
あとは、私も積極的には勧めませんが、三菱UFJフィナンシャル・グループ系列の消費者金融グループ、アコムの機能が一体になったACマスターカードも年会費永年無料。キャッシング専用カードとはまた別に、クレジットカード機能のあるものを発行している。
クレジットカードの使えないお店もある。
大地震のあと停電して、電子マネーが一切使えず、キャッシュレスを通してきた人が詰んだって実話、あったものなあ。ここは白旗。降参。
まとめ
固く生きたい、とのお考えは変えなくてもいい。クレジットカードを作ったら気を付けなくてはいけないこと、いくつもある。
でも補って余りメリットの方が圧倒的に多い。今の世の中、一人前の社会人として世の中を渡って行く以上、どうしても、どこかでクレジットカードが必要なシーンに出くわすはずです。
どうせ作るなら、婚活と同じ。早めに情報収集を始め、早めに作っておくことをおすすめします。