英語できないおひとりさまの女がロンドンでタクシー使った体験談・感想・アドバイス。
ロンドンタクシーについてツアーバスで受けた説明
日本語ガイドさん付きのロンドン市内めぐりバスツアーに参加して、ツアー中、ガイドさんから受けたロンドンのタクシーについての説明は
- ロンドンのタクシーの運転手さんは厳しい資格試験をパスしたプロフェッショナルである。
- 通称「ブラック・キャブ」と呼ばれている。昔は名前のとおり、黒いボディ・カラーだったけど、最近はスポンサーがついて車のボディをスポンサー仕様に塗り替えてロンドン市内を走りながら広告塔となっている車両も増えた。
でした。
ロンドンのタクシーに乗る手順
- まず運転手さんと交渉する。道などでタクシーを見つけたりタクシー乗り場に行ったりしてタクシーに止まってもらい、 行き先を告げて「OK」と許しを請わなければならない。
- お許しが出たらタクシーに乗っていい。(戸は自分で開ける)
- ロンドンの正規のブラックキャブは仕様が特別で、後部座席後ろのトランクがない。その分室内が広く、スーツケースを置くスペースがある。
- 料金はクレジットカードで支払うことができる。(読取端末が乗客席に備え付けてある)
- 料金の10%程度のチップを上乗せして払うと運転手さんはとても喜んでくれる。チップはクレジットカードでも操作でお支払いすることができる。
ロンドン滞在中タクシーを利用したシチュエーション
- 夜23時頃、ユーストン駅を降り、ケンジントンのホテルまで(チップ込み22~23ポンドくらい)
- 夜19時頃、特大のスーツケースを抱え、ビクトリア駅からメリルボーンのホテルまで(チップ込み15ポンドくらい)
- 夜22時頃、ピカデリーでのミュージカル観劇を終え、メリルボーンのホテルまで(チップ込み18.48ポンド)
- 13時半頃、メリルボーンのホテルからヒースロー空港第3ターミナルまで(チップなし33ポンド)
夜遅い及び重い荷物を持っている、と何がなんでもタクシーに乗せていただかねばいけません。ホテルの住所を書いた紙は肌身離さず持ち歩いている。
駅ではツアーでお世話になった日本人ガイドさんに真っ先にタクシー乗り場を教えてもらう。
劇場帰りは一斉にみんながタクシーを拾うので気合いで路上に飛び出し!?なんとかタクシーを捕まえる。
必死の形相で紙を見せ
「ディス ホテル プリーズ」と頼む私。めでたく「OK」のお返事をいただきました。
ぼったくられていないか気をもんでしまう
そしてタクシーに乗り込み、気になるのは「ぼったくられていないか」です。
はじめのユーストンからケンジントンまでは深夜だし、距離もあるのでぼったくりはないであろう。と見ました。運賃も20ポンド越えたから、3,000円以上。運転手さんにとっては不足はない距離・価格であろう。
しかしホテルをメリルボーンに変え、夜、ロンドンの中心エリアからメリルボーンに向かうとなると。
「ぼったくられているのではないだろうか」の気配は、ありますね。
ユーストン-ケンジントン間が3,000円なのだから、
ビクトリア駅及びピカデリーからメリルボーンだと、地図で直線距離だと半分くらい。とすると半額、1,500円程度、10ポンド前後であってもおかしくない。
もちろん、一方通行とか、混雑、あるんでしょうし、深夜割増だってある。考えすぎかもしれないがどうも右に曲がったり左に曲がったりまた曲がったり…がとても多い。気がする。時間も×1.2倍くらいかかっているような。気がする。何しろ日本国内ではタクシーなんてほとんど利用しない身の上。私の思い過ごし、被害妄想、タクシー勿体ないの貧乏性が板についているカナシイ性の色眼鏡の気配かなり濃厚ながら、5~6ポンド分くらい、遠回りされているような気がする。
英語ができず地図の読めないアジア人の私に抗議・物言いなど出来るはずがなく、ただもう安全にホテルに連れて帰っていただければそれでいい。はるばるお金を使いにロンドンに来ているのだから余計に5~6ポンドくらい、喜んで払います。の切迫した女ごころのとおりになっているような。運転手さんだって、夜にお客さん乗せて、近場の1,500円では精がが出ないであろう。せめて1ドライブ2~3,000円。気持ち、わかるものなあ…。(日本では近距離でタクシー使う時にはひたすら平身低頭謝る派)
初心者なら料金支払いは現金がおすすめ
さらに劇場帰りに拾ったタクシーではクレジットカード決済が超やりにくかった。
ただしこれは
- 私のロンドンのタクシー料金支払いのクレジットカード決済初体験であったこと
- 夜23時ころの端末操作であり、タクシーの車内が暗く、ホテルの照明もタクシー車内には届いていなかったこと
- タクシードライバーさんが良く言えばプロフェッショナル、別の見方をすればお客はミスなく端末機の操作が出来て当然、の態度であり、私のような不案内なトロいお客にアドバイスはなかったこと
が重なっていた、とのシチュエーションでした。夜、ロンドンタクシーに乗る一見さんタクシー観光客は、端数はチップと割り切って現金で支払った方がスピードは上がり難易度は下がる。
現金払いで乗った最初の2回はたいそうスムーズでした。
ヒースロー空港まではミニキャブ使用
日本語が通じないのは不安なので、
トラベロコに登録しているロンドン在住日本人女性に空港送迎をお願いしました。
帰りは疲れてるし、楽をしようとタクシーの手配もあわせて依頼。
正規のブラックキャブだと80ポンド前後、ミニキャブだと40ポンド前後、どちらにしますか、と聞かれ、当然安い方でお願いします。とミニキャブでホテル前13時30分に予約を入れてもらいました。
ミニキャブはブラック・キャブとは別の、もう少しゆるい基準のタクシーで、事前に予約して価格交渉を済ませておく。メーター制のブラックキャブよりは料金は安くつく。
ミニキャブ使用(ロンドン市内-ヒースロー空港間)の一部始終
約束は13時半。日本人女性2人は13時20分にはスタンバイOKだというのに、肝心のミニキャブは、約束の時間には来ない。
ロコさん(トラベロコでは現地を案内してくださる方を「ロコ」と呼ぶ)は電話を入れて聞いてくださり「道が混んでいて遅れている」と答えたとのこと。
到着時刻の目安を聞いても要領を得ない(通行止めが入ったとのことで運転手さんも答えようがない)。 13時30分がビジネスの約束であるならば、5分で約束の場所に着く場所に15分前には待機しているべきでは、などという日本流の常識は通じないのです。15~20分は遅れてきた。盛大に時間の余裕を見ての予約なので私たちは別に困らない。
そして乗せたお客はトロそうな東洋人の女2人連れ、英語は不案内そうだし大人しそうだと見透かされ!?ドライバーさんは運転中もけっこう一人でしゃべっている。まずは時間通り到着出来なかったことへの悪態。そしてロンドン市内は道が狭く、まだまだ渋滞は続く、の悪態、「車、来てくれないか」の連絡が入るが「今はお客さんを乗せている最中だし、いつ終わるかわからない」と答える、など、かなり聞くにたえないお言葉を使っていらっしゃったとか。
やっとのことでロンドン市内を抜け出し、郊外に出てしまえばヒースロー空港まではあっという間。料金は33ポンドで交渉成立してるんだし、遅れてきたんだからチップはなしでイイですよ。とのアドバイスを受けて言われるままに「サンキュー」と現金でお支払い。(前もって現金を用意しておくようにと言われていた)
約束の時間には遅れてきたものの、空港までの時間の目安は60分くらいと聞かされており、この点は大きな狂いはなかった。
ロコさんいわく、「今日で3日連続ヒースロー空港に来ています。先日は道路が混んで、ブラックキャブを選んだお客さんの料金は90ポンドだった! 33ポンドは格安だと思います。」
ミニキャブは乗る前に料金交渉ができるから、渋滞につかまり、メーターがじりじり上がっていくストレスにさらされることもない。のが強み、安さが強み。
「London minicab Hwethrow」などで検索するとたくさん出てくるのだとか。
自分ひとりだと勇気と手間が必要ですが、ロコさんにお願いできて、とってもスムーズでした!