どこが未完成なんだ!? 完成予定は2026年。入場料は、3,000~5,000円弱(条件変えれば安くなるけど破格であることは変わりない)。それでもやっぱり、行ってみたい。観光客はひきも切らず、入場料で全面完成のメドもついた。今、建築中なのは外観の塔の部分だから、内部は今行っても全然OK。ものすごいインパクトです! 世界中の人を引き付けるには理由がある。夢中になって撮ってきた画像です。
サグラダ・ファミリアについて
説明無用かも。でも一応。スペインの生んだ天才建築家、アントニオ・ガウディ(Antoni Gaudí 1852-1926)の代表作。1882年に着工、その後資金難やスペイン内部の政治的事情(内線など)などにより建設は遅々として進まなかった。現在も建設作業は続いており、教会のはるか上のクレーンや、足場などが今行っても見える。
バルセロナは商都として栄え、お金のある場所には余裕がうまれる、文化の花が咲く。ルネサンスはイタリア、フェルメールはオランダの商人文化の富から生まれた華。
バルセロナはガウディ建築。19~20世紀あたりのスペインにおけるアール・ヌーヴォーの流れは『モデルニスモ』と呼ばれ、ことに建築物は貸出もできない。バルセロナに行かなければ、ガウディ建築に触れることはできないのです。
入場について
当日券、あるにはある。でも売り切れのリスクだってあるんですよ。当日購入は、やめるべき。
私は、サグラダ・ファミリア入場が組み込まれているバルセロナ市内観光めぐりのツアーに参加しました。
絶対にオトク!世界遺産サグラダ・ファミリア(エレベーター付)+グエル公園+カサ・バトリョ 1日観光ツアー<日本語/バルセロナ> by[みゅう]
(現地に精通したガイドさんから日本語で詳細な説明がある、見知らぬ土地でも郊外の見どころを一発攻略できる)
(ベルトラのツアーはツアー額の1%のポイントがつき、レビューを入れればプラス100ポイント、写真を添えればさらにプラス100ポイント。次のツアー参加の足しになります)
入場券のみでも取扱もあります。
直接、英語かスペイン語でやりとりできるスキルのある方でしたら、
公式サイトはこちら。 ↓
Sagrada Familia, gestión integral de venta de entradas
混雑について
私がいったのは9月中旬。11~12時ごろ。激混みでした。
選べるなら開館したて、一番乗りがベスト。
混雑の度合いを画像で御確認ください。
このあとの画像でも、人、沢山映ってます;;
見学の順番
到着から入場まで
貸し切りバスでサグラダ・ファミリア付近に到着。バスは路肩にとまり、大伽藍が見える・
堂々たる威容。
色の変わっている、古い部分、ガウディの携わった部分が世界遺産です。
ガウディが指揮を取ったころの建築は完成1930年。でも、壁の肌は、中世っぽいなあ。
塔の立ち上がり、天に伸びていくさまはバベルの塔を連想させる。
尖塔の先は建設中でカバーつき。
天使のお告げでヘロデ王がイエス・キリストを殺そうとしているのを知り、エジプトに逃げるマリアとヨセフの像が見えます。
生誕のファザード
太陽ののぼる東側に面している。イエス・キリストの誕生と幼少期の出来事の彫刻があるエリア。
脇の建物は新しく
窓の形や縁取りはモデルニズモ。
マリアさまに冠を授けるキリストさまが最上部。
音楽を奏でる像が左右に。つまりファンファーレが鳴り響いているのです。
土の中から生まれ、うごめきながら伸びて行ったような。
バルセロナ近郊のモンジュイックの山の形に影響を受けているのだとか。
マリアさまとヨセフの結婚、受胎告知の像が並んでいる。
嬰児虐待の像の上には、幼いキリストさまがヨセフを見つめる像。
精一杯近づいてみる。
上段は天使の合唱隊と音楽隊、下は羊飼いの礼拝。
奥にもう一つ、入口がある。
向かって右。
柱はシュロの木をかたどって。
向かって左。
定礎のプレート。
入口の前で、精一杯みあげて。
クライマックスシーン、大スペクタクル。
生誕の門。植物や昆虫が浮き上がるかのような装飾。
聖堂内部
いきなりの太い柱に度肝を抜かれ
柱はシュロの木をモチーフとしている。
節にあたる部分には装飾。
こんな教会、見たことナイ、でしょ!
入口を振り返る。
また天井に見とれる。
折をみてガイドさまから声かけがあって
聖堂の配置図のプレート。
密林のシュロの木の下。うっそうと茂った森の中。
マリアさまが両手をひろげている。
上ばかり見上げていたのですが、金色の傘が目に入る。
近づいていくと
磔にされたキリストさまだ。
なんて斬新な…。アバンギャルドな演出…。
遠くから見ると、高く見えるけど
近づいてみるとものすごく高いって程でもない。
今まで見てきた大聖堂の見せ方とまるっきり違っている。
簡素な装飾のはずなんだけど。アイディアで、うならせる。
森の中にいるんですね。教会の中なのに。
そして光が
ネオンカラーみたいな光が
四方八方から
降り注いでいることに
改めて気づくのです。
窓ごとに光のトーンが変わる。
モデルニスモ独特の不思議な造形から放たれるネオンカラーの七色の光。
壁も材料のフォルムを活かした不思議な造形で
過度な装飾はしていない。それでいてリズムがあって
ありそうでない。バルセロナにしかない。
左から青
右からは赤
七色の森の中。
人々がたたずんでいる。
重々しい
パセティックな扉の向こうには
受難のファザード
生誕のファザード側から入り、聖堂内部を突っ切ると受難のファザード側に出る。
受難のファザード入口の柱の彫刻。
地下博物館にあった受難のファザードの全体図。
ガウディの原画をもとに、1954年に建築がはじまった。
雰囲気ががらりとかわります。屋根!?の部分なんて、色が全然違うんだけど、何百年かたつと、馴染んでくるのかしら。
生誕のファザードみたいに、一見しておどろおどろしいところがなく、スッキリ。
左脇部分。
精一杯見上げてみる。
横から。
受難のファザード側の彫刻は
カタルーニャ出身の彫刻家、ジョセップ・マリア・スビラックによるもの。
キリストの受難と死、埋葬と復活のドラマチックな3日間をあらわしている。20世紀の彫刻は、生誕のファザード側のそれと比べて直線的。
鐘楼(エレベーター搭乗)
生誕のファザード側、受難のファザード側と、エレベーターは2つある。
私が乗ったのは受難のファザード側。
下からは小さくて見えなかった塔のディテールもよくわかる。
バルセロナの町も
塔の装飾越しに臨める。まっすぐに道路が伸びているのがよく見える。
色鮮やかな塔の先端部分。
見下ろすと…高いなあ~。
あたりを睥睨する十字架。
変わったデザインだ…。天才は違う…。
赤い実、緑の実。
壁も突起も、ユニークだ…。
内部はシンプル。歩いて階段を下りていく。
巻貝みたいに見える階段。やっぱり、自然がモチーフになっている。
階段を下から見上げてみました。
地下博物館
ガウディが残した聖堂の模型やスケッチや模型、建築の経過を追った写真など。
ガウディ建築全部が写真で展示されている。
バルセロナ以外にもガウディの携わった建物は残されており
いっぺんに見ることができるのは助かります。
ミュージアムショップ
受難のファザード側にあり、地下博物館を見たあと見て回れる。
かなり広く、品数も豊富。
文房具、扇、マグカップなど。
不思議な色合い。
Tシャツ、スカーフ、図録。
オブジェも種類が多い。
ステンドグラスの柄のグッズ。
各国語の図録が並ぶ。日本語版、ありました。
別な柄のシリーズ。
シックな色合いのシリーズ。
アクセサリーもあります。
付属学校
受難のファザード側にある。 建設労働者の子どものためにガウディが建てた。スペイン内戦で破壊されてしまい、現在の建物は復元されたもの。
屋根も壁もゆるやかなウェーブを描いている。シンプルだけど、独創的。
感想
大きいと聞いてはいましたが、まったくそのとおり。
入場のためにサグラダファミリアの前に立てば、まさに天を突く勢いです。
今でさえものすごい迫力に圧倒されっぱなしだっていうのに、真ん中の一番大きい、一番高い塔はまだ未着工だというのですから、恐れ入ってしまう。
そしてね、何よりもすごいのは、
たとえば、教会に行く。ゴシック様式なのロマネスク様式とか、聞かされて、見学してきた教会の数々とあまりにも異質。
今まで見てきた建物の、どれにも似ていない。まったくのオリジナル。
森の中の小さい小さいコロボックルになった気分。広大な礼拝堂、中は薄暗い。下から見ると、柄が長いんだし、シュロの木とは聞かされたものの、地面に生えたキノコをしたから見たみたいな形の円柱が何本も何本も高く高く高く…伸びている。そしてキノコを透かして7色の光が、降ってくるのです。
人のイマジネーションが作り上げた、新たなる世界のあまりにも壮大な完成度に否応なしに釘付けになっちゃいました!
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