ワードロープ中のスカートのうち9割5分、ロングスカートです。ベスト丈は86cm。(注:身長160cm前後)ふくらはぎは足首より上にいくほど太くなる。太くなりはじめる寸前で止める。この丈が、86cm。
ロングスカートのメリット・デメリット
メリット
- 体型カバー。脚が見えない。
自分の脚にまるっきり自信がありません。太ももパンパン・ふくらはぎパンパン。
見せたくない。みられたくない。隠したい。 - 動きが楽。
両脚のほどんどを隠してしまっているので、多少のお行儀の悪さは見えない。
「人から脚がどう見えているか」に神経使わなくていい。
和室で飲み会の時なんか、座った途端に足をくずしてしまう。
仕事していて脚がむくんでいるときなど、さりげに片足を膝の上にあげてしまえる。
もっとむくんでいる時や寒くてたまらない時、…もっとお行儀悪いです。 - コーデがエレガントよりにまとまる。
ミニスカートやパンツスタイルが軽快・活動的なら、ロングスカートは落ち着いて女性らしいイメージ。
デメリット
- スカートが汚れやすい
布の絶対量が多いので裾なども短いスカートにない汚れがつくことも。雨の日などは特に要注意。 - 男ウケは微妙
私はいいんですけどね。男のひとは、もうちょっと脚が見えるスカートがお好きなんじゃないかしら。 - ロング丈・マキシ丈は完全フォーマルには向かない
イブニングドレスみたいな裾を引くドレス、礼服のひざ下丈みたいに、社会通念上、万人向け、あらゆるシーンを問わない丈ではない。素材とデザインを選べば、ほぼ一般人の生活圏はカバーできますけど。
ロングスカートの種類とポイント
タイトスカート
きちんと系、オフィス系の王道・定番。
手持ちはウールで、黒・紺・グレーなど。
スカートの面積が広いから縦長のIラインが決まり、着やせ・スリムに見せたいならロングタイトは、正解。
ただしラインは裾つぼまりになってしまうので、上に書いた「動きが楽」でスカートの中の脚は自由奔放、とかいかない。
腰回り・ヒップまわりがピタピタのときもあり、気になるし、第一シワが出る。
動きやすいようにとスリット入りのデザインが多いけど、これがくせものでして、ロングタイトはスリットからダメになる。
糸がほどける、ほつれるならまだマシなんですけど、布そのものが破けてしまったらリカバリーのしようがない。
良いものは補強されている、スリット部分にプリーツが入っているものもある。
私の母は着物のリメイクが趣味で、何着も作ってもらっている。江戸褄の漆黒の巻きスカート作ってもらったらこれがまた最強! しっとりした風合いといい、布の落ち方の上品さ。
高級感満点でして、仕事でここぞ、の日には必ず着て行きます!
ギャザースカート
ウチの職場のドレスコードはオフィスカジュアル。コットンのギャザースカートなどもプレーンな素材でクセのないデザインなら、外出の予定のない内勤の日なら許容範囲。着ていて楽でラインナップが幅広いので数ならギャザーが一番多いかも。いい年の大人でも、違和感なく着ていられるアイテムはある。
ロングスカート、裾を踏みますか。階段で引きずりませんか、との質問がでそうです。答えはYes。車のドアにはさんで雨や雪の日に長距離の運転をしてしまったことも1度や2度ではない。ハイヒールで裾を踏み抜いて破る。なのでシフォン素材など、超薄素材には手を出さない。裾のほつれかけの糸をヒールにひっかけ5㎝のほつれは一気に20㎝越え…。数限りなくあります。キャリア長いんで。
私のコンプレックスは脚が太いこととお腹、ことに下腹まわり。お腹周りはスカートの布がしっかりしているとギャザーで一回り大きくなってしまう。トップスはOUTとし、隠す。
そして中途半端な丈を選ぶと、ふくらはぎの一番太いところでスカートの布が切れてしまう。店頭試着では必ずチェック。
「最小限のエネルギーで最大限の無難」を目指している私の服は無地が圧倒的に多い。それでも時たま、ふらっと柄の入った服を買ってしまう…。ギャザースカート、多いです。
フレアースカート
タイトだと時には歩きにくく、ギャザーだと広がりすぎて改まった印象としてはいま一つ…。の正解がフレアースカートなのかもしれない。
裾回りがひろがるほどフェミニン度もアップ。セミフレアーであれば歩きにくさもないしIラインの演出もしやすい。
フレアースカートはギャザーやタイトよりもお店に並ぶラインナップに流行が出やすい。
自分の稼ぎで服を買い始めたころはロングフレアースカートの全盛期。
刷り込みとは怖ろしいもので!? 流行は去って、欲しいタイプの服はお店では売っていない。でも同じようなフレアースカートがほしい…(脚が隠れ、そこそこフェミニン・動きが楽で仕事に着ていける)。
使いやすさを忘れられず、ヤフオク(当時はメルカリなどない)で
ラルフローレンやインゲボルグのシンプルデザインに的を絞り、落としに落とす。気に入らなかったら再出品すればいいんですから!
(ヤフオク評価1800超えの私が出品・落札のコツやエピソードを告白するよ。 - ひとみにカルチャーショックを。)
ラルフローレン・インゲボルグクラスのブランドなら、自分の体型が変わらない限りはいつまでも着られますね。
今はロング丈・マキシ丈の流行が戻ってきてうれしいかぎり。せっせとチェック。
〇0年前の服ではさすがにディテールの違いはかくせないが、高級感で勝負しよう(=まだ着ます)。
プリーツスカート
悪くないんですが、プリーツが落ちるとクリーニングに出さなければならない。出費がかさむ。のでもったいなくてあんまり買っていない。
(高校の制服はプリーツスカートで、毎晩マットレスの下にプリーツのひだひだをきちんと整えた上でマットレスを置き、毎晩寝押ししていたが、段々布地がテカってきた)
ソフトプリーツでおなかまわり・ヒップまわりを縫い目などで抑えるタイプならアリかも。
ティアードスカート
タイトもフレアーもギャザーも黒とか紺の無地ばかり買うので、毎日違うスカートを履いていても悦に入っているのは本人だけ、はた目から見るといつも似たような服ばかり着ているし、選ぶこっちもマンネリだ…の頃に出てきた・目にとまったのがティアードスカートだった。
初めて見たときは熱狂してしまった。色を地味にしてもデザイン華やか! ギャザーの量を選べば職場にも着ていける! 可愛いんだけど子持ちの年代でも痛すぎず(30~40代向けのブランドからも出ていた)買った買った!
2段ティアードだとフリル付きのギャザースカートみたいになってしまい、さすがにおとぎ話のお姫様みたいなデザインは手を取る気にはなれなかったけど、3段ティアードなら使える。春夏向けの薄手の素材が多い。冬は薄手のスエード地も出た。当然買う。
ただし薄地・黒・コットンと三拍子そろうと、どうしても長く着ていくと布の色あせとへたりが気になってくる。ウールの入ったしっかり・かっちりのスカートほどの寿命はなかったな…。
バルーンスカート・コクーンスカート
一番最近のマイブーム。可愛いですよね! ギャザースカートの着やすさはそのまま、裾が絞ってあるので裾の広がりのわずらわしさがない。シルエットに特徴があるので、地味な色でもインパクトがある。
今シーズン買ったバルーンスカートは、あたかも着る毛布のようなあたたか・厚手の布で、寒い時期のスカートとしては、フェイクレザーやエコレザーのスカートと並ぶ防寒着としての優秀選手だった。着心地はバルーンの圧勝!
ただしフォーマル・オフィスシーンに向かない。
近所に洋裁やっている人がいて、なんでも縫ってあげる、とおっしゃってくださり、手持ちのデニムのバルーンスカートを渡したら、「この布の使い方は初めて見た」と言っていた。発明!? した人、すごい!
前に骨格診断してもらったことがある。
私はストレートタイプで、布地にハリがあり、高級感・クラス感のある着こなしが似合う方、とのご神託が下りました。心がけております。
骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合うBestアイテム事典