(往年の)豪華客船、横浜・氷川丸を見学。船内の画像。気分は映画「タイタニック」。

気軽にクラシックな豪華客船に乗れる。映画「タイタニック」気分が味わえる。横浜・山下公園の氷川丸に乗ってきました。

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氷川丸について

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住所

横浜市中区山下長山下公園地先

 

電話番号

045-641-4362

 

開館時間

10時から17時まで(入館は16時半まで)

 

休館日

月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)/臨時休館日

 

入館料

一般300円/シニア(65歳以上)200円/小中高生100円/
障がい者手帳もしくは特定疾患医療受給者証提示者と介護者1名/無料
※日本優先歴史博物館とのセット券もあり。
一般500円/シニア(65歳以上)・中高生300円

※船内はバリアフリーでないことに注意

 

アクセス

  • 地下鉄みなとみらい線「元町・中華街」駅4番出口から徒歩3分
  • JR根岸線「石川町」駅または「関内」駅から徒歩15分
  • 市営バス「中華街入口」下車徒歩3分
  • 首都高速「横浜公園」「新山下」より5分
  • シーバス「山下公園」下船すぐ

 

氷川丸の歴史

氷川丸は日本郵船が1930年にシアトル航路用に建造した貨客船。
1920年頃より欧米が投入した大型船に対抗して、日本も優秀船を建造しようとの声が一気に高まり、当時の最新鋭の船として竣工。
戦時中は海軍特設病院船となり、終戦までに3回も触雷したものの沈没は免れ、戦後は貨客船に戻って1953年にシアトル航路に復帰。
船齢30年に達し第一線を退くまでに、太平洋横断154回船客数は25,000名
1960年に引退。1961年からは山下公園の前に係留保存され長年にわたり多くの人々に親しまれてきた。2006年にいったん閉館・改装。
2008年に「日本郵船氷川丸」としてリニューアルオープン。戦前の日本で建造され現存する唯一の貨客船であり、造船技術や客船の内装を伝える貴重な産業遺産として高く評価され、2016年、重要文化財に指定。

 

竣工:1930年(昭和5年)
全長:163.3m
船幅:20.12m
総トン数:11,622t
最高速力:18.38ノット
船客定員:286名

 

 

 エントランスロビー

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すりガラスに船の歴史をしのぶ写真の数々。

 

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白く塗られた通路へと。

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結構狭いのですね。豪華客船とは言っても。

 

 

一等児童室

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木馬と座椅子式のテーブル・チェアセット。紳士・淑女のお食事中は、子どもは預かってもらえたのですね。子どもは食事、どうしていたんだろ。

 

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華やかなアール・ヌーボーの香りのする階段。

 

 

一等食堂

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一等船室の食事・給仕の様子など、昭和初期の華やかな客船文化。

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船幅いっぱいにスペースをとった広い部屋、アール・デコの装飾、中央の高い天井などにより、メインダイニングとしての豪華なしつらえが限られた空間のなかで実現している。

 

氷川丸の大きなウリは「美味しいお食事」。力を入れようも相当で、スーパーシェフを目の玉が飛び出るような高給でお迎えし、お客様にお出ししていた。一等の食事は基本は洋食だけど、1回は必ずすき焼き。チャールズ・チャップリンも料理のおいしさと日本人ならではのきめ細やかなサービスの評判から、日本行きの船は他にもあったのに、あえて氷川丸を選んだ。と言われている。氷川丸の厨房はチャップリンの好物の天ぷらを毎晩のようにお出しした。ジャパニーズおもてなしのルーツここにあり。

乗客乗員に三度三度ゴハンを出すだけでも休むヒマなどなさそうだ。新鮮な野菜を供給するため、船内で野菜栽培までしていたんだとか。

 

 

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 階段をのぼり

 

 

一等社交室

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ダンスパーティーの会場になるなど女性の社交場としての性格が強く、優雅なアールデコの装飾。

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現在の内装はほぼ設計当時のまま。アールデコの装飾がいたるところに見られる華やかな内装で、改装も少なかったため、天井・柱・入口ドアなど竣工当時の装飾をそのまま見ることができる。貴重。

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 パブリックスペースだからでしょうか。通路幅も広く、オレンジの照明がアクセントで可憐で。

 

 

一等喫煙室

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世界の上級品にお酒やたばこが揃っていて、たばこを吸いながらグラスを傾けカードゲームなどを楽しむ 主に男性が食後に談笑した社交場。天窓などにすっきりと美しいアールデコの装飾。

 

 

一等客室

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一等船室には、冷温水の出る洗面台がついてて、ベッドはアメリカ製でスプリングのついた寝心地のよいもの、換気・空調設備も船客が自由に調節できる、当時としては最新式の装置が導入されていた。

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当時、客室のベッドには船仕(サービスを担当するスタッフ)が折った「飾り毛布」が置かれ、長い船旅の乗客に喜ばれていた。「飾り毛布」は何十種類もの折り方があり、その技術は船仕から船仕へと受け継がれていた。そのうち、花や植物に見立てて折りたたまれたものは「花毛布」と呼ばれていた。「菊水」「かぶと」「日の出」の飾り毛布の写真もあります。

 

 

一等特別室

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一等特別室は、チャールズ・チャップリンや秩父宮両殿下をはじめ、各国の貴賓や著名人が利用したスイートルーム。

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この部屋は三代目川島甚兵衛のデザインとされ、テーブルといすを除き、壁紙など、竣工当時の姿そのままに残されている。

 

 

操舵室

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操舵室は船の総指令室。運転士が24時間大成により船の安全航行を見守る場所。船内の各部署の状況が把握できるよう、さまざまな装置が集まっている。

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神棚なんかある。命を懸けたお仕事されている方はゲンを担ぐのですね。棚に収められているのは信号用の旗。

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無線室は隣にありました。

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お船のてっぺんからの景色を見ると、改めて大きさが実感できます。大海原を走るお船に、乗ってみたいな~。

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改装なったばかりなのに、けっこうペンキ、落ちてますね。海とはまさに、ハードな聖域。

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ささやかながら映画「タイタニック」気分です。

 

 

船長室

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いついかなるときも瞬時に判断を下せるよう、操舵室のとなりにあるのが船長室。

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執務机の上の方にあるラッパみたいなのは、伝声管で、操舵室と会話できます。

ゴールデンウィークには、横須賀の軍艦三笠を見に行ったのです。三笠は伝声管は3本あった。
艦長室も東郷愛かもしれませんが、戦艦三笠の方が重厚感あったなあ。軍艦と貨客船、違っていて当たり前なんですけど。
一等船室・特別室を見比べたりすると楽しいかも。

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船長がお休みになるベッドです。

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デッキからの横浜。

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機関室

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竣工当時最新鋭だったエンジンが現役時代そのままに残されており、貴重な産業遺産。デンマークのB&W社で製造されたダブルアクティング・ディーゼルエンジンで、8つの気筒で構成されるディーゼルエンジンが、右と左に1基ずつ設置されていて、気筒内のピストン上下運動によりクランク軸を回転させ、プロペラを回して船を動かす。

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4階建てではありませんか。

 

 

三等客室

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まあ、レオナルド・ディカプリオはこんなお部屋に泊まっていたのね、とか眺めちゃいましたよ。三等船室と一等船室は、原則行き来できない。甲板に出てはいけない。といささかツライ。一等エリアに行く時には見学申込みが必要だった。一等船客には三度三度洋食が出るけれど、三等船客はあじの干物やさんまといった和食中心、と料金の差は歴然。ただしカミオカンデでノーベル賞を受賞された小柴昌俊博士が氷川丸に1等客室に乗船した時は次第に1等の食事に飽きてしまい、ときどき3等のお客さんと食事を取り替えて食べていたのだとか。でも三等だからつまらないなんてことはなくて、袖すり合うも他生の縁、和気あいあいと楽しい船の旅だったそうです。

 

広いお船の全貌は

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出口の断面図のイラストで知ることができる。

 

お船の底には生糸がぎっしり詰まっていた。シアトルに船が着くと、積み荷は下ろされ、開通したばかりのアメリカ大陸横断鉄道に乗せられて、はるかニューヨークに届けられたのだとか。

 

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華の昭和、優雅な昭和の気分に浸れます。

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