さっさとワクチン、打ってもらいたかった。
なのに。なぜか。日本、いや全世界がコロナワクチン打った打てない、予約だ副反応だ後遺症だと大騒ぎだったというのに。なぜか私にだけ! ワクチンはかすりもしない…。
取り残された悲しみと劣等感の日々。やっと10月下甸、2回接種終了です!
ワクチン接種優先順位は日本国民中下流も下流
桜の花が散ったころ、老父母のもとに待ち望んだワクチン接種予約券が届く。父はかかりつけ医、母は集団接種で予約を完了。
予約は父を先に取ったのに(80歳以上)、接種日は母が先(65歳以上)。「車での集団接種会場のお越しはご遠慮ください」とのことで、ああ、またもや自粛しなければならない。
父は6~7月、母は7月にワクチン接種完了。
次は自分の番なんですがこれがなかなか順番が回ってこない。
限りあるお国から我が自治体にお下げわたしとなるワクチン。
優先順位は1に医療従事者、2に基礎疾患持ちの人。
夏には順番回ってくるかと期待していたのに
「コロナかかったってどうせ軽症だ」の若い世代にも感染が広まったこともあって市長サマはしきりに「若くない市民のみなさんには誠に申し訳ない」と恐縮しながら
高校生。次に20代。続いて、30代と枠を区切ってワクチン予約・接種開始。
私の年代の接種予約はどん尻になってしまった。
聞かされてきた話と違う!
SNSなどを見ていると、ワクチンを打っている人は確かにいるらしい。
しかし、こと自分については波風一つ立たず、
ワクチン接種1回目〇万人、2回接種〇万人の数字もグラフも2千万・3千万・4千万・5千万…と順調に伸びているというのに。
自分は置き去りにされているとの疎外感と劣等感。惨めさ。
情報収集しながらワクチン予約と接種に備える
待っている間は晴れの日!? に備え基礎知識の習得に努める。
一番知りたいのは予約がスムーズに取れるのか。
ウチの自治体だと
初回の高齢者の予約開始時にサーバーが落ちてしまい、復旧までに数時間かかった。復旧後はわりとすんなり予約は取れた。
他市町村在住の同僚は勤務時間中に(感染拡大防止のためワクチン接種は有休の別枠で特別休暇とするとの文書が回り、拡大解釈)予約の電話がつながった! と廊下に吹っ飛んでいく。後ろ姿を横目にしながらネットだろうと電話であろうと、 運とタイミングが全てではないかとしか思えない。
オットはワクチン拒否派です。
ワクチンを拒否される方というのは主義主張が強固なので、多様性を尊重しなければならない昨今、 失礼がないように接しなければならないので神経使います。
ワクチンの副反応で熱が出るとか、 職務に支障が出る時はワクチン接種と同じく特別休暇がもらえる。
「調子が悪い」と電話すれば、有休を減らさずにその日1日はお休みできるのです
熱出たら休めるんだけどな♪ (仮病を使う演技力に自信がない…)私の年代だと副反応はまず心配ないはすですが、物事に絶対はない。
ワクチン打って早く「〇〇は控えましよう」「自粛してください」の日々から逃れたい。ワクチンは実は打たずにいるべきでは。とのご意見もあるのは知ってるものの。“遅れをとっている焦燥感”こそが私をワクチンに向かわせた一番の動機だったかもしれない。「ワクチン怖い」の実例をネットニュースで見せられても、「人生一寸先は闇なんだし~」とかスルーしてしまう。なぜか響いてこない。洗脳状態。
ワクチン予約は惨敗→タナボタ
待ちにまった予約開始当日、有休を取った同僚もいたものの、私は有休が惜しく( ワクチン予約はさすがに特別休暇は申請しにくい)勤務の合い間を縫ってトライすることにした。
当日は12時に予約をいったんオープンし、17時に枠追加。
トライし続ければなんとかなるんじゃないかとの思いと、
予約枠一覧で見ると、今回の予約は対象者数が今までのどの世代よりも多い。
不安で胸いっぱいなんですけど。最初から諦める必要もないだろう。
折に触れ電話をかけ続け、スマホで予約サイトへのログインを試みる。
午後じゅう、電話も予約サイトも全くつながらず、
「今日が予約開始とは嘘ではないのか」との疑問が湧き上がってくる。
ところが、有休取った同僚は強運なのか、スムーズに予約を完了したらしい。
ガセではないんだ、と気を取り直しスマホを操作し続けながら帰宅し、PCを開いたら18時過ぎだというのに「予約枠はいっぱいです。締め切りました」との無情の文字。
次のワクチン予約は四週間後(遅い! 遅すぎる!!! )。仕方がない。不退転の決意を固めるしかない。
一方、私、9月アタマに車、追突されたんですよ。
信号待ちで止まっているところで車間距離詰めすぎの車に追突されたので当方過失なし。ケガもたいしたことないんですが念のために整形外科に通う。
すると、窓口にまさかの「ワクチン予約できます」の張り紙が!
おそるおそる申し出たところ、予約、取れた!
(我が自治体は集団接種と個別接種との2本立て。個別接種は病院の数も多く、しらみつぶしに電話していく気力もなし、おおかた顧客の常連の患者さんで枠は埋まり、電話したとてけんもほろろでお断りだと思い込み、ノーチェックだった。また私が予約できたクリニックは電話でのワクチン予約は受け付けず、窓口のみ。患者さんを通す、口伝え・ロコミでしか予約可能であることを知るすべはない。)
半年待って、やっと手にしたワクチン予約。うれしくて知り合いにLINEを送りまくる。
接種時間は後日、予約日の一週間くらい前に電話をいただける。
「午後は高校生が学校帰りにワクチンを打ちに来るので、 午前になると思います」とのこと。
第1回接種
事故による通院の時、会計前に呼ばれ
「急遽キャンセルが出て、 ワクチンが余っています。 予約の前倒しいかがでしょう」 と打診されたのですが、 あいにく指定された日は予定が入っており断るしかない。
いよいよ当日。
整形外科が本業のお医者さんが片手間にワクチンを打つ。
診療の合間に風のようにやってきて、 ものの2・3秒で注射は終わり。終わるやいなや腕を出してスタンバイしている次の患者さんの元へ移動。牛若丸の八艘飛びさながらです。全員接種終了。あっという間に去って行った。
我々はまず待合室で待ち。処置室で長々と説明を聞く。注射後は万が一に備えてクリニックの狭い通路に取って付けたようなイスで15分待機させられた。正味1時間くらいかな。
第2回接種
時間の連絡の時 「市からのワクチン供給が限られています。 今回の接種を逃されると、 次の予約可能日は1ヶ月後です。くれぐれも体調管理を万全に」 とクギを刺され、緊張してしまう。
当日の待合室の受付は 「ワクチン予約できます」の張り紙ももうない。ひとまずワクチンに振り回されまくりだったシーズンの終わりを感じてしまう。
ワクチン接種を終え、クリニックを出るやいなや、
徒歩100メートルのコンビニで接種済票のコピーをとり、
さらに50メートル先の郵便局で
ワクチンパスポート申請書類一式を投函。
- 申請書(ダウンロード・記入済み)
- パスポート・接種済証・免許証表裏・保険証表裏のコピー
- 返信用封筒(切手貼付・宛名記入済)
投函後、3営業日めにワクチンパスポート、届きました!
ああ、これで、帰国後の待機さえなくなれば。
海外旅行に行ける!
気になる副反応ですが。
第1回接種は、2~3日、注射された腕のあたりが痛かった。
(お医者さんは肩に近い高い位置に打ってくださったので多少痛くても日常生活に不自由はない)
第2回接種は、同じく2~3日、両肩全体が、…強いて言えばだるい。接種当日、気のせいかもしれないけど、ぽーっと熱っぽいような気が…。(熱は36.1度。翌朝検温忘れた)
私って若くないのかしらと、実は内心、おもしろくない…。
第3回接種
終わった途端に市から「第3回追加接種」の概要が告知された。
私の2回めのワクチン接種は10月。 追加接種は8ヶ月後の6月となっています。
今月中に予約票、届く予定だそうです。
人類は感染症とともに生きていく〜学校では教えてくれないパンデミックとワクチンの現代史