9月に信号待ちで停止中、 追突されてしまった。病院行ったり書類書かされたり振り回されましたが、車はきれいに直してもらえたし、タナボタで慰謝料まで獲得してしまった。
( ↓ 事故の顛末はこちら )
物損を人身に変更した理由
先様 (車をぶつけた加害者) の自動車保険会社担当者が私の知り合いとツーカーの仲。 弁護士さんを巻き込み (注:弁護士さんには料金払っていません) 「物損だと一銭にもならない。 人身に変更すれは慰謝料がもらえる可能性が出てくる。 たいした事故じゃないし、 費用は自賠責で賄えるから誰の財布も傷まない。 加害者側は減点になってしまうけど (物損だと減点なし) そこはこちらが気を遣う必要はないのでは? 」とそそのかされ!? た。
正直、 実地検分の時、 警察の方に 「物損で処理します」 と言われたし、 物損で十分だと思ってた。
保険会社の方にはありふれた事故でも、 私にとっては生涯最初で最後にしたいもらい事故。慰謝料の相場なんか、見当もつかない。
仕事の合間を縫って保険会社の人とやりとりしたり交渉する負担も大きいし、こちらの知識と経験のなさを見抜かれ、 交渉ごとに神経をすり減らし、 挙げ句の果てに慰謝料を値切られ、 結局雀の涙ほどの金額…では、割に合わない。
でもま。知り合いはやる気満々。任せていいみたいだし。
お願いしてしまいました。
自分一人だったら絶対やらなかった。
結果、けっこうな額の収入になったのですから、つくづく、大事にすべきは人の縁。
診断書に忠実に通院は4回
後ろから追突され、実地検分が終わるや否や職場近くの整形外科にかけこみ、出た傷病名は
「ムチウチ・全治3週間」でした。
追って保険会社から届いた休業損害証明書には
事故により休んだ時間と直近3ヶ月の給与額の欄がある。
ということは。
たとえ有給休暇であろうとも、仕事休んでお給料は別に減らないのだが。
休めば休んだだけ損害金が積み増しされる可能性が高いと見た。
一方「自覚症状は特にないが念のために取った診断書で全治3週間のケガ」
なんですから。救急車で運びこまれて絶対安静。みたいな休み方をする訳にもいかない。
損害金は欲しいけど。見え透いたマネは、なけなしの良心がとがめるし、第一保険会社の人に問い詰められたら一発で泥を吐いてしまいそうです。
治るまで3週間かかるとお医者さまはおっしゃっているのだから、3週間、通院することにしました。
- 事故当日、レントゲンと診察で傷病名確定
- 4日後、違和感があるので(注:本当です)心配だから来てみた、と訴え、電気バリを勧められる。長期の旅行の予定があり、念のために通院したいと希望を申し述べ、先生、快諾。
- 12日後電気バリ。
- 21日後電気バリ。
旅行から戻り、知り合いの入れ知恵により
「ムチウチも治りましたので、保険会社に請求する治療費はもう終わりです。〆ていただいてかまいません。」と病院窓口に申し出る。
同時に休業損害証明書の記入を職場の給与担当者に依頼。
休みのトータルは
- 事故日半日 (実地検分+通院) +早退1時間 (車を見てもらうため)
- 半日3回
でした。
かえすがえすも残念なのは、 事故日の休みを1日取ればよかった。
申告時間数が増えたのに。
「職場に迷惑をかけてはいけない」 の真面目さが損害金を目減りさせる結果になってしまったのが悔しい。
翌日くらいには所属長の角印つきの証明書はできあがり、コピーを取って早速原本を郵便局窓口から発送。
事故後1月足らずで、 提出を依頼された書類は全て発送済み。
レンタカーを返却、修理に出した車を受け取る
修理期間の見積もりは 「1月」 だった。 本当に1カ月近くかかった。
車の修理にまる1月かかるとも考えにくい。 部品を取り寄せたり複数の部品を揃えるのに時間がかかったり。 また修理は先着順だとしたら、 工場に修理待ちの車がずらーっと並んいるのなら。前の車の修理が手間取れば私の車の修理着手はさらに遅れてしまう。
遅れたって、 修理の間の代車のリース料は保険会社から出るのであればなおさら、車屋さんも修理屋さんも熱など入りようがない。
当初の出来上がり日どおりと連絡をもらい、取りに行く。
ガソリンは満タンにしたばかり。 レンタカーを返却、 戻ってきた愛車の修理箇所を確認、車内の荷物やアクセサリーを移し、それでは修理代のご確認をお願いします。
サインをいただいてから保険会社さんに請求しますから、
と出された書類の総額は「45〇,〇〇〇円」。たった一瞬の追突で、45万円…。…絶句。
安い中古車が買えてしまうじゃないか。
私のN-BOXは後部が盛大に凹み、バンパーはゆがみ、右後部車体までダメーシが来ていた。
軽乗用車なんだし、もともとつくりは一般車にくらべてチャチなのは承知の上。たった一突きで激しい!? ダメージをこうむったことについて、車屋さんのコメントは
「N-BOX は事故にあった場合、乗っている人の安全を最優先し、あえて(ぶつかったりぶつけられた時に)衝撃を車だけで吸収するよう、壊れやすくしています。」でした。
また、車は残価設定クレジットで購入している。5年後、引き取ってもらうべくリースで使っている今の車が、もらい事故で事故車扱いになってしまうか。を質問すると
「部品交換していますから事故車じゃないです。ただし交換の履歴は残りますし、修理のかからない部分に何らかのダメージを負っていることも考えられる。査定額の減額はせいぜい2~3万円くらいではないかと。」2~3万? そんなもんでいいの?
少なすぎる気はするけど。実際、5年後にお言葉どおりか、確認させていただこうっと。
修理代は私が払うわけではないので、いくら高くても平気だし、とさらさらっとサイン。
後日、保険会社から「修理代とレンタカー料金、〆て54〇,〇〇〇円、お支払いさせていただきました」とのお知らせが郵送されてきました。
損害金確定のためのデータ提出は終わり、修理代・レンタカー代金も固まったところで、いよいよ慰謝料ですね。
慰謝料払い込みまでの流れは打診→承諾→振込と至ってシンプル
車受け取りの1~2週間後、知り合いが
「こんなところでどうでしよう」と持ってきた内訳は
- 治療費28,〇〇〇円(整形外科4回通院の10割負担)
- 通院費500円未満(自宅から病院までのキロ数×通院日数×ガソリン単価
- 直近3ヶ月の給料による休業損害金5ケタ
- 傷害慰謝料108,000円。
でした。
治療費は整形外科に払込済なので私の懐に入るのは
108,000円+ 500円未満+ 5ケタ になります。
ゴネれば、あるいは金額も積み増しされたのかもしれませんが、
知り合いは「悪い額じゃない」って言ってるし(確かめようにも知識ないけど)
ガタガタ言ってこの上ひとさまの手をわずらわせるには忍びない。
ケガも大げさにいえばかすり傷未満くらいのレベル。
もともと物損で、修理代さえ出れば御の字だったのに、臨時収入6ケタになる。だけで、目の前がパッと明るくなった!
もう2度と交通事故なんかごめんだと思ってたけど。
今回と同じ事故であれば。何回でも交通事故に遭遇したい。
私にとっては、舞い上がるだけに十分な金額でした。
異存はございません。とうやうやしく計算書を押し頂き、ほどなく郵便で正式に承諾書が送られてくる。
その日のうちに署名・捺印・投函(夜に近所のポストに行った)。
1 1月1日に
「同日付けでご指定の口座に振り込みました」とのハガキが届き、 入金を確認。
事故発生から2ヶ月足らずで、全ての処理が完了。
「もらい事故・軽症・軽自動車」レベルです。
どなたかのご参考になれば。
お金の使い道としては
108,000円は全額貯金して家族旅行の原資とし
職場の同僚にはケーキをごちそう。
知り合いには感謝と寸志がわりの貢物を捧げ、残りはお小遣い。