100対0でこっちに非はなかった。(止まっているところを追突された)。3・4回は病院行かなきゃいけないみたいだけどケガも大したことない。
最初は物損事故って言われたんですがすんなり人身に変更できました。急遽行かなきゃ・やらなきゃ、がけっこうたくさん、急に山積み!
事故の概要
通勤でいつもどおりの時間に家を出て、ガード下ちょっと手前で信号待ち。赤になったかならないかのタイミングで。
「ガッチャーン!!!」と破壊音と衝撃が! びっくりしてしまい、車の外にでると、後続の車が私の車に追突していた。
折あしく雨はけっこう強い。
先様は女性でした。「すみません」と謝ってくださり、私は追突車の番号を写真に撮った後
「とにかく警察呼びますから」と職場に断りを入れたあと、110番。
警察の実況見分
「事件ですか事故ですか」「何台ですか」「お二人は無事ですか」「2台の車は今動かせますか」「双方の車の色とナンバーを教えてください」「あなたは今どこですか」「そこは道が混むから2台で〇〇の駐車場まで移動して待っていてください」との指示があり、2人で移動。
しかし、パトカーって、なかなか来ないものですねえ。2~30分は待ったぞ。ストレートに出れば10分くらいのはずなのに。
間に2人は名刺交換。
(ただし私の名刺は勤務先のもので、あとで裏に住所と携帯番号を書き足した)
先様はご自身の名前と連絡先、担当の損害保険会社と担当の方のお名前と携帯番号を教えてくださいました。
やっとパトカーが到着。警察官2人。
- 被害者加害者双方の免許証・車検証・自賠責保険照明を提出。
- 1人がメモっている間にもう1人は事故の状況を見に現場へ。
- 被害者・加害者もくっついていって事故当時の状況説明。
- 戻ってスマホの通話時間を確認して事故発生時間を確認・報告。
- 双方の車の被害を確認。
私の車は後部がべっこん凹んでいた。右1/3くらい。バンパーも飛び出している。
先様の車は大したことない。
警察の方は被害をフィルムカメラで撮影し
「物損事故で処理します。人身事故に変えることもできます。」
先様には「安全運転を心がけてください。」
(車間距離をギリギリまで詰めていた。うっかりして私の車の発進を待たずにブレーキを離して加速したらしい)
と言い置き、お帰りになられました。
先様は
「追って損害保険会社の方から連絡が入りますから。車もきれいに元通りになります。」
私からは
「事故のあと、2・3日して症状が出て、あとあと面倒なことになるのもイヤなので、念のため整形外科に行きます。」
と申し上げ、その場解散。
整形外科で診断書取り
損害保険会社の代理店の方からほどなく電話があり、行く病院を教えてほしいとのこと。病院名を告げる。
診療費は損害保険会社持ちになる。病院の窓口に、保険会社からの電話がないと、診察は受けられない。
(普通病院の診療は1点10円。ところが交通事故扱いになると1点12~13円になり、病院にとっても割のいいお客様になる)
追突された衝撃は、音こそかなりすごかったものの、体にさしたる異常があるとも思えない。特に自覚症状もないものの。
レントゲンを撮り、お医者さんの診察を受け
「ムチウチ 全治3週間」との診断書が出ました。
待ち時間の間に、損害保険会社から
- 事故担当の方から個人情報ほかの確認
- ケガ担当の方から状況確認、最寄り薬局にも電話済みであること
との電話を受けました。
午後から仕事に復帰。
車は全治1か月
診察待ちの間に車屋さんにも連絡していたので、終業後故障車を持っていく。
「かなり凹んでますね~。中までいっちゃってます。修理は1か月くらい頂戴します。」
と言われてしまい、代車もすでに手配済みで
「今日は代車でお帰りください。荷物の移動をお願いします。」
さらに帰り道、ETCカードを取り忘れたのに気づき、2回車屋さんに戻った。
(1回目はあると思った場所になく、帰り道、なんでないんだ、と行動履歴に悩み、ついに置き場所がひらめいたため2回になってしまった。)
疾風怒涛の1日だった…。
物損事故では満足できない
で、診断書を見ながら、フツフツと疑問がわいてくる。
- 車をきれいに直してもらうのはいい。代車の費用も向こう持ち。当たり前だ。しかし私の車は買い切りではなく、残価設定クレジット型。
今回の事故で、私の車の履歴には傷がついてしまったことになる。この損失は、修理代丸がかえ加害者持ちの中に含まれないではないか。 - 事故と診断書取り。全治3週間であれば、しばらく病院にも通わなければならない。今日は有休も使っちゃったし通院に余暇を食われてしまう。さらに車屋さんには物忘れの弱みをさらしてしまい、愛車とは1か月間のお別れ。
この逸失利益は物損事故では埋められないではないか。
うん、加害者の方には申し訳ないけど。物損事故では私の心のすき間!? は埋められない。
物損事故から人身事故に変更
次の日に警察署に診断書を持っていき、
- 「物損から人身事故への変更をお願いします。」と窓口に申し出、診断書を提出。
- 警察官の方が出てきてくださり、「全治3週間のケガを負わせたことは間違いない事実ですので」と診断書は受理され、
- 供述書を書き(事故の内容を説明したり自分に落ち度はなかったか、加害者側に落ち度はなかったか、加害者の量刑を望むか任せるか、などの項目を埋めていく)
- 実況見分は終わっていますし(もう1回被害者・加害者を招集し実況見分をさせる事例もある。今回の事故はそこまで行くレベルでないと推察)、これからは人身事故として手続きを進めます。とのお言葉をいただき、警察署をあとにしました。
所要、30分もかかりませんでしたよ。
損害保険会社から関係書類が届く
事故の翌々日、損害保険会社から届いた郵便の中身は
- 個人情報の取扱いに関する同意書(保険会社が医療機関に私の個人情報を伝えるためのもの)
- 同意書(医療機関へ私の治療内容を紹介するためのもの)
- 振込指図書
- 休業補償証明書(職場で作成。事故のため有休・欠勤で何日休んだか、その間給与は支給されたか、直近の3月の月例給与の内容、社会保険(労災保険、健康保険、公務員共済組合を含む。)から休業補償給付・傷病手当金の給付を受けたか受けないか、などの項目がある。前年分の源泉徴収票添付必須)
1~3はすぐ出せる。4は治療が終わってから出す。
物損事故でも、事故で休んだ分の保償金くらいはいただけそうです。
しかし私のいたって凡庸な年収では、1日2日休んだくらいでたいした金額になるとも思えない。
繰り返しになりますが、残価設定クレジット型で買った車。車はN-Boxなんで、世の高級車とはグレードから見ればお話にならなくても、市場では人気の車です。5年乗って買取か、車を引き取ってもらって次の新車購入資金に充てるつもりだった。査定の大幅減額は免れないのではないか。最新の安全機能の車にアップデートできると思って、コスト高は承知の上で買った車なのに。
修理費がまだはっきりしないし、査定額の減額は、私にとっては泣きっ面に蜂なので、車屋さんも口にしませんでしたけどね。
ネットで検索すると、査定額の減額は下手すると何十万にもなるとか書いてあり、心中暗雲がたれこめる。ブラックホールとまではいかないけど。
お金のことばっかり先に言ってしまいましたが、いちおう診断書の出た身。
日々の生活も慎重にならざるを得ない。
- 車の査定額の下がった分(まだ確定していないけど)
- 私の日常生活をかき乱された分
慰謝料もらえないかな…。
弁護士さんに慰謝料取れるか聞いてみた
ツテを頼り、詳しい人(弁護士さん)に話を聞いてみると
- 物損事故ではなく人身事故にした以上、慰謝料を取ることは可能である。
- 取れないことはないが、「(車の破損が)中までいってしまった」レベルであれば、また「ムチウチ3週間」程度のケガでは、金銭的なダメージを完全に補填できるレベルの慰謝料は実質厳しいのではないか
とのお話でした。
結局、ぶつけられ損になってしまうらしい…。
気をつけろと言われても。後ろから突然追突されたんでは、こちらも防御のしようがないではないか。
モヤモヤはわだかまるばかりなのですが。
とりあえず。何回か病院に通い、治療終了したら、慰謝料もらうために始動するぞ!
[弁護士がきちんと教える] 交通事故 示談と慰謝料増額 (暮らしの法律)