ひとみにカルチャーショックを。

旅行・グルメ・美容をメインに綴る女性向けの趣味ブログ

年度末に新型コロナウィルス陽性者が出た! 理不尽なお達しと疾風怒濤の日々は続く…

出ちゃいましたよ。 ついに。 我が職場のすく上の階に、 新型コロナウイルス感染者。
「休める人は休んでください。 」 あのねぇ~。 今の時期、 休める人なんか、 いません! 同建屋内の我々はばい菌扱いされている。

yearendandcovid19

 

 

3人の新型コロナ陽性者を輩出してしまう

上のフロアの人数は100人前後。 老若男女一緒くた。 外部の方の出入りも大きい部署のーつです。

  • マスク着用
  • 手指消毒の徹底
  • 毎日検温・体調管理
  • 他人数の飲食、旅行・移動の自粛

を求められ、粛々と従ってきた。

なのに。陽性者が出てしまう。即座に管理職未満は全員帰宅を命じられ、業者さんがやったんだか管理職が知らないが、フロア内の消毒が行われた。エレベーターは封鎖され、階段を使わなければならない。(消毒後エレベーター封鎖は解除)

感染者1人めの濃厚接触者と認定された人はPCR検査の対象となる。

認定されなかった人は、何しろ年度末、それでなくても追い込みの時期。出させろ、休んでる場合か! で、半数勤務。

事務所の出入りはビニールシートをかけた窓口でにわか仕立ての受付嬢(今時こんな言葉を使ってはいけないのかもしれない)が書類を受け取る。

次の犠牲者! ? は外部の方だった。事務所に出入りしている方で、晴れて! ?  1人め陽性者との接触が感染経路と保健所サマに認定されてしまった。

地域社会への貢献を看板に掲げていたのに。外部に新型コロナウイルスをお土産に持たせた形になってしまった。面目丸つぶれ。多年にわたる今までの地道な積み重ねが一瞬にして消し飛ぶ不名誉な結果となってしまいました(←と感じる職場なんです)

 

さらに

最初のPCR検査で「そもそも濃厚接触者でない」とされていた人

かねてから苦しんでいた花粉症の治療のため、近隣医療機関を受診したところ、検査をすすめられ、結果、陽性!

わが組織上層部に激震が走ったであろうことは想像に難くない。

 

年度末の週末は私も休日出勤した。勤務日は職員は駐車禁止ですが、お休みの日はまあまあ、お目こぼしがある。

なのに、いつもは無人の駐車場に、保健所の人が立っており、「PCR検査の方ですか?」と尋問を受け、違います。と答えると、車を止めてはいけないと言う。仕方がないから別の場所に持って行った。

今思えば、もう濃厚接触者だ濃厚接触者じゃないなど言っていられない! 全員検査! だったんですね。

 

 

週明けから隔離生活

月曜日には以上の顛末が上司から発表されました。

当の事務所は「立入禁止」と張り紙されたホワイトボードのバリケード。施錠され、明かりは落ちている。

一週間、誰も事務所に入れない! 年度末だっていうのに! 

外部の方には

「御用は〇〇課(感染者を出した所属以外)でお伺いします。(職員は全員自宅待機なので電話やオンラインなどでなんとかするのだろうか)」とのお知らせの張り紙が入口に、封鎖の執務室の前に掲示される。

 

階下の我々にも火の粉は容赦なく襲い掛かる。

冒頭のセリフ

「休める人は休んでください。」はここで出た。

 

ウチの職場は建物としては2棟あり、渡り廊下で繋がっている。もちろん地続きでも移動できる。

私たちは新型コロナウイルスを出した側の人間。

「隣の建物との行き来はしないでください。」

…。我々も新型コロナウイルス保菌者の候補者と見られている。

同じ部屋の中で濃厚接触者でなくても感染したのだから、同じ建物の中にいるのであれば候補者となってしまう。

無実の罪をなすりつけられた気分です。十字架をしょわされたキリストさまはこんな気分だったのでしようか。

 

男性陣からはは

「弁当は買えるのか」との不安の声があがる。

(2棟をまたぎ、出入りのお弁当屋さんが各階を回り昼食を売り歩いている)

(棟ごとに売り子を分けたらしく、種類こそ減ったものの供給はあった模様)

 

で、繰り返しになりますが年度末。

引継の日程は「一旦ストップしてください。」との鉄槌すら下ってしまった。

私は引き継ぐ側。13時から約束していたのに、

12時35分くらいに

「すみません。来ないでいただけますか。」と電話をかければ先様は「(引継ぎ)やっていただけないんですかぁ~!? 」と涙声。

隣の棟に引き継ぎに行くはずだった同僚も身動きが取れない。

4月1日からぶっつけ本番で業務にあたるしかない…。

 

年度明けに管内の関連事務所に業務検査に行く予定だったのに

「書類を送ってもらうことはできないのか!? 」と聞かれてしまい

そ、そんなこと突然言われても。

しかし出かける予定を入れたとしても、万が一ウチの階から陽性者がでたらすべてはおしまい。

経理からは検査結果提出の締切は守るようにときつく言い渡されている。

泣いても謝ってもマケてくれそうにない…。頭を抱えてしまう。

 

退職者辞令の交付式は市内のホールを借りて行われるのですが

「俺らだけ別室に待機させられるのではないか」

「他の人は1階で俺たちだけ2階に座らせられるのではないか」

と怯えながら出て行かれました。

 

いわば犯人扱いの仕打ちに意気消沈してしまい、仕事帰りもどこにも寄る気持ちになれない。

自分の階のトイレが掃除中だったので封鎖階のトイレに行ってみると消毒剤の香りがまだかすかに残っていた。

 

建物封鎖はいいんですけど。

公式発表資料を読み込むうちに気が付いた。

2人めの陽性者の人、電車通勤だ! しかも、かなりの遠距離通勤者。

電車は通勤客、すし詰め! 通勤ラッシュ時間は駅から職場に向かう人の群れは毎日ぞろぞろ続いている。

かなりの数、隣の棟の人も同じ列車で毎日、陽性者の人と同じ電車に乗っている。はず。

往来を禁止したって、もはや手遅れでは…。

 

もう1つ。喫煙所。

外部からお見えになった方々のお目に触れないよう、敷地のはじ~の方に設置されている。

(遠いので10時ごろと15時ごろ、毎日毎日10~20分近く席を外され、癪にさわる)

ひとときの安らぎを求めて、集っている。日常的に2棟の人間が交わっているのに。封鎖の噂は聞かない。

 

毎日お昼になると

「手を洗って、周りのひととは口をきかずお昼ご飯をいただきましょう。」

と館内放送が流れ、考えなしの行動を戒められる。「自覚ある行動を」と毎日毎日、ミーティングにお知らせものの文書やメールで耳タコです。

知らず知らずのうちに洗脳!? されてはいるものの…。

 

「濃厚接触者じゃなかったのに陽性者が出た」

との厳粛な事実を前に、何もかもが後手後手感。

いっそのこと、全部リモートワークにしちゃえばいいんでしょうけど、

我が職場、そもそも馴染まないしなあ…。

 

「隣の棟と行き来するな」とのお達しは、直近の下の階の我々には出たものの、その下の階(ー2階)には出ていないと聞いた。

今のところ一番危ないと見られていることを知り、またまた意気消沈してしまう。

 

さらにもうひとつ。

陽性者をだした所属の一週間の自宅待機は、職務命令です。まさか「有給休暇使ってください」なんて言われているんじゃないでしょうね!? 家にじーっとしていろと!?  休み中の行動を暗に強制しておきながら有給休暇を使わせるの!? そんなバカな。必死になって情報収集。

 

 

タイミングの良い病気なんてあるはずないし。いつの季節だっててんやわんやは同じなんだろうけど。

よりによって年度がわりの時期に災難が襲い掛かってくるとは。

陽性者を出した所属から配置換えになった人の着任は4月5日、月曜日だそうです。

 

 

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