35,000円もする靴を購入してしまいました。
最高の履き心地でなければ困ります!(力説)
おひろめとブランド紹介、レビューを。
- 購入のきっかけ。
- ストレッチウォーカー エクセンシブルとは?
- デザイン展開
- 靴を履くとき、脱ぐ時の注意
- ソールの交換
- お手入れの仕方
- ムレないしくみ(通気性を考慮したインソール)
- きつめのサイズをすすめられる
- 実際に履いてみての感想
- 購入するには
購入のきっかけ。
なぜ1足35,000円もする(←しつこい;;)靴を購入したのか。
実は、この靴を初めて目にしたのは3年ほど前。
所用があり、出かけた先にあったセレクトショップで、趣味の雑貨やアクセサリーなども扱っていて、靴は店頭には安価な靴、店の奥に行けば行くほど高額な靴が並んでいる。全部健康シューズ、幅広、ヒール低い、歩きやすさ重視系のデザインばかり。
お店の一番奥にあったストレッチウォーカーのスニーカーは、あたりを圧倒する勢いだった。まず本革系のスニーカーであり、使っている素材と靴の造りが一見しただけで重厚。靴の一つ一つのパーツのただならぬ存在感を感じ、お店の方に「この靴、どんな靴なんですか」とお伺いを立て、ひととおり説明していただき、試し履きもした。厚底のスニーカーなんですね。
履いてみると足の裏の真ん中、土踏まずの部分に丁度、重心が合う感覚で、かかととつま先は若干薄いという、ユニークなフォルム。良い靴なんだな~、と値札を見れば「35,000円(税抜)」。
「…ありがとうございましたぁ~」とお店を後にした。
で、3年後、所用でまたしても同じ場所に行くことになり、3年前の記憶が脳裏によみがえってくる。
「あの靴、良かったな」
「欲しいな」
値段は確かに高いけれど。
イギリス行きも控えているのだし。
1日じゅう履いていても、歩いていても疲れない靴(と店員さんから説明を受けた)なら多少の出費もやむを得ないのではないか…。
レアなブランドの靴であり、3年間、他のお店では見かけたことがない。
通販サイトでも見かけない。
あの時行ったショップがまだ同じ場所にあるのなら。
運命ともめぐり逢いとも理屈をつけ、自分のものにしてしまおう。
…お店、まだありました。
手に入れました!
ストレッチウォーカー エクセンシブルとは?
ストレッチウォーカーとは、もともとは石川県のこだわりの靴屋さんが考案した靴。
なぜ土踏まずの部分の底が一番厚いのかというと「一本下駄」をヒントにしている。
ストレッチウォーカーを履くことで自然に足の中央部分でバランスを取る形になり、特殊考案のインソールの形状もあって、自然に正しい姿勢で立てる・歩けることを狙う。
かかととつま先部分の靴底を土踏まず部分より薄くすることで歩きはじめを軽やかに。着地する時に自然につま先が上がるため、足さばきが楽。
靴底のソールは大変に軟らかく(低反発剤使用)、デリケート(かわりに後で書きますがお手入れは丁寧に)。つまりクッションも効いていて地面からの衝撃を吸収し、この靴を履いていれば立っても歩いても疲れず、膝や腰に負担がかからない仕組み。メーカーさんいわく「砂の上を歩く効果」。
「エクセンシブル」はオランダの健康シューズのメーカー名。石川県の靴屋さんが考案し、オランダのエクセンシブル社が研究開発したソールを使用し、ストレッチウォーカー・エクセンシブルが誕生し、いまやメイド・イン・ジャパンならぬアイディア・イン・ジャパンの靴は世界で愛用されている。健康シューズ関係の受賞歴もあり。靴はポルトガルで作られ、オンラインショップはオランダ語・英語・ドイツ語表示あり。とグローバル。
デザイン展開
- ARESアーレス(ファスナー付きスニーカータイプ)
- EARTHアース(ストレッチファイバー部分の多いスニーカータイプ)
- ORCUSオークス(ウイングチップ)
- ARIELアリエル(ベルクロタイプ)
- GEMINIジェミニ(モカシンタイプ)
- PLUTOプルート(かかとつきサンダルタイプ)
- SIRIUSシリウス(3本ベルトつきサンダルタイプ)
- NESO(学校シューズタイプ・ただしマジックテープ式)
など、どの靴もどの靴もパッと見、ずっしり重そう。
しかし魔法の翼のついたかのように!?履けば柔らかなソールとインソールで軽やかに歩けてしまい、
かつ足元にさりげなくも完璧なインパクトをプラスしてくれる本格派!
靴を履くとき、脱ぐ時の注意
靴底のソールは、硬い素材と、ソフトな低反発刺激吸収材のダブル使いで、
靴を横から見てウェーブを描いている部分(EVAクッション)、摩擦に弱い。
なので、靴を脱ぐときに、両足をこすり合わせる動作をすると傷みが早くなる。
なので、勿体ない!と思うならば、長く使いたいのであれば、
面倒かもしれないが、脱ぐ時はその都度靴ひもをほどき、手で靴の底を持つ気持ちで、ソフトな部分に刺激がこないように注意すること。
長持ちさせたいのであれば面倒でも、毎回靴紐を結ぶこと。
ソールの交換
靴底の硬質部分は、履いていくうちにすり減ってくる。EVAクッションまですり減る前に販売店に持ち込めば交換は4,500円。
EVAクッションまですり減ってしまうと、靴底全体を交換しなければならず、修理料金は10,000円以上かかる。要注意。
お手入れの仕方
革靴なので、革のお手入れの話をされるのかと思えば、ちょっと違う。
ソフトな低反発刺激吸収材の部分は、月に1度くらい、靴クリームを塗る。
クリームを塗り終わったら、ついでに残ったオイルを靴本体に塗り込むと良い。
ムレないしくみ(通気性を考慮したインソール)
靴にはインソールが入っていて、穴が開いており、底の部分に凹凸が入っており、長い時間履いていても蒸れないしくみ。
きつめのサイズをすすめられる
私の普段の靴のサイズは23.5㎝なのですが、お店の方は「この靴は、履いていくうちに伸びるので、きつめをおすすめします」と試履きをかさね、サイズが変わるたびに靴の親指先のゆとりを確認し、選んでくださったのは22.4センチ相当。
1㎝も小さいんだけど。試しばきしていても、かなり圧迫感があるんですよ。とくにカカト。新しい靴って、かかとがとがっているでしょう。カカトは丸いというのに、靴のカカトのラインは直線であり、歩くとあたる。ゆるめの靴であれば逃げがあるのですが、ピッタリすぎるし。「靴擦れしそうで心配です」と訴えますと「履き続けることで靴の形は変わるので、これでいいんです。気になるのであれば、手でよくカカトの部分を伸ばしながら履いてください。」とのことだったので、素直にいつもより1㎝も小さい靴をお買い上げしたのです。
実際に履いてみての感想
そのうち伸びるのかもしれないが履き始めは少し、いやかなり痛い。
購入したのはStretch Walker X ジェミニ。
カラーはブラック、サイズは35。
選んでもらったんだからコレでいいんでしょ。と早速履き始まったんですが、やっぱり、痛いんですね。
どこが痛いのかというと。
- 両足の親指の付け根。私の足指は外反母趾が入っており、ただし痛みはないのですが、突き出た足の親指付け根に。まともにいつもより1㎝小さい靴があたる。あたり続けると次第に痛くなってくる。
- 足の中指~小指の上。結局、店員さんの目は足の親指の先にどれだけゆとりがあるか、に集中していて、それ以外の指の余裕にまでチェックはなかった。私が甲高なのか、指が太いのか、履き続けるうちに次第に親指以外の足指が靴の甲革に圧迫される。
- カカト。やっぱり、靴擦れが出来てしまいそうだ。
はじめはいいんですが。履いて30分・1時間…と次第に圧迫感は痛みに変わる。
困った。一旦履いてしまったら、もう交換はできない。それに、お店は遠く、出かけるだけでも一仕事だし、頼めば靴を伸ばすなり、やっていただけるかもしれないが、靴を送り、預かってもらって革を伸ばしてもらい、また送り返してもらう日にちがかかり、肝心のイギリス旅行に間に合わなかったらどうしよう。
さらに、一週間なり10日なりして戻ってきたストレッチウォーカー、もしかしてまだまだ履けない状態のままだったら…。ただの靴なら諦めもつくけど。35,000円!私、絶対、諦められないわ。
中敷きをはずして履くことにした。
しばし悩み、当面は靴の中敷きを外して履くことにしました。靴の革が伸びてきたら、靴はゆるくなってくるはずです。そこで改めて中敷きを入れてまた履けば良いのです。きついのは足の裏側ではなく、甲側。中敷きを外して履けば、結果、靴の上部に余裕ができる。
結果、なんとかイケそうです。きついと痛いから、靴ひもはゆるゆるに結ぶ。今度は足、痛くない。靴ずれは、まだちょっと不安材料あるんですが、新聞紙でも丸めて入れて、かかとにあたる部分に丸みを持たせるよう、出発まで頑張ってみることにします。
靴のフォルム・見た目はとっても満足。歩き心地は、一本下駄の靴、なんだから、歩くのにコツいるのかな~とか思ってましたが、全然普通の革靴・スニーカー。クッションが柔らかく、歩き心地は爽快で、ソールが前と後ろが薄く・真ん中が厚くなっているとはいえ、ほんの気持ち程度なので、意識しすぎることなく動けます。
購入するには
通販はなし。実店舗でのみ購入可。
いや35,000円までいかなくてもいいから。であれば
POLO RALPH LAUREN ADVENTURE
REGAL Rマークハイカットスニーカー
世代を問わない ムーンスター ならお手頃。気軽にはじめられそう。