思い起こせば小学校高学年くらいからずっとやせたい、スリムになりたいと願い続けてきた。ざっと半世紀近い。挫折し続けたままで生涯を終えることになりそうです。食欲には勝てない。
この間、ダイエットの常識も変わった。昨日は白で今日は黒がある。諸行無常を感じてしまう。常にアップデートし続ける必要がある。
「…180度変わった…。」「知らなかった…。」「コペルニクス変動…。」と。うちしひがれてしまうことばかり。
やせてる人と太っている人の違い(私のイメージ)
そもそも食欲が希薄
量も少なくていいみたいだし食べるのもゆっくり。目の前にお菓子とかあっても、私はすぐ手を出すのですが、やせている人は適量だけピタっと食べておしまい。そもそも私みたいに「食べることがストレス解消の一つ」みたいな食べ方をしない。空腹でいてもさして苦痛ではないらしい。
総じて、少なくても私の周りでは、性格もガンガン押してくるタイプではない印象がある。低燃料低速運転のイメージ。
胃腸が弱い
「もう食べられない」のフレーズが日常的に出る。私は目の前にあるものはすべて頂く喜捨の精神で生きてきました。大違いだわ。便秘体質よりは下痢体質。
消化吸収効率が太っている人と異なる
同じようなものを食べていても、太る人と太らない人がいる。
つまり同じものを食べても、太る体質の人は栄養素をすべて吸収し、余ったエネルギーはすべて皮下脂肪にため込むことができる。
やせている人は栄養を身体の中に取り込むことができず、脂として蓄えることがそもそも難しい体質なのでは有効活用する力に乏しい。
少なくても、私のまわりのやせている人は、みな弱々しい。
昔なら、やせている人は欲望のままに生きている私などより先に倒れてしまったのかもしれない。
食べ過ぎれは生活習慣病になるし、飲みすぎれば肝硬変を起こす。食べ物があふれている昨今は取りすぎの弊害ばかりが叫ばれ、加減して食べてください、軽い運動をおすすめします、がスローガンのもとに生きているスリムな人は
トクしてるような気がする(私のひがみです;;)
ダイエットのためにとるべき行動
スリムになりたいのであれば、スリムな人をマネすれば良い。
食欲が抑えられないなら、押さえられるようにすればよい
神経系統に訴え、食べたい気持ちを喪失させるサプリとか、最強。
しかしうつなり統合失調症なりと同じ、脳に作用する薬であり、
お医者さんの厳格な観察のもとに処方される薬で、絹豆腐よりもろい意思、なんとか楽してスリムになりたいなんて思っている人間には門扉は閉ざされている。
病的な肥満なら処方してもらえるのかもしれない。
この手の薬を個人輸入して飲み、亡くなった人もいる。
白状すると、「死んでもいい、やせたい」と効きそうな、怪しげな中国語のパッケージの薬を飲んだこともある。(死者の出た薬は私がネットを漁り始めたころは極めて入手困難になっていた)
しかし、もうトシです。
無理して体調を崩すくらいなら小太りで健康に生きた方がマシかも、と私の価値観も変わった。
空腹を感じたらその場で駆け足の足踏みをすればよいだけだ(脳内からそれ向けのホルモンが出るんだそうで)、お金など1銭もかからない、という人もいた。
こんにゃくゼリーとかの、カサのあるローカロリーのものを食べて空腹を紛らわす、なんてのもこちらのカテゴリーに入れてもいいかも。
食べ過ぎてしまった余計なものは体内にとりこませないようにすればよい
下剤まがいの強いハーブの入ったダイエットティーなんて、続けると痩せるかも。
ウーロン茶・プーアル茶なんかも強い。
食前とか食後にサプリを飲み、糖質や脂質を吸収させる、なんてのもありますね。
栄養素が不足しない程度に食事の量を減らせばよい
できれば苦労はない。少し減ったあたりで本能にさからえず、自ら定めた呪縛を破り、あっという間のリバウンドの無限ループとともに私の人生はあった。
私には無理なのですが、理論としては最強であることは間違いない。
昔は、学校の家庭科の教材の「食品成分一覧表」なんかを見ながら献立を作り、ごはんを減らし揚げものとかを控えめにして「1日1〇00カロリー以内の食事をしましょう」なんてダイエット方法が主流だった。
なお、やせている人のライフスタイルを取り入れるという点からいけば番外編にはなってしまいますが
運動量を増やす
有酸素運動が望ましい。1日〇〇〇カロリーを運動で消費することにより、体重1kg減に必要な約7,200カロリーの一部とすることができる。
代謝・新陳代謝を上げていく
唐辛子ダイエットとかですね。
も古典的なダイエットセオリー。
現代もてはやされているダイエット理論は衝撃的
運動ではやせない 筋トレ必須への大激変
私、運動ではやせないって2~30年間、知らなかったんですけど。私の人生の半分近くだか三分の一になるのかは知りませんが、とにかく我が人生の主要な一時期、誤った情報と思い込みに支配されていたことになります。
有酸素運動を行うことにより、カロリー消費はプラスにはなるものの、たんぱく質は失われ、結果、基礎代謝が落ちていく。ランニングを続ければ続けるほど。
これを防ぐには無酸素運動、すなわち筋トレを行う。筋肉に負荷をかける運動を3~4日おきに行い、筋肉量を増やし、基礎代謝量を増やしていけば、辛い運動をせずとも、大げさに言えば生きているだけでカロリーは消費される体になり、やせる。
がざっくり言えば今の流れ。
筋トレの基礎理論や知識の普及、一般人も気軽に取り組める環境(スポーツジムが増えたりトレーナーさんがメニューを組んでサポートしてくれる態勢や、プロテイン飲料なども競技人口が増えたことで種類も増え、手ごろな値段で全国津々浦々入手しやすくなった)が整い、ダイエット市場と重なる部分も多く、消費者に届けるだけの裏打ちされた情報が集まったのでしょう。
昔だって「筋肉が増えれば基礎代謝は増える」とは言っていた。ただし、なら何をすればいいのか、までの言及はなかった。
腸活大全盛
女性の美容活動において、インナービューティーは欠かせない。美と健康は、まず健康あってこそ。
糖質タンパク質脂質はカロリーになる。ビタミンミネラルは微量物質だが必須。続いて食物繊維もカロリーはないけれど、欠かせないと新たな事実が次々増えていく。
腸内フローラの中にはデブ菌ヤセ菌というものがあり、やせている人は腸内にヤセ菌が多いのではないか、が最近のダイエット市場でよくきく声。
腸内フローラを増やすためには、まず腸内フローラの素となる食物を摂ること、善玉菌の腸内フローラを増やすためには、腸内フローラのエサとなる食物を摂ること、
との目新しい理論の嵐(ダイエット商品の嵐というべきか)が吹き荒れている。
実際にウィキペディアにだって載っている。
真面目に腸活に励めば
- 有害物質からのバリア機能強化
- 発がん予防
- 肥満予防
- 糖尿病予防
- 食欲抑制
- 免疫機能調節
になるのです。「肥満予防」、つまりダイエットに有効だと全米が泣いた! 世界が認めた! れっきとした事実なのです。
お医者さんに行かずとも、効果はあるとお墨付きのダイエット法!
しかも意識して食事にプラスすればいいから手軽!
霊験あらたか、たちどころに痩せられれば最高!
まとめ(以上を踏まえ自分が今後取るべき行動)
筋トレは、スクワットあたりなら、家で、タダでできる。1年続けて、基礎代謝、どのくらい増えるのかなあ。10カロリー? 20カロリー? 誰か偉い先生に研究していただき、もっと突っ込んだデータがあるなら、ぜひ知りたい。
毎日飲んでるスムージーに食物繊維のイヌリン混ぜて飲んでるけど…体重は増えはしないが、減らない。がしかしがん予防や免疫機能調節にもなっているとの安心感は大きい。ヨーグルトまたは納豆をプラスすれば、やせるのかしら。
最新理論は、理屈としてはわかる。取り入れられるところは取り入れた。
いつ新しい理論が出てくるかわからないので、アンテナは上げていかなければ。
スーパーで買い物するにも「糖質オフ」「腸活」なんてポップに反応してしまう。
理由がわかるまでは「走ってるのに痩せないのどうして!? 」と泣き泣きジムでランニングしていた。(今は血圧のためであり、ダイエットにはなっていないのを承知の上で走っている)
体重これ以上増やすの、イヤだなあ。困るなあ。
スタイルのいい人が近くにいると
「…こんなスタイルになれるのなら、何にもいらないのになあ。」
なんて思って見ています。一生かかっても届かない夢が目の前にある。
でも食欲には勝てないのですが(笑)