ネスカフェアンバサダー。ネスレさんのサービスで、コーヒーマシンがなぜか無料で貸していただけて、コーヒーやお茶やその他ドリンクのカプセルを定期購入し、手軽に家で本格的な飲み物がいただける。
- バリスタ
- ドルチェグスト
- スペシャル.T-
全部申込経験あり。率直な感想と導入を検討中の方にアドバイスを。
ネスカフェアンバサダーのデメリット
マシンがやたらと場所をくう
はじめてマシンが届いた時には、まずその大きさにビビるはず。梱包をはずせは当たり前ですが少しは小さくなる。どのマシーンも、イメージ的には電気炊飯器5合炊きの半分くらい、小さめの電気ポットを底面積を長方形にしたぐらいの存在感がある。そしてタンクに水を補充しなければならないし、注ぎ口は手元になければはじまらない。わりと置く場所、限定されてきます。正直、幅も高さもとても微妙。
気にする人にはお手入れがかかせない
受け皿、コンテナまわり、タンク周辺など、こまめに清潔にしておかなければ衛生的によろしくない。ナイショですが、私はポイントサイトのポイント目当てにネスレマシンを次々導入し、指定期間が終わると返却している。その間、特にマシンのお手入れとかはしていない。でも別にお腹の調子が悪くなったりはしない。(注:私1人でマシンを使っています。自己責任でお願いします)
ネスカフェ側からヒンピンとお知らせが届く
DM設定をOFFにすればいいのかもしれませれんが、いちいち自分のアカウントを見に行くのがおっくうです。「お得なキャンペーン」「新商品追加」だの、雨あられとメールが届く。
マイネスレのサイトが半端なく重い
第1回は5,000円分注文したが、次は何を送ってもらおうかな~とマイアカウントに行ってみると、次回注文の取消ボタンが異常に重く、いつまでたっても画面が遷移しない。変更内容をはっきりさせてから電話をかけた方が、電話受けた人が責任持って手続きしてくれるんだろうから、早くないか? ってレベル。
解約の時にはわざわざ電話しなければならない
注文変更・追加はネットでできるけど、コースの解約だけは必ず電話しなければならない。
夜の20時すぎとかにかけたらわりとすんなりつながった。土曜日の午前中にかけたときはけっこう待った。
「解約の理由をお聞かせ願えますか。」と必ず聞かれる。
「特にありません。半年使ったので、取りあえずお返しします。また良いキャンペーンがあれば注文させていただきたいです。」と答え、スムーズに手続き、していただいてます。
コストを見極めながらの在庫管理はけっこうめんどう
マシンにはそれぞれ対応するカプセルがあり、ふらっとコンビニに行って補充できるブツでもないので、 手元の在庫に絶えず注意を払い、必要量を注文する必要がある。
味は大きなハズレもないかわりに大きなアタリもない
コンビニコーヒーレベルのブレンドコーヒーやラテ類・マキアート類が家で簡単、ボタン一発で作れる。
割高である
インスタントコーヒーや、町で売ってるフィルターコーヒーレベルと比べれば、どうしても割高。
ネスカフェアンバサダーのメリット
洗い物が確実に減る
コーヒーを入れてかきまぜる時のスプーンが減る。
ティーバッグ受けのお皿を洗う手間が減る。
ごみのカサは増えるが後片付けが楽
使い終わったカートリッジは素手で触れる乾きゴミの感覚なので、
ベタベタした塗れたコーヒーフィルターやティーパックを片付けるよりとても楽。
味に大きなハズレがない
温度・抽出時間があらかじめマシン内に格納・内蔵!?されているので
自分でコーヒーやお茶を入れる時の温度調整や蒸らし時間の工夫がいらない。
ついで買いで生活用品を一緒に頼める
ネスレの定期便で定期的にコーヒーカプセルが送られてくる。ついで買いでキットカットのチョコレート(稀少なルビーチョコレートのご案内です、とか言われるとついふらふらと見に行ってしまう)や、DHCのサプリや、P&Gのファブリーズの大詰め替えなども追加注文できる。
スプーマ機能のものがある
ラテやマキアートがコスト無料で家で作れる。
お湯を沸かしておく必要がない
お湯を沸かしてポットに入れておく。または電気ポットを使い、常時お湯を使える状態にしておく。手間とコストがかかります。ネスレマシーンを使えば、お湯を沸かす手間なしでスイッチ一つで必要な分だけのお湯が出てくる。
操作説明が懇切丁寧
ネスレさんは、私の見る限り、ネット上で特大キャンペーンを長く続けており、操作上の困りごとなどは検索をかければ大概解決出来てしまう。
結論としては
お金で便利を買う。健康を買うのであれば。納得出来る人なら申し込むメリットはありますね。
ネスカフェアンバサダーのどのマシンを選ぶ使うべきか
3台は普通入れられないはずなので入れるなら普通は1台になるはず。
- コーヒーを飲まないのならスペシャル.T-
- インスタントコーヒーを飲むならバリスタ
- 粉コーヒーならドルチェグスト
がわかりやすい。
- ラテはドルチェグストとバリスタ
- カプチーノはバリスタ
で飲めます。
また
- 冷たい飲み物を飲むならドルチェグスト
一択です。
(グリーンスムージーなどの健康飲料のカプセルがラインナップに並んでいる)
ドルチェグストの使い方と感想
個人的にはコスト面をひとまず置き、味だけでいけば一番のおすすめがドルチェグスト。おいしい。
単品のコーヒー等であればカプセル、マキアート類であればミルクカプセル&コーヒーカプセルを準備。
カセットをセットし、指定のお湯の量をレバーで指定し、「湯出し」の方向にレバーを操作。指定量が抽出されればマシンは自動的に止まる。
マキアート類であれば、まずミルク。続いてコーヒー類。とカプセルは2個使う。
- まずネスレのマシンで「温かい飲み物」「冷たい飲み物」両刀使いのマシンはドルチェグストのみ。
- マキアートなどのメニューでミルクカプセルを使用する。少量のミルクを適温に温めるのは手間がかかる。が簡単にできてプロっぽい味付けの飲み物ができる。バリスタでも同じような飲み物は作れるが、同じ粉でも(カプセルの中には粉末ミルクが入っている)明らかに風味が違う。
- 1杯1杯カセットをセットしてコーヒーをいれるタイプなので、その都度自分好みのコーヒーの味をセレクトできる。
- バリスタはフリーズドライ、ドルチェグストは原則コーヒー豆なのでやはり、明らかに風味が違う。
デメリットと言ってしまえばデメリットになってしまう気がついたことと言えば
- スイッチを入れて飲み物が抽出OKになるまでけっこう時間がかかる(そばに立って待っているとなかなか抽出OKボタンの色にならない。トイレに行って帰ってくると点灯しているレベル)
- ボタン1つで操作ではなく「湯量調節」「お湯出しスタート」と飲み物を入れ終わるまで自分で操作しなければならない。ラテ類だと2回操作を繰り返す。
- カプセルは引出し式になっており、飲み物を作り終わったらすぐに引き出して捨てなければならないのだが、ついつい捨てるのを忘れてしまうと、カプセルの中のコーヒー豆が膨張してしまい、取り出すのに一苦労だったりする。
解決策としては、抽出後速やかに引出をあけてカプセルを捨てる習慣を身につける。それでも忘れてしまったら何回も穴あけのレバーを上下させて穴を大きくし、圧をかけて容積を減らして取り出しやすくするといずれは出せる。 - 3機種の中では電源コードが一番短い。ウチは長さが足りず、ドルチェグストのみ延長コードが必要だった。
バリスタの使い方と感想
フリーズドライのインスタントコーヒーをタンクに入れてお湯が出てくる方式。
- 「お湯をポットに入れておく」
- 「インスタントコーヒーをスプーンでカップに入れる」
- 「ポットのお湯を注ぎ、かきまぜる」
の人間の手間を
「機械で一定量のインスタントコーヒーとお湯の量を量ってくれて、自動で1杯分の最適温度のお湯をわかし、インスタントコーヒーと混ざった状態(つまり飲みごろ)で出てくる」方式。
- スイッチを入れるとわりとすぐに抽出(混ぜて溶かす)出来る状態になるのは助かるし、
- 出てくる量も2段階調節(少なめ・多め)できる。
面白いのは、ラテとカプチーノのメニューがあります。
粉の「ブライト」などを入れ、ラテメニューを選ぶと、バリスタの注ぎ口から熱湯が噴射!?され、ふんわり泡のたったラテができあがり、その後静かにコーヒーが注ぎ込まれる。泡がお好みならカプチーノ。普通のミルクでよければラテ。
カプチーノ(泡タイプ)がドルチェグストでは作れないメニューなので、人によってはマシン決定の決め手になり得る。
家でカフェラテが飲める。ボタン1つ押すだけで。
ラテマシンをわざわざ購入するくらいなら、圧倒的にお手軽。
欠点を強いてあげるのであれば、
- 送られてくるフリーズドライのインスタントコーヒーを1瓶・1袋相当でコンテナに入れてしまうと、味が変えられない。変えにくい。1杯ずつ自分の好みのコーヒーの味を。とはいかない。
- さらに、フリーズドライのコーヒーは乾いているのだから、コンテナの中もそんなに汚れないはず。なんですが、不用意にコンテナ等にさわってしまうとフリーズドライコーヒーが半端に溶けて固まってくっついてしまい、洗うのが手間だったりします。
- それと、完璧に個人の好みになっちゃうんですけど、…濃いかな~。私には。一口飲んで、白湯を足したりしている。使うインスタントコーヒーの量は、調節できない。
スペシャル.T-の使い方と感想
日本茶や中国茶、ハーブティーをマシンにセットし、スイッチをいれれば自動的においしいお茶が出来上がる。
ただし、自分でこの手のお茶をいれる時はお湯に茶葉を入れ、ある程度茶葉を泳がせ、成分をお湯に溶け出させる時間が必要。
ネスレスペシャル.T-も例外ではなく、カプセルをマシンにセッティングすると同時に自動的に小さな穴があく。スイッチを入れる。するとカプセルにじわじわ、お湯が注ぎ込まれていく。お湯の温度と注ぎ込みの量のタイミングが機械任せにできる。
タンクに入れるのは当然水。85度だの90度だの、神経使わなくていいのは助かる。
結局のところ、1杯分が出来上がるまでに、コーヒーよりも時間がかかります。体感、1分間。
そしてハーブティーを扱っているプロは
「安いものでいいです。ぜひティーポットをお使いください。熱湯の中でハーブが泳ぐ、ここでお茶の味が決まります。」
と言っているものを、お湯を少しずつカプセルに注入していくことで代用している。
ネスレさんも工夫はしているのでしょうが
おいしいことはおいしいけど、香りも風味も、なんかなぁ~。なんとなく、スペシャル.T-じゃなきゃ! って強烈なインパクトが少ない~。オレンジルイボスなんか、けっこう味がわかりやすいのはいいんですが、ルイボスティーの味というより、フレーバーで味を強く出している感があった。
正直、自分でセレクトしたお茶を自分でいれた方がおいしかった。
ティーバッグやティーポットや急須の後始末がない&手間が省けるのはとても良かったです。手間がおっくうで健康のために買ったはずのハーブティーがさっぱり減らない…。の方なら。使う価値はある。