インド旅行では往復ともJALのビジネスクラスを利用。特典航空券で同じ路線・同じ座席クラスの飛行機に行き帰り乗ったのは初めて。機内やデリー空港での手続きなどと一緒に搭乗記を。
概要
行き | 日本航空JL749便 | 成田国際空港発11:00 | インディラ・ガンディー 国際空港着17:55 |
10h25m |
帰り | 日本航空JL740便 | インディラ・ガンディー 国際空港発20:20 |
成田国際空港着 07:10(翌日) |
7h20m |
使用機体:ボーイング787-9(789)
座席配置:E91
総座席数は203席。うち
- ビジネスクラス52席
- プレミアムエコノミークラス35席
- エコノミークラスが116席
シートタイプはJAL SKY SUITE Ⅲ
1 -2-1の配列で、真ん中の隣接する2席の足元部分を交差させることにより、(1階部分と2階部分で寝ているイメージ)省スペースを実現している。
JALのビジネスクラスのフルフラットシートタイプは3種類あり、JAL SKY SUITE、JAL SKY SUITEⅡ、JAL SKY SUITEⅢ数が増えるほど狭くなる。
一目瞭然。
(過去のビジネスクラス搭乗記)
陸マイラー界隈では「狭い」「狭い」との声も多い。けど。
私は特典航空券での旅行だし、デリーまで、またデリーから横になれる席で行けさえすれば満足です。
乗せていただきます。
体験してみようじゃありませんか!
チェックインから搭乗まで
成田空港
海外Wi-Fiのカウンターが7時からなので、受け取ってからJALビジネスクラスの搭乗手続カウンターに行ったら、もう受付は始まっていた。
ビジネスクラスだとファストトラックで出国手続きができます。さっさと保安検査を終えて、
ラウンジは前回、使えるところはみな行ってみたので
今回は、朝食抜きで空港まで来たのだし、食べ物の種類が一番多いJALサクララウンジへ。
本館でカレーを頂いてから
免税店を流し、お買い物とウィンドーショッピングを楽しみ
サテライト館側のサクララウンジで、
本館のブッフェコーナーにはなかったお料理などをいただく。
平日水曜日の午前8~10時くらいの時間帯。
混雑状況をひと口で言えば、座れる席は見つけられる。
混んではいます。が、広いから居場所がない、座れないはありえない。
空席1つ、空席2つあけて座れる自分の席を見つけるのにちょっと骨が折れる。
ブッフェコーナーには人が多く、
開始時間と同時に行くホテルの朝食並みよりは空いている程度。
本館の方が広く、総ガラスで飛行機を見ながら待ち時間を過ごせる。
天井が高くて開放感がある。
サテライト館だと、本店と比べれば狭いけど、搭乗口に近い。
チケットには「BOARDING GROUP 2」とあり、優先搭乗の、正確には3番目。
はじめは車椅子の方や赤ちゃん連れ、妊娠中の方、次はグループ1、グループ2はその次。
デリー インディラ・ガンディー空港
デリー空港はセキュリティが厳しく、身分証明(パスポート)とe-チケットを見せないと中に入れません。見送り禁止。
親子の象のモニュメント。
トイレのパネルにはインド美人・インドのイケメン。
搭乗手続きを済ませ
出国手続
ビジネスクラスなんだから、優先レーンがあるはずなんだけど、と探す。
First Class,Bisiness Class、の看板のある窓口に並ぶ。
早かったことは早かったのですが。
その後の保安検査は、優先レーンがない。
そしてインドの空港の保安検査は、男女で並ぶ列が違う。
空港の係員の人に自分の並ぶべき列を指示され、時間がかかる…。
女性は1人ずつゲートをくぐり、カーテンで仕切られたブースに入り、女性係員のボディチェックをパスしなければならない。
ショッピングモールの2階から。
出発ロビーにはインドの神様のお顔。
搭乗口は14番で、空港の果ての果ての、一番遠く! 先!
時間に余裕をもって。脚に自信のない方は車椅子なり、カートなりを使った方がいいかもしれない。の距離でした。ゆっくり歩いたら10~15分はかかる。
出発ロビー。
機内と座席 座席は狭いかと聞かれれば狭いと答えるしかない
枕・ブランケット・スリッパ・ヘッドフォン・アメニティセット。
早速靴を脱いでスリッパに履き替える。
キャビンの真後ろの窓際の席なので、足元の収納の奥が深い! ほかの席にここまでのゆとりがあるかどうかは、不明。
座席窓際には小物入れのスペースがあり、ミネラルウォーターが。ヘッドフォンをかけられるフックつき。メガネやらパスポートやら、たくさんつめこんでしまった。
ちなみに、私、旅行前、少し風邪の気があったのか、それとも機内の乾燥に反応したのか。ノドが乾く。着陸前に、「ミネラルウォーター、もう1本いただけますか」とお願いすると、予備はなかったらしい。ペットボトルに「いろはす」をパンパンに詰めていただきました。
充電用のコンセント、ヘッドフォンの差込口。
座席脇の照明ライトとコントローラー。モニター操作用。
シートベルトは3点式で、腰回りで止めてから、車の運転席・助手席方式で斜めがけしてフックをとめる。
マガジンラック。奥に機内誌やエンタメガイド、ショッピングカタログ。
下には座席調整のパネル。
フライト中に見た映画は
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と
「ジュディ 虹の彼方に」
アメニティは、ポーチ・歯磨きセット、耳栓・アイマスク・モイスチャーマスク。
ありがたかったのはモイスチャーマスク! 風邪ぎみで、飛行機乗っているうちに息苦しくなってきた。
ウエットティッシュをマスクのポケット部分に入れてマスクをして、随分楽になりました。機内の乾燥対策に、細かい気くばりが。
新型コロナウィルス対策のため、行きの便では「地球の歩き方」には載っていなかった紙を渡された。
向かって左側には名前や渡航元、右側にはインドでの連絡先を記入する。
下の質問は「中国に滞在したか」「海産物市場に行ったか」などの質問。
「機内の消毒を行い、客室乗務員はマスクをつけて接客させていただきます」との機内アナウンスが流れる。
インド入国前には、書いた紙を渡し、センサーで熱を測らされた。(額で熱をピッと測る)
通路側のひじ掛けは上下に動く。上に上げている時には小物も収納できる。
テーブルが通路側に収納されている。
復路 デリー-成田便
行きと同じ機体。座席番号も同じ。
配られたミネラルウォーターがヒマラヤのお水ってトコだけが違う。
2本目をお願いしたら快く頂戴できました。
JAL SKY SUITE Ⅲの感想
私が座ったのは窓側の、飛行機のギャレーのすぐ後ろ。
特典航空券を発券したのは旅行の2ヶ月前で、窓側席で唯一残っていた。
ギャレー近くは冷える・CAさんたちの作業の物音が良く響く、とのことから不人気なのでしょう。
…感じませんでした。
もともと私は暑がりよりの体質の前提でお話します。
2月なので、往路便は足元は厚手の裏起毛タイツ・復路便は素足に靴下1枚。
搭乗するやいなや、スリッパに履き替え、ブランケットを下半身にかける。
1枚で足りました。冷える・寒い・もう1枚毛布いただけますか…。はお願いせずにすんだ。
ギャレーの物音はですね。
往路便は
私、前半はヘッドフォンつけて映画を見ていたものですから。
後半は窓の外のダイナミックな景色などに見とれていたり
ガイドブックや機内冊子を夢中になってチェックしていた。
復路便は
離陸が20:40なので機内の夕食は22時台になる。
インド周遊の旅の疲れも出て、食べ終わった途端に眠ってしまい、目が覚めたら飛行機はもう四国上空あたりで、朝食・着陸準備とわりとせわしなく、ギャレーの物音になど気を取られる余裕は正直なかった。
つまり、まったく気になりませんでした。
スカイスイートのⅠとⅡは通路と並行に座席があり、Ⅲは斜めなのだから、1人あたりのスペースは比べれば狭いに決まっている。Ⅰには乗ったことがあります。
座席を倒してフルフラットにするとⅠは長方形。細長ベッド、寝台列車並み。
寝転がっても上下左右に余裕のゆとりがある。
Ⅲは幅が狭く、脇にものを落としてたら探すのにも苦労しそう。私は中肉中背の日本人女性。横になって眠るのには不自由はありませんが、はればれ、くつろいで寝返りを打つにはちと厳しいかも。
ただ、成田-デリー便はお昼前発夕方着。リクライニングを倒してもうたた寝・お昼寝程度で足りる。
帰りは夜20:40離陸で機内の夕食は22時台、着陸時間は日本時間では朝7時だけどフライト時間は7時間あまり。つまり体感朝の4時起きで成田着。
つまりJALのデリー-成田便はおちおちぐっすり・ゆっくり眠っている時間は、たいしてないのです。
食事の時にCAさんが出してくださるテーブルにも、食べやすいように微妙に角度がついているし、
座席が狭い=小物入れやマガジンラックが近く手が届きやすい。
プライバシーについては、
窓側1人席に座った私からは、座ったままではまわりのお客さんの様子はわからない。
ギャレーに向かう通路は見える。
通路側のヘリンボーン型の2席については、小さいですがパーティションがついている。
機内食
成田-デリー便 その1
CAさんがテーブルをおろし、ランチョンマットを敷いてくださる。
おつまみ。飲み物はレモンウォーターをお願いしました。(中は柿の種&ピーナッツ)
折りが配られる。赤の鶴は箸置きです。
冬 凪
蟹鼈甲餡 本鮪のお造り 水菜春菊木ノ子浸しいくら載せ 筑前煮
ベシャメルソースキャビア 海老の香味焼 厚焼き玉子 サーモン手毬
チキン南蛮 鰤の照り焼き
新潟県奥阿賀産コシヒカリ「雪蔵今摺り米」の機内炊き立てご飯
味噌汁
香の物
黒胡麻プリン
成田-デリー便 その2
ちゃんぽんですかい(薄味のカップ麺)
成田-デリー便 その3
ラザニア
フレッシュフルーツ
飲み物は、到着が夕方なので、ハーブティー。
デリー-成田便 その1
おつまみとハーブティー
パルマハム
ターキーハム
蟹肉のタンバル仕立て 鱒(ます)子添え
ブレッド
バター
牛サーロインのグリル バルサミコソース
(又は サーモン、海老のガーリック風味 ホワイトクリーミーソース)
ベルギーチョコレートババロア
カモミールティー
デリー-成田便 その2
鯵(あじ)の山椒焼き
出汁巻き玉子
煮物
ご飯
味噌汁
コーヒー
到着時間がインド時間で午前4時なので、乗客には体感午前2時くらいに食べてもらわなくてはならないため、オーダーを取ってまわるのではなくお弁当を配っている。
味は…、今回初めて、和食をオーダーしてみました。
洋食の方がいいな。和食は塩味と酸味が私の舌には強い料理があった。
台の物は、温度がちょっとぬるい。もうちょっとあったかい方が。
洋食はブレがなく、安定していて、特に帰りの便は、慣れない外国の食事で緊張していた身、毎回、メイドインジャパンのありがたみが身に沁みます。
なお、到着時間は、デリー行きはおおむね時間どおり。
成田行きは予定時刻より20分早い着陸でした。