イギリスの厳しい!?入国審査はなぜ時間がかかる。英語の質問にうまく答えるには。

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世界一厳しいと言われているイギリスの入国審査。聞かれた質問と、理由と背景を聞いた範囲内で。

 

 

 

イギリスの入国審査なんか通るに決まっている

楽しく日本からヒースロー空港までの初ビジネスクラス搭乗の空の旅を終え、ウキウキと入国ゲートに向かった私の前に、立ちはだかったのは、長い長い、入国審査を待つ旅行者の群れでした。

「るるぷ」にはヒースローの入国検査の待ち時間のことなど書いていなかった。「地球の歩き方」にだって(あとで調べてみたら)100字くらいしか書いてなかった。飛行機の中でCAさんだって教えてくれなかった。

結局1時間以上、立ったままで延々と行列が進むのを待ち続ける。

30~40分ですんなり通過できる時もある。

タイミングが悪いと入国審査の部屋から待ちの人の行列がはみだし、2~3時間立ちっぱなしで待つ。

運不運に左右される。私は1時間強。

 

言っちゃナンですが、私は入国審査になんか通るに決まっています。

 

日本人である

日本人であるってだけでステイタスなんですよ~。礼儀正しく大人しく、黙ってお金を落とす。

初イギリス訪問

右も左もわからず、申告どおりに滞在し、帰る可能性が限りなく高い。

パスポートに押してあるスタンプは3つだけ

旅慣れておらず、日常的に海外旅行を繰り返したり、同じ国を短期間で何回も往復しているなどの不審な点がない。

英語などろくに話せない

不法滞在しても働き口がない。

泊まるホテルの名前も入国審査のカードに書いた

滞在先は裏を取ろうと思えば取れる。

帰りのe-チケットもパスポートにはさんだ

必ず母国に帰ります! 絶対! いちおう家族は待っているはず!

地味で(自称)こざっぱりした見た目

日本でまっとうな職についてます。犯罪・不正とは縁もゆかりもありません。をアピール。

私はただ、旅行期間中、長年憧れていたイギリスの地を踏み、いくばくか(○十万円単位)の外貨をイギリスに落とさせていただきたい。善良な日本からの観光客。の自信とオーラをみなぎらせ、

何か聞かれたら「サイトシーイング」(旅の目的は観光)「10デイズ」(滞在期間)とだけジャパニーズイングリッシュで答えれば通してくれるだろう。

足痛いなあ、ヒマだなあとつと視線を動かすとイギリスに帰ってくる人、EU圏内の人のゲートは別にあって、待っている人なんか誰もいません。すいすいとゲートを通過していきます。

 

だったら空いているゲートの数を減らし、混んでいるゲートの数を増やしてくれればいいのになあ。と恨めしい。

私はビジネスクラスに乗ったので、旅の疲れはさほどでもなかったのですが、エコノミー席で、12時間、座った姿勢のままで、さらに入国審査のために長時間待たされるのではエネルギーの消耗も大きい。 人が進むと手荷物もって前に移動…の繰り返し。

最前列あたりにくると、やっと入国審査受付が見えてくる。

イギリス・EUの人の審査レーンは単列に並んでいますが

日本人を含むその他大勢の入国審査のレーンは、シングルのレーンのその先にもう1列、設けられており

トータル10レーン近くあった。

…もう一声!並ぶ場所を潰して、審査レーンを増やせないのかしら。

 

 

入国審査の理由と昨今の国際情勢とイギリスの国内事情

迎え入れる国(この場合イギリス)は見知らぬ外国人が

  • テロとかを起こさないか
  • 不法滞在しないか
  • 不法就労しないか
  • 偽装結婚が目的ではないのか
  • 犯罪を犯さないか
  • イギリス滞在費・帰国費用の支払能力はあるか
  • とにかく危ない人物ではないか

に該当するかしないかを、パスポートを見て、添えられた書類を見て、目の前にいる見知らぬ外国人を一瞥し、判断しなければならない。

もちろん、膨大な入国希望者を日々さばいているのですから、事例は豊富、数をこなしてある程度の「危ない要素もっていそうな人」を嗅ぎ分ける鑑識眼は確かなはず。権限を持っている人に逆らってはいけない。「やましいところは何もない」と胸張って、日本人の誇りとプライドを見ていただこうじゃありませんか。

 

イギリスに入ってから聞いた話ですが、

 

EU圏から日帰りで、「すり」とか「ひったくり」をなりわい・生業にしている人が日帰りでイギリスにやってくる。朝来て大英博物館とかウエストミンスター寺院でひと稼ぎして夜帰る…なんてのが横行している。

(大英博物館内ツアーに参加し、開口一番、ガイドさんからの情報提供。「すりがいます。日本人はいい標的です。カバンのファスナーを閉じて前に来るように持ってください。」との注意があった。)

 

さらに

  • 2013年のアメリカのボストンマラソンの無差別テロ事件
  • 2016年のベルリンのクリスマスマーケットの無差別テロ事件
  • 2017年のロンドン橋付近での無差別テロ事件

 

など、善良な市民が多数集まる国際的な知名度のあるスポットへのテロに備えなければならない。

 

イギリス名物、観光客なら必ず見に行く衛兵交代のバッキンガム宮殿なんか、とても危ない。テロを企画!? する方々にとってみれば、1年に1度とかでなく、週に何回もやっているし、またとない、目を付けられやすい標的。

実際にテロ事件が起こったりしたらどうする、…危ないからやめといた方が、との声もあったそうですが、踏みとどまり、より厳重に、厳重に警備を構え、素敵な赤い軍服と縦に長~い毛皮の帽子の衛兵さんの交替式は、続いている。

 

観光客目線でみれば、「車止め」ですね。

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日本だと、普段は地面に出してチェーンでつなぎ、車が通れないようにして、車が通る時には地下に格納するポール。ロンドンだと、日本のポールよりずっしり重そう。つまり、自爆テロで爆弾を積んだ車がそもそも突っ込めないようになっている…。のをロンドン市内のいたる所で見かけました。

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ケンジントン宮殿の脇を通った時は、限りなく重く大きい、防自爆テロ用の車止めが、やんごとなきお方のお通りを告げ、自動で地中に吸い込まれ、道は通行可能…との現場も目撃。

…の事情はわかるのですが。いちおう、私。観光客。外貨を落とすお客さまのつもりなんですけど~。

もうちょっと待ち時間、何とかして~…。ダメ!?

 

 

実際の入国審査で聞かれた質問

日本人・適齢期などとっくに過ぎた女・初渡英・ひとり旅 のスペックで聞かれた質問です。

なお、担当官は当然ながら英語で質問してくる。基本何を言われているのかがわかりません。

会話の中のわかる単語の切れ切れで「おそらくこの類のことを聞かれているのだろう」とアタリをつけ、 ひと言、英語の単語で答える。

アタリ、が出ればそのまま次の質問に行くし、

ハズレなのであれば、

私の担当官は、同じ質問を、別の言い方、だんだんと短く、ゆっくりとしたフレーズで繰り返し聞いてきた。

 

ヒースロー空港入国審査官とのやりとり

私  :(入国審査記入済みのカードと帰りの飛行機のe-チケットを
     パスポートの顔写真のページにはさんで担当官に手渡す)

担当官は書類を一瞥。

担当官:「(たぶんこう聞いている)貴女は何の目的で
      イギリスに来たのですか?」

私  :「(英語で答える)サイトシーイング。」

担当官:「(たぶんこう聞いている)滞在期間は何日ですか?」

私  :「(英語で答える)10デイズ。」

担当官:「(何か聞いているのだが内容がわからない)」

私  :「(答えられない)」

以上2~3回リフレイン。

担当官:「(英語で)ユア、ファースト?」

私  :「(「貴女は何度目のイギリス入国ですか」と聞かれているのだろう
      と推理し)イエス。ファースト。」

担当官:「(たぶんこう聞いている)貴女はイギリスに友達はいますか?」

私  :「(英語で答える)ノー。」

 

で入国審査、終了です。OKでした。

 

泣いても笑っても、これが一部始終です。所用時間は、30秒はあったと思いますが、1分はかかっていません。

 

もちろん、観光以外で、長く滞在したい(留学とか仕事とか)場合は質問はこんなので済むはずもなく、ネチネチと根掘り葉掘り、細かい突っ込んだ事情を聞かれたり、証拠書類を見せたり、お金はある程度持っていると切々と力説しなければならないシーンもあるのでしょうが。

さらに、いくら後ろ暗いところがない安全安心のブランド力高い日本人だといっても、一歩間違え、入国審査ではじかれてしまうと、国際犯罪者扱いされ、日本に強制送還されてしまう。ふらっと世界一周旅行の途中でイギリスに立ち寄り、軽い気持ちで「滞在予定6ヶ月」と書いたら、すったもんだの押し問答の末、主張は通らず日本に強制送還、の実例もある。

誠実に、神妙に、イギリスで、お白洲に出て、裁きを受けなければいけないのです。

 

 

担当官も忙しい。私たちも忙しい。テキパキと礼儀正しく、スピーディーにコトを済ませてしまいましょう。審査にパスしさえすればこっちのもの! いざ、ロンドンの町へ!

 

 

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