家庭の台所を預かる者の切なる願い。最小の手間でおいしいと言ってもらえてお皿がスッキリカラになる料理を作りたい。
時は夏。実際料理しながら、暑い…。手を抜きたい…。私の場合はオープンレンジ1台で済ませてしまう。
我が家の夏の定番 夏野菜のグリルの作リ方
- オーブンレンジの角血いっばいに肉野菜を詰め込む
- オリーブオイルをかけまわす
- 200度くらいで焼く。
モノにもよるが20分くらいでおしまいです。
なぜ「豪華」と銘打ったかといいますと、
具材・野菜をできるだけ大きいままで焼き、食卓に出すと同じ食材でも見た目がゴーシャスになるから。
ジャガイモ・ニンジン・タマネギを一口大に切って炒め煮してカレールーを入れればカレー、しらたきとバラ肉を加えて甘辛な味付けにすれば肉じゃが。いつものおかずになってしまいますが
- タマネギ半分2つ
- ニンジン1/3切り2つ
- ジャガイモまるごと1個
を大皿に並べただけで目先が変わる。
緑のハープなんてちょっとあしらい、
ミラノ風だのニース風だのテキサス風だの、当たっても当たってなくても何ら差し支えないフレーズを操りながら食卓に持って行き、煙に巻けば、
ナベをふって暑い暑いと内心ぼやきながら煮物炒め物なんかを作る必要がなくなるのです。
もちろん一律20分では焼き上がらない・焼き目も多少はほしい。キャベツ・アスパラガスならあっという間に火は入る。
焼きすぎると焦げる・シナシナになってしまうし、
ニンジンやジャガイモを竹串でさしてす一つと通る程度まで焼くには20分ではたりない。
私の場合の解決策は
- 火の通りにくいものはあらかじめアルミホイルで包んで魚焼き器で焼いておく
- オープンで焼いているうちに野菜のカサが減るのを見込み、途中でオープンレンジのドアを開き、角皿のスペースが空いたエリアにあらかじめ焼いておいた根菜類を足す
- 焦げ目が単なる焼け焦げになる気配を感じたらさっさとアルミホイルをかぶせる
1は16~17時頃、タご飯を本気で作り始まる前の時間帯に
ダイコン・ニンジン・レンコン・ゴボウ・タマネギなどを先に仕上げてしまう。
なんだ、「簡単」の看板に偽りありじゃないか、
と言われてしまえばそのとおりなんですが
野菜の皮をむき、 野菜をアルミホイルでガシャガシャっと包んで魚焼き器に入れて焼くだけです。
(魚焼き器はオーブンレンジより熱のまわりが早い)
ただし魚焼き器では出来上がりの絶対量が足りない。我が家の胃袋サイズでは1食分の主菜レベルのボリュームに足りない、
またオープンレンジより火が近い 「遠火の強火」 ならぬ 「近火の強火」になってしまい、焦げやすい。
アルミホイルに包んで魚焼き器で焼くメニューだと、 我が家の場合 「焼き芋」 がある。
焼き芋にしろ、 ニンジンにしろ、 魚焼き器アルミホイルの調理方法だと、 みんなポクボクに焼き上がって、砂糖なんか使っていないのに甘いこと! さつまいもはいわずもがな、 にンジンなんかはほかの調理方法より2~3倍は甘みが増す。
それでいて柔らかくなるので、 私はニンジンの食べ方としては一番好き。
キャベツもほどよく焼くと甘くなる。そしてグリル焼きにするとカサが2~3分の1くらいに減ってしまう。
全部均一に火を通し、すべての野菜がちょうど良い焼き加減になるのが理想だけ実際は焦がしてしまうことも多い。で、アルミホイルを使うのです。
できあがる料理がフレキシブルすぎるのがありがたすぎる
ワンプレートでタ食にするのであれば
タンバク質は加熱時間20分前後で火の通りやすいものにする。ソーセージや豆の水煮やとろけるチーズあたりがウチの定番です。
味付けは、オリーブオイルしか使っていない。
オープンで焼く時に材料から染み出る水分とうまみがすべてだったりする。
角皿てんこもりグリル焼きのバリエーション
肉・魚料理の付け合わせ用にいまある野菜をとりあえずオープン焼きしてしまえば、
- 主菜:かたまり肉や出来合いの揚げ物
- 副菜:野菜オープン焼き
味をつけていないから「(料理が)口に合わない」との、作る人の心情を逆なでする、はっきりとはロに出さないが食卓に漂う不穏な空気さえも
「自分の好きな味付けで食べてください」との声かけとともに食卓に出し、塩コショーなりポン酢なりこだわりのドレッシングなりを好きな量を自己責任で使ってもらうことで一発解決。料理を残されるより、よっぽど気楽です。
もちろん、トマト缶を足して焼けばラタトゥイユ風にもできる。(コンソメやブイヨン混ぜ込んでもいいですね)
あるいは、かけまわすソースは、シンプルなものならお惣菜風だし(みそマヨネースとか)こった材料や香味野菜をたつぶり使えばごちそう風になります。
出来合いのソース使っちゃえば一番簡単。夏だと、杏ちゃんがCMやってる「かんたん酢」などでさっぱりさせるだけて体裁を整えることもできる。
焼き上がった野菜をさっと漬け込み、マリネにしちゃう。
残り野菜もマリネ液につけてとっておいて、次の日に別の調味料を足して副菜にする。
具材とトッピングの「ずらし」で無限にマンネリとなりえないバリエーションが拡がります!
別皿・別調味で皿数をかさ増しして手抜きを悟らせない
そして、味付けをしないということはその気になればワンプレートのはずが
取り分けて2菜、3菜……1汁すら足すこともできる。
プレートいつばいに野菜を焼いて
- ナスとタマネギ→味噌汁
- キャベッとプロッコリー→おかかあえ
- ジャカイモ→ポテトのチーズのせ
と具材をフル活用すれば、オープンレンジに放り込んで焼いた肉野菜だけで1汁3菜を実現してしまうことになります。
「手抜きじゃありません、やってます」感を出せます!
憧れの調理家電と使って良かったキッチンツール
冬ははてブでバズっていた、「自動炊飯器に材料とスープの素を入れて、スイッチを入れるだけで出来上がり」の煮込み料理を何度も作らせていただき、大層重宝していました。
憧れの調理家電のヘルシオとかホットクックとか、定番のオープンレンジの上を行く調理器具を導入してみたい気持ちはあるものの、
シャープ ヘルシオ ホットクック レッド KN-HW24C-R
オーブンレンジ 魚焼き器 食器洗い器 自動炊飯器 電気ポット バイタミックス
で我が家のキッチンの、私の手の届く位置に置ける調理家電は目一杯だものなあ。
コンロを撤去し、ホットクックを2つ3つ常備させるというテもありますが、現実的ではない。
前に清水の舞台から飛び降りるつもりでノンオイルフライヤーを買ってみたことがある。
大失敗でした。
場所をくう割に、できあがるノンオイルの揚げ物がせいぜい100~200g、少なすぎ!!!!
反面、大成功だったのは、シリコン製のタジン鍋仕様の電子レンジ用の加熱容器。
景品かなにかでもらった。買ってない。
フタがラッパのように高く、かさばるといえばかさばるのですが、
今まで使っていたお椀をかぶせた式の電子レンジ用のフタよりも、加熱中の空気の対流域が大きく、出来上がりが早く、ジューシーに仕上がります。
主菜はナベやフライパン、副菜は量少なめでいいから野菜を魚焼き器で焼いちゃうことも多いのでアルミホイルの使用量は多いと思う。あっという間になくなってしまう。
魚焼き器用にグリルパンを購入すべきたろうか。底が浅いタイプなら魚焼き器に入るし下からも野菜に熱が入る。アルミ箔を節約でき、ごみを減らせて環境にやさしい。けど、フチの部分の分、使えるスペース、作れる量が減ってしまう。
電子レンジ加熱用だと、ストーンウェアなんて、和洋中問わず仕えて、今っぽい。熱伝導よさそう。場所をもくわなさそうだ。
TAMAKI プレート エッジライン ブラック 直径23×高さ2.8cm
でも昔、 これまた意を決して買ったストウブ、 割っちゃってるんだなあ、 私。
耐久性のあるタイプ、希望です。