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磁性鍋がわが家にやってきた(電子レンジ専用高級機能性鍋)

突然自然食志向に沼落ちした我が家族。が買ってきたのが磁性鍋。重く、分厚いので中に熱がこもりやすい。フタも重い。二重にすればより密閉度があがり、水分逃さずふっくら調理。いいもんですね。

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磁性鍋とは

もはや日本人の必需品、電子レンジ。しかし電子レンジのマイクロ波は実は体に良くなく、マイクロ波を浴びた食品はヒトの体によろしくない影響を与える。

そこで。磁性鍋を使うことでマイクロ波をシャットアウト。遠赤外線に変換!? して体に良い料理ができるんだそうな。

ホントかよ、とか言いたくなっちゃう。そんなに良くないものなら、なぜ電子レンジはこんなに普及しているのだ。

コンロ使って魚を焼けば焦げ目はつく。魚の焦げ目は体に良くない。がコンロはすたれない。のようなものかもしれない。

 

18,000円もしたのだそうです。自分じゃ絶対買わないのですが、我が家に鎮座されている。使わせていただこうじゃないですか。

 

 

磁性鍋のメリット

磁性鍋フルセット


遠赤外線調理でメタボやがん予防、抗酸化などが売る人の決まり文句なんでしょうけど、それ以外で。

フタつき電子レンジ料理鍋として貴重

メジャーな高機能鍋といえばストウブとかル・クルーゼ、バーミキュラ。

ビタクラフトやフィスラーやらレミパンやら。選択肢は多い。

でもみんな、コンロやオーブン用なんですよね。鋳物製だから。

 

磁性鍋は電子レンジ専用。火にかけてはいけない。

ウチにきた磁性鍋は

  • 深鍋
  • フタにもなる浅鍋
  • フタ
  • すのこ

の4点セット。

 

磁性鍋の前は耐熱の大きめのセラミック鍋+ガラスフタを愛用していた。

電子レンジにも使えるにオーブンにもかけられる。もちろん直火でもOKと使い道が大きいがゆえに大活躍。とするとどうしても汚れてくる。ヘビロテゆえの劣化が目立ち、あげくの果てには割ってしまった。

磁性鍋は「電子レンジ専用」であるがゆえに無理な使い方ができない。その分長く大事に使えそう。

 

超厚手のナベゆえに水分・熱を逃さず長時間調理可能

フタが2つもついている。どちらもずっしり重い。

密閉効果抜群。「電子レンジ調理時間長すぎゆえにパサパサ」問題が解決できる。

鍋そのものも超厚手なのですから、加熱を終えても鍋の中の温度は下がりにくい。

 

磁性鍋ならではの使い方

普通の食器に入れてレンチンするよりもまろやかな味に仕上がる。水分を逃さない。の強みを生かすちょっと意外な使い方は

ウチは大鍋なんですけど、マグカップタイプもある(勿論フタつき)。

お酒に燗をつける。普通のお酒も吟醸酒並みに風味がアップ。

パンのあたためなんか、普通は電子レンジなんか使えませんが、磁性鍋なら水分が逃げない。

焦げ目がつかないからトーストなんかができませんが、バターロールやクロワッサンなんか温めるのにいい。ふんわりふっくらする。

 

 

 

磁性鍋のデメリット

かさばる・重い・欠ける。

陶器のおなべ。土鍋の質感だと思っていただければよろしいかと。

扱いやすいかと聞かれれば、違うと答えるしかないかな~。

買ったばかりだというのに、電子レンジの壁にぶつけてしまい、フタの上が欠けてしまった。

スタック収納なんか、夢のまた夢だし。落としたら割れてしまう。

いまどき食洗器には入れるなと書いてある。

 

 

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磁性鍋パーツ画像

 

 

磁性鍋でお料理

無水鍋ですね。

鍋の内側にマイクロ波をシャットアウトする層(フェライト)がある。

材料の下ごしらえにはすのこが大活躍。肉や魚を加熱するときに余分な脂を落としてくれる。また、食べ物の下にも水蒸気が回るから全方位加熱!? ができる。

電子レンジ調理に特化しているだけのことはある、いたれり尽くせりの機能。

オーブン兼用やただのお皿に乗せての加熱にはない強みがいくつもある。

 

野菜のおひたし

多少は水分が必要らしく「野菜を洗ったら水を切らずに入れてください」との注意書きが。

手始めに小松菜のおひたしなんか作ってみた。

…鍋に小松菜が入りきらない…。

仕方がないので、根を切り落とし、半分に切って、均一に火が通るよう、根と葉を互い違いに並べて、レシピどおりに加熱。

取り出してみると、全然火が通っていない…。結局倍くらい時間がかかった。

色止めに冷水につけろ、と注意書きにあり。

 

きんぴら

加熱終了後にだし汁とごま油に浸せばいい。

れんこんをゆでてみた。長時間加熱しても煮くずれの心配をしなくていいのが気楽。

 

主菜用には向かないかも

主菜を張りたいところだが付属のレシピ本のおすすめメニューは

煮魚と肉と野菜の重ね蒸しくらいしかない。

 

推奨されているロットが時代にあわせて少人数前の量。大家族の大皿盛の料理とかは無理。

水分多めにしてグツグツゆでる料理には向かない。

中に入れた食材にまんべんなく火を入れるためにはこまめに電子レンジの扉をあけ、1枚なり2枚なりの重いフタを取らなければならない。

自然「単品·ほどほどの量」の加熱を繰り返してます。

 

山本ゆりさんの電子レンジレシピ本なんか片手に、主菜に麻婆豆腐とか豚キャベツ豆腐炒めあたりを作る。

その前に別の材料を先に加熱して味付けを替えて一皿。

生野菜を足してもう一皿。

1食、とりあえずサマになりそう。

 

冷蔵・冷凍ごはん用にもいいですね。

食卓までおひつがわりに持って行けば、保温効果が高いので冷めにくい。

風味アップのおすみつき。炊き立てみたいなごはんになります。

 

 

つい使っちゃう磁性鍋

電子レンジ料理のありがたみは

  • あらかじめ加熱、の手間がいらない
    (例:ほうれん草のおひたしは先にお湯を鍋でわかすひと手間が必要)
  • 火を使わずに済み、加熱時間中にほかのことに集中できる
  • 時間がくれば自動的に止まる
  • フライパンや鍋を使う調理法よりも少ないロットの食材の調理が気軽にできる

ことに集約される。

 

私のほかの手抜き料理法としては

  • 煮込み料理には炊飯器を使用

(欠点としては具材ごとに火の通りが派手に違う。違い過ぎる。たとえばカレーを作るとする。

じゃがいもだけ煮えすぎて溶けてしまう。鶏肉も煮えすぎ。胸肉・もも肉ともカレールーを入れておたまでかき混ぜるとばらばらに筋だけになってしまう。

一方牛・豚とも、「カレー用」のサイコロ肉は炊飯器1時間コースでは肉はまだ固い。肉だけ取り出して追加の加熱が必要)

  • 具材を一挙にオーブン皿に並べ、オリーブ油をまわしかけてまとめて加熱、加熱が終わったら材料ごとに分けて味付けを替えて皿数を増やす

www.hitomi-shock.com

(欠点としてはオーブントレイが汚れて後片付けが億劫(アルミホイルを敷いても気休めにしかならない)

  • 実家では冬場はストープに鍋をかけて始終コトコト何か煮ている。

 

正直、自分で買うかと聞かれれば、ゆる自然派食派の私としては重宝さや磁性鍋ならではのメリットは認めるにしても

「18,000円は高いのでは」とか思っちゃうんですが。

重い、「落とすと割れます」との断り書きつきの鍋を収納場所から動かしてきて、気を使いながら電子レンジの扉をあけしめする手間はジップロックやシリコン容器のはるか上にはなっちゃうんですけど。

どうせ使うなら。そしてせっかく出したんだし1回使ってしまったのならと食事支度完了まで、材料ごとに何回も磁性鍋を使ってしまう。

主菜はさすがに味付けして食卓に出すけれど、副菜は加熱するだけ、または生で「ぽん酢でもつゆの素でもオリーブオイル+塩コショウでもお好きに召し上がってください」派の私としては

素材の持ち味を労せずして底上げしてくれるキッチンツールは大変にありがたかったりします。

 

 

磁性鍋(両手鍋M)

 

 

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