ひとみにカルチャーショックを。

旅行・グルメ・美容をメインに綴る女性向けの趣味ブログ

奈良は吉野の柿の葉寿司をお取り寄せ(ANAマイル使用)

ANAのマイルで支払えるお取り寄せを頼んでしまった。柿の葉寿司。

あらかじめ、ある程度のクオリティを満たしたものが並んでいるので探す手間・選ぶ手間が省けるのは助かる。

珍しい、雅びなお味をいただけた。

ただ、何十個も食べるものではないし、柿の葉寿司だけで食事を済ませるのは、少なくてもわが家の夕食では無理だ。汁物・主菜・副菜は別に準備して迎え撃つ!? のです。

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柿の葉寿司とは

奈良は吉野地方の郷土料理。吉野は山深い土地柄で、締めた魚であれば保存がきく。ご飯も酢飯であればなおよろしい。柿の葉には防腐効果もあって入手しやすい、とハレの日メニューとして江戸時代から続く伝統の味。

ANAのお取り寄せメニューに並ぶくらいだから知名度もネームバリューも申し分ない。

実はANAのモール上の普通のお取り寄せではなく「世界の味のお取り寄せ」の中の数少ない和風のメニューのひとつだった。

息子(20代前半独身)にモールを閲覧させ「好きなのをごちそうしてあげよう」ともちかけたところ、フランス料理でもメキシコ料理でもなく、「柿の葉寿司」をご所望。意外でした。肉系を選ぶのかと思ってた。

 

世界のGOHAN@home(ANAオプション)

 

世界のお取り寄せメニューは若干見つけにくいかも

今回のおとりよせメニューは、そもそもは現地発着ツアーのポータルサイト、ベルトラさんのサービス。

なのでANAのショッピングのページではなくて、「オプショナルツアー」のページにリンクがあるのです。

ベルトラのメニューがANAマイルで払えるのを知ったのはANAのメルマガ。

告知を見て、マイルが使えるなら頼んでもいいかも、と後日改めてトップページから探したら、見つけにくい。

結局ググって、意外なところにあるもんだ、とか思ったりして。

  • 鯖寿司のみ16コ
  • 鯖寿司のみ28コ
  • 鯖寿司8コ・鮭寿司8コ 16コ
  • 鯖寿司14コ・鮭寿司14コ 計28コ

4人分だし、と2種28コを息子の帰省の日の日中配達指定(夕食用)でポチる。

1人7コかあ。小食の方や、ランチであれば足りそう。

翌日には「確かに注文のお品をご希望の時間にお届けします。」との確認メールが届いた。

冷蔵便。季節は真冬だし、届いても冷蔵庫とか、入れなくてもいいだろう。

 

 

柿の葉寿司 開封の儀

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時間ピッタリに届いたお荷物。

 

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中にはプチプチにくるまれたお品物、割りばし、

説明書。(納品書とか請求書は入っていなかった)

 

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商品の説明と店主さまからのメッセージ。

住所をググってみたところ、ホントのどかな田舎。

「吉野・下市 柿の葉寿司 よいよい」。

店主さまのご自宅まで拝見してしまった。続きの店舗用のお店がまえもこじんまり。お持ち帰り専門みたい。

 

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ベルトラさんからの案内状も同梱。

 

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包み紙も素朴でなんか、懐かしい。

 

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白木の箱入りです。(もちろん箱は撮っておく。何に使おう)

 

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中身。

 

 

食べた感想・レビュー

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こだわりとしては

地元のお米、ヒノヒカリを使用。

私にとっては馴染みのない銘柄のお米。

米の粒が小ぶり。 お店のこだわりでしっかり精米しているのか、 はたまたヒノヒカリがもともと小粒の品種なのか。

そしてお米の一粒一粒がプリっと心地よいかみごたえ。

寿司飯はやや甘め。 お酢の風味はやわらか・まろやか。

包んである柿の葉はなじみの農家さんに特別にお願いしていらっしゃるとのこと。

ほのかに香る柿の葉の香りが

ゆかしい由緒あるいにしえの地、のイマジネーションをかきたてるのです。

具は鯖と鮭なんてすが、大きすぎる欠点として、葉っぱでくるんであるので、外観では「鯖」と「鮭」の区別がつきません。

取り出したあと全開帳して改めて配り直すしかない。

消費期限は配達指定当日。製造日までは書いていない。運ばれているうちにご飯もネタもほどよくこなれてきて、味や香りのなじみも心地よい。

薄切りのネタは簡単にかみ切れる。 柔らかくて甘さも酸味もしみ具合がまことによろしい。

鯖のクセも締めの甘さで気にならない。お子様も喜びそう。

もちろん、おいし~い! 素朴なんですけれど、ほっこり和らぐお味です。

柿の葉を少しだけ外してバナナみたいに手で持って食べることもできる。

その気で食べれば、2口くらいで食べられちゃいそう。

1コ2コならおやつ感覚。

日頃体使って働いている人や若い人なら

10コ20コ、簡単にイケちゃいそう。

 

特別な材料を使ったお料理というほどのものでもなく、リピるか、と言われれば微妙なんですが

スーパーやデパートの物産展とかで気軽に買って帰ったり駅弁がわりにするのであればおすすめできそう。

奈良は遠いし、柿の葉寿司のためにわざわざ吉野まで足を運ぶこともできないけど聞いたことはある。

一度、どんなものなのかちょっと食べてみたい。

と旅先に限らず食べ物には執念を燃やす息子のお眼鏡にかなったお味を頂戴できました。

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(鯖)

 

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(鮭)

 

 

本場奈良での柿の葉寿司

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目についたお取り寄せをさっと頼んでしまったものの、 奈良も吉野も広い。 はず。

鯖・鮭のほかに晴れの日にふさわしく、鯛なんかも定番らしい。

 

私が頼んだ 「よいよい」 さんは見ていて微笑ましくなってしまう普通のお宅の家庭料理の趣。

 

ほかに実店舗でお持ち帰りの柿の葉寿司をいただける大手、メジャーな有名店としては

たなか・平宗・ヤマト。(…ベルトラでは扱っていないのね。)

www.kakinohasushi.co.jp

kakinoha.co.jp

kakinoha.com

大きなお店だとネタのバリエーションは増えるし、 実店舗限定、 季節限定のメニューも加わる。

一口ふたくちサイズなら奈良に行ったついでにソフトクリーム感覚で食べ歩きもできるし、 古都の気分に浸りながらお店でゆっくりお食事もできる。

地元ではポピュラーな料理なので津々浦々に柿の葉寿司が行き渡っている! ? 模様。

なんか、 うらやましいなあ。 外に胸張って誇れるお料理があって、 地元の活気につながっている。

 

 

柿の葉寿司は奈良に限ったものでないことを初めて知る

山深い土地柄で柿の木がたくさんあるなら柿の葉寿司は作れる。

奈良の他にも和歌山、金沢や島取にも昔の人の知恵を伝える柿の葉寿司がある。姿や形は少変わるけど。

防腐・抗菌効果のある昔の人の身近にあった天然の梱包材としては「笹の葉」なんかもそうだ。

富山の「ますの寿司」なんかも柿の葉寿司と理屈は同じ。柿の葉寿司の親戚ですね。

 

さらに古都奈良から遠く離れた、歴史の言い伝えなどろくろくない

ウチの地元やその周辺、子どものころから慣れ親しんだ保存食でいくと

  • ちまき(笹の葉に餅米を入れて藁でひもをかけて縛り、ふかす。きなこをつけて食べる)
  • 笹団子(笹の葉にあん入りよもぎ団子を包み、キャンディみたいに両端を藁で縛る)

どちらも笹の葉バージョン。葉っぱの香りは、…子どものころはあまり好きではなかった。

正直、普通に売っているお菓子や、菓子パンの方がおいしく感じた。

小さい頃、ちまきを手作りしてくれた母も80歳をこえた。もう食べられない。

もち米も、きなこも、砂糖も、昔は特別な時にしか食べられなかった。

 

季節になると、近所のスーパーに「ちまき用笹の葉」なんか並ぶのです。

今もなのかしら。チェックするのも忘れていた。

奈良のスーパーでは、柿の葉がいつも売っていたりするのかな…。

 

 

奈良名物 柿の葉寿司 5種 20個入(さば さけ あじ たい えび) 中谷本舗 ゐざさ いざさ ギフト 奈良 名物