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【画像37枚】エルメスバーキンサイズ30黒ブラック パーツや内部も全部見せます!

 エルメスのバーキン、30センチ、色は黒、金具は金。御披露します。前記事のキャメル色とあわせて、どうぞご覧ください。購入はたしか14~5年前。

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エルメスオレンジの不織布の袋に入れて保管してます

 

 

エルメスのバーキン 30㎝を購入した動機

エルメスのスカーフやアクセサリーくらいは直営ショップで購入したことがある。

最高・究極のバッグはケリーとバーキンだ、と知り、 キャメル色の35㎝のバーキンを手に入れました。

ただし、キャメル色なので、そしてバーキンって、エルメスの中では「カジュアルなバッグ」の位置づけなんですよ。お値段にかかわらず。

カジュアルでは最高にカッコイイものの、冠婚葬祭には不向きだ。

さらに横幅35㎝のバッグはけっこう大きく、そして重い。 使えるシーンは限られてしまう。

黒なら、やや小ぶりのバッグであるなら、出番もあるに違いない。

30㎝の黒のバーキンが欲しい。 と大願・大志を抱き、エルメスの直営店に行って(確か丸の内支店)お伺いを立てたところ,

キャメル色の35㎝バーキンに引き続き再び「5年待ちです」と言われ、

再び「5年待ちますからお願いします」と頭を下げ、素材と革と金具の色を選び、

再び銀行に月1万円の積立貯金を続け、 購入資金がまとまったあたりで「御用意できました」との連絡が入り、 取りに行きました。

 

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金具に貼ってあったビニールがもったいなくてまだ外せていない;;

 

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横幅30cm高さ22cmマチ16cm

 

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黒い革に金で「HERMES」のロゴが刻印してある クロアにも「HERMES-PARIS」

 

 

エルメスのバーキン 30㎝の価格

正確な金額は忘れてしまったのですが、購入時期はおそらく2004~2005年頃。 税抜で60万円代だったと思います。

 

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後ろから見たところ

 

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後ろのバッグの持ち手とベルトの縫い目右側

 

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後ろのバッグの持ち手とベルトの縫い目左側

 

 

エルメスのバーキン 30㎝を持った、使った感想

前記事でキャメル色の35㎝のバーキンの感想も書いてます。 書き足りなかった分と、35㎝のキャメル色と30㎝の黒との違いも交えながら。

 

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カデナと錠前

 

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持ち手

 

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持ち手 かなり硬い 耐久性は申し分ないにしてももう少し柔らかい方が持ちやすいんだけど…使い込めば感触は違うのかも

 

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持ち手の触り心地は本体よりもすべすべ

 

見ただけで圧倒される

冒頭のアイキャッチ画像から見ていただければおわかりかと思うのですが、 ひと目見ただけで圧倒される、何かが違う。 のがエルメスのバック、バーキンなんですよね。

 

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底全景

 

他の方が、エルメスの名刺入れなり、ペンケースなり、お財布なりを手にしているシーンに出くわすこともある。 また、ショップのディスプレイなどを眺める機会もある。

 

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鋲の部分 黒のバッグで縫い糸も黒なので縫い目は一見目立たない

 

身もフタもない言い方をしてしまえば、 単なるバッグであり、サイフであり、名刺入れのはずだ。

 

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キャメルの35㎝のバーキンよりは底の鋲の使用感は少ない

 

日本の皇室御用達とかで、濱野の黒のハンドバッグなんかも買ったこと、あります。 いちおう、平民の私が目に、手にできる最高級品のお品。 しかしせいぜい5万円とか10万円とかの世界。

 

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鋲打ちと補強で貼られた革の厚みがわかる

 

そして、私の生活圏の中では、服飾雑貨の分野は値段が上がると、 ある程度までは素材や材料に行くけど、一定レベルに達してしまうと上乗せ分は装飾に走る。 (服なら大胆に柄が入るとかフリルやプリーツやタックが複雑に入る、など)

 

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底の鋲もピカピカ

 

60万円(今は軽々100万円超え)のバッグなど、エルメスのバッグを購入するまで 見たことも触ったこともありませんでした。

 

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角は多少はこすれているけどさほど目立たない

 

エルメスのバッグは、デザインはシンプル。 かわりにすべてを素材と、成型と縫製に捧げている。のオーラがある。

 

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脇のマチ部分

 

使われている革自体が、 普段目にするレベルとまるっきり別次元であり、 ブランドものになんか興味のない人でも、 あまりの違和感、あまりの次元の違い、この世にこんな革があったか…感が もの言わぬカバンが、真面目に、雄弁に、語る。のを感じ取れるのです。

 

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革はけっこう触った感触は柔らかい

 

びっくりしました。正直。 思わず居住まいを正す、の言葉がまさにピッタリのお品物です。

 

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バッグの中 漆黒です

 

30㎝黒バーキンと35㎝キャメル色バーキンの違いと使い分け

色と大きさと金具の色くらいは自分の希望を伝えましたが、 注文当時(今もですが)、エルメスのバッグを特注する時に指定できる革の種類はよくわかりません。 (無論、クロコダイル革なんかは、それでなくても高価なバッグなのに、さらに2倍・3倍に値段がつり上がってしまうのはわかるし、もともと好みではないので手は出さない)

 

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縫い付けたポケットが1つ ファスナー式のポケットが1つ

 

発注当時 (キャメル色は1990年代半ば、黒は1990年代終わり)店員さんに 「耐久性があり、キズの目立たないプレーンな革で」と希望を言って選んでいただきました。

 

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内側の革の手触りも滑らか 光沢も上品

 

キャメル色と黒、同じトゴ革のはずですが、 キャメル色の方が革が固い。黒の方が革が柔らかい。 キャメル35㎝は黙って置いても自分で勝手にシャッキリ立つ。

 

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縫い付けポケットのアップ

 

黒30㎝は、「きちんと立つかな」と心配しいしい置いて、もちろんバッグは余裕で立つ。 くらいの違いですが、

 

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一枚革だから使っていくうちに伸びてきそう

 

手触りも、キャメル35㎝の革は極端な話、厚紙やプラスチック板のレベルでカッタカタなのですが 黒30㎝は、触ると弾力がある。革製のバッグなのだと安心してしまう。

 

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私のカメラの腕では無理でしたがファスナー部分にも「HERMES」の刻印あり

 

使えるシーンは、小ぶりの30㎝黒の圧勝。 結婚式にも使える。金の金具が目立たないように気をつけて持てば、法事や不幸の席にも使える。

 

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世界で初めてバッグにファスナーを使ったのはエルメスなのです

 

(ただし、不祝儀のバッグは厳密に言えば金具を使ったものはすべてNGなので、故人や故人にまつわる方々との距離によって、本来は使うべきでない。告別式にだけ出席して、ご焼香だけして帰ってくる程度であれば、目に留める人もいなさそう)

 

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ファスナーを開いたところ

 

35㎝キャメルは、私の場合は、普段持ち歩くサイズです。 残念ながら私の普段の生活にはエルメスのバーキンの格は遠く及ばず、 重さも同サイズの他ブランドバッグより格段に重いため、正直出番がない。

 

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上フタを入れた使い方をするとフタ部分は少し浮く

 

(バーキンはもともとは女優、ジェーン・バーキンのために作られ、サイズは横幅40㎝だったとか。私の35㎝バーキンとは素材が違うとしか思えない。ジェーン・バーキンがエルメスのバーキンを持っている写真は、バックはいつも上フタ全開でパンパンにモノが詰まっている上、ジェーン・バーキン本人が片手で軽々とバッグを持っている。私には正直、持ち手が太すぎ短すぎ、重すぎて、長時間持つには負担が大きい)

 

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フラップ(ベルトとめ)はU字型

 

そして、使っている革の種類なのかそもそもの大きさなのか、30㎝黒バーキンは、軽い。 もちろん、極上最高級の革を使っているのだから、「最軽量級」をうたうそのへんのバッグよりは重いのですが かなり我慢できるレベルです。

 

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上フタには厚い芯がはさみこまれている

 

底の四隅のこすれや傷みは、バッグを実使用していけば、逃れられない。 (ついでに言えば持ち手もそう。大事に持ちたい人はエルメスのスカーフを持ち手に巻いて、コンディションを保とうとする)

 

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革のシボが深い

 

手持ちのバーキンは2つとも勿体なすぎてたいして使っていない。 使用回数は35㎝キャメルと30㎝黒はたいして差はないはずなのに。 ダメージは、35㎝キャメルは段違いに大きい。30㎝黒は目立たない。

 

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華やかすぎる黒

 

これからエルメスのバーキンなりケリーなりを購入し、長く付き合っていきたいとお考えでしたら、 革の素材の特徴や性質などにも注目されることをおすすめします。 それと、自分がどんなかんじでバーキンを使いたいのかをはっきりさせる。

 

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上フタを入れ込んだ全景

 

ジェーン・バーキンみたいにクシャクシャに何気にラフに持ちたいなら、柔らかい革を選ぶべきだし、 何年も使い続ければ、使い慣れた革は新品の時とは状態は明らかに違うはずです。

 

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トゴかトリヨンクレマンスか、忘れてしまいました

 

 

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テリのある黒の革

 

ハンドバッグではなく、ショルダーバッグならデイリーに使えるかな、 エヴリンとか。今は定価30万円くらい。買おうかな、とまた1万円貯金始めたこともある。 結局、周りから浮かずに持てる国産ブランドのバッグを買ってしまいました。

 

エルメス、もう1コ、トライすべきかしら。とりあえず、今度成田行くんで、免税ショップのエルメスには、必ず行くぞ!

 

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