春がきて、マイガーデンにどくだみが芽を出しはじめる。待ってました! 昨シーズンもどくだみ茶にどくだみ水、どくだみ石けんと、使い尽くしましたんで! 日に日に丈が伸び、つぼみが花開くのを手に汗握り!? 待ち構えてました!
どくだみの駆除はあきらめ完全利用にかじを切る
どくだみは繁殖力が旺盛すぎていったん根付いたら土を総入れ替えして文字通り根こそぎ取り尽くさないかぎり撲滅は不可能。
強烈な殺菌作用を知らしめんといわんばかりの独特のにおい。
私の庭には不要だわ、との所感をお持ちでしたら、お気の毒ですが、多分いくらがんばっても、根負けしてしまうことでしょう。
私は草むしりイヤさに耐えかね、庭のセンターに除草剤まいたんですよ。ダメ。
ほかの植物はひ弱に枯れはてているというのに。センターのフチからどくだみが芽を出した…。芽を出したということは。地下には根が張り巡らされている…。
こっちが庭以外のことにかまけている間に、どくだみは24時間年中無休、活動を続けているのです。かないっこない。
でもね。いくらどくだみ様がはびころうとも、私はかまわない、使い尽くす自信があるので。
センターには除草剤をまいたものの、ブロック塀のフチだの庭のつつじやヤツデの影に生えているどくだみは、大事にとっておく。どくだみ茶にするのです。
自家製どくだみ茶のメリット
お茶代が万単位で浮いた
毎日"水筒in茶"持参で出勤している。昨年、初めてどくだみ茶作成に本格的に取り組み。庭のどくだみを根絶やしにするつもりで総力を挙げて収穫し、葉っぱはリビンクを埋め尽くすほどの量を収穫。
9~10カ月分くらい持ちました。
他の健康茶買う手間が省け、費用が浮いた!
ハーブティーの美味しさを再認識
いちおうアロマ好きのはしくれ。通販やドラッグストアでローズヒップティーとかカモミールティーとかルイボスティー、買って飲んでいます。
しかし自作のどくだみ茶の美味しさは、次元が違うんですよ。
- ティーバックをマグカップに入れ湯沸かしポットからお湯を注いで飲むハーブティーと
- ナベにひとつかみの乾燥どくだみ葉を入れ、お湯が沸いたら一旦火を止め、蒸らして葉っぱが開き、沈んだところで茶こしでこして飲むハーブティー
リッチさが全然違う。お湯のまろやかさ、立ち上る香り。淡い滋味。
忙しい現代人の(つもりの)私、家ではティーバックつきのハーブティーしか飲んだことなかった。
「ひとつかみ」なんて使い方、厳選のオーガニックの輸入モノのハーブティーでは(高価すぎてもったいなくて)できない。
昨年度の反省として生産量が足りなかったので今シーズンは腰すえて作業開始
リビンクいっぱいにどくだみの葉っぱを広げても出来上がりは手提げ紙袋の半分くらいにしかならない。
去年はどくだみの花開く5~6月に1回、真夏に1回と2回収穫したのですが、2月くらいにはハンドメイドのドクダミ茶、飲みつくしてしまった。 今年は切らさず余さずの量を積み上げて寒い季節を迎えたいものだ。二毛作ならぬ三毛作でいこう、と決心。
ウィークデイは毎朝出勤前にどくだみののび具合を眺めつつ愛で、美少女をモノにせんと手元に引き取った光源氏の気分にひたる。
丈が伸び、つぼみが出そろったあたりで、次の週末の天気が気になりそわそわしてくる。
待ちかねた土曜日の朝。目覚めとともに雨が降っていないのに安堵し、早速収穫に取り掛かる。
- 刈り取り1時間
- 葉っぱの切り落としに1~2時間(枝ごとぶら下げておくスペースがない)
- お風呂場に持って行ってバケツの水で葉を洗い
- すのこの上においてざっと水分を切ってから
- リビンクに移動。
リビングいっぱいに新聞紙を敷き詰め、
花咲じじいよろしくどくだみの葉をまき、 - 新聞紙が濡れると取り換える
(繰り返しになりますが枝ごとぶら下げておくスペースがない)
(日中家に誰もいない時間帯に乾かしを完了しないと同居人から匂いのクレームが入る)
(この日のために新聞紙は資源ごみに出さず大事にストックしていた)
水滴がとれ、新聞紙を動かしてサラサラと葉が動くようになったところで
- 特大のお盆と段ボールに新聞紙を敷き、どくだみ葉を山盛りにする
日曜日にも同じ作業を繰り替えす。
まだちょっと、どくだみ葉、残っているのですが、疲れ果ててしまったことと、毎日のコットンパック用にどくだみ水も作らなければならないので、情けをかけ、5%くらいは残しておいた。
毎日ぬか床の要領で!? どくだみの葉をかきまわす。一週間くらいでパリパリになり、両手で砕いて紙袋に入れて、三毛作の第1回、終了。
ミントは遠征して収穫するもGWに行くべきだった
どくだみは自分の庭のを使いますが、ミントは自転車だと30分、車なら10~15分の川の堤防べりに群生しているのを取りに行くのです。
去年、知り合いに場所を教えてもらった。誰のものでもないんだし、ほっておいたって市の人が雑草として刈り込んでしまうだけなんだから、とも。
堤防の壁一面に広がるミントの群生はまさに圧巻でした。
どくだみ茶はおいしい。がさらにミントをプラス(どくだみ8~9ミント1~2)するとお茶にかすかにミントの風味がプラスされ、また格別。
土日はどくだみ収穫に忙しい。一段落し、次はミントだ。
タイミングよく、我が職場では新型コロナウィルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き、在宅勤務が始まる。
在宅勤務の何がありがたいって、平日の通勤時間+通勤に伴う必要な作業(ヘアメイクなど)時間が自分の時間として使えること。
初在宅勤務日の前の日は、小学生の遠足のごとく、興奮しながら眠りについたのです。
翌朝。日の出とともに川へ急ぐ。1,000本単位での収穫をもくろんでいたのですが。
昨年、濡れ手に粟ならぬ両腕に抱えきれないほどのミントを持ち帰ったはずの堤防の堤は。
もう、市の1回目の刈り取り、終わっちゃってた…。堤は丸裸。
ショックでした~。
しかし、手ぶらで帰るにはあまりに惜しい。
そして、ミントは、どくだみに負けず劣らず、旺盛な繁殖力のハーブ。そもそも堤防いっぱいのミントだって、もともとは近くの家からのこぼれ種が拡がり、地元の雑草を蹴散らし、今はミントが覆い尽くしているんだから~。
95%は刈り込まれてしまったとしても。
5%、残っているはずだ。絶対!
堤に近づき、目をこらすと、刈り込まれた後、また芽が出てきている。5cmくらい。収穫。
堤のはずれ、川べりに立つマンションのコンクリート周りまでは刈り取りの手は及んでいない。
マンションの住民の方が万が一ベランダに立つと首からタオルをぶら下げ、収穫のためごみ袋とハサミを持った女とお見合いになってしまうのは気分がよろしくないだろうなあ、とは思うものの、時間は朝の6時前。
たぶん、きっと大丈夫。背に腹は変えられません。無事収穫。
マンションの公共スペースのお庭には、いい感じに丈30cmくらいのミントが生い茂っているのですが、なけなしの倫理観で侵入するのは諦めた。
送電線の根元はフェンスで囲まれ、フェンス内のミントも生い茂っていた。当然立ち入れないため、フェンスごしに指を入れ、採取できるものはとりつくす。
マンションの正門側に回るものの、ない…。でも、向かいの空き地に、ミント、あった!
堤の1/10にも足りないスペースですが…。黙々と収穫にいそしむ。
45リットルのごみ袋の、それでも1/3くらいのミントが収穫できた!
家に取って返し、水洗い・水切り・乾燥…とどくだみと同じ作業を繰り返す。
ミントの葉は乾燥させてもどくだみみたいにパリパリにならない。堅く・縮むように小さくなって固まるのです。
しかし、45リットルの1/3、すなわす15リットル、乾燥させてせいぜい4~5リットルでは、2~3か月しか持たない。
また行かなければ。芽が出そろった時を見計らって。早ければ芽は出揃わず、遅れをとれば刈り取られてしまう。今週行くべきか行かざるべきか…。
来年は絶対、ゴールデンウィークに行く! 忘れないために、ブログにあげときます!