無添加無農薬安く買えるどころか費用ゼロ。ウチの庭にはびこる、よく言えば自家栽培ドクダミと、群生地を教えてもらって収穫してきたミントで、ハーブティー作って飲んでます!
自家製ハーブティーの作り方
- ハーブを摘んでくる
- 葉っぱのみ切り取り、水洗いする
茎ごと収穫したものを束ねて逆さにして干す、
がスタンダードなのかもしれませんが、ウチにはスペースがない。
省スペースのために葉っぱだけ摘み取る。
続いてバケツなり大きいボールなりに浸して、泥を落とす。 - パリパリになるまで乾燥させる
ザルにあげたハーブを新聞紙の上に広げ、
新聞紙はすぐビショショに塗れるので取りかえながら様子を見て1か所にまとめ、
お盆にのせて家の中の高いところに置き、乾燥させる。(期間は一週間~) - 均等に乾燥するよう1日に1~2回かき混ぜる
これだけで出来上がるのですが、収納および使い勝手の都合上
- 使いやすい大きさになるよう細かくする。
両手で葉っぱを砕く。
出来上がりのカサは収穫量の1/10
乾燥前と乾燥後の容積量の激減はハンパない。
両手に抱えきれないほどのハーブを収穫し、床に置いたハーブは部屋いっぱい。
ところが、1日たち、2日たち、水分が抜けてまず葉っぱがシナシナになり、続いて緑色が茶変していくにつれ、どんどん量が減っていく。
最後には紙袋に入る量に落ち着きます。
そして今回はやらなかったけど、バーミックスとかで粉砕してハーブパウダーなど作るとする。
両手に抱えきれない収穫したハーブ→出来上がり50~100グラムのパウダーにまで減ってしまう。
つまり「採り過ぎ注意」は乾燥ハーブを作るときにはまず考えなくて大丈夫。
最初に楽しむべきはフレッシュハーブティー
お店に行けばハーブティーはよりどりみどり。
わざわざ手間をかけるのですから
お金では買えないテイストのハーブティーを楽しみましょう。
摘みたての葉っぱをナベorやかんに入れて、お湯を沸かし、沸騰したら火をとめて最低1~3分。お好みでもっと長くてもいい。
ドクダミ茶も、ミントティーも、買って飲んだことある。
味はおおむねおなじみなんですが、決定的に違うのは、香り立ちですよね。風味。
商品として流通しているハーブティーは、厳格な製造基準のもと
- 徹底的な乾燥
- 防腐対策(小分けのアルミ袋に入れる、乾燥剤を入れるなど
- 表示されている製造年月日にさかのぼる、葉っぱの摘み取り日からの期間
- 流通し、お店の棚に並び、消費者が使うまでの時間
がかかっている。
だからこそ世界中のお茶を日本にいながらにして飲むことができるのですけど
やっぱり、安心安全と引き換えに、お店に並ぶ食べ物・飲み物って「新鮮さ」目減りしている。を実感してしまう。
乾燥後も香り立ちのフレッシュさはまだまだ続く
完成したハーブティーは毎日飲んでいます。生葉ほどではありませんが
香り・味わいともに
いや~、満足しております。
自家製のリーフタイプであることが大きい。
入手しやすいハーブティーは、ティーパック。
1杯分が手軽に作れて、後片付けもティーパックを捨てれば、楽ちんです。
自家製リーフタイプのハーブティーは
- ティーパックを買ってきて詰め替える作業が面倒である
- 売っているティーパックに入る茶葉の量が限られる
- 企業みたいに考え抜かれた紙質でないことがままあり、出来上がりの味が紙くさく、おいしくなさにがっかりしたこともある。
結果ナベ・ヤカン・ティーポットで作ることになる。
入れ物の中で茶葉が舞い踊る。コレ、超重要なんですよね。
こだわりのハーブティー屋さんだと、ティーパックは売りません。ティーポットでお楽しみください。 とのただし書きがあったりする。
わかっちゃいるけど時は金なり。手軽さを最重要視してきた。
リーフタイプは
お茶がらの始末がめんどくさいです。
1回2回なら。お金を取るお店なら、やって当然、気にならないんだけど。
入れものにこびりついたお茶がらを洗いながら
「大変だけど手間も楽しみのうち。」とか自分に言い聞かせている。
量の加減も簡単です。元値タダなので、惜しげなく茶葉を増やせる。濃く深いハーブティーを自由自在に調節できる。
作り置きには要注意
蒸し暑い日の土曜日、ドクダミ茶をナベいっぱいに作り、冷たいお茶より、室温のお茶が飲みたいな。と放置していたところ、
日曜の夕方にナベを覗いてみたら、白濁が始まっていた。味見してみたら、酸っぱい。もう飲めない。
素人の自家製だからこその限界はある。
乾燥前の徹底的な洗浄・乾燥時の衛生対策に万全を期すればいい。理屈は。
現状は、新聞紙の上で乾かし、素手の両手で毎日触ってたんだから、仕方がない。
沸かしたて、淹れたてであれば、十分おいしくいただけます。
冷蔵庫に入れれば、寿命は延びる。
気にする・気になるのであれば、作る過程で、できるだけ雑菌がつかないように、乾燥は滅菌されたものの上で。
茶葉に触れるものの滅菌をしっかりと。と解決・改善策はあります。
やるかやらないか、だけ。
長期保存の仕方
工場でハーブティーを作る時には、乾燥室に入れるのだろうか。知らないけど。
蒸し暑い日本の夏に、生葉を乾燥させ、お茶を作っても、自然乾燥では乾き方にムラが出ても仕方ない気がする。長期間保存すると、カビ発生・付着!
ビンなどに詰めて乾燥剤を一緒に入れる、も定番ですが、1年分作りだめる身からすれば入りきるビン&乾燥剤を調達するのが
面倒&余計な出費がかさむ。
私の予防策としては
- 紙袋に入れて保管する。
ビニール袋では空気の流れが止まってしまう。せっかく作った乾燥ハーブの品質劣化につながる!(クリーニングしたお洋服だって、ただちにお店のビニールを外し、不織布のカバーをかけろ! と言われているではありませんか。)
お買い物したときにお店でもらえる紙袋で、できるだけ薄手の紙で、ツヤ出しやコーティングのされていないものを選んでいます。 - 部屋のできるだけ高いところに置く!
室内の空気の対流は、高ければ高いほどいい。
私の趣味のひとつは石けんを作ることなのですが、手作り石けんって、作った後、4週間乾燥させないと使えない。
お教室の先生に、部屋の高いところに保管するのがおすすめです。私はそうしています。とのお話をいただいた。応用です。
リビング・ダイニングの背の高い家具の上に、紙袋に入れた乾燥ハーブを、脚立やイスに乗って置いている。 - ときどき乾燥ハーブを混ぜておく。
45リットルのゴミ袋いっぱいの収穫したハーブは、茎を除いて乾燥させると、中くらいの紙袋半分くらいにおさまってしまう。
それでも容積としては1,000~2,000mlくらいにはなるため、長期のうちにはカビが心配…。
ときどきぬか床みたいに、天地返しの要領で、よくまぜて通気を良くする。
摂取量は相性を見極めながら
売っているハーブには「妊娠中は禁忌だ」なんてものもある。
ハーブは薬じゃない。
一方、昔々、薬草は薬であり、ヨーロッパでは修道院は病院でもあり、病める人々は修道院に行き、薬草(=ハーブ)で治療を受けていた。とアロマの本に出ていた。
ドクダミはデトックス作用、ミントは冷却・殺菌作用がある。正直クセはある。好みもある。少しなら生活に楽しみとアクセントを与えてくれるステキな素材だけど、ハーブに限らず、度を越した使い方はできないし、ましてや自家製、自分の体に何が起こったって自己責任になってしまう。
だからというわけでもないけど、味に変化をつけたり、ショップごとの特徴を出すため、ハーブティーはシングルで飲むよりはブレンドティーが主流ですよね。
私の場合は、地産地消、材料の来歴がはっきりしている自分で作ったハーブティー、今更買ってきたのと混ぜる気にもなれないので、
少しずつ、気が向いた時に飲むつもりです。