なぜ30個も。アヤシイですよね(ため息)。家のものが糖質制限食なるものを始め、思うようにダイエットが進まないとかで毎日卵黄抜きの卵(つまり卵白)のみを大量に摂取しているのです。やめてほしいのですが、言って言うこと聞くタマでなし。(再びため息)そして毎日排出される卵黄。捨てるだなんて、勿体ない!!!!使わなくては!絶えざる苦しみから生み出された卵黄消費のテクの数々を皆さまにシェアさせていただきます。(いらねーよ、の声が聞こえそう~(涙))
(我が家の恐怖の冷蔵庫内映像)
お料理編
地味に料理に足す
レシピに「卵1個」とあったら卵黄を1個混ぜてしまう。親子丼なんか、卵黄の割合が増えるのですから、いちおう売ってるのよりハイグレード、高栄養のはずです。
コーンスープとか作るときに卵黄を1個足してしまう。ダマにならないようひたすらかき混ぜてみる。とろみの足しにできますね。
味噌汁に卵黄を解き流せばアクセントになる。
卵黄の醤油漬け
ま、定番ですよね。増え続ける卵黄に音をあげ、検索かけたところ一番にヒットする救いのメニューです。
レシピはなんてことなく
- 卵黄をタッパに並べ
- 醤油を注ぎ(卵黄が浸るくらい)好みでみりんをプラス
入れたては
こんなかんじです。上の完成品!?は一週間後。醤油の塩分で卵黄の水分が抜けていき、扱いやすくなるのは5~6日後から。冷蔵庫内でタッパのフタを開けたままにし、3~4日後、そーっと卵の皮を破らないようにひっくり返すと良い。完成品はねっとりと濃厚で、ごはんのおかずに合います。瓶詰め・タッパ詰めにしておつかいものにもよさそう。お店でそうそう売ってませんし、珍しいから喜ばれます。すこぉーし頂戴する分には大変に美味しいものです。(←実感がこもっている)
醤油漬け卵、燻製卵にすると絶品なのだそうです。
卵黄、4・5個なら入りそう。チーズの燻製なんか、超おすすめなんだそうですね。
加熱して裏ごし
まとめて加熱し、裏ごしする。冷凍すれば長期保存も可能です。使い道は
- お手軽黄身酢あえ(砂糖・酒・酢をまぜる)
- 黄身餡(白あんに加えてあんをひよこ色にする)
- トッピングに使えばお手軽菜の花色の和えものに
- 離乳食の定番
などと幅広い。単体ではモサモサ感が残ります。水分・油分・甘味・酸味を加えて使う。塩醤油味噌みりんに並び、常備しています。
しかし減りません。困ります。
カスタードクリーム
卵黄に牛乳を加え
味噌こしとかでいったん漉し(混ざり切れてない卵黄やからざを取り除く)砂糖・小麦粉を入れてなおも混ぜ、火にかけ
バニラエッセンスで香りをつけ、さらに混ぜ
とろみがついたら出来上がり。
分量は
- 卵黄1個
- 砂糖20~25グラム
- 牛乳100CC
- 小麦粉10グラム
- バニラエッセンス 適宜 ってとこ。
そして大鍋いっぱいにできたカスタードクリーム、使い切れるものではない。
そこで
卵黄でハーゲンダッツ並みのアイスクリームが作れる!イチオシ!
普通のカスタードクリームのレシピでは卵黄30個なら牛乳は3,000ccになってしまう。鍋に入りきらん。で。牛乳をパック1本、つまり1,000ccに抑え、なおかつ食べきれないため、冷凍してみたところ
- 冷凍した方が甘味が強く感じられる
- 卵黄の油分が濃厚なので生クリームなしにハーゲンダッツ並みの食感
- 冷凍しても包丁でサックリカットすることができる
そしてワンダフルかつファビュラスなお味。
今回イチオシです。現実味のあるレシピにしましょう。
- 卵黄5個
- 砂糖100グラム
- 牛乳180CC
- 小麦粉30グラム
- バニラエッセンス 適宜
ぜひおためしあれ。
(出来上がった濃厚カスタードクリームを型入れしたところ)
美容編
リンス・トリートメントがわり
プロテイン配合のトリートメントってあるじゃないですか。
卵白を加えればなお髪にいいのでしょうが、背に腹は変えられないのです。とにかく減らしたい。
これをこのまま髪に塗ってしまおう。完全無添加ですよ!ノンシリコンですよ!トライ&エラーを繰り返し、コツとしては
- 卵黄そのものがゆるいテクスチャーなので、髪が濡れていると顔に垂れてくる。なのである程度髪の水気を切ってから卵黄を塗る。かつタオルを2枚重ねにし、さらにシャワーキャップをかぶれば完璧。
- できればカスタードクリームと同様、よく練ってから漉した方がいい。すすぎが足りなかったらしく、乾かしたとき髪に「からざ」がついていた。
理想は30分以上放置なのでしょうが、タオルの巻きが甘いとクリーム色のしずくが顔に落ちてくる。タオル2枚巻き+シャワーキャップで頭が重い。
気になる仕上がりは、タオルドライの時は髪の毛、キシキシしていて焦ってしまいますが、乾けばつかんだ髪はしっかりしっとり。ツヤが出ます。すすぎが足りないと、多少卵の匂いが髪に残る。しばらくすると消えます。ちなみに髪は肩下10センチのほどほどロング。
私の場合は現実離れした量ですが、おりあしくトリートメントを切らしていた時、卵1個で代用できます。オプションとしてはオイル(オリーブ油・ホホバ油)、はちみつ、ヨーグルトが髪には定番ですね。
クリーム・パック
卵にはプロテインが含まれている。そしてビタミンだって入っているし、レシチンだって入っている。こう見えても、私、AEAJ(日本アロマ協会)のアロマテラピー・インストラクターの資格持ち。コスメとかは自分で作っちゃう派。そしてプロテインもビタミンもレシチンも、今までは手作りコスメの材料店で買っていたのです!
手持ちのクリームに卵黄とオートミールをプラスして即席パック。
コスメ用は卵黄消費には量が少なすぎる。そして少量ずつ作り、材料店で買っていたそれに比べ傷まないよう冷蔵庫に入れ、早めに使い切らなければいけない、とはなはだ気を使うのも難点ではあるのですが。
ユースキンだって
オロナインだって
卵黄と同じ色だ。きっと効くに違いない。完全天然無添加だわ。使います。
挫折編
にんにく卵黄
にんにくと卵黄を煮詰め、練り、粒状に丸めれば卵黄にんにく。もともとはにんにく産地の自宅で作り、常備していた滋養強壮の秘伝の健康食品。
しかしにんにくを何十個もむくのがめんどうくさい…。むきにんにくとかがスーパーに普通に並んでたらトライしたかもしれません。
卵黄油
大量の卵黄(ウチにピッタリ;;)を火にかけ、ひたすら加熱していけば(目安2時間)、部屋には焦げる匂いと煙が充満し、鍋には真っ黒の元卵黄は出るものの、ひとしずくのお宝(レシチン、ビタミンE特濃)の油がとれる。
…2時間は長いです。プラス匂いと煙充満では、トライする気力がない。
まとめ
以上、コスメは自分用ながら、食品は(食べ飽きた、ありすぎて冷蔵庫も冷凍庫もパンパンだ)との本音はおくびにも出さず、笑顔で「卵黄って、栄養あるんですよ~」と思いつく限りのコネクションを駆使し、配りまくっているのですが…。使っても配っても、冷蔵庫を開ければ元の木阿弥、卵黄の嵐です。
ああ、いつまでこんな日々が続くのでしょう。気が重いわ~。でも捨てません!もったいないもの!!!