新型コロナウィルスのせいで、マスクなしに外を歩けない。つまり顔の下半分は人さまの目に触れることはない。
見えないなら手を抜きたくなる。コレ、人間の本能だと私は信じて疑わない。
withマスク下の私のヘアメイク
マスクをつけなければいけない。しかも鼻マスクも今や「人としての最低の常識を持ち合わせていない野蛮人」との位置づけ。顔はマスクで覆われ、見えるのは目の下1cmまで。
さらに最近、髪を切って前髪を作った。美容院に前髪カットに行く直前、長さは眉下2cm前後。つまりオフィシャルな場・パブリックな場で、顔で見えているパーツは目の周りだけ。額と眉は前髪のすだれごしに見え隠れする。
「ムスリムの女性はブルカをかぶっている。
ブルカの下は極端な話、ノーメンテでも少なくても社会的常識には反していない。うらやましい。ノーメイク&パジャマ姿の猛者も多いらしい…。」とかねてからうらやましかった。
マスクスタイルなら、ブルカとまでは行きませんが、2~30%、私の希望はかなったことになる。
手抜きと時短の試行錯誤は続く。当然口紅はなし。チークも省略。メイクは紫外線対策だけは絶対やるけど、眉だけ。きっちり眉尻を描き、「やってます」感を出すため髪は黒でもライトブラウンの眉マスカラさえ使えば。
マスクをかければ「メイクしてます」感はクリアできるのです。
ただし、髪はダメですね。髪は額縁。顔がマスクで隠れている分、前より手をかけないと。ヘアアイロンやスタイリングは力を入れざるを得ない。
幸いなことに、マスク生活による肌あれはなし。
見えていないのだからコストダウンしたい
マスク生活に入るか入らないかの頃、清水の舞台から飛び降りたつもりで買ったのは
プレジスト V フィックス アメージング クリーム
フェイスラインを25,000本の針で固定し、V字回復させ、全ての女性に驚きの結果をもたらしてくれる。
(18,000円もした)
(尊敬しているエステの先生が大絶賛しているので買ってみた)
しかし。マスクで顔が見えないのであれば。18,000円のクリームを毎日顔に塗るのは
あまりにももったいなさすぎる。
安くあげたい…。
とドラッグストアでコーヒーを買うためにレジに並んでいた私の目に飛び込んできたのは
ニベアの青缶。当店限定! 378円。
【まとめ買い】 ニベアクリーム 大缶 169g × 3個パック
そういえば昔、超高級クリーム、ドゥ・ラ・メールとニベアの青缶は同じ成分だって都市伝説で盛り上がっていたよな~。
ドゥ・ラ・メール クレーム ドゥ・ラ・メール 30ml [並行輸入品]
超高級クリームは、使ったことはある。しかし随分昔のことだし、使用感なども忘れてしまっている。
ニベアの青缶、ためしに使ってみるのもいいかも。
買ってみました
ニベアの青缶は保湿
ニベアは1911年にドイツで誕生した、由緒正しい保湿クリーム。顔に使っていけない理由など、どこにもない。
パッチテストはしなければいけないのでしょうが、今までクリーム・コスメの類でトラブルになどなったことがないので、きっと、多分大丈夫。顔に塗り、思惑どおり、特に不都合は感じない。
安いと、惜しげなく使えるからいいんですよね。
高級品だともったいないので、少しずつしか使えない。
量をケチって肝心の保湿ができないよりはマシなのではないでしょうか。
早速夜のお手入れにニベアクリームを使って眠りにつく。はっきり密着感がわかり、保湿されてる感がわかりやすいのがありがたい。
朝のお手入れにニベアの青缶を使うとトラブル!? 頻出
しかし朝にニベアの青缶を使うとなるといろいろある。テクスチャーが固い。むらなく塗り伸ばすのがけっこう難しい。私だけかしら。もしかして。
化粧水つけて、美容液つけて乳液塗ってニベアを塗る。(時々中抜きするけど)
乳液のあとにニベアをぬると顔がぬるぬるしていて、ニベアが固まって伸びない! 顔につくより指に残る方が多いんじゃないのか! 塗っても盛大にまだらになる!
…わかっています。1品使うごとに間を置く。インターバルが必要なんです。わかってはいるのですが、こちらにも事情がありまして…。
伸びが悪いのと乾燥を防ぎたい一心、コスパバツグンの三つ巴で、1回に使う量もついつい増える。するとニベアのなじみはさらに遅れる。夜は心地よい密着感、 もっとはっきり言えば顔に触ってベタベタが10分待っても15分待っても去らない。
クリームが浮いている、ということは、続く下地とファンデが肌の上でまじりあうことになり、透明感やナチュラル感とは縁もゆかりもない汚い顔でその日1日過ごすハメになってしまう。
朝の7時にメイクを開始するのであれば。6時にニベアを塗り終わればいいのかもしれない。きつい。
ニベアは保湿クリームだから、本来べたつく。ワセリンが入っている。
肌なじみの良いクリームは、私が手を出せる範囲だと吸収されてしまうので、つけたてはよくても夕方や夜になるとどうしたって乾燥は目立つ。
ワセリンとかシアバターとかは膜張った感、圧迫感のある保湿素材はつけたての気分はあまりあがらないものの、保湿キープ力は強い。半面ベタつく。
使いすぎなければいい。適量でピタっと決められれば話は簡単なんですが、試行錯誤していかないと。
顔も気になるが実は首も顔と同じかそれ以上に気になる。顔はファンデでカバー」できるけど、マスクで隠せるけど。ニベアを使うと肌の上に残るから、服の襟汚れも前より目立つようになる。
ニベアの青缶の特性を理解した上での使い方(一部非推奨)
ドライヤーを使う
コンディションを整えてニベアをぬらないとムラになる。手が滑るばかりでさっぱり伸びない。時間をかければ、まあ伸びる。これは、ニベアが肌にのり、クリームが柔らかくなるからです。つまりニベアを温めれば「塗りにくい」問題は解決する。
ニベアを塗り終わったら洗面所に移動し、顔にドライヤーを充てる。(遠火の強火ならぬ遠距離ドライヤーの温風)素晴らしい。一発で白いニベアが透明になり、テクスチャーは柔らかい。スピーディかつ均一にニベアの青缶を使うことができる。
塗り終わってからできる限り長く時間を置く
理由はすでに書いたとおり。努力事項。
夜にニベアを塗り、朝は軽くぬるま湯洗顔のみとし、夜のニベアを落とさない
もともと私の年代だと
「朝の洗顔料での洗顔はいりません。軽くぬるま湯で汚れを落とすだけにしておきましょう。」
なんて言われている。
夜、べったりとニベアを塗っておけば、朝の保湿は完璧なのだし、時間を置けば置くほど好都合なのだから、朝のスキンケアのプロセスも省略できるので良いことづくめ。
スポンジ使いを徹底する
ニベアが肌に残りすぎると下地やファンデが肌の上で混ざってしまう。
を防ぐためには、ベースメイク時に肌に残るニベアを保湿のためのバリア分だけ残せばいい。
今はファンデと下地はエスティ・ローダーを使っている。BAさんは「お粉を使う前にスポンジを使って余計な油分を取るのがおすすめです。」とおっしゃられ、言うことを聞いて購入した。
ニベアがベタベタして困っているなら、下地を使う前にスポンジを使う。続くアイテムのつきが良くなる。それでいて肌にはニベア本来の保湿機能・バリア機能は残されていることになる。
コレやって、ニベア使いの不満はかなり解消された。一番効いた感あった。
まとめ
ニベア青缶は使用感としては強め。心強いと感じるか、重すぎると感じるかは個人差ありそう。
本来は老若男女問わず使える万能クリームなので、保湿にはオールマイティーであっても
正直言ってシミしわたるみなど、アンチエイジング効果まではカバーできない。フォローできない。
ただある程度キメは整うし、ツヤは出る。保湿が強力だから毛穴カバーできる。
シーンに合わせて、使い分けよう。