今週のお題「ゴールデンウィーク2018」
去年も行きました。リピーターです。
再訪を決めたポイントは
- 緑溢れる静寂な場所にあり(東京都八王子市・高尾山近く)
- 規模が壮大。
- 祀られている方も最強の屈指のパワースポット。
- すがすがしい。
- 決して豪壮華麗ではなく、代わりに質素にして格の高さに感銘。
- 東日本唯一の天皇陵なので私にとっては行きやすい。
など。
歴代天皇のお墓は
奈良・京都・大阪・滋賀・兵庫・香川・山口にしかないのです。
車で行きました。
高速道路・圏央道の八王子西インターで降りると、渋滞なしで現地に到着。全国区の観光名所!?でありながら、人込み・渋滞と無縁なのがすごい。
武蔵野陵(多摩御陵)の参道(正門まで)
八王子追分交差点から甲州街道までの1㎞あまり。
南浅川橋も御陵の造営であたらしく架けられた橋。
南浅川橋を渡り
両脇の高さ20メートルあまりの160本以上のケヤキ並木の中を進みます。荘厳な気持ちになってくる。
駐車場に着きました。
駐車場は無料。広い。大型バス用のレーンもある。行きは2~3台、帰りも5~6台しか車は止まっていなかった。
開門は9時から16時まで。ただし御陵に入れるのは15時半まで。
(ただし行事などによりお参りできない時もある)
駐車場の端、入り口近くにトイレあり。御陵内にトイレはないので、用事は済ませてから。
野外トイレですが、清掃が行き届き、清潔。
武蔵野陵(多摩御陵)正門
門の左端には案内図が。
陵名 多摩陵
陵形 上円下方
追号 大正天皇
御名 嘉仁
現在地から約490m
陵名 多摩東陵
陵形 上円下方
追号 貞明皇后
御名 節子
現在地から約420m
陵名 武蔵野陵
陵形 上円下方
追号 昭和天皇
御名 裕仁
現在地から約510m
陵名 武蔵野東陵
陵形 上円下方
追号 香淳皇后
御名 良子
現在地から約450m
■陵墓参拝のご案内
参拝時間:午前9時から午後4時まで
(参入は午後3時30分まで)
総門内においては、次に掲げる行為を禁止します。
- 喫煙及び飲食をすること。
- 動物を連れて参拝をすること。(身体障害者補助犬を除く)
- 参道以外の立ち入りを禁じた場所にはいること。
- 他の参拝者の迷惑になる行為をすること。
注 総門内にトイレはありませんので駐車場内のトイレをご利用下さい。
その他不明な点は、多摩陵墓前区事務所へお問い合わせください。
菊の御紋に恐れ入りながら、中に入ります。
向かって右手には
お清めの水場があって
水場の奥には池があります。
向かって左の管区事務所の建物を横目に見ながら
表参道を進んでいくと
左が表参道、大正天皇ご夫妻の墓所。右が新参道、昭和天皇ご夫妻の墓所。
つつしんで左に進んでいくと
大正天皇ご夫妻のお墓に到着。
多摩陵(大正天皇陛下(1879-1926)のお墓)
By 宮内省(Imperial Household Agency) (毎日新聞社「天皇四代の肖像」) [Public domain], via Wikimedia Commons
上円下方墳だから、正方形の台座の上に半円の球場に石が積まれている。むき出しなんですね。もちろん、大きいです。階段も高く、登らなければ近づくことはできませんが、一国民にはかなわない願い。行けるのは木の柵まで。
鳥居前の広場には清潔な白砂利が敷き詰められ、鳥居も階段も石碑もお墓もネズミ色。周りの木々はみんな大木で見上げんばかり。の緑とのコントラストのシックさよ。時が止まったかのような静寂さ。旺盛な松の繁りが御陵を覆い隠さんばかり。
お参りに来る人は1人とか2人とか。私が行ったのは朝いちばん。警備の人もいなかった。(あとでもう一度戻ったら整備の方が1人、いらっしゃいました)
車椅子でもお参りがかなうよう、御陵向かって右手にはスロープが設けられており
スロープを降り
続いては
多摩東陵(貞明皇后さま(1884-1951)の墓所)
By 宮内省(Imperial Household Agency) (毎日新聞社「天皇四代の肖像」) [Public domain], via Wikimedia Commons
階段の段数が少ない分、御陵をまじかに臨むことができます。
木陰にご夫君、大正天皇さまの御陵の気配が。
西参道に入ると
昭和天皇ご夫妻の墓所への道案内。
真っ白い玉砂利とうっそうと茂る両脇の木々を抜けていくと
昭和天皇陛下の墓所が見えてくるのです。
私が行った時には、時間が早いせいか無人でしたが、他の方のブログなど読むと、下の写真の建物の場所で御朱印をいただいている。…宮内庁のHP見ても案内が見当たらないのですが。
季節限定なのかしら。御朱印を希望される方はお出かけ前に確認をお忘れなく!
武蔵野陵(昭和天皇陛下(1901-1989)の墓所)
By 宮内省(Imperial Household Agency) (毎日新聞社「天皇四代の肖像」) [Public domain], via Wikimedia Commons
さらに階段の段数が少なく、台座の方形が低く2段、高く1段になっている。
塀の隙間から金に輝く菊の御紋。
緑に囲まれて、眠っていらっしゃるのですね。
横向きの鳥居は、かたわらに眠る香淳皇后さまの墓所のもの。
武蔵野東陵(香淳皇后(1903-2000)さまの墓所)
See page for author [Public domain], via Wikimedia Commons
3段目の石組が昭和天皇陛下より段差が低いような。
お参りさせていただき
振り返るとご夫妻のお墓が寄り添っている。
北参道を行けば入口に戻ることができます。
平成天皇陵は建設中!?
で、大正天皇陵のさらに奥、今、工事中なんですよ。
山を大規模に切り崩しており
柵の向こうには工事のあとが見て取れる。この道は高尾街道までもうつながっています。
職員以外立入禁止。グーグルマップで見てみたら参道は出来上がっており、御陵の建設かこれから。
もともと大正天皇崩御時、多摩の御料地が墓所として整えられ、将来の歴代天皇の墓所として隣接の森や林も御料地としてお買い上げになり、御料地は今や46万平米。ときおり今の天皇皇后両陛下の終活のお考えなども報道されていますし。粛々とご準備は進んでいる。
入口前の広場。(駐車場にあらず。広い!)
参拝の注意
御覧のとおり人気があまりありません。現役の皇族の墓所であり、休憩所、お休みどころ、供花、お線香を手向ける場所も記帳の場所もなし。手ぶらで行って4人の陛下に敬意を捧げ、帰ってくるだけ。
境内も参道にも、売店やお土産物屋さんは一切ありません。(境内は飲食禁止なんだから当たり前ですと言われればその通りです)敷地が広大で、御陵の前は季節によっては日差しがきついかも。雨の日・風の日にも注意。季節と天候によっては準備が必要。
私の参拝時間はトータル1時間ほどでした。
小さい子どもさんと一緒だったり、車いすの家族連れなどでしたら、もう少し、時間に余裕を見た方がよろしいかと。
武蔵陵墓地(多摩御陵)へのアクセス
公共交通
JR・京王線高尾駅から徒歩約20分
JR・京王線高尾駅から京王八王子行きバスで「御陵前」下車、徒歩約5分
車(無料駐車場あり)
圏央道八王子西インターチェンジから県道61号を八王子市内方面へ
圏央道高尾山インターチェンジから国道20号を八王子市内方面へ
多摩御陵入口交差点を入る