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【国内旅行・名所旧跡編・10カ所】私のオススメ観光スポット

コロナ渦ゆえ、しがない勤め人の私の昨今の旅行先は否応なしに国内一択。もともと旅好き。国内の著名スポットは広く浅く〇〇年をかけてあらかた制覇してきたとの自負はある。私にとっての国内観光スポットベスト10。

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第9位 港町

北から函館、横浜、神戸、長崎と続く。海に面していて開放感があり、外界との住来が活発。

住む人もいながらにして知らず知らずのうちに外部の人・モノを受け入れ慣れているので寛容にして社交的。名所旧跡もエキゾティックで目新しい。道行く美人のお嬢様方をさりげなく鑑賞しつつの洋館めぐリや中華街で点心食べてビュースポットで夜景観賞、赤レンガ倉庫はリノベされて厳選ショッピングスポット…とみどころには事欠かない。

軍港も楽しい。横須賀・舞鶴・呉・佐世保など。軍艦や記念館に海軍カレー。軍放出のブティックまわりや外国人向けの雑貨やお土産ものや日用品。リトル・アメリカの香りのする横丁などをチラ見して、度胸のない私は、ディーブな気分をちょっと感じるくらいが関の山だけど。

横須賀軍港めくりの遊覧船なんか3回乗ってしまった。

 

 

第8位 沖縄のお城

知らない大小の由緒ある町にたどり着けば名所旧跡の筆頭はまずお城・城跡。

北から南、制覇は続けていますけど、正直似ていて、素人には違いがよくわからない~。

沖縄のお城だけは違った。

冲縄自体、南国の異世界ワールドであり、城跡もまたしかり。

沖縄人は海洋・南洋の民であり、お城の石垣から望む海の色も空の色も次元が違う。はるばるたどり着いた感慨が胸をよぎる。

肝心のお城の立地にはじまり石垣の組み方もカタチも残る遺構も、本州四国九州のそれとはまるっきり発想からして違っているんですね。

首里城の豪壮華麗は言わずもがな。点在する小さなお城もぜひ観光ルートに加えることをおすすめします。

北海道の城跡がないのがつくづく惜しい。

 

 

第7位 鰊御殿

北海道の小樽市の海沿いの高台にある。

お城の次の名所旧跡といえば昔のその土地その土地のお金持ち・富裕層・有力者の豪邸。どのお宅も贅が凝らされ、栄耀栄華をしのび、お道具を見せていただけたりする。

 

鰊御殿の何が他の豪邸と違うかといいますと、木の質感!

なにしろ建築当時(明治時代)の漁師のお頭の建てた豪邸、建築資材は糸目をつけず最高のものを北海道なり本州からお取り寄せしている。

豪農地帯で見てきた豪邸の、濡れたように光る濃茶色の梁や柱、触っちゃいけないのだが触れただけでしっとり吸い付くかのようなテリと輝き。

とは真逆の木のカサカサに乾ききった外観。

北の海の厳しさ、北の大地の厳しさを乗り越えた開拓民の方々のご苦労がしのばれ、一斉射撃を受けたかのように胸に突き刺ささった未曾有のスポットでした。

 

 

第6位 適塾

大阪市内にある。幕末の蘭法医、緒方洪庵が開塾した江戸時代の町屋・学び舎。全国から俊才が適塾を目指した。福沢諭吉も学んでいる。

私にとっての大河ドラマの不動のベスト1は1 9 7 7年の「花神」でして、同じく適塾出身の大村益次郎(幕末の軍法家)の生涯を描いている。原作(司馬遼太郎) も感動しながら読んで、大人になり、若き日の大村益次郎が俊才の名をほしいままにした憧れの場所をついに訪れた時の感激は、筆舌に尽くしがたい!? ものがありましたよ~。

すし詰めの塾生が寝る間も惜しんで知識の源泉、蘭学を学んだ部屋。たった1冊の辞書を塾生全員が使った「ズーフ部屋」。

若者の情熱と息吹がいまなお感じられる臨場感があった。

知らない人が見れば、なんてことないのかも。

見に行く人の思い入れの熱量と予備知識が旅の生死と感動の振り幅を決めるのです。

を骨身に刻んだ、わたし的には不世出のスポット。

 

 

第5位 花の巌神社

三重県の熊野古道と伊勢神宮の間にある。大きな大きな大きな巨石(高さ45m、幅80m、全景の写真なんて撮れないレベル)がご神体で、古事記に記された神様が祀られています。

日本全国無数にある神社仏閣との違いとしては。

明るいのどかな南紀の海沿いにあり、お参りの間中、波の音がする。

岩が大きすぎるがゆえか鳥居も神社も直結の駐車場も駐車場脇のおみやげもの屋さんもことさらにこじんまりと映り、厳粛な・ピリっと緊張する・思わず襟を正さずにいられない空気が希薄で、かわりに華やいだ柔らかなオーラにあふれていた。こんな神社、はじめて!

観光エリア・スポットとしては小さく、所要時間もたいしてかからない場所なんですけどね。

 

 

第4位 陶磁器・浮世絵など

日本の誇る美術・芸術・手工芸である。さらに歴史に残る美を創り上げた人々は名もなき職人であり、庶民のなぐさみものを量産する町絵師に過ぎなかったのもまたすごい。

陶磁器なら有田・伊万里・鍋島の古陶磁や金沢の九谷焼など。塗り物・染物・指物・細工物…終わらなくてすみません…。

量産されていたので各地、ことに産出地 (陶磁器:九州、浮世絵:東京など)、有力コレクターの収集品、大名や豪商の所蔵品を展示する美術館は見ごたえがある。

中小規模の展示は日本全国津々浦々、行った先のついでに見られて気軽だし、地方色豊か。大混雑や長蛇の列ともおおむね無縁なのもうれしい。

 

 

第3位 東大寺

普通に、平凡に、ベタかもしれませんけど、奈良の大仏さま。

万葉の昔に作られた巨大な大仏さまと、大仏さまをお守りする巨大な伽藍は正統派剛速球ストレート。万人に推せる。世界中の人に推す。「日本の観光地は小さくて、すぐ終わっちゃう」なんて言わせませんから!

南大門に控える鎌倉時代の天才仏師、運慶と快慶作の2体のこれまた巨大な仁王像にもご対面できちゃう。裂帛の気合に突風はわきおこり、羽衣すら舞い上がる。筋骨隆々。

奈良の都は大仏さまが座っているだけで人がやってくる。とは地元の人のお話。

たとえ国が傾こうとも。欲しい未来があった。かなえてほしい願いがあった。

心は形となり、1,000年以上、人々は静かに目を閉じ瞑想される大仏さまの元に引きよせられ集うのです。

 

 

第2位 法隆寺

同じく正統派。力があり、スケールが大きく、魂を洗われるとの言葉にふさわしい場所。

みどころ・おすすめなどとの俗っぽい言葉は似合わない。国宝・国宝・また国宝。

伽藍にお堂に五重の塔に、ははーっと恐れ入って見たあとに現れるのが宇宙から舞い降りたかのようにたたずむ百済観音像。玉砂利を踏みしめ、夢殿のまわりを一周して。

高校の修学旅行で初めて行った。子どもの修学旅行は奈良京都じゃなかった。
立ち上がり!? 「日本人なんだから! 」と連れて行った。

星の数ほどお寺も神社も行ったけど、一つ選んで見せるなら。法隆寺以外は浮かんでこなかった。

個人的には京都より奈良が好き。京都よりおおらかで、人も少ないので追い立てられるようなトコがないので。

 

 

第1位 神魂神社

島根県松江市にある。出雲大社めぐりのついでに寄ってみた。由緒正しさは出雲大社に勝るとも劣らないものの、人は少ない。

本殿は日本最古の大社造で、国宝。出雲大社も伊勢神宮も定期的に建て替え(遷宮)があるのですが、神魂神社は建て替えない。16世紀の建造。ありえない、今にも崩れ落ちそうな風情です(失礼)。そこがいい。素晴らしい。そんじょそこらの神社と、さらには伊勢出雲クラスとも別格の風格がありました。イザナギノミコトとイザナミノミコトが祀られている。

私は霊感などまるでない人間なのですが、緑深き参道を抜け神魂神社の前に立ち、ぞくぞくっときた。後にも先にも唯一の体験だった。ので、私にとってのベスト1。

後日生涯をかけ尊敬し愛読してきた昭和の大作家、丸谷才一先生が大絶贊されているエッセイを読み、我が意を得たり。うれしかったなあ。

 

 

番外編:迎賓館

日本にある、今使われている現役のお城ですから。常に一般公開されているわけではないし、細かく注意事項は漏れなくついてくるものの、行かなきゃ損! 損!

テレビのニュースで流れる宮中晩餐会の会場はココ。世界のセレブをお迎えしたレッドカーベットの玄関はココ!

ヨーロッパ風の宮殿ですが、装飾には和の意匠が凝らされている。国の威信がかかっているのですから、 当然全てが超一流。 やんごとなき方々が国賓をお迎えする時には一流ホテルの選り抜きのホテルマンが晴れの日のサービスをつとめるのだとか。

受付のアルバイトの方々全員、とにかくかんじが良かったのも忘れられない。若く清潔な身なり、聡明でキビキビした立ち居振る舞い…。

 

 

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