ひとみにカルチャーショックを。

旅行・グルメ・美容をメインに綴る女性向けの趣味ブログ

スペイン名物!? 【すり】と注意事項と実際に盗まれてしまった実録を赤裸々に。

9泊11日のスペイン旅行ではマドリード、アンダルシア(コルドバ・セビリア・グラナダ・マラガ)、バルセロナと現地の日本語ツアーに参加しました。

3回が3回とも、全員別のガイドさまからしつこくねちっこく繰り返し耳タコで聞かされたのは

「すりに気をつけてください。」

さらに現場に出くわし、有事対応にも立ち会えた。シェアします。

 

 

ガイドさまから聞かされたすりにあわないための注意事項

  • バッグは必ず前に持つ。リュックはこの場合ダメ。
  • 現金やクレジットカードは分けて持つ。
  • ジーパンの後ろポケットに財布やスマホを入れるのもダメ。(外から見て一目瞭然)
  • バッグのファスナーは必ず閉じる。
  • バッグには手を添える。脇に抱える。
  • 団体はできるだけ団子状に固まって歩く。
  • 布製のバッグなんかも危ない。すりはカミソリで切ってしまう。
  • 警官だ(それっぽい身なりで高圧的)、財布やパスポートを見せろと言われ、言いなりになってすられる事例がある。警官は観光客など相手にしない。ニセ警官に騙されないように。
  • 観光施設の外にもすりはいる。入場料を払って観光施設の中に入れば、外よりは危険は減るが、皆無ではない。

 

すべての観光地(マドリード・コルドバ・セビリア・グラナダ・バルセロナ)、行く先行く先、必ずスペイン人のガイドさんが現れる。

(雇用対策のため、有料入場の際は必ずスペイン人ガイドを置くことが義務付けられている、とはガイドさまのお話。)

「今日はすりの5人組がいるとの情報が入っています。お気をつけください。」

とホットすぎる!? 注意事項が伝達されるのです。

 

貸切バスの中では

「中国人か韓国人は、Gucciの店の前で6,000ユーロのキャッシュをすられています。」

との情報提供にも不安は掻き立てられ、

 

サグラダ・ファミリアなんて、行く前に

「サグラダ・ファミリアにはすりがいます! サグラダ・ファミリアを見終わったら、一刻も早く サグラダ・ファミリアから離れてください! 」

とのガイドさんの絶叫!? に思わずのんきなジャパニーズツーリストの私は、身が引き締まる思い。

 

母国日本の地元では、常にバッグのファスナーはフルオープン(注:車通勤なもので)、リスク管理意識ゼロの私も、外国では、四半世紀前に買ったヴィトンのソーミュール(フタがベルト式で見た目よりものすごく物が入り、丈夫・頑丈・屈強そのものの実用的なお品)に持ち替え、

生まれ変わったかのようにその都度その都度ベルトを必ずきっちり閉じる。

パスポートとクレジットカードと現金の一部はシークレットポーチに入れ、絶対に肌身から離さない。

 

人が寄ってくれば警戒し(30年前ならともかく、なぜ私に声をかけてくるんだ)

「この人すりじゃないのかしら」

とあからさまに目をそらし、バッグの前を押さえる。

ホテルの人と売店の人以外、現地・スペインの方との交流はなく、一抹の寂しい思いはあるものの、どうせスペイン語、話せませんし。

安全第一で、無事に帰国できました。

 

 

すりの現場を目の当たりにしてしまった

しかし、ついに現場に居合わせてしまいましたよ。

災難はアンダルシアツアーの最中に起こったのです。

世紀の大聖堂の見学を午前中に終え、貸切バスに乗り込み、疲れたなあ、次の場所に着くまでお昼寝できる、の雰囲気が漂う車中。

バスの通路隔てて1人、おひとりさまの男性(50代)の方の様子がおかしい…。

最前列のガイドさまに

「財布、すられました。」

な、な、な、何~!

 

 

財布をすられた時の状況

  • 大聖堂に入る時には財布があったことを確認している。
  • 大聖堂にいる間、すりらしき人がまわりには誰もいなかった。

…なのに、現にショルダーバッグのファスナーは開いているし、お財布がない。

まったく、全然、まるっきり気が付かなかったそうです。

ガイドさまは「プロだなあ~。」と敵ながらあっぱれとため息交じりに感嘆の声。

あとでよくよくお話を伺ってみたら、怪しいとしたら、大聖堂の天井の説明を受け、天井を見上げた時なんかがスキがあったのかもしれない、とおっしゃっていました。それでも、人が近づいた、人が自分のカバンに触った感触はゼロだったそうです。

それと、男性おひとりさま、総勢14人+1人(ガイドさま)の団体で、いつも14~15番目に歩いている。ポツンと一人、離れたところにいる。のあたりでも目を付けられやすかったのかも。

ちなみに私は常にコバンザメみたいにガイドさまの真後ろ、No.1の位置をキープ。

地獄で仏、不幸中の幸い、パスポートは無事でした。よかった。

 

 

財布をすられたと気づき、取った行動

使っているクレジットカードを全て思い出す。

ガイドさまが旅行代理店のマドリードのオフィスに電話。窓口の電話番号を問い合わせ。折り返し電話が入る。

クレジットカード会社に全部電話して、事情を説明し、クレジット機能を止めてもらう。

電話して繋がらなかったりする時はもう一度、代理店に問い合わせ、を繰り返し、

2・3枚あったクレジットカードは、すり被害発覚後、1~2時間で機能ストップ完了です。

警察に届を出す

被害にあった場所からはバスで遠く離れた場所でもかまわないらしい。

日中のツアーが終了し、

ツアー客が全員ホテルの部屋に落ち着いたところで、ガイドさまは被害者男性と一緒にお財布盗難届を出しに行った。お財布の中身はカード類のほかは日本円が主で、5~6万円くらい。出てくる期待はしていないか、事実の公的な証拠は取っておかねばなりません。

金策

手持ちのお金は150ユーロあまり。旅行はまだ続くし、バルセロナ観光が控えている。

ここで、キャッシング機能付きのクレジットカードでも持っていれば、一発なのですが、ない。

一方、ホテル代もツアー料も帰りの航空券も前払で支払済みなのだから、これから使うお金は、現地調達の軽食・飲み物、お土産程度で、無茶振りの大金にはならない。

途方にくれた被害者男性に、ガイドさまが

「私がお貸ししましょう」と神の一声。

「ど、どのようにお返しすれば」と被害者男性の声は、感謝と興奮で上ずっている。

「私、〇月に日本に日本に里帰りします。その時にでも。メールアドレスをお教えしますので、後ほど連絡を取り合いましょう。」

くどいですが、神対応~。

旅行、続けられますね!

 

 

すりにあわれた被害者男性談話

とにかくパスポートが無事でよかった。

海外旅行は何度もしているけれど、自分が被害にあったのは初めてだ。

お金は仕方がない。

カード関係は、手続きがあるし、

銀行のキャッシュ機能付きのクレジットカードだったので、口座からお金も引き出せない。

帰国したら手続きが大変だ。

とぼやきながらも、安堵されたご様子でした。

 

今頃はもう、ガイドさまと日本で、再会されたのでしょうね。

 

 

教訓

旅慣れた人でもすり被害にあう。

すりのプロはすられたことを悟らせない。

観光施設の有料エリアの中でもすりにあうこともある。

バッグのファスナーを閉めておいてもすられてしまうこともある。

手持ちのクレジットカードの緊急連絡先は控えておくべき。

 

 

団子になって団体行動していれば、あるいはすり被害にあわなかったのかもしれない。

基本、ショルダーバッグを自分の目で確認できる位置で口を閉じて持てば、

人が自分でできる範囲では盗難対策になっているはずなのに。

すりにあってしまう。

ふとした拍子に出たスキを、冷静な目で観察している人がいる。

 

外国じゃ、ホテルにも貴重品置きっぱなしにするなっていうし、

四方八方・四六時中・一部始終、警戒態勢でいなければならない。

 

…危ない目にはあいたくありませんが、

せっかく外国に行くのだから、現地の人とのふれあいなんかも、

してみたい気はあるのです。

あぶない人・あぶなくない人を確実に見分けることができるなら。

そして自分がまっとうな人間としてきちんとふるまえているなら。

旅に出るたびに、トライしてみたいことが増えていくのです。

 

 

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