新千歳空港から直通バスで2時間余り。ニセコアンヌプリ国際スキー場ゲレンデ直結のホテルに1泊。宿泊レビューです。
概要
住所
〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ480−1
電話番号
0136-58-3311
公式WEBサイト
アクセス
新千歳空港と札幌市内からバスで2時間くらい。
JR函館本線ニセコ駅からバスまたは送迎車で10分。
泊まった感想
スキー場のふもとにポツンとあるホテル。(注:近くにコンビニなし。店内に売店あり)ホテルそのものも大きすぎず、程よくコンパクト。
パブリックスペース(フロント・ロビー)は北海道らしい、空間の広がりがあって温かみのある内装・調度。寒さ対策ゆえの重装備が、内地から来た人間にとってはたまらん。北のリゾート気分が盛り上がります。
館内の雰囲気もひそやか・静けさがあって、はるばるやってきた身にはありがたい。
温泉はもちろん北海道仕様でダイナミック!
お食事もコスパを思えば十分に満足できる内容。
ロマンチック雪景色のなか隠れ家リゾート気分満喫できてとても良かった。あるいは、コロナ下ゆえの贅沢だったのかもしれない。
外観・入口・フロント・ロビー
たどがれ時に撮った写真。次の日も雪模様ので、カラっと明るい写真は撮れなかった。
ホテルまわりはしんしんと雪が降り
北海道の奥に分け入った実感がわいてきます。
玄関前。
一歩入ると別世界。…2月なんですけど。クリスマスツリーなのね。
大きなポニーのぬいぐるみが2つ。良い子はお馬さんに乗ってはいけません。
(と日本語と英語で断り書きがある)
フロント。バスから降りたのは私たちだけで、すぐにチェックインできました。
フロント奥のティールームは閉鎖中。スキー場が真正面に見えるロケーション。
の隣の奥のお部屋がとても素敵で
翌日、スキー終わって札幌行きのバスが出るまでゆっくり、貸し切りで使わせていただけちゃった!
日本離れしているなあ。気分はすっかり、北欧!
オフィス向けのスペースもありましたよ。
(ただしパソコンは使用不可)
(Wi-Fiは夕方は多少遅くなったのみ。ほぼ全館ストレスフリーで使用できた)
玄関脇のソファセット。
2階の吹き抜け階段から。
同じく、玄関側。
シャンデリアの奥がエレベーターで、奥は客室です。
お部屋とアメニティ
スタンダードツインのお部屋。
ベッド脇
雪が多すぎるのと低層階(もともとホテルは3階建て)もあって、窓から見えるのはほぼ雪山だったりする。
ベッド前の机。テレビもあります。
テレビ下の引き出しにはパジャマ(ただしロングワンピースタイプ。ズボンなし。)
大浴場往復ならパジャマ着用可。
一番下の引き出しにはランドリー袋。
電気ポットと
引き出しにティーセット(コーヒー・緑茶・ほうじ茶・マグカップ・ガラスコップ)。
この下に冷蔵庫。中身は空。
クローゼット。
洗面所は
バスタブ。
コスメセットなし。手洗いと洗顔兼用のフォームのみ。
(クレンジング・化粧水・乳液は大浴場女湯にあり)
アメニティは基本的なものはひととおり揃ってました。
北海道の山の中だというのに
布団1枚で寒くないのだろうか、と不安だったんですが、大丈夫でした。
大浴場
スキー場のできる前から、ニセコは温泉が豊富な土地柄。北海道の名湯へいざ行かん!
22時頃に行ってみたら、中は無人! 誰もいない! 焦ってスマホを取りに戻って撮った写真です。
脱衣所。部屋にもタオルはあるけれど、バスタオルとフェイスタオルは大浴場にも備え付け。手ぶらで温泉に行けます。
洗面台。
メイク落とし・洗顔料・化粧水・乳液。アメニティはポーラ。
部屋にあったのと同じ、泡で出てくるフォームもありました。
浴槽。熱くもなくぬるくもなく。いいお湯です。
シャワースペース。
サウナ室完備。ただしコロナゆえ、閉鎖中。戸は開いていたので
中には入れました。
ロウリュもできますね。ここ。
水風呂もしっかり完備。
露天風呂も圧巻でして、大浴場との温度差はものすごく、さすがは北海道、と感動する余裕もなく転ばないよう気を付けながら、激寒のなか進む。
じゃーん!
お風呂側から撮った写真。雪見風呂~!
サウナのあとの水風呂がわりの雪ダイブもできそう!
お湯加減はさすがに熱め。全身つかっているとのぼせてくる。半身浴では冷えてしまう。しばらくすると貸し切りのお風呂にもさすがに人はやってきた。御一緒させていただいた方は、雪だるまを作っていたな。
朝風呂にも行った。
またもや誰もいない…。
こんなんでいいのかしらと思いつつ、もう1回、写真、撮らせていただきましたとも!
食事(レストラン)
ホテル内にレストランもいくつかあるけれど、何度も同じフレーズになってしまうけど、コロナ下、食事・軽食・コーヒー1杯にいたるまで、オーダーできるのは2階のレストラン1カ所のみ。
(飲み物の自販機とホテル内ショップは使える)
会場は「フュージョンレストラン エクラ」
夜のレストランまでの通路は幻想的にライトアップ。
レストラン内。
基本、モダンなんだけど。やっぱり、北海道らしく、温かみがある。
夕食
お食事は、種類は多い。ただ、温かい料理はみんなフタつきで出ていて、いちいちオープンして写真を撮るのはさすがにはばかられた。
メニューのカードにあったフタ付きのお料理は
- 水餃子とたまごの中華スープ
- シーフードマカロニグラタン
- 白身魚のアクアパッツァ
- ロールキャベツとソーセージのコンソメ煮
- ブリと大根の生姜煮
- 黒酢酢豚
- 炒め焼きそば
- 本日の炒飯
- 麻婆豆腐
- 自家製ビーフシチュー
- 温野菜
- ぜんざい
初々しい面差しのシェフが焼いてくださるのは
牛肉の黒胡椒焼き。
ラーメンも
天ぷらそばも
海鮮丼もセルフで作れる。
サラダコーナー。
ドリンクバー。ノンカフェインのハーブティーの種類が豊富なのがうれしい。
お子さま向けメニュー。ソーセージやエビフライ。
北海道名産チーズ盛合わせ。
スイーツやフルーツ。
「生クリーム」があった。ご当地食材。
連泊しても目先を変えて楽しめそう。
レストランの雰囲気もかしこまりすぎずくだけすぎずで好印象。
おいしくいただけました!
(ナイターのためライトアップされたゲレンデ)
昼食
チェックインの時に夕食券と朝食券が渡され
「朝食券はランチタイムでもお使いになれます。ただしブッフェではなく一品料理。メニューの中からお選びいただけます。朝食から昼食へ変更される場合も、特に連絡は必要ありません。券をお出しください。」とのこと。
夕食をあれもこれもと欲張って取りすぎ、正直朝食の時間になっても全然お腹がすかないので、昼食券に用途変更。
12時半くらいに行ったら、200席近いレストランだというのに、お客さんは10人くらいしかいない。
「券はお一人2,000円までのお食事にお使いいただけます。超えた場合は差額をお支払いください。」
範囲内ピッタリに納めなけば、と選んだ
豚丼。(北海道のご当地ブランド豚使用)
コーヒーつきでちょうど予算内。
豚丼の味付けが濃い! けれど午前中はスキーで体使ったし、食べているうちに気にならなくなってきた。おいしく完食。
ホテル内ショップ
申し訳ないのですが「売店」レベルです。それでも最低限のお土産、スキー用ウェアや小物、自分の部屋に持ち帰れる食べ物飲み物はひととおり揃っている。
コロナ下ゆえか、開店時間は14時から22時。会計はフロントで。
地元の作家さんたちの小物のコーナーもありました。
スキーレンタル・ロッカー
(夕方に写真を撮ったので動いているリフト・ゴンドラは少ない)
(ホテルは向かって左の端にある)
チェックイン日に翌日の予約をしておけば、翌日待ちなしですぐにスキー場に直行できます。料金はあと払い。
去年、ルスツに行ったのですが、レンタルの申込は全てスマホを操作して各人ごとにカウンターに飛ばさなければならず、正直大変だった。ココは全部手動なので、楽でした。
宿泊客向けに部屋番号ごとにロッカーがある。
日帰り客はクロークに荷物を預ける。クロークでは荷物発送も可(私たちはスキーのあとウェア一式を売店で買った段ボール箱に押し込み、ついでに「白い恋人」と「じゃがポックル」を同梱して発送。)宅配料金は現金払いのみ。
チェックアウトのあとでスキーを借りに行きました。ダメモトで聞いてみたら、宿泊客用のロッカー、使わせていただけました。
トイレも
きれいでした。
行きは新千歳空港から、帰りは札幌まで長距離バスを利用。札幌行きのバスの休憩はトイレにしか行けないけど、行きは
「きのこ王国」という巨大な施設で途中休憩。
深ぁ~い雪と凍みとおる寒さに、「来たんだ、北海道」を改めて実感。
お店の中は
広い広い! 帰りだったら、空港で買うより、絶対お得!
なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末