帝国ホテル本館１７階のレストラン、「インペリアルバイキング サール」では、通年、ランチとディナーのブッフェがいただけます。
土曜日の夜にディナーブッフェに行ってきました。
帝国ホテルバイキングのアクセスと概要
２００席
料金
モーニング（７：００～９：３０）
４，３２０円
ディナー（１７：３０～２１：３０）
土日祝日 大人１人９，０００円
平日 ９月まで８，２００円、１０月から８，４００円
ランチ（１１：３０～１４：３０）
土日祝日 ９月まで６，５００円、１０月から６，６００円
平日は ９月まで５，８００円、１０月から５，９００円
すべて税別、サービス料別です。
帝国ホテルバイキングの服装・ドレスコード
予約のときに服装の注意とかは特になし。
男子大学生の３～４人組で来ている人もいて、Ｔシャツ・ポロシャツにズボンのカジュアルスタイルだった。入れてもらえるらしい。
でも、バリっとした身なりの熟年紳士も、黒のワンピースをクラシカルに着こなしたものすごい美人もレストランにおこしでした。
どうせなら、せっかくの帝国ホテルでのお食事なのですから
- 男性のサンダルばきや半ズボン
- 女性のあまりにも露出度の高い服
などは浮いてしまいそうな雰囲気だったし、くだけすぎない服装で行けば、気後れすることもない。
実際、会場で大声をあげたり、賑やかな騒ぎ声などはなかったし、見えざる老舗ホテルの格式の中に置かれれば、自然とその場の雰囲気に合ったふるまいをせざるを得ない。
帝国ホテルバイキングの開始時間
開始時刻は１７：３０となっているはずなのですが
予約時に「１９：３０開始です」とのお告げがありました。（夏だからなのだろうか）
開始時間少し前にレストラン前のロビーでスタンバイし待ち、用意が出来ると係の方が「どうぞご入場ください」との声かけがある。
帝国ホテルバイキングのレストランの雰囲気
日本のバイキング料理の歴史の始まりは帝国ホテルにある。１９５８年にブッフェスタイルのレストランをオープンさせ、２００４年にリニューアルしている。
つまり、帝国ホテルの同じ場所で、６０年以上、ブッフェスタイルの料理を提供している。
リニューアルは、主にレストラン中央にオープンキッチンを作った。つまり内装調度は６０年前と大きく変わっていない。
つまりホテルの天井はあまり高くなく、インテリアもダークカラーでまとまっており、客層も落ち着いたかんじの方が多く、テーブルもイスもお皿もカトラリーもよく言えばトラディショナル、悪く言えばみんな古くてもったいぶっている。
かしこまってお食事をいただかなければ。もちろん、楽しく、お行儀良くさせていただきます！
帝国ホテルバイキングの当日の全メニュー
プチパン、バターロール、パンドノア、フレンチブレッド、ベルリーナラントブロート。
ハッシュドビーフ
インペリアルバイキング サールお薦め料理
野菜たっぷりの伝統のビーフカレー
トッピングは
福神漬、バナナピューレ、オニオンキャラウェイシード、ココナッツ、フライドオニオン、辛口ソース。
温野菜、エビフライ、フィレビーフフライ。
インペリアルバイキング サールお薦め料理
ローストビーフ 西洋わさび添え
ポークのトマト煮込み夏野菜添え、マカロニグラタン。
シーフードのパエリア、
石巻産鱈の白ワイン蒸し海老そぼろ 野菜のあんかけソース。
ハムとソーセージのパスタ、ハタのオーブン焼きマスタードクリームソース。
こちらのメニューは１９６４年東京オリンピック当時のメニューです。
インペリアルバイキング サールお薦め料理
ローストポーク アップルソース添え
小エビとニョッキのココナッツカレーソース、エスカルゴの香草クリームソース。
チキンとマッシュルームのフリッセはお薦め料理で、１９６４年東京オリンピック当時のメニューです。
インペリアルバイキング サールお薦め料理
パルマ産プロシュート
フレンチドレッシング（マヨネーズ入り）、和風ポン酢ドレッシング、ガーリックスライス。
サラダ用の野菜。
インペリアルバイキング サールお薦め料理
シーザーサラダ
ベーコン・クルトンをお好みで合わせてお召し上がりください。
チーズバー。
付け合わせのパンやドライフルーツ・ドライナッツも一緒に。
アイスクリームは
グレープフルーツ、イチゴ、ブラッドオレンジ、マンゴー、抹茶、ピスタチオ、ラムレーズン、チョコレート、キャラメル、バニラ。
アイスのトッピング用の
アーモンドクラックラン、ロイヤルティーヌ、ベリーソース。
ココナッツクリームマンゴーソース、モンブラン、ピーチゼリー、プリン、カラメルソース、ワッフル。
アップルパイとクッキー。
ティラミス、マンゴームース、ネーブルロール、苺のショートケーキ、チーズケーキ
フルーツタルト、バナナタルト、クラシックショコラ。
ライチ、パイナップル、スイカ、オレンジ、キウイ、ルビーグレープフルーツ。
帝国ホテル バイキングの料理のお味
おいしかったです。さすがです。
昨年の年末は、はとバスツアーで舞浜のシェラトンでディナーブッフェ食べたんですよ。
値段も帝国ホテルとあまり変わらず、シェラトンは体育館なみの広大な空間でいただくお食事に大層満足でした。
息子に「シェラトンと帝国ホテル、次に行くなら、どっちがいい？ 」とお伺いをたてたところ、
答えは「帝国ホテル」。
帝国ホテルのブッフェは、基本、洋食。
和食の、たとえばお刺身とかはないし、中華もない。
料理の種類も、レストランの収容人数からいっても、あまり多くない。
その分、えり抜きのお料理ばかり。
例えば、ホットメニューに
- エスカルゴ、（緑色）
- フリカッセ（白）
- ホワイトソース
と３品ラインナップがありましたが、ソースの味が全部違い、全部絶品である。
お中元やお歳暮でもらったことのあるカレーなども食べられて、
炊きたてのご飯とともに缶詰やレトルトじゃない帝国ホテル謹製のカレーは絶品だと息子が言っている。
同じくお使い物やお土産で食べたことのある焼き菓子、クッキーなども目の前にあって、脱湿材と一緒にパッキングされてない作りたての焼き菓子も皆絶品であり、
お持ち帰りできるパンも、焼きたてがそのまま提供されるタイミングの利。
厳選された料理の味がすべて
「食べたことある」感、「この味付け美味しい」の経験したことのある味付け
を超えていて複雑かつ美味なんですよ。
息子が軍配を帝国ホテルにあげたのは
- 格式と雰囲気とネームバリュー
- 種類の少なさを補って余りある料理の素材と味のユニークさ
だったのでしょう。
「この道の先に皇居」「ここが国際フォーラム」「ここが帝国劇場」
などと、名前だけは聞いたことがあるけど、未知のエリアを通りすぎ、気分を盛り上げ、連れて行った甲斐があったというもの。
帝国ホテルを楽しもう
お食事だけして帰るんじゃなくて
ホテルの敷地に入ってからレストランに行くまで。お食事を終えて外に出るまで。
高級老舗ホテルに慣れている人ならすいすい迷わず行けてしまうのでしょうが、
帝国ホテルは広いのです。
本館とタワー館があり、入り口を間違えでもしたら時間がかかる。
レストランだけでも和洋中で１３店もある。インペリアルバイキング サールはそのうちの１店舗にすぎない。
レストランの外観めぐりだけでもホテルの建物の中で１日遊べる、１日歩ける。
ホテル内のショッピングアーケードには一流ブランドのお店がずらっと並んでいるし、
手頃な値段なら、「レストランガルガンチュワ」でパンやスイーツ、和・洋・中のお総菜や、季節のケーキやチョコレートや、「帝国ホテル」のロゴ入りオリジナルグッズくらいなら、買って帰れる。
ホテル内にいらっしゃる日本の上流階級の方々（慣れない身にはこう見えるのです）の優雅な立ち居振る舞いを見せていただき、ホテルマンはお客を分けへだてなどしないから、もの珍しさできょろきょろしていてもイヤな顔一つせず、笑顔で接客していただける。
時間ぎりぎりに行くのは正直もったいない。 ショーウィンドウやホテル内のショップ、通路にロビー、床に壁に天井に目をむけ続け、一般市民が日本の最高峰、
日本の威信をかけて作られて守られてきた高級老舗ホテルのラグジュアリーな空間に身を置くだけでも、心躍る時間ですね。
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インペリアルバイキング サール／帝国ホテル 東京
